＜高らかな宝達＞

　
すでに噂で耳にした国民もおられるだろうが、まずは、その噂が真実であるということは予め書き記しておきたいと思う。

そう、皆が噂で聞き付けたよう、俺は二代目ピーシーとなるウインドウズ１０をゲットした。まだまだ試運転程度の文字しか打っていないながらに、なかなか、俺の文字にフィットして来やがる。気に入ったぜ。新・相棒……。前のものがウインドウズ７だったので、８、９と年功序列に順序立てながら、ウインドウズライブラリーを展開させていこうかとも勿論考えたが、見ての通り、王国もオープン記念から半年が経ち、俺の文字もアップデートの次ぐアップデートを繰り返しながら、今や神の領域さえも凌駕しきった状態となってしまっている。となれば、コンピューターの方も、そのくらいアップデートさせておく必要があるだろうとは、うっすらながらに思っていたところはあった。そして、そんな時期に、パソコンが壊れ、次なる相棒を見つけるべく、マブダチでもあるネット宅配、アマゾン君で見付けた１万３５００円(送料３５０円)のノートパソコンウインドウズ１０の購入へと踏み出し、新たなる時代のイシズエとなった。そして、今現在、そのウインドウズ１０によって、世界へ向けて、この文字は同時進行で打ち出されている最中であるが、それにしても、実に使い心地の良いボードだ。７よりもカチャカチャ音が少ない。本体自体も前のものと比べ、非常に軽く、持ち運びしやすい。そこに関しては、回線を外せる内臓Wi-Fiが付いた部分もデカイが、狭い１ルームでありながら、アッチでコッチで、寝そべりポジションを変えたくなる俺としてはこのことが非常に有難いわけである。音も前のもののようにシュイーンというやつが無い分、静かで快適である。前のものは寿命がちじまるに連れ、うるささを増し、最後は画面が真っ黒となり、ウンともスンとも言わないながらに、たまに、一瞬、シュイーンと鳴って、画面が付いたと思ったら、次の瞬間、やっぱり、ドゥ〜ンと、真っ黒になり、再びシュイーンと鳴った瞬間、ドゥ〜ンとなって、黒くなって、最後の最後は、もう、まったくと言えるほど、期待出来ないピーシーとなってしまっていた。ピーシーというのは画面に何かが映し出され、サイトに繋がり、動画が観れ、数々の暴言、失言、卑猥な表現が文字打ちによって、もたらされるというのが醍醐味であるというにも関わらず、そのどれもを成しえようともせず、シュイン＆ドゥンを繰り返しているだけのコイツはもはやピーシーと呼ぶにも相応しくないのかもしれないとさえ思って来る。言ってしまえばピーシーモドキ、ピーシーの仮面を被っているだけのメカニックなフリをしたこんな機械などクソ食らえという気持ちで最後のラストの終わりの最後は電源を抜き、その生涯に幕を閉じた。まあ、真面目な話、８５００円にしては随分と頑張ってくれたし、愛着も沸いているので近くに置いてはある。暫く捨てるつもりもない。人から見ればゴミだと思えるものでも、自分にとっては大切な宝であると思えるものが、また１つ増えてしまったというわけだ。ヤレヤレ。
　
BY/東洋

　
へへへへ！

地道にコツコツ

　
アスファルトを？

　
叩いて、笑ってらーみたいな感じ？