1 パリハ???
ラブプラス妄想
凛子とゲーセンに行くことになった。
どーせ俺がボロ負けするところ見たいんだろ?はーあ勝ち目のない勝負はしたくねーな。でも彼女が行きたがってるんだし付き合わないとな。
凛子「パリハはこのゲームやったことないんでしょ?」
俺「お、おおう。まーな、ゲーセンつったらクレームゲームぐらいしかやったことねーかな」
凛子「ふぅん、じゃあ私の圧勝だからやっても張り合いがないし面白くない」
俺「って、オイ!なんだよその言い方は。否定は出来ないけどよ」
と言いつつも俺は安堵した。
凛子「アハハ!じゃあさ、クレーンゲームでなんか取ってよ」
ホッと胸を撫で下ろすのも束の間で焦る俺。
俺「最近のは・・・取れないように出来てる感じする」
凛子「はあー?何言ってんの。ほらあのカップルなんておっきいぬいぐるみ持ってるしー。実力の問題でしょ?」
うっ!図星を言われた。
確かにそうだろう。それに、いつの時代も取りやすさは変わらないどころか、ちゃんとしたゲーセンは今のほうが取りやすくなっているのかもしれない。
俺「よっしゃ、取り敢えず、両替行ってくるからここで待ってろよ?」
凛子「リンコも行くもん」
凛子が俺の袖をきゅっと掴んだ。
へへへ。ぶっちゃけ俺も片時も離れたくない気持ちだよマイハニー。なんて言えるわけない。笑われそうだ。
というかここで待ってろなんて俺は何て軽い気持ちで発言してしまったんだ。数秒前の俺を殴りたい。
だってこんなに可愛い凛子が俺が両替している隙に他の男から絡まれたらどうすんだよ?
あっぶねー。そうだぜ俺。ちゃんと彼女のボディーガードやらなくちゃな。
凛子「両替機はここだけど。どうかしたの?」
俺「いやいやいや何でもない!」
えーっと札を入れて
ジーッ
ピッ
ジャラジャラジャラ・・・
両替完了っと。
俺「おっけー、じゃあ何狙おうか?」
凛子「エヘヘー。えっとね、あの猫のクタクタしたおっきいぬいぐるみ!アイツ可愛すぎるんだもん!ぎゅーしたいよ!」
目をキラキラ輝かせて言う彼女に、お前のほうが可愛いよ、なんて言いたくなった。けど、頭を撫でた。
俺「マジか?!あのデカいやつかよ?!」
と言いながら。
凛子「!」
凛子が下を向いてしまった。
あれ?デカいの狙うのはちょっと嫌そうな感じ出したのマズかったか?
凛子「こんな人前じゃ恥ずかしいって・・・」
俺「お、おう、すまん」
うつ向きながらも顔を赤らめて上目遣いでそう言う凛子に俺が正気でいられると思う?
やべぇやべぇ。
そんな顔されたら人がいなかったら押し倒してるって。
凛子「ほら〜早く〜取ってよ〜お願い〜」
俺を急かしつつも語尾にハートマークがついていそうな言い方で言ってきた。
男パリハ、ここで魅せなきゃ男が廃る!
いざ、参る!!
チャリン・・・
タラララ〜♪と曲調が変わったクレーンゲーム相手に俺は心理戦を繰り広げようとしていた。
何を言っているんだ俺は。
意味が分からん。
焦るな。
待て。
横からも見るんだ。
位置をしっかり見定めて。
凛子がワクワクした表情で覗き込んでいた。
可愛いけどプレッシャーでもある。
行くぜ?
押すぜ!
UFOみたいな物からアームが下がってきて・・・
猫のクタッとしたぬいぐるみの頭部を・・・
を?
おおっ?!?
持ち上げ・・・?
