1 東洋

<文字打ち王国スタンドバイミー>

 
ケンが寝てしまった、かは、不明であるが、まあ、とりあえずのハイパー天国でのセッションが終わった、かのような気配を醸し出していないこともない、と、いった具合に、終わりも始まりもアヤフヤで良いといった想いが雑談という場所に置いて俺は昔からあった。

だから、パイナとのセッションで「おやすみ」や「またね」の類の言葉は禁止となった。もう、あれから何年になるだろうか?

俺がとーよーの秘密基地を作り、パイナも自分のサイトで活動していた頃、俺達は1年以上会わなかった。1年ぶりにパイナと行った文字打ちセッションは楽しく、あっという間に時間が流れた。俺は今日の今日までずっと彼に聞いていないことが1つだけあった。しかも、最もシンプルな投げ掛けでもある。それは、なぜ、オマエはずっと俺の側にいたんだ?というものである。

知っての通り、俺程、自分勝手な物書きもいない。

そもそも、もう、物書きというテリトリーにさえ加えられない程に、まともなプロから見れば突拍子のないものばかりを書いている、と、言われるし、実際、俺自身、他の物書き達の文字を読んでいても、似ても似つかないことをしているなーと感じさせられることがある。

そんな俺が、とくに彼に対しては、厳しいことも随分と書いたように思う。それでも、彼は彼の形で何かに付けて俺に立ち向かい続けて来た。だから、俺も俺の形でそれに答え続けて来れた。俺は色んな変化を感じながら生きている。変わること同様、変わらない事も大事だが、今の俺は何を書こうか正直分かっていない。ただ、淋しい。ただ、同時に、ココで彼と距離を置くという選択が間違いだとはちっとも思っていない。ただ、好きだ。俺はパイナップルのことがたまらなく好きだし、順位を付けるものではないし、わざわざ書く必要もない事ではあるが、これは、どうしても書きたいと思った。とーよーが1番好きで、最も一緒にいて楽しかったユーザーはパイナである。

ココ数年、ネットが普及し、ツイッター、ライン、フェイスブックなどといったサイトが流行り、俺もそこらのメジャーなサイトで文字を並べようと思った時期もあった。でもやめた。理由はもっとフラットな場所でパイナと文字をぶつけ合わせたいと考えたからだ。そして、王国を作り、実際、半年間に渡り、文字をぶつけ合わせた。一言で言えばサイコーだった。良くも悪くも、オマエは昔とちっとも変わってなかった。それも1つの正解なのかもしれねーなー、と、今になって思っているところはある。が、そんな想いと共に、俺は俺の道をこれから進んでいかなくはいけないと決意している。本当に色んな想いがありはするが、最後は、敢えて、この言葉を送りたいと思う。

もう、戻って来るな。オマエはとーよーを卒業だ。

このトピックをキッカケに、1つの時代に幕を降ろすものとする。
 
俺はこれより生まれて初めて、ブロックユーザー機能を使うものとするが、それは同時にとーよーの敗北も意味する。俺にこの機能を使わせた、ただ1人のユーザーとし、絶大な敬意を送り続けておきます。

ここまで育ててくれて、ありがとう。お疲れさまでした。

BY/東洋
(PC ID:uT5YMk)