子供と狐の冒険譚

(アドレス不備による再投稿です。)

おや、いらっしゃい。この題で見てくれたと言う事は、我…と、失礼。私の探し人で良いのかな。
先ず、初っ端からの伽羅口調を謝罪させて貰おう。失礼ついでにもう一つ、以下の条件を飲める者のみ先に進む権利がある。

【条件】
壱:背後様が戸籍・精神上、高校修了済の女性
弐:中〜長文派(こちら上限無し)
参:話を発展させる、展開を作る事が好き
四:裏は流れで構わない(物語重視)
伍:サブ伽羅が使用出来るorこちらの使用を許容出来る
淕:打ち切り時は題名に“終幕”で空メ
七:半角仮名を使わない
捌:レス関係寛大
玖:ロル形態寛大

飲めなかった者は早々にお帰り。今ならまだ道は開けている、神隠しに遭う事もあるまいて。
さて、先に進む者には設定を。

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幼い頃の記憶。病床の祖母に逢いに、母親の田舎に連れられて行った時の事。
真新しい畳の匂い、夏草の薫り、穏やかに優しい母の声。
母が語る寝物語は、祖母から聞いたと言う昔々の快活な少女と狐の冒険譚。
母は、話し終えるとこう言った。

「私達はお狐さまに守られているのですって」

その次の日、祖母は冷たくなっていた。

葬式の準備に追われる大人達の目を盗み、大人しくする事に飽いた子供は、祖母の家の裏にある深い山へと興味本位で足を踏み入れる。迷子になっている事にも気付かずに獣道のような僅かな道を歩く子供が疲れ切った頃、延々と連なる鳥居と割れて苔むした参道が子供を出迎えた。
最早地面と殆ど区別のつかない石畳を進み、朱色も剥げ、所々壊れて傾く百をも超える鳥居を抜けた先にあったのは、参道の両脇に五つずつ立つ、破壊された何かの土台。更にその先には、殆ど朽ち掛けた社を背景に、一人の青年が佇んでいた。
狐面を付けた奇妙な青年は、消えてしまいそうに儚く、其処に居た。

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[返信について]
お相手願う方に。
説明を代わりました、灯火花と申します。
先程の者は朔月華、仲良うしてやって下さいませ。

【設定】
上記の背景で青年に出逢った子供は、何らかの経緯で青年と一つの約束をします。青年が寂しそうだったからか、迷子である事に気付いて自分自身が不安だったからか、子供の無邪気さ故かは分かりません。
ただ、「もうずっと独りきりで此処に居る」と言う彼に、子供は「じゃあ、僕が友達になってあげる」、そう約束をしたのです。子供と指切りをした青年は、子供を山の麓まで送り届けます。
「また逢おう」、そう言って青年が子供の手を離した瞬間には青年の姿は消えてしまいました。
山から帰った子供が見たものは、山の中では黄昏色をしていた空が何時の間にかすっかり闇色深くなり、大人達が自分を必死で捜す姿でした。驚くべき事に、子供が山に入ってから丸一日が経過していたのです。
そうして、こんな事があったものですから、子供はそれきり田舎に連れて来て貰える事がなくなり、青年ともそれきり。けれど、この不可思議な出来事は子供に置き土産を残して行きました。
子供は、それから周囲で不可思議なモノを見るようになりました。
痛いと嘆く、黒い靄。
笑って頭を下げる、一つ目小僧。
部屋の物を勝手に何処かへ持って行こうとする、小さな鬼。
血塗れの、化け物。
イツマデと鳴く、巨大な鳥。
汚い川を寂しげに見つめる、白蛇。
それは、他の誰にも見えませんでした。けれど、次第にそれが子供にとって当たり前の世界になりました。
そうして、子供は高校生になります。
妖や幽霊は見えても特に何かある訳でもなく、そうだと気付かない事すら。そんな暢気で平凡な生活を送る日々。そんなある日の事。父親の仕事の都合により両親は海外へと旅立ち、日本に残りたいとごねた子供は一人暮らしをする事になるのでした。そう、あの田舎で。
つまりはもうお分かりでしょう、子供は青年と再会する事となります。