凛子&俺「いっけーーーー!」
られなかった・・・。
俺たちは、アームが虚しく元の位置に戻るのを眺めていた。彼女の顔を今この一瞬だけは見たくない。
俺「あの、ごめん・・・」
凛子「うーーーん残念!」
俺「もうあと数回だな!きっと何度かやらないとこれは重さがあるから取れねーんだろうよ」
100円ずつ入れるよりも500円入れると+1回多目に6回出来るので、俺は迷わず500円を投入した。
・
・
・
駄目だった。
ムキになってきて、もう500円投入した。
だがしかし。
ほんの数pしか動かせなかった。
凛子「あ〜〜〜あ・・・欲しかったなぁ」
俺「うっ、いやまじでごめん!俺も取ってあげたかったよ。取れるもんなら。くそー、カッコ悪ぃな俺」
凛子「そーだね、キメて欲しかった。けど」
俺「けど?」
凛子「リンコのために頑張ってくれたアンタはかっこ良かったよ」
と、笑顔で言う凛子。
死ねる。
今なら死ねる。
鼻血出るかと思ったぜ。
俺「おう」
俺はニヤケる顔をカッコつけて無表情に戻しつつそう言ったがたぶんニヤケてたと思う。
だけどこれだけで終わらせるのは想い出にしたくなかったから、子どもでも取れそうな簡単なちっちゃいクレーンゲームのほうに、細い紐のついた丸っこい猫のマスコットがあったから、俺はそれを取って凛子にあげた。
凛子「きゃー!かわいい!ありがとう!!」
なんだよ、めっちゃ喜ぶじゃん!
さっそくバッグに付けだしたし。
凛子「見て!どーお?かわいいでしょ?」
俺「うん、かわいいな、凛子も」
へへ。俺があげたのに初めて見せるかのように自慢してくるんだもんな。
凛子「リンコよりこの猫のほうがかわいいもん」
あはは、照れてる照れてる。
デカいぬいぐるみのことは残念だったけど、俺は彼女が喜んでくれた姿が見られてちょー幸せだぜ。
どーせ俺がボロ負けするところ見たいんだろ?はーあ勝ち目のない勝負はしたくねーな。でも彼女が行きたがってるんだし付き合わないとな。
凛子「パリハはこのゲームやったことないんでしょ?」
俺「お、おおう。まーな、ゲーセンつったらクレームゲームぐらいしかやったことねーかな」
凛子「ふぅん、じゃあ私の圧勝だからやっても張り合いがないし面白くない」
俺「って、オイ!なんだよその言い方は。否定は出来ないけどよ」
と言いつつも俺は安堵した。
凛子「アハハ!じゃあさ、クレーンゲームでなんか取ってよ」
ホッと胸を撫で下ろすのも束の間で焦る俺。
俺「最近のは・・・取れないように出来てる感じする」
凛子「はあー?何言ってんの。ほらあのカップルなんておっきいぬいぐるみ持ってるしー。実力の問題でしょ?」
うっ!図星を言われた。
確かにそうだろう。それに、いつの時代も取りやすさは変わらないどころか、ちゃんとしたゲーセンは今のほうが取りやすくなっているのかもしれない。
俺「よっしゃ、取り敢えず、両替行ってくるからここで待ってろよ?」
凛子「リンコも行くもん」
凛子が俺の袖をきゅっと掴んだ。
へへへ。ぶっちゃけ俺も片時も離れたくない気持ちだよマイハニー。なんて言えるわけない。笑われそうだ。
というかここで待ってろなんて俺は何て軽い気持ちで発言してしまったんだ。数秒前の俺を殴りたい。
だってこんなに可愛い凛子が俺が両替している隙に他の男から絡まれたらどうすんだよ?
あっぶねー。そうだぜ俺。ちゃんと彼女のボディーガードやらなくちゃな。
凛子「両替機はここだけど。どうかしたの?」
俺「いやいやいや何でもない!」
えーっと札を入れて
ジーッ
ピッ
ジャラジャラジャラ・・・
両替完了っと。
俺「おっけー、じゃあ何狙おうか?」
凛子「エヘヘー。えっとね、あの猫のクタクタしたおっきいぬいぐるみ!アイツ可愛すぎるんだもん!ぎゅーしたいよ!」
目をキラキラ輝かせて言う彼女に、お前のほうが可愛いよ、なんて言いたくなった。けど、頭を撫でた。
俺「マジか?!あのデカいやつかよ?!」
と言いながら。
凛子「!」
凛子が下を向いてしまった。
あれ?デカいの狙うのはちょっと嫌そうな感じ出したのマズかったか?
