＜味噌汁ブームの検索術＞

　
たまに物知りですねと言って貰えることがある。

わりと嬉しいし、我ながら知識の宝庫だと思っているところもある。しかし、知識、という面に関しては何よりネットの功績であるとは第１に思っている。

ネット上には、皆様、ご存知、Wikipediaもそうであり、それなりに説得力のある文面の記事などが幾つもある。図書館ファンの相棒に喧嘩を売るつもりはないが、デッカイ図書館と匹敵する程、小さなスマホは様々な事を教えてくれる。まあ、俺自身はスマホではなく、パソコンとタブレット、相棒と持つ色まではお揃いか分からないガラケー、他はゲーム機の類でネットを使っているが、もう、今は数限りない程に色んなものがネットに繋がってしまう。この前、久しぶりに押し入れから昔のゲームボーイが見付かったので、それも繋がるかなと思ったが、流石にそれは無理だった。Wi-Fiのマークが出なかった。任天堂にクレームを入れようかと思ったが、それはやめておいた。冗談はさておき、俺自身、知識を得るという事はネット検索を覚えた時点で、気軽に出来ていたし、恐らく、今現代に生きる者は、若者と言わずとも、それなりにネットを使っているようにも思う。
　
ただ、ココで俺が毎度怠らない行為が１つあり、それは、検索する前に、まずは自分で考えてみるという事である。

例えば、今現在、俺は味噌汁にハマっており、暫く前に味噌汁の歴史について調べてみようと思った。勿論、この場合い、普通なら、『味噌汁の歴史』『味噌汁の種類』『味噌汁の発祥地』などで検索するのだろうし、俺も当然そうするわけだが、まずは、その前に、今現在、自分の持ち合わせた知識のみで、それについて考え、予想しててみるという事をやるわけである。こんな感じで……。

うーん。多分、味噌汁が生まれた国は日本だろ？名前が『味噌』に『汁』だからなー。でも、待てよ？これは日本で呼ばれる名称というだけであって、実は他の国では、違う名前で呼ばれているというパターンもなくはないかもしれないぞ。アフリカとかではチャラバルンバダラックみたいな名前で、実はソッチの方が日本よりもポピュラーに飲まれているかもしれず、それしか飲まない民族とかまでいるという可能性もなくはないかもしれない。そう考えると悩ましく思えて来る。うーん。やるなー。チャラバルンバダラック。チャラバルンバダラックがすでにある可能性を考慮すると、噌汁といった名前自体も世界規模では信頼に値せず、そう考えたのなら、日本発症っぽくない気もして来たぞ。ならば、何処だ？次は中国だ。中国は変なウルトラマンとかを作るパクリ国家な風潮が世間的には浸透しているが、意外と色んなものを作っているからなー。箸の歴史を調べた時も、意外と中国だったしなー。まあまあ、今は味噌汁の時間だ。味噌汁は何処だ？何処だと言うのは難しそうなので逆にココはないと思う国を洗い出し、消去法によって導き出していこうではないか。まず、アメリカはない。アメリカ人はコンポタージュしか飲まないのでココは有り得ない。となると、ロシアはどーだ？と、考えたが、これもない。ロシアは寒いから、あったかいものを飲みはするが、アイツラはフカフカのイヌイット的な帽子を被って、アルミコップでホットミルクを飲むので、ココも違う。ならば、イタリアはどーだと考えたが、やはり、ココも違った。イタリア人はパスタを食べるので、コンソメスープを飲む。従って、西洋３ヵ国は全滅であり、そもそも、西洋ではなく、東洋のような気がする。やはり、日本が有力ではありつつ、そこは、自分が日本人であるからといったヒイキ目な気持ち＆何気ない願いとして思っているだけなのかもしれず、箸の時はそこで失敗しているので、ココはワールドビジョンに視野を広げ、客観的な気持ちで世界を相手に予測を繰り広げてみる必要がある。従って、逆に、日本に対して少し厳しめの予測を入れてみるといった気持ちで挑んでみるくらいで丁度良いのかもしれない。

……と、いった具合に予想をしてみるわけである。

まあ、予測に加え、俺特有の変な思考も混ざってはいたが、言わずとしている事は分かるだろうと思う。

ちなみに、味噌汁の発祥地についての結果は日本であり、ついでに味噌の発祥地も日本であった。俺の方は深読みし過ぎた結果、最終的にはモンゴルだろうと予想してしまっていたが、そこは問題ではない。大事なのは考える事である。便利な世の中だからこそ、思考を遊ばせようではないか。今年もよろしく。

BY/とーよー

　
オマエか。味噌汁ブームの火付け役とは。

　
バレちまったからには仕方がねーな。

そーだ。オマエの予想通り、俺こそ味噌汁ブームの火付け役……味噌汁を愛し、味噌汁から愛され続けた男、たちつてとーくんだ。今後はとーくんと呼んでくれ。

ｂｙ/豆腐も好きだよ味噌汁とーくん

　
おっと！コンポタの気持ちも忘れて貰っちゃ〜困るぜ。

　
クラムチャウウダーも捨てがたいところです。