【萌萎】
萌可:物語重視、ほのぼの、甘〜切ない、スキンシップ、友情、恋愛、軽いギャグ〜シリアス、イベント、ハプニング、サブキャラ、軽い戦闘、多少の流血やグロ、冒険、日常、流れでの裏、PLでの相談会話、レス関係、連絡ありで休メ、打ち切り時空メ
萎不可:高校生時160cm↓、冷静過ぎ、無反応、短文、鸚鵡、記号乱用、展開任せ、鮪、女々しい、メインCの死、過度悲愴、四肢切断、スカ、重SM、無断打ち切り
[返信について]
同上。
説明代わるわ、俺ァ天祈。俺らについてはあとで涙結晶が説明する。

田舎は疑似京都のような町並み、ただ背後は京都に詳しくねェから了承してやってくれ。詳細プロフやお前が転校する学校については相手を願う奴にのみ送る。
もし相手してやろうって奴が居たら、以下の事を書いた書状を送ってくンな。
サブはe箱、new所持だが、最近どうにも通じ辛ェから本アドのが良いのかもな。まァ、どっちでも良いわ。

題名:子供と狐の冒険譚
本文
・貴Cプロフィール
詳細希望、貴Cは当Cの正体や当時逢った青年の顔を知りません。それを踏まえて、当Cとの約束を覚えているか、見鬼になった事をどう考えているか、などは好きに設定して下さって構いません。子供時代から希望の方は、大きく容姿に変更のある部分だけでも良いので子供時代と高校生時代両方のプロフィールをお願い致します。
・初期希望C
・萌萎可不可
・質問、要望など
・子供時代から始めたい場合は社に辿り着くロル(麓に降りた後は時間軸変換)
・高校生時代から始めたい場合は何らかの理由で再び社へとやって来るロル(社があるのはほぼ山の頂上付近です。)
[返信について]
同上。
任されちゃったし、仕方ねェから僕が説明してやるよ。自己紹介は要らねェっしょ、天祈が言ったし。
こっちの初期提供は三人、全員社を持つ空狐って奴。要はお稲荷様。先ず誰かを選んで貰って、そいつを中心にお前に関わって行く。だから乗り換えたかったら途中で言え。あと、体重は狐の重さ程度から外見相応まで自由自在だから省く。髪型や服装は僕らと関わる内にお前が変えようと思えば変わるかもね。
あと、僕は設定がちょっと特殊だから覚悟しろよ。っつーか、僕は初期提供じゃねェの、途中で望む奴が居たら提供する形。あと、僕だけリバだから要注意。

【初期提供】
朔月華(サクゲッカ)
外見/身長:20代後半/178cm
腰を過ぎる漆黒の髪に、二重で切れ長の金色の瞳。顔立ちは柔和で温厚そうな印象、造りとしては繊細でやや男らしさには欠けるが中性的と言う程ではない。出逢った当初は黒い狩衣姿に黒い狐面。
外見通り温厚で責任感も強いしっかり者、やや世話焼き気質。僅かに口調に古風な名残りがあり、現代について疎い。子供っぽい面も持つが基本的には大人、矜持は高い。
一人称は「私」、うっかりすると「我」、二人称は「貴方」、うっかりすると「御主」。稲荷としては珍しく、火を御し水を克す黒狐。権力と繁栄を司る。

灯火花(トモシビヒバナ)
外見/身長:20代半ば/179cm
膝裏に付く程の赤みの強い金茶の髪を緩く三つ編みにして背に流し、二重で切れ長の瞳は同じく金茶。涼しげで、何処となく冷たそうな印象のある整った風貌。出逢った当初は白い狩衣姿に赤い狐面。
口調や物腰こそ礼儀正しく丁寧ではあるが、若干人間不信気味。貴Cに限りそれが少々緩和されている。毒舌家の皮肉屋で素直になれない天の邪鬼、所謂デレの少ないツンデレ。現代の事は程々に理解している。
一人称は「私」、二人称は「君」もしくは「貴方」。稲穂の成長を見守り豊穣を与えると言う赤狐、豊作を司る。
[返信について]
同上。
天祈(アマツキ)
外見/身長:20代半ば/182cm
純白の髪は左の長いアシンメトリー、首の後ろ部分の髪のみ背の中程。左サイドに紫のメッシュ入り。二重でやや吊り気味の瞳は紫水晶色。怜悧で華やかな伊達男的風貌。出逢った当初は白い着物をしどけなく着崩し、黒地に白い彼岸花を描いた女物の長羽織姿に白い狐面。
自由奔放で気紛れ、派手好きで行動や言動は軽く、戯けたような印象が強い。反面、貴Cの事を分かり辛いながらにとても大切にし、触れ合い方が分からないように戸惑う様子も見せる。現代については詳しく、時折街に遊びに出ている。
一人称は「俺」、二人称は「お前」。商売繁盛や金運を司り、風害を防ぐ白狐。人々に幸福を与えるとされる。

