＜優しさエッセンス＞

　
ハッピバースデェ〜トゥーユ〜♪

ハッピバースデェ〜トォーヨ〜♪

ハッピバースデェ〜ディ〜アー……だーーーーれかぁ〜♪

ハッピバースデェ〜トォーヨ〜♪

おめでとーう！！誰かぁ〜！！！

パチパチパチパチィ〜♪

うん。誰かは分からないし、とくに知っている誰かに向けて送ったハッピーバスデーでもないが、本日はこの優しさエッセンスを発表するため、まずは３６５分の１の確立で誕生日を迎えているであろう貴方のために、ハッピバスデーを送るという優しさが込められたサプライズ文章によって、序盤を構成してみた。我ながら、出だしから優しさを全面に押し出していけたかなとは満足しているところもあるが、まだまだ、優しさエッセンスの実力はこんなものではなく、これから、ドンドン、優しくなっていくので覚悟しておくように。もう、すでにこの文面からは、優しさアルファーファが滲み出てしまっているので、読み手としても、読みながらドンドン優しくなってしまっているように思う。仮に、いやいや、俺は全然優しくなれていない！！という奴がいるのであれば、それは最初っから優しさの才能が無かった奴だという事で、その場合い、ドンドン、振り落としていきたいと思う。ハッキリ言って優しさは厳しい。舐めるな。生半可な気持ちで優しくなれると思うな。悪いが俺は優しい。優しさの塊だと言ってしまっても良いだろうし、仮に、いやいや、とーよーなんて、全く優しさの欠片もない、どころか、毎度、変な文章ばかり書き殴っている変人じゃないか！！なんて事を言う奴がいたのならば、ソイツはそんなことを言っている時点で、全然優しくないので、結果、俺よりも優しくなかったという事になってしまうだろうし、更に、俺からやっつけられるという二重の優しく無さが降り注いで来る結果ともなり得るので注意して頂きたいと思う。今年もよろしく。今年も残すところ、１月と１月の半分を過ぎたが、半分というのは「半分ずつ分ける」みたいな感じの言葉が連想されるので、とくに優しい言葉であるとは思っているし、これに関しては、当然、バファリンの半分は優しさで出来ているの効果もあってのものでもあるとも感じている。

今でこそ、優しさ界のトップに君臨する俺だが、意外にも優しさに目覚めたのは二十歳を超えてからだった。

当時の俺は酒とギャンブルにドップリ浸かり、荒んだ生活を送っていた。

（ドンドンドン！）（ドンドンドン！）

「ちょっとぉ〜！！黒川さーん！！いるんでしょ〜！！開けて下さいよぉ〜！！借りたものは返すのが礼儀でしょーよぉ〜！！！」

その日も毎日のように来ていた借金取りの力強いドアを叩く音で俺は目を覚ました。その時、俺は思った。なんでコイツは、こんなにも力強くドアを叩くんだ、と。なんで、コイツはこんなにも威圧的に俺を呼び掛けるんだ、と。なんで、コイツはこんなにも優しくないんだ、と。

それから俺は優しさに目覚め、優しさ学校に入門した……というのは勿論嘘だが、嘘も方便と言うよう、嘘にも優しさの込められたものとそうでないものがあり、この場合の嘘は当然優しさの込められている方でもある。なんと言っても優しさエッセンスなわけだからね。エッヘン。

……気付かなかった人のために一応書いておくが、今の『エッヘン』は『エッセンス』と言葉の響きが似ていたため、近くに付け加えてみた。従って、近くに付け加えるという優しさに加え、その事をすぐに説明している今の俺の優しさまでもが発揮されてしまう結果ともなってしまった。優し過ぎてごめん。こんなにも優しさで満ち溢れたエッセンスがかつてあっただろうか。少なくとも俺は知らない。以上、世界を愛と平和の心でバラ色に染める優しさエッセンスでした。

ＢＹ/優しさとーよー

なんかおもしろそうな文章やな…

あとで読もうっと

　
ばかやろう！！

優しさエッセンスは読むものではなく、心で感じ取るもんだろーがよ。なんて言葉で優しく包み込んでやっても良いが、実際はオマエが『あとで読もう』などといった台詞を使って来る時は、勢いに乗った時の格ゲーエッセイに横槍を入れて来る時同様、俺がキマリキッタ文字を打てている証拠でもあるため、良しとしておきますかね。へへへ。敢えてツッコマナイ俺の優しまでもが発揮されてしまってごめんね。

ＢＹ/ごめんねボクちゃん

　
イケイケ―――イ！！！

　
やっほーーーーい！！

……と、いった感じで叫んでいるボクは、村１番の悪ガキ！！今日は、何処かの誰かの誕生日らしいのでプレゼントを買って来た。きっと、おてんばムスメも、もうパーティー会場へやって来ている頃だ。早速、行ってみよう。レッツゥ〜……ボクタチィイ〜！！！！

　
キャッホ―――――ン♪♪♪