凛子「こんな人前じゃ恥ずかしいって・・・」
俺「お、おう、すまん」
うつ向きながらも顔を赤らめて上目遣いでそう言う凛子に俺が正気でいられると思う?
やべぇやべぇ。
そんな顔されたら人がいなかったら押し倒してるって。
凛子「ほら〜早く〜取ってよ〜お願い〜」
俺を急かしつつも語尾にハートマークがついていそうな言い方で言ってきた。
男パリハ、ここで魅せなきゃ男が廃る!
いざ、参る!!
チャリン・・・
タラララ〜♪と曲調が変わったクレーンゲーム相手に俺は心理戦を繰り広げようとしていた。
何を言っているんだ俺は。
意味が分からん。
焦るな。
待て。
横からも見るんだ。
位置をしっかり見定めて。
凛子がワクワクした表情で覗き込んでいた。
可愛いけどプレッシャーでもある。
行くぜ?
押すぜ!
UFOみたいな物からアームが下がってきて・・・
猫のクタッとしたぬいぐるみの頭部を・・・
を?
おおっ?!?
持ち上げ・・・?
凛子&俺「いっけーーーー!」
られなかった・・・。
俺たちは、アームが虚しく元の位置に戻るのを眺めていた。彼女の顔を今この一瞬だけは見たくない。
俺「あの、ごめん・・・」
凛子「うーーーん残念!」
俺「もうあと数回だな!きっと何度かやらないとこれは重さがあるから取れねーんだろうよ」
100円ずつ入れるよりも500円入れると+1回多目に6回出来るので、俺は迷わず500円を投入した。
・
・
・
駄目だった。
ムキになってきて、もう500円投入した。
だがしかし。
ほんの数pしか動かせなかった。
凛子「あ〜〜〜あ・・・欲しかったなぁ」
俺「うっ、いやまじでごめん!俺も取ってあげたかったよ。取れるもんなら。くそー、カッコ悪ぃな俺」
凛子「そーだね、キメて欲しかった。けど」
俺「けど?」
凛子「リンコのために頑張ってくれたアンタはかっこ良かったよ」
と、笑顔で言う凛子。
死ねる。
今なら死ねる。
鼻血出るかと思ったぜ。
俺「おう」
俺はニヤケる顔をカッコつけて無表情に戻しつつそう言ったがたぶんニヤケてたと思う。
だけどこれだけで終わらせるのは想い出にしたくなかったから、子どもでも取れそうな簡単なちっちゃいクレーンゲームのほうに、細い紐のついた丸っこい猫のマスコットがあったから、俺はそれを取って凛子にあげた。
凛子「きゃー!かわいい!ありがとう!!」
なんだよ、めっちゃ喜ぶじゃん!
さっそくバッグに付けだしたし。
凛子「見て!どーお?かわいいでしょ?」
俺「うん、かわいいな、凛子も」
へへ。俺があげたのに初めて見せるかのように自慢してくるんだもんな。
凛子「リンコよりこの猫のほうがかわいいもん」
あはは、照れてる照れてる。
デカいぬいぐるみのことは残念だったけど、俺は彼女が喜んでくれた姿が見られてちょー幸せだぜ。
(SOV36/dion ID:ph8e.v)
2 パリハ???
