90 一匹狼◆761N01
昔、特に俺の時代は無神経と言うか無頓着な時代でその名残がまだあったからなあ。
今のデリケートで規制が厳しい時代とは違い、大らかで良い面もあったんだが色々と行き届いてなかった。
まさか精神を病む子供がいるなんて発想もなかっただろうし、デイケアなんか全くない時代だったからな。
今思えば中3ぐらいで限界が来てたから登校拒否し、卒業式も出なければよかった。
義務教育だからといって無理して通う必要はなかった。
仕事どころでもないし早くから精神科に通ってればこんな事にはならなかったのかもしれない。

まあ親父や先生、周りが発端なのは間違いないが子供なりに経験・知識があれば跳ね返したり受け流したり出来たんだよな普通は。
同じ兄弟でも兄と弟は俺みたいに精神を病むことはなかったからな。
だけど俺は元々の性格に加え、物心ついた時から萎縮し、潰されてたからそれが出来なかった。
負けん気ばかりが空回りし、悔し泣きするしかなかった。
じっと我慢し、大人しく押し黙って従うしかなかった。
だから子供の頃しゃべれなかった分、また以前のように覚醒して喋り倒したいって思いがある。
例えそれが毒舌であっても、それで多少、人を傷つけ嫌われても。

人は傷つけ合わなければ生きられないのか?他者を犠牲にしなければ生きられないのか?
それは自然の摂理、自然界を支配している法則みたいなものなのか?
そんな事を心の中で自問自答するわけだが・・・
俺としては先ずストレス発散で気晴らしし、委縮した心を払拭しなければならない。
自分で自分を生み直さなければならない。

そう言えばデイケアに行ってた頃は喋り倒しながらも職員とかに頼ってた。
何気に悩みや弱音を吐いて分からない事も質問してたような気がする。
とにかく喋るって事は大事なことなのよ。
意思表示する事で時に相手の行き過ぎた言動を抑制したり、分かってもらえる場合もあるからな。
でしょ?
柔軟性、多角的な視点、経験値。
全然ないわけじゃないが何にしてもデイケアとかに通い覚醒してからだな。
(ID:5Lr0ud)