1 熟年妄想族

男に目覚めたきっかけ

真二36歳
俊彦56歳
(PC)
2 熟年妄想族
男に目覚めたきっかけ
part 1

私(真二)がまだ幼かった4歳の頃、我が家は8人の兄弟がいました。 その中で私は末っ子で一番上の長男(俊彦)とは20歳の歳の差がありました。男兄弟は二人だけです。
当時の私はまだ4歳。知識も限られてましたが、長男は私に対して優しく、時には面倒を見てくれる存在でした。
長男の姿は、幼い私には、やや重厚さを感じさせる大人の親父そのものでした。 そんな長男が大好きで買い物や食事。風呂に入る時もいつも傍にいました。
私が甘えると頭を撫でてくれたり、抱っこしてくれたりと色々してくれて、それが嬉しくて仕方ありませんでした。
ですがある日を境に、長男が変わってしまいます。
ある日のこと。一緒に風呂に入ってる時でした。
「真ちゃん!兄ちゃんのチンチン舐めてごらん!」
知識も乏しかった私は考える事もなく返事しました。
「いいよ!」
私はその時、初めて見ました。兄の股間からそそり立つ男性器を……. 私は言われるままに兄の息子を口に入れペロペロと舐め始めました。
最初は何をしてるか分かりませんが、何かとても楽しくなってきました。
すると私の頭を押さえていた兄の手にも力が入りました。
そして次の瞬間、口の中に生暖かいものが広がりました。
その味はとても苦く不味いものでしたが、何故かうれしく感じてしまいました。
「真ちゃん、この事は誰にも言うなよ」っと口止めされました。
兄はそう言いながら私の顔をタオルで拭いてました。
それからというもの、ほぼ毎日、風呂場で兄のアレを舐めるようになりました。まだ幼い私にとって、この行為の意味など全く分からず、ただただ兄の言うことを聞くしかできませんでした。
でも、不思議と嫌ではなかったのです。むしろ楽しいと思っていました。
その行為は5歳まで続きました。
それから月日が流れ、兄は結婚し実家で両親と暮らし3人の子供もできました。兄が56歳になった頃でしょうか。 その頃の兄は以前と違い太ってお腹が出ており、親父体型なっていました。
そしてある日の夜、近所に住んでる私のアパートを兄が訪ねて来ました。
実家で採れた野菜や母ちゃんの手料理を持ってきました。
その頃の私は実家とは疎遠になっていました。独身の私に話す事は結婚の話しばかりで嫌になっていた。
なので兄がいつも届けてくれてた。野菜や食べ物には正直感謝していた。
「ありがとう」っと言うと、兄は
「たまには顔見せにこいよ」と言い残し帰った。
それから数日後の風呂上がりに晩酌をしてたら兄が訪ねてきた。母ちゃんの手料理と刺身を持って。
「釣れたから刺身にして持ってきたよ」
「ツマミ作るところだったから丁度よかった」
「兄貴も久しぶりにのむか?」
「あぁ少し貰おうかな」
久しぶりの兄弟水入らずでの飲み会だ。酒を飲みながら昔話をした。兄が子供の頃の話や兄弟達との思い出話等々……. 気がつけば2時間もしゃべってた。
「お前、女できたか?」
「いないよ!仕事忙しいし……まぁ、そのうちできるさ」
「お前もいい歳だ!オヤジになってくるとだんだんモテなくなるぞ!」
「大丈夫だ!まだまだ若いから!」
「俺より20コ下だから、今年36歳になるのか?」
「…………」
「どうした?急に黙り込んで」
「えっ…….いや別に……」
俺はこの時、自分がゲイである事をカミングアウトしようか迷ってた。
もし言ったら気持ち悪がられるんじゃないかと思ったからだ。
「なんか悩みでもあるんなら相談に乗るよ!」
「……実は…….俺……男が好きなんだ……ホモなんだ!」
ついに言ってしまった。兄はどんな反応するだろうか。恐る恐る様子を伺うと、兄の表情からは驚きの色は見えなかった。
むしろ優しい目をしてるような気さえした。
「知ってたよ何となく。小さい頃からずっと見てたからな」
「えぇー!!」
まさか兄にバレてるとは思わなかった。
「小学校に入って物心ついた時から女には興味がなかった。かと言って男が好きってわけでもなかった」
「じゃあなんで……」
「その頃は大人のオヤジに興味があった」
「……..大人……..オヤジ?」
「そうだ。子供の目から見ても、オヤジは格好良かったからな。憧れてたんだと思う」
「それで最初に好きになったのが……..兄貴…だった…」
「えっ!……!」
兄は驚いていた。当然だろう。血を分けた弟が実の兄に恋をしていたなんて、誰も想像できないだろうから……
「いつぐらいからそんな風に思ってたか覚えてないけど、気づいた時には兄貴の事ばかり考えてた。一緒に風呂に入った時の事とか思い出すようになって、いつしか兄貴の事が大好きになってた」
「小学校に入るまでは毎日一緒に入ってた」
「お前…小さい時の事覚えているのか?」
「ああ!」
「そうか……」