【サブC扱い/途中提供可】
涙結晶(ルイケッショウ)
外見/身長:10代後半/168cm
種族:野狐
銀色の髪は肩に付く程度、前下がりでサイドの長いショートカット。ぱっちり二重で猫目気味の瞳は薄い水色。顔立ちは童顔で未だ甘さを残し、表情も相俟って生意気そうな印象が強い。狐とも思えないような、ユニセックス気味なゴスパンクを好む。
気紛れで奔放、刹那主義の快楽主義、楽しい事が大好きで悪戯(では済まされないような大事)も大好き。頭は決して悪くないが純粋故に無邪気に残酷、好き嫌いが激しく口も非常に悪い。
一人称は「僕」、二人称は「お前」もしくは「テメェ」。元野良妖狐、傷付いて死に掛けていた所を貴Cの約束相手に保護されて懐いた。結果、貴Cを疎ましがるように。四人の中では最も幼く、月を司る銀狐だがまだまだ未熟、驚き過ぎたり怯えたりすると耳と尻尾が飛び出る。
[返信について]
同上。
ご機嫌麗しゅう、皆々様。
こちらは下げてありますので、もしまだ応募して下さる方が居らしたら親記事からおいでなさいね。
質問を頂きましたので、回答を。

A:この記事は再投稿か。
Q:ええ、仰有る通り。間抜けも良い所の背後が住所確認を怠りましてね、試しても届かなかったんですよ。ですので、今までに送って下さった方が居らしたなら、申し訳ありませんが届いておりません。すみませんねぇ、背後が単細胞で。お手間を取らせますが、再送して頂ければ幸いです。質問だけでも構いません。現時点で、何名かが確認や再送をして下さいました。有り難い事です。

A:貴C様は独り暮らしなのか、祖父や誰かしらが居るのか。
Q:書いた通り、独り暮らしです。私達が顔を出す事もあるでしょうし、他人が居るのは御免ですのでね。こちらの背後の設定では、貴C様の祖父は若くに他界しており、祖母は女手一つで貴C様の母親を育てた、と言う事にしたいと思っています。祖母の自宅は古い日本家屋で、現在は手放されています。ですので、貴C様が独り暮らしする場所は祖母宅が貸家になっていた設定でも、他の貸家でもアパートでもお好きになさい。

A:優遇冷遇はあるのか。
Q:あまりに少女めいた方や気弱でおどおどした方、交流が難しい程無反応や無関心な方は冷遇させて頂きます。…リアクションがある方が弄る側としてもやり甲斐が…、いえ、何でもありませんよ。お気になさらず。
それと、敬語C様の募集は停止させて下さいな。思っていた以上に敬語使いの方からのご応募が多かったので。

A:サブCを使えた方が良いか。また、サブCにはどんな者が使用可能か。
Q:そうですねぇ、使えなくても構いませんが、やはり貴女もサブCを使える方だとやり易いでしょうね。引っ越した先の学校の友人や、以前の学校の友人、妖や私達の眷属、町の人々…話の展開に応じて色々と遊べるでしょう?

A:こちらからも好きにイベントを起こして良いのか。
Q:勿論。歓迎致しますよ。季節イベントや学生らしいイベントは勿論、妖同士の喧嘩に巻き込まれてみたり、学校の友人と怪しげな古書に吸い込まれてみたり、引っ越し前に住んでいた場所に里帰りしてみたり、学校の七不思議に首を突っ込んでみたり、友人が妖や幽霊に憑かれたり、迷子の妖の手助けをしてみたり、怪しげな退魔師や坊主がやって来たり、揉め事なんて幾らでもやって来ますから。…貴C様がそれを歓迎しようがしなかろうが、ね。

A:募集期間は?
Q:記事を消すまで募集して居りますよ。記事がある内はどうぞご遠慮なく。

以上です。
皆々様、沢山のご質問をありがとうございました。
[返信について]
同上。