凛子は頭をなでなですると喜ぶ。
あんまり髪をくしゃくしゃすると怒られるから俺は優しく撫でてやる。すると仔猫みたいに気持ち良さそうな顔するんだ。
彼女の柔らかな髪が潮風に吹かれて乱れた。
凛子「寒っ!けっこう風強いねー!」
凛子はコートに包まれた自分の体をしっかりと抱き締めるようにして歩いている。
俺「1月だからなー、こんな季節に浜辺を歩く俺たちって変わり者じゃん?」
ははは。凛子は髪は諦めモードなのか全く気にもしていないようだ。長い前髪を髪止めもせずに左右に分けているから風に吹かれるとけっこう滅茶苦茶だ。
俺は立ち止まって凛子の前髪を整えた。
凛子「ん?前髪何か付いてる?って、なに笑ってんの!」
俺「髪乱れすぎてかわいいから」
凛子「あっそー、ありがとう...。風強くて変な髪型になっちゃう。もう見られるの恥ずかしいじゃん!」
また顔が赤くなっている。
意外とこういうところ恥ずかしがりやなんだよな。
俺「恥ずかしがらなくて良いけどさ、恥ずかしいことも俺には見せて。俺は色んな凛子が見たいから」
凛子「ばか...」
彼女が照れながら言う「ばか」には何のダメージもない。もっと言ってくれ。バカっぷるでも良いから。
俺はどんな凛子も受け入れるよ。
また吹く風が整えた前髪をいたずらに触れていく。
俺が立ち止まって整えようとすると、
凛子「いやいいよもう、どうせ何回やってもぐちゃぐちゃになっちゃうんだからー!」
と、俺の手を軽く払いのけようとする。
俺「いや、良いって!凛子が乱れた髪型を恥ずかしがるから何度でも整えてやるぜ!へへへ!」
そんなことを繰り返しながら、人気のなく寒い風が吹き抜ける砂浜を歩いた。俺たちはすでにバカっぷる決定だろう。
しかしあまり繰り返しているとマジで迷惑そうな態度になったので察して止めた。
俺がしていたマフラーを巻いてあげた。
ちょっと女の子にはおっきいかな?
口が隠れている。でもそれもかわいい。
凛子「アンタのにおいする...」
俺「ははは、だろーな。臭かったらすまん」
凛子「ううん、落ち着く...」
俺はこの後めっちゃなでなでした。
あんまり髪をくしゃくしゃすると怒られるから俺は優しく撫でてやる。すると仔猫みたいに気持ち良さそうな顔するんだ。
彼女の柔らかな髪が潮風に吹かれて乱れた。
凛子「寒っ!けっこう風強いねー!」
凛子はコートに包まれた自分の体をしっかりと抱き締めるようにして歩いている。
俺「1月だからなー、こんな季節に浜辺を歩く俺たちって変わり者じゃん?」
ははは。凛子は髪は諦めモードなのか全く気にもしていないようだ。長い前髪を髪止めもせずに左右に分けているから風に吹かれるとけっこう滅茶苦茶だ。
俺は立ち止まって凛子の前髪を整えた。
凛子「ん?前髪何か付いてる?って、なに笑ってんの!」
俺「髪乱れすぎてかわいいから」
凛子「あっそー、ありがとう...。風強くて変な髪型になっちゃう。もう見られるの恥ずかしいじゃん!」
また顔が赤くなっている。
意外とこういうところ恥ずかしがりやなんだよな。
俺「恥ずかしがらなくて良いけどさ、恥ずかしいことも俺には見せて。俺は色んな凛子が見たいから」
凛子「ばか...」
彼女が照れながら言う「ばか」には何のダメージもない。もっと言ってくれ。バカっぷるでも良いから。
俺はどんな凛子も受け入れるよ。
また吹く風が整えた前髪をいたずらに触れていく。
俺が立ち止まって整えようとすると、
凛子「いやいいよもう、どうせ何回やってもぐちゃぐちゃになっちゃうんだからー!」
と、俺の手を軽く払いのけようとする。
俺「いや、良いって!凛子が乱れた髪型を恥ずかしがるから何度でも整えてやるぜ!へへへ!」
そんなことを繰り返しながら、人気のなく寒い風が吹き抜ける砂浜を歩いた。俺たちはすでにバカっぷる決定だろう。
しかしあまり繰り返しているとマジで迷惑そうな態度になったので察して止めた。
俺がしていたマフラーを巻いてあげた。
ちょっと女の子にはおっきいかな?
口が隠れている。でもそれもかわいい。
凛子「アンタのにおいする...」
俺「ははは、だろーな。臭かったらすまん」
凛子「ううん、落ち着く...」
俺はこの後めっちゃなでなでした。
(SOV36/dion ID:rFvu2x)
3 パリハ???
何時やと思っとるねん!
(SOV36/dion ID:rFvu2x)