75 虚福劇場
私は、常に作詞か物書きに専念していたが、そういったものを音に乗せて吹き飛ばすことにある種湿った空を焦がす光の爪の迸りを感じたこともある。

音まで含めなければ本来歌は完成でなく、だから歌詞だけを見てへーへーと頷くことは作文を読んで感動するのと同じ価値しかないのだ。
歌は作文に非ず、歌は歌だ。あらゆる音の繋がりに意味を込めたり、言葉だけで伝えられないものをそこに引っ張り出さなければ、ぜーんぜんダメだ。
(ID:x1w/1u)