まほやく賢者の書４

『魔法使いの約束』の覚え書きやメモ用その４です。どなたでもお気軽にご利用ください🌕

西ノ国ノ塔ニ住ム黒イ魔女ザラ。
私ハアナタノ気持チ、少シ分カルヨ。
何故ナラ私ニモ妹ガイルカラ。
自分コソガ特別ナギフトヲモッテ生マレテキタト思ッタノニ、
後カラ来テ全テ横カラカッサラウ。
良ク言エバ要領ガイイ子。
自分ハ親ニ奥ヘ追イヤラレテ世間カラ隠サレルハ、
正規ルートカラソレタセイデ変ニ気ヲ遣ワレル。
世間ニ顔ヲ出スタイミングヲ自分デナクテ家族ノ意思ガ決メル。
私タチ境遇ガ似テイルト思ウ。
正直、タマッタモンジャナイヨネ。
少シ前マデ、私ハ自分ノ気持チヲ隠サナイトイケナイト思ッテタ。
デモ、サスガニ限界ガキテルノ。
デモネ、ダカラトイッテ私ハ妹ガ手ニシタモノヲ奪イ返シタイトハ
多分思ワナイ。
例エ彼女ヲ好キニナレナクテ、祝福ノ言葉ヲカケルノガ難シクテモ
ヤッテイイコトト悪イコトガアルンダカラ。
理不尽ダケドモ。
アナタガ心ヲ少シデモ開イタラ、世界ノ見方ハ変ワッテ、
憎シミダケニトラワレルコトハナカツタト思ウヨ。

20章は金言が多いです。不肖の私が補足することはありません。
特に響いたのは違う価値観がぶつかった時にどうするかというムルの言葉。
二部を読みながら常々感じていたのは東と西のコントラストです。
19章から20章でそれが露わになった気がします。
革命に参加中に師に離脱されたファウスト、ブラッドリーとの待ち合わせに現れず牢獄へ追いやったネロ、主君が黒豹になり味方まで傷つける姿を目にしても秘密にしているシノと東は今後の関係にまで影響しかねない決定的な瞬間を二部が始まる前に経験。死闘の果てにこれまで以上に絆を強固にしました。対する西は二部に入ってはじめてこれまでうやむやにされていた事実に直面することになります。（詳細は19章のところで説明済み）
互いに腹をわって、もしくは腹をくくって前に進むことを選んだ東に対して、ようやく西は東が永遠に思えるほどの時間を重ねて縮めてきた距離にどう折り合いをつけるか、という段階。そうならないことを願いたいけれど、取りようによっては二度と修復が叶わないほどの別れを意味するほどに事態は深刻な様子。
それでも、開いてしまった物語を途中で閉じるわけにも筆を折るわけにもいかないので来月の満月（＝十五夜？）を待ちましょう。
9月に入ると（日本の習わしでは）故エリザベス女王の一周忌です。訃報を耳にしたときも夜空には煌煌と月が輝いていたような気が。チャールズ三世の即位式が行われたのは今年の五月のこと。偶然か、必然か。colyさんは更新のタイミングを心得ているようです。
予告
カインの記事を書いた後、賢者の書5はいよいよ歴史書に近くなるかもしれません。

月華サンヘ
ラスティカハ西ノ国ニ戻ルベキジャナカツタト私モ思フ。
多分、彼ノ心ハトウニ壊レテイテ、体ハソノ入レ物ノヨウナ
状態ダツタノデハ？
クロエト旅ヲ続ケテイル限リニオイテハ新シイ
経験ヲ上書キスルヨウニ積ミ重ネルコトモ出来タカモネ。
デモ戻ツタカラ、上手ク言エナイケド、本来アルベキ状態ニ
ナッタノカ、ソレトモコレモ黒魔女ノ仕業ナノカ。
セメテ、シノトヒースノ一件ガ伏線ニナツテイテ、
フィガロダケデモ元ニモドス方法
（他人ノ記憶ニ介入シテ心ト体ヲ修復スル方法）ヲ
知ツテイレバヨカツタンダケドネ。
デモ、ソレコソ原型ヲトドメナイ別物ニナッテシマウ
カモネ。
デモマダ石ニナッテナイ。
望ミヲ捨テテハイケナイ。

舞台を見て薄々思っていたことを晶自身の口で代弁してくれました。
新（しん）さんが担当した1部（舞台版一章〜三章）では、異世界に放り込まれて戸惑いつつも、とりあえず共に行動していくことになる人たちについて（特に北は）一人一人理解していこうという姿勢が感じられました。
一方夏向（かなた）さんが担当したプレリュードでは、いよいよ本格的に異世界に出向くことへの不安や期待（欲望と親愛）、外の世界から（魔法使いたちに）向けられる刃の恐怖と背中合わせで生きていく魔法使いたちの覚悟や誇りに対する信頼（正義、奇跡、矜持）がうかがえました。そして舞台版
では未知の世界である1．5部、2部を通してようやく晶の中に1部でオズが向けた「役目に飲み込まれて己の名を忘れるな」という言葉がしみてきたのだと思います。演じたのは二人だけど二人で一人、二律背反の感情を上手く演じ分けたと思います。だから舞台ってずるいね！
ブラッドリー役の中村さんが新さんが今回の祝祭を観劇されていた時、「過去も今も大切」とツイートされていたけれど本当にその通りです。

ワカラナイ賢者ナニもワカラナイ、ミンナ幸せハッピーじゃなかったの?
西師弟の雰囲気だけワカラナイ、ミンナ集合してハッピーじゃなかったの?ワカラナイ、ティカの目に光ナイ、まほやくお願いだから西師弟をイジメナイデ
ワカラナイナニもワカラナカッタ
まさかココデオワラナイよね、ラスティカにこんな事したヤツ賢者ユルサナイ

2つのイベントと700万ダウンロード記念で盛り上がった7月。
SSRこそ増えなかったものの、SRの手札はそこそこ増えました。
カイン　　　　七夕イベで二枚
アーサー　　　七夕イベで一枚
　　　　　　　　　　　　　　　　↑※ビンゴ報酬含む　　　　
ラスティカ　　セラータイベで二枚
ルチル　　　　セラータイベ（ガチャ）一枚　　　
　　　　　　　賢者〜のガチャで二枚
ブラッドリー　賢者〜のガチャで一枚
etc.
手持ちのマナ石　4008個
（内、有償のマナ石が3個増えて、305個になりました）
8月の日記は中央主従を掘り下げる予定です。
祝祭ステの2曲、
冒険好きだけど無鉄砲な若者らしさが出ていて格好良かった！
訂正
千秋楽のネロの台詞（東祝祭にて）
「起きてる、起きてるよ。あんまり揺らさないでくれ。起きてるよ。やれ」
「やれ、いいから」
「叩くな、叩くな。痛（イタ）っ！」
ファウストとの攻防、お疲れ様でした（笑）。
ザシャにネロがいない理由をごまかしていたので賢者のついた嘘は3つです。

番外編　part1の東の国
冒頭。サポメンなのにいきなり目立つファウスト。
ネロは西の国に着いた途端、ランチバスケットを狙われ、
無意識にリクエストを聞き入れるところもアプリ通り。
クロエに声をかける優しさも。
アントニオの態度にシノ、ネロ、ファウストが「最悪」の3連発。
ファウストが一番声が大きい。
それでも、ファウストが天空離宮に漂ういびつさを見抜き、
西の国が勝負をかける際はしっかりお見送り。
南の祝祭前のネロとファウストの晩酌のシーンが見れたのは良き。
コタツのログストもこの時からしっかり入ってました。
毎回違うシノのアドリブ。
ヒースが入らないことにすねて壊そうとしたのはさすがにやり過ぎ
だったかも。

今回は西の国が場内アナウンスをお手伝い（いつもはドラモンドとクックロビンの担当）。そこで前回の祝祭part1もおさらい。
新キャストのお披露目の舞台でもありました。
グラスと空き瓶が重要な小道具として使われました。
西祝祭
1噂話大好きな西4人のダンス。
2クロエが胸の内を明かす短いけれど大事な歌。
3家なし魔女とアントニオの対比。空っぽのグラスと一杯のグラス。
4欠片のムルが明かす真相。天