トムトヨソンは死にたかった

トムトヨソンは世の中に絶望していた。働いても働いても低賃金。まったく無意味だった。死にたかった。

トムトヨソンはビルの屋上から飛び降りた。ウイングが自動的に開いて、飛んでしまった。

簡単には死ねない。

イヤだ
プロ作家になりたい
結婚したい
フリーターはもうイヤだ

トムトヨは
プロ作家を目指し、日々奮闘していた。
たまに、あきらめそうになる。
そんな時、トムソンはリンプを聴く。トヨソンはハイロウズを聴く。
ヤル気が出てくる。


フリーターは
低賃金重労働である。

トムトヨはバス停にいた。バスが来るまで、あと３０分。暑かった。地獄である。
しかし二人には「経済成長主義への訣別」があった。

☆
二人には悩みがあった。
ストレスに関する悩みがあった。

単純に眠い
疲れてる
あくびが出る
はやく家に帰って寝たい
夜からまた仕事か
掛け持ちは地獄だ
こんだけ働いても低賃金
未来がない
自殺することばかり
考えている
あくび
涙が出てきた