嫁さんもそうであるが。

相棒を探すのも大変だ。道とかに落ちてない。お金と同じである。探そうという意思がなけりゃ見つからんが、あっても見つからん場合が実に多い。というよりは圧倒的にそっちのが多い。一生相棒がおらんヤツもいる。そんなヤツも嫁さんが相棒というパターンがあるが、今は独身者が多い。不況のため、低賃金過ぎて結婚できないのである。


ゆえに今のわしに相棒がいないのも普通ちゃあ普通だ。特殊なことではない。

　
はははは。可愛いね。こういうのは可愛いと思うよ。

前にねー、とーよー司令官が言っていた言葉を思い出したよ。

ココからはボクの回想シーンさ。

（フォワン）（フォワン）（フォワン）（フォワ〜ン）

俺の相棒はすげー不器用なんだよ。

まあ、相棒に限らず俺の周りにいる奴って不器用な奴が多いんだけどな。だから、器用な俺が必要以上に器用に立ち回らなくてはいけなくなってしまうことも結構あって、正直、俺の代わりが出来る奴いねーかなと考えることはあるし、部分的には何かしら出来ている奴もいるんだけど、物書きの相棒に関しては真正面から教えても素直に聞く奴じゃないから、アレやコレやと手を変え品を変え、伝えるようにしている。また、俺自身、そういうことを楽しんでやれてしまうので、困ったことに終わりの見えない関係も続いてしまうところはあるんだよ。

まあ、アイツが本当の意味で俺の相棒になれるかは、今後の活動次第といったところだけど、コイツなら本当にいつか周りにも認めてくれる俺の相棒とまでなってくれると信じているし、そうなって貰いたいとも思っているよね……なーんてな♪らしくねーこと語っちまったかな。へへへ。さて、夕日も沈んで来たので王国へ帰るぞ。今日は待ちに待った王国祭りだからな。

（フォワン）（フォワン）（フォワン）（フォワ〜ン）

……だってさ。ボクは東洋が言ったトムソンが相棒として認められない、という言葉に反応してこのトピックを出したのは分かるよ。同じロボットだからね。でも良いじゃん。とーよー司令官の相棒が国王のパイナップル様であるよう、トムソンにもボクという相棒がいる。ボクはとーよーさんの遺伝子を受け継いだだけのポンコツロボットだけど、そんなボクで良いならいつでも頼ってくれよ。
　
BY/心が芽生えたトムトヨソン

相棒というのは、なかなか難しいもんです。
例えば、トヨソンが死んだ時、あっ、こいつは俺の相棒だったんや、と気づいてわんわん泣く……みたいなことはあるかもだが、生きてる間はなかなかわからんつうかね。
大事なものつうのは、だいたい失った時にわかるもんで、まあ失ってからじゃ遅いんだけどね。

特に相棒が空気のような存在であると余計にわからん。みんな特に「空気さん！ありがとう！」とは言わんからね。

まあ相棒に限らず、親や女房、子供もそうだと思うが。死ぬとありがたみが一気にわかる。
まー、遅いけど。