1 パリハ???

無題

道化師は古びた小屋の中で椅子に腰掛け、
白粉を塗りたくっていた。
そうすることで全てを隠してしまえる気がしたのだ。
弱い自分も何もかも全て。

白塗り化粧に色を添えた。
黒で添えた。
口には紅でなぞった。

鏡に映る自分はいつも歪に見えた。


あの道化師さんは今日もいるかしら。
お喋りのしない道化師さん。
彼は色んな声を受けるのに自分はちっとも喋らない。
ヘタクソなんて言われてもいつも笑っているだけで。
悔しいとは思わないのかしら。
言い返してやろう、見返してやろうなんて思わないのかしら。

街に行くと広場でジャグリングをしたり玉乗りしたりパントマイムをしたり。ひとりの若い道化師が今日もパフォーマンスを行っていた。

あの道化師さんだわ。
彼女は速足に広場へ近づいた。
今日こそは話しかけてみようかしら。
そう思って駆けていった彼女は坂道を下っていたので、
思ったよりもスピードが出てしまい、距離がつかめず
パントマイムで壁を作っている彼の目の前で止まった。
どうやら今日この時間帯は客がいないのだ。いま彼の芸を楽しみにしている観客が、ここにいる一人を除いて、いないのだ。

道化師が動きを止めて目をまん丸くしたのがわかった。
お互いの顔が目の前にある。
気まずい空気が暫し流れる。
5...
6...
彼女の心の中でカウントする声が流れる。
第一声など何も考えずに彼の目前に立ってしまったので、我に返った彼女は何か言いたげに口を動かすだけだった。

道化師は動こうとしない。

「どっ、どうして」

それがやっとのことで彼女の口から出た言葉だった。

道化師は瞬きをした。

彼女は自分の顔から耳まで赤くなるのがわかった。
早く消え去りたくなってきたのでそんな自分に逆らうことなくその場から逃げるようにして立ち去ってしまった。
(SOV36/dion ID:ph8e.v)
2 パリハ???
駄目だ駄目だ!こんなのじゃぬぁい!
俺が書きたい俺の頭の中にあるような道化師と女の子のお話しってのは。こんな出逢い方じゃない。
そもそも女の子の性格が違う。そんな積極的ではないのだ。物静かで観客の後ろで見守っているような、そんな女の子なのだ。
(SOV36/dion ID:ph8e.v)
3 パリハ???
情景が書けやしない。
(SOV36/dion ID:ph8e.v)
4 パリハ???
本当は宮廷道化師と貴族のお嬢様の身分違いの恋だのを書きたいんだけどそれこそ不可能に近い。全然時代背景分からんし、ああ無理だ。それを勉強してまで書く気にもならんよ。やっぱり妄想で留めておくのが良いのだ。
(SOV36/dion ID:ph8e.v)