1 雨月

優しい目をした王子様

24歳、女装っ子です。
女の子願望は幼少時代から、思春期になって父親年齢の男性に性的な気持ちを持っていることを自覚しましたが臆病で人前が苦手でそんなだから友達も少なくて、少ない友達にも言えないことだからことさらに男っぽく振舞ってみたり、偽善的で隠し事をしている自分が嫌いでした。
独り生活ができて夢に見ていた女の子の服を着た時心が震えました。
清楚だけど女の子の下着をつけて鏡の向こうにいる自分じゃない女の子。
でも独りです、独りだけの世界、可愛いけれど寂しそう。
チビだし細いから頼りなげ、微笑んで見るけれど微笑み返してくれる目はありません。
女装っ子を求めている男の人、私のような女の子を優しい目で見てくれる人、どこにいるのかしら。
2 やす
雨月さん初めまして
私はお付き合いしたいな〜
楽しくゆっくり女の子としてね
3 鏡の国のアリス
女の子で生まれてきたかった男の子。
女の子を装って鏡の中をみると男じゃない私がいて、そんな喜びにいっの間にか装いが増えて化粧道具も増えて違う自分にワープしている時間が増えて・・・、でもたった独りの世界。
芽生えた疼きに背を押され震える指で見知らぬ男性と会話して画像を交換してしまう。
送ったのは鏡の向こうの私の姿、鏡の向こうの私は自分じゃないくらい積極的になっている。
お会いしたその日に鏡の向こうの女の子は女にされてしまっていつまでも消えない女にされた傷痕の痛みに男のことを思い返さずにいられない、いつまでも男の体の痕跡が残っていてそれが男への思いに変わっていく。
男はもう私が鏡の向こうに行けば奔放に性の快感を与えてくれることを知っているから私が紅のルージュを引くのをじっと待っている。
優しい口づけ、温かい指、可愛い装いが床に落ちて枕元には可愛いショーツが丸まっている。
夢見る少女は鏡の向こうにいます。