8 虚福劇場
私はナチスと言いながらバビロンの話をしていた。
……そんなことをしていたか?
まっすぐな照準の上で君と僕は弾の軌道の糸を紡いでいたと思うがそちら側の解釈は然程単純ではなかったと…

それはいつか拾う前提でさて置いて、地上に等しくコウテイの息子である人類は順当にいけば授かり物に身を委ねるのではなくその恩恵を被る筈だった
それがなにゆえか現実に落とし込まれない淡い色
この世を統べる生物として技術を利用するのであって、技術に利用されてはならない
まして技術に遊ばれるなどもってのほかである
歯車の行き届かぬ高次元の興味や実験など、内なる多少の狂気の火に少しでも触れるべきではないのだ
(ID:x1w/1u)