1 トムソン

居酒屋

 居酒屋でコカ・コーラを飲む。アルコールアレルギーだ。飲酒すると腕にじんましんができるか、あるいはゲロを吐く。親父も飲めないからまあ遺伝だ。
 では、なにゆえ居酒屋におるかといえば、居酒屋のワイワイした雰囲気が好きなのである。
 酔ったふりをする。「大将、酒だ酒だ。酒をくれい」
「んもう。コカ・コーラじゃん。酔ってへんやん」
「うるへー。ひっく。ウィー。バカヤローッ」
「まったく。たけちゃんはけったいなやっちゃ」
 昔、劇団にいたから、我ながら演技は大したもんだ。
 そして、酔えばたいがいの無礼が許されることも知っている。俺は酔ったふりをして(わざとふらついて)ビール瓶でサラリーマンの頭を叩いた。「痛いいいいいいい」血が噴き出てる。おもろ!
 んで、女子のおっぱいをこれまた酔った「ふり」をして、もみもみする。「いやーん」楽しい!実に楽しい!
 そして、酔ったふりをして裸になって踊る。「よっ。ほいっ。たけしっ。よっ。ほいっ。たけしっ」みんながゲラゲラ笑ってる。サイコーッ。
 ホントに酔ってる学生が俺にからんできやがった。「ひっく。おっさん。あんた、醤油派か? ソース派か?」「はははっ。ウルセーッバカヤローッ」もちろん俺は酔ったふりをして、ビール瓶で学生の頭を叩いた。「痛いいいいい」血が噴出する。おもろい!何度やってもおもろい!
 酔ったふりはエスカレートして、ついに床にウンコをぶりぶりぶりぶりぶりぶり。「ひゃっほーっ」「おい警察だ警察」
 さすがにパトカーに乗せられた。
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2 小説太郎
 
喫茶店で大量に酒を呑んだ。

「ほーら!酒だ!酒だ!酒を持って来ぉ〜い!!」

「お客様、すみません。あまり大声を出されますと、他のお客様にご迷惑となりますので、出来ればもう少し、声を落として頂けると……」

「なんだとぉ〜?ほぉいやー!!」

俺は喫茶店のテーブルをひっくり返し、店員をぶん殴った。

「お、お客様?お客様ぁ〜!!!」

フラ付いた店員にドロップキックをかまし、頭を掴み、女子大生グループの座るテーブルの角に全力で打ち付け、血を吹き出しながら、跳ね返って来たところを、さらにエルボー、左ハイキックからの右ローキックのコンビネーションで、うずくまったところから、コブラツイストをキメタところで、他の店員達が止めに来た。

「ちょっ!お客様!イッタイどーされ……」

「なんだぁ〜?オマエラはぁ〜?ははーん。さては、全員で寄ってたかって俺を倒そうって腹だなぁ〜?そうはさせるか!!!」

「ちょ、お客様!!落ち着いてくだ……」

まずは店員Aのエプロンを掴み、グルグルに振り回し、店員B、Cに投げ付けてやった。

「お客さ!うわ!どぅふぁっ!!!」

それから、倒れた店員BCを両手に抱え、ホールの奥で休み、ちょっとだけエプロンがコッチに見えている店員Dに投げ付けた。

「なんでココまでお客様ぁー!!!」

そして、女子大生グループの顔面に1人1人、よどみないフォームから破壊力抜群の右ストレートをぶち込み、最後の1人はやたらブスだったので、さらに、アッパーまでキメてやった。
 
「お、おきゃく……さま……」

倒れた店員と客がそこら中に散乱していたので、1人1人、改めて、殴り直すため、まだ、辛うじて、息の根が有りそうな奴はどいつだと、ゆっくり、店内を見渡していると……(カランコロンカラ―ン)と、老人夫婦が店へとやって来た、のに対し、反射的に地面に落ちていた食器を投げ付けた。(ブシュ)(ザクッ)じじいとばばあの額にはフォークとナイフが綺麗に刺さった。これにて一見落着である。そう思い、外へ出ると、パトカーが5台止まっており、警官達が何か言っていたので全員食べてやった。ざまーみろ。
 
             [〜end〜]
(PC ID:uT5YMk)
3 トムソン
死にたいが死ねない。プロ作家になるのだ。
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