続く・・
(PC)
3 熟年妄想族
男に目覚めたきっかけ
part 2

「……..真二……..すまない」
「謝らないでくれよ!俺も楽しみだったから」
「真二……」
「今日は色々と話せて楽しかったよ。ありがとう」
兄は立ち上がり帰る準備を始めた。
「また、釣れたら刺身持ってきてよ」
「わかった」
「兄貴、オヤスミ」
「あぁ、お前も体に気をつけて頑張れよ」
玄関で兄を見送る時、兄の手が私の肩に触れた。
「真二、ちょっとだけ抱き締めさせてくれないか?」
「いいよ」
私が答えると兄は優しく私を抱き寄せた。
兄の体はとても暖かくて、まるで大きな父親に包まれてるようだった。
「真二、ごめん……」
兄はボソッと呟いてそのまま帰って行った。
その日から兄は来なくなった。
それから月日が流れ、一ヶ月くらいたったある日のことです。
兄の事も気になり、タッパー容器を返しに実家に寄ると母ちゃんは居間で寝ていた。
そっと覗くと兄の姿もありソファーに座ってテレビを見ていた。私が兄に近づくと振り向きました。
「兄ちゃん、久しぶり!」
「おぉ!真二か!」
「あれから来なくなったから気になって」
「そうか。心配かけてすまなかったな」
「兄貴が来なくなって俺も責任を感じてな?」
「いや、お前は悪くないさ」
「母ちゃんの手料理をまた持ってきてくれよ。楽しみにしてたんだから」っと言ってタッパー容器を手渡した。
「ああ!分かった」
「今度は持って行くよ」
「お前もたまには母ちゃんに顔を見せないと心配してるぞ」
「分かった!母ちゃんが起きる前に帰るよ」
「そうか」
「ああ!真二、今日の夜は家にいるんか?」
「いるよ」
「母ちゃんの手料理を持って行くから」
「分かった」
私は実家を後にした。
その夜、母の手料理を持って兄が私のアパートに来た。
久しぶりに兄と2人で酒を酌み交わしながら昔話に花を咲かせた。
「お前彼氏はいるのか?」
「前はいたけど今はいない」
「結婚はしないのか?」
「考えたことも無い」
「そうか!」
「お前が風呂場であったことを覚えていたなんて思ってもみなかった」
「嫌いじゃなかったし、兄貴と風呂に入るのが楽しみだった」
「兄貴はホモなんか?」
「違うよ!って言ったら嘘になるかな?」
「興味はあったがどうやって男と知り合うか分からなかったし長男だからな」
「それで結婚したのか?」
「そうだ!親父や母ちゃんに迷惑をかけたくなかったからな」
「今は幸せなのか?」
「ああ…でもな…」
「どうしたの?」
「…………..お前がカミングアウトした日に俺も男遊びがしたくなってな…」
「そうなの?なんで?」
「自分でもわからん」
「兄貴もホモになったのか?」
「俺のせいなのか?」
「いや、お前のせいじゃない」
「気にするな!」
「お前がホモだと知った時からずっと考えてたんだ」
「子どもも独立したし俺も遊んでもいいかなって思うようになった……」
「マジで言ってるのか?」
「あぁ!」
「俺の事を軽蔑するか?」
「いや、別に」
「正直、驚いたよ」
「兄貴、後悔はしてないか?」
「してるわけ無いだろ!」
「兄弟揃ってホモだな!」
「女兄弟が多いからそれが影響してるのかな?」
「そうかもな!」
「真二…俺の事好きか?」
「もちろん好きだよ」
「兄貴としてか?」
「……」
「兄貴……俺は小さい時からずっと兄貴の事が好きだった」
「……ありがとう」
「俺は兄貴に抱かれたいと思ってる」
「……真二……」
「俺は本気だ」
「…………」
しばらく沈黙が続いた後、兄は立ち上がりファスナーを下ろした。
そしてズボンを脱ぎ猿股一枚になった。
兄は恥ずかしがる事もなく堂々としていた。
「兄貴……」
兄は猿股も脱いで全裸になった。
そこには半剥けのドス黒いチンポが下を向いて垂れていた。
兄は黙ったまま何も言わない。
「兄貴……いいのか?」
兄は何も答えない。
私はゆっくりと兄のモノを握った。
「子供の時に見たチンポよりデカく見えた……」
「いいのか?」
「いいよ」
私は兄のモノを口に含んだ。
口の中いっぱいに広がる雄の味。
兄は私の頭を撫でながら気持ち良さそうにしている。
「兄貴……気持ちいいか?」
兄は無言のまま小さくうなずいた。
私はさらに奥まで口に含み激しく吸い上げた。
兄は大きく息を吐き、腰をビクつかせている。
「真二……ああ!イィ!イィ!イィ!!!」
兄は私の頭を押さえつけて自ら腰を動かし始めた。
「あぁー!イィッ!あぁぁぁぁぁぁ!!!」
「ハァ〜 ハァ ハァ・・」
「お前も裸になれ」
「うん」
私は服を全て脱いだ。
「兄貴……」
「あぁ……」
兄は優しく私の股間をさすり始めた。
「兄貴……気持ちいい……」
「俺もだ」
「舐めるぞ!痛かったら言ってくれ!」
「ああ!」
口の中の生暖かさがチンポに伝わる。兄の舌使いはたどたどしかった。
「気持ち良いか?」
「いいよ!ハァ〜ハァ」
兄の動きが激しくなる。唾液の音と荒い息遣いだけが部屋に響く。
「兄貴……気持ちいいよ……」
「ハァハァ……」
「兄貴、シャブり合いだ」
「分かった」
「兄貴、横になって寝るんだ」
「こうか?」
「そうだ!」
「ああっ!」
「兄貴、気持ちいいよ……」
「真二……もっと激しくしてくれ」
「わかった」
「ああっ……」
「兄貴、気持ちいいか?」
「あぁ……すごくいいよ……」
「イク時は一緒だ!中に出してもいいぞ!」
「分かった」
「兄貴……イクッ!」
「真二……出るっ!」
「あぁっ!」
2人同時に果てた。
二人ともしばらく放心状態になっていた。兄貴は他の男とやる勇気がないらしい。週に1回程度、私が兄の相手をする事にした。

終わり。
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