森の中

龍人の国から少し離れた所にある森の中。時折人とも獣とも分からない生き物が見られるとか……

……ふむ、移動に失敗でしょうか？
ここはここで鍛錬に良さそうですが

【真紅の目と髪の少女が、手の中の宝石を弄りつつ森に出現】

>>2

ん……誰だ……？　ここまで人が来るのは……久々だ……

【右の側頭部から角を生やした少年が、洞穴の中から出てくる】

>>3
む？
住人がいましたか…
旅をしていたのですが、どうやら意図せずここにたどり着いてしまったようで。不快でしたらすぐ去ります

【少年の生やしている角に驚く素振りもなく、頭を下げて謝罪する】

>>4

いや……問題ない……人が来るのは、本当に久々だった、から……

どんな目的があって、旅を？

【一瞬手に持っていた宝石に目をやりながら、問いかける】

>>5
あぁ、そうでしたか。それでは驚かせてしまいましたね
おっと、名乗りが遅れました。私はルベウスと申します

目的ですか……そうですね。敢えていうなら、見聞を広めるためであり、己を鍛える為でしょうか？
？これが気になりますか？
【自己紹介しつつ、目的を告げながら少年が手にしている宝石に目を向けたのに気づく】

>>6

うん……ここまで、来るのは狩人くらい……

ルベウスさん……ですか。僕は、ウルト……

なるほど……鍛錬を……
はい……元は、鉱石を掘って、成り上がった一族でしたから……

>>7
なるほど…人里離れてるという事ですか

ウルト殿、ですね。よろしくお願いします

とはいえ、実質武者修行のようなものですが…
ほほぉ、鉱石をですか

>>8

うん……龍人の国が、少し遠くにある位。

はい……よろしく、お願いします。

旅なら、そんな感じになりますよね。
はい……ただ、大分前に滅びました……

>>9
？龍でなく、龍人ですか？

一人旅なので尚更ですね
……おおぅ、それは申し訳ない…

>>10

はい……龍が、人の姿に近付いたものとされてます。

ですよね……修行なら、龍人の国まで案内しますが、どうでしょう。
いえ、問題ありません……いつのことだったか、あやふやな程昔なので。

>>11
ほほぉ…ドラゴンは見たことありますが、人に近づいたとはまた珍しい

おぉ、良いのです？
………貴方はそんな長い時を、独りでここで…？

>>12

よく分からない進化を遂げた、らしいです。

えぇ、やることも……ないですし……

そのようです……どうしても、他人事のような感覚が拭えませんが……それが、罰の一部なんでしょうね。

>>13
よく分からないとは…色んな世界を渡りましたが、確かに珍しい条例ですね

私は有り難いですよ。ありがとうございます、ウルト殿

罰……とは随分物騒な響きですね…
お節介かもですが、何やら事情でも…？

>>14

本人達ですら、分からないとの事なので……

いえ……久々に人と話せて、良かったですから。

えぇ……一族の一人が、呪いのかかった代物を掘り当ててしまって……お陰でこの有様です。

【腕を黒い鉱石に変化させる】

>>15
進化とは本人たちが意図しない場合が殆どですものね…仕方ないかと

そうですか…ウルト殿は龍人の国に行かないので？

なんと………肉体が鉱石化してるのですか…

【腕が鉱石化したのを見て、意外そうに目を丸くする】

>>16

ですよね……

うーん……賑やかなのは、合わないので……

鉱石を掘り当て、舞い上がっていたからか、呪われたものがあったからかは分かりませんが……このせいで、長い間を生きることになってしまいました。

【腕を元に戻しながら、そう言う】

>>17
まぁ、分岐するのは良くありますし

あ、なるほど？

鉱石化による長寿…いや、不老と言うべきですか
しかし、ある意味私と近しいとも言えますね

>>18

系統別ですよね……

静かにしていたいんです……

……あなたも、ですか……？

>>19
或いはイフの可能性でしょうか…

人それぞれですからね…

えぇ、微妙に違うかもですが、私は宝石人間なんですよ
【そう言いながら、少女の細い腕を見せると、色白な肌が透き通った美しいルビーへ変貌する】

>>20

ありえますね……

……誰かといたいけど、静かにもしたい……

宝石……ルビーですか……綺麗な赤色ですね……

>>21
個人的な見解ですが、そう考えるとこう言った事象も興味深いものです

…一人と独りは違うものですもの
…あ、良ければ一緒に来ます？←

ありがとうございます
元はとある方に生み出されましたが、今はこうして旅をしてるんです

>>22

そう考えると、面白いですね……

え……いい、んですか？

そうだったんですか……