世界に色が戻るまで

月が綺麗です。ある人は愛してるをそう訳したと言う。俺はかつて人を初めて愛したとき、世界に色が見えた。そうか、今まで俺は世界の色を失くしていたんだなってわかった。
今も俺の世界に色はない。
だから、もし、この誰宛でもない手紙を読んでくれる人がいたなら、俺に色を与えて欲しい。

俺のことを書こう。
関西に住んでいて、休みは土日祝だ。
フェムの見た目で、あまり容色に自信はない。
演劇が好きで脚本を書いていて、雨の日に文庫本を持ってお気に入りの喫茶店に行くのが好き。職業は事務、軽いハンディキャップを持っている。提供は創作♂か♀。

君に求めることは土日休みで関西在住なことだけ。もし俺に色をくれてやると言ってくれる人がいれば、俺はその人を心の底から愛するよ。