1 書く人byユウ

平安京攻略所

というなの報告所。

取り敢えず...

ー平安京ー

フローラ《此処が平安京...あの怨敵がいる場所ですね...さて、まずは...》《探知魔術を発動して周囲を索敵する》

土蜘蛛の群れ《キチチチチチ》

黒武者《ガッチャガッチャ》

リンボの式神《...》


《するとフローラを囲むように数多の怪異がフローラを包囲し囲んでいた!》

フローラ《...リンボを探す前に雑魚怪異を排除しないといけませんね》(辟易としながらもそう述べて杖を構え魔術を唱えるフローラ)

怪異の群れ《!!!!》(フローラが何かを発動する前に一斉に襲いかかる怪異達!
...だが!)

『我は放つ光の白刃』!!
(襲いかかってきた怪異を閃光と熱と衝撃を伴うエネルギーの波動を放出し、その膨大な熱量の奔流によって全ての怪異を灰燼へと薙ぎ払った!)

フローラ《ふう...これも全部リンボの差し向けた刺客でしょうか...本当にタチが悪いとしか言いようが》(そう述べながら臨戦態勢を解き、探査による索敵で近くに敵がいない事を確認)

???《...ほう?あれ程の怪異の群れを呪術を用いて一掃するとは...貴様、キャスターとしても凄腕のようだな?》

フローラ《...!?(えっ!?嘘!?私の索敵を掻い潜って...!)》(探査魔術は何も引っ掛からなかったのに後方の離れた場所から聞こえた声に驚き振り向くフローラ)

???『キャスター、こいつもサーヴァントでいいんだな?』

メディア・リリィ『はい、綱様、ですがお気をつけください綱様。このサーヴァント、今まで戦ってきたどのキャスターよりも実力者です』

渡辺綱『ああ、見ていて分かる...近くに天覧武者《マスター》がいないようだが逆に好都合だ、天覧武者のいない今のうちに..!その首を切り落とすとしよう』(髭切を引き抜き、フローラへ刀を向け、一足で距離をつめ切り払った!)

フローラ《...!》(フローラもこのままでは殺されると感じ、杖を構え綱と呼ばれる平安京最強の武者との一騎打ちを行う事になった)
(iPhone8Plus iOS14.2/eonet ID:Q4duWv)
2 ─────
>>1
『あらあらまあまあなんとまぁ、面倒な事態が起きてるねぇ………さて、彼方も感知はしてるだろうし、そのマスターさんは多分他のところと同じ様に・・・・・・・・・・加藤段蔵ちゃんを引っ提げて来るだろうが………果たしてリンポが一緒に弄ぶ・・・・・のか、はたまたメインディッシュ・・・・・・・・は最後に取っておいてるのか……俺としちゃあ前者がお望みだが、はてさて……』(此処ではない何処かから観測している)
(SH-01G/home ID:3BbXRJ)
3 フローラ
ー平安京 第1節終盤ー

(剣戟の鳴り響く音が六条二坊より南下し、七条二坊へと移動する)

ざ(そんな中髭切を持つ平安武者に追われるフローラはスキルの気配遮断を利用し、近くの納屋へ潜み隠れる、その姿はあちこちを切り裂かれていた)

渡辺綱『...気配を感じない。上手く巻かれてしまったようだな。』(フローラが隠れる納屋の近くを目視で確認するが気配を感じられず、髭切を鞘へ収める)

メディアリリィ『申し訳ございません綱様。

まさか、私の神代の魔術を解析されて、逆に利用されてしまうとは...』

綱『落ち込むなキャスター。サーヴァント...中でもキャスターにはお前みたいに遥か遠い...それこそお前の言う神代から来るもの一人だけとは限らんだろう。今回は相手の方が上手だったと言うだけの話だ。』

メディアリリィ『綱様...』

綱『...それにかのサーヴァントはキャスターだと言うのに刀や弓や槍、果ては暗器も用いていた。だが、相手の未知の技が多いと言うのならそれら全てを予測して相手の必殺をこちらの必殺に変えすまでだ』

フローラ《(うええ...勘弁してよぉ...魔術を使っても容易く切り裂かれるし、英霊の皆んなの技を真似ても逃げる事しか出来なかったのに...)》(納屋の中から渡辺綱の次は逃がさない宣言に顔を真っ青にする近距離戦よりも遠距離戦が得意なフローラ)

綱『...さて、逃げられてしまったのは仕方ないがまだ近くに潜んでいる可能性もある。取り敢えずはメディア、周囲の索敵...!』(メディアに指示を出していた綱だったが、何かを感じ取る)

メディアリリィ『綱様?どうかされましたか』

綱『...すまないメディア、先程の索敵よりも優先度の高い事案が発生したみたいだ...誰かが土蜘蛛の怪異に襲われているらしい』(遠くから聞こえる怪異のうなり声と互いに助け合おうとする二人の声が聞こえる)

メディアリリィ『これは...綱様!今すぐ助けに参りましょう!』

綱『ああ、分かっている...敵方のサーヴァントよ、怪異を鎮めたら直ぐに戻る故、逃げるなら逃げろ、...逃がさんがな』(そう言って、フローラが隠れる納屋に向かって声を発する渡辺綱、)

フローラ《...っ!(まさか気付かれてた...!?)》(慣れない気配遮断のスキルすら用いて隠れているのに隠れている場所を気付かれて驚愕する)

綱『...行くぞキャスター』(しばしフローラの隠れる納屋を目視していたが、ふいと視線を逸らし、平安武者としての仕事をしに行く二人)

フローラ《...はふぅ...これが平安武者...いえ、源氏の武士さん達ですか...全然生きた心地がしないよ...》(罠かもしれないと周囲を索敵した後、ヘナヘナと腰を抜かすフローラちゃん)

フローラ《でも、私だって、リンボを確殺...或いは『契約』の遂行をしないといけないし...私が死んだらおじちゃん達が悲しむから絶対に生き残ってみせるよ...ま、まあ。ちょっと終われるのが凄く怖かったから少し隠れよう!》(先刻の綱の発言もあった為、急いで七条四坊から北上して離れるフローラちゃん...此処で綱を追っておけば良かったものを...)
(iPhone8Plus iOS14.2/eonet ID:Q4duWv)
4 書く人byユウ
獣日記(フローラちゃん観察日記) 作 安倍晴明

・京を離れ幾日、私の隠れている嵐山の隠れ家にかの主馬佐坂田金時を想起させる金の御髪に翠眼の傷を負った少女を我が式神の前鬼と後鬼が捕らえた。
・二鬼を通して秘術によって調べたところ、少女が今主馬佐と共に行動している遥か先の明日より来た青年と同じぐらいの時を生きている事を知る。

また、少女が人としてではなく、私が使役する式神...否、あの影に乗っ取られた大莫迦者が始めた天覧聖杯戦争によって召喚されるサーヴァントに似た存在であり...そして、恐らく、リンボが最後の鍵として用意した獣の因子を持っている事を知り得た。
・後は...うむ、かの女狐並みに顔と玉体が整っている事だろうか...うむ、...うむ。善かな(何がとは言わない)
・取り敢えず、かの大莫迦者に悪用されるのも今後を考えると宜しくないので、この子には悪いが、私の駒として、暗躍してもらうとしよう。...私も道満の事は言えぬな。

《日記には記されていないが、この後、晴明はフローラちゃんが寝ている間に獣の因子を一時取り除き(←え?)呪術を仕掛け、少女が目覚めるのを待つのであった》
(iPhone8Plus iOS14.2/eonet ID:Q4duWv)