蜘蛛の巣

小雨降るこの季節に君の残り香も攫われてああ、濡れた写真は溶けて崩れ落ちて行く。
こんな夜は君の温もりに触れたくて、声をこの耳に届けたくて、踠いてしまう蜘蛛の巣の蝶。
さあ、そこ行く君よ。私を捨て行くか、この網羅されたしがらみから掬うのか。
君の真価を見せよ。

提供/写/真/家
募集/占/い/師、納/棺/師

希望者は気楽に手紙を送ってくれたまえ。
待っているからね。場所提供感謝。
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なり電