わしの恋人

好きな子がいるが、まだ高校生。法的にあかん。卒業したらアタック。
無理無理無理。わしはフリーターだ。今度は経済的にあかん。
ああ。しんど。なにもかもがあかん。
やはり、わしの恋人は小説だ。

たくさん読む。
たくさん書く。
量質転化。頑張ろう！


　新村トム次郎は、中年フリーターだ。毎朝、バス停にいる女の子に恋をしてしまった。まあ法的にあかん。その子は高校生である。卒業したらアタックしようかな？
　ムリムリムリ。経済的にあかん。フリーターは低賃金だ。法的によくても、金銭的にムリ。
　そう考えたら、トム次郎の恋人は小説だ。小説が、トム次郎の恋人である。

世の中は悲しく、やりきれぬ。
トム次郎は、マチョチョリケ場に行った。スワームスを装着し、ガッタ＆モーモスを投げる。
「ガース！ガース！」スワムタクトを左に三回グリヌスクトした。
弾みで、パームナンスがマイナンタクトした。えらいことだ！
だっだだ。まままままま。
急いでグリクトする。何とかクワムリスナクトできた。危なかった。あと少しでムタルナクタするところだった。
ほっとしてお茶を飲むトム次郎。

ふざけるなとしか言い様がない。何で４０過ぎたのに結婚できないんだ？　自己責任は聞き飽きた。んなわけねえだろう。雇用責任だろう。お前（企業）も男ならきちんと責務を果たせや。それとも単なるカマ野郎なのか？
ふざけるな。人間をバカにするな。