ＮＨＫ言語講座 〜言語不自由の美学、何でも話してくれ〜

最終回。


「あ」

「 "あ" ってさ、よく見てみろよ子供の落書きに見えるんだぜ」

『ホントだね、でもソレって確か "げしゅたるなんとか" って言うんだよ』

「ヘエ、じゃあ "げしゅたるなんとか" ってのが "げしゅたるなんとか" したらどうなるんだ」

『ウン、そんなことよりさ "げしゅたるなんとか" した "あ" をなんとか文字に出来ないかな』

「で？ソレ、なんか意味あるわけ？凄く独りよがりだね。てか質問はスルー？」

『エッ』

「てかさ、前から思ってたんだけどさ、おまえのさ、そのＫＹで高慢で独善的な態度さ、どうにかならないの？」

『ア？おまえだって何言ってるのかわからない時あるんだけど。てかおまえの言うこと自体 "げしゅたるなんとか" なんだけどキモい』

「ヘエヘエ、じゃあこの際言うけどさ、おまえさ、自演やめろよな、こないだの質問コーナーのさ、ＪＫからおまえ宛てのお便りさ、アレ自演だろ。横目で葉書見て直ぐわかったよ、アレ、おまえの筆圧だ。おまえってさ、清書になるとバカみたいに筆圧上がるわけよ。なにアレ鉛筆？200Ｂとか？しかもおまえさ、質問コーナーなのにファンレターとかバカですか？バカですか？バカなんですかあ？アハアハ…」


『あ？』

「あ？」

『あああああああああああああああああああああああああああああああああああーーーーーーーーーーー』

「…ッ…あ、あ…ッあ…」

『あ！あああ！ああ！あ！あああああああ！ああ』

「あああああーーッ……」

『ああ、ああ、ああ…ああ…ああ、ああ…ああ……』


♪

あーあーーあああああー
ああーーあああああー
ああああーーあああああー
あーーああーあ ああーああー
ああああああーーー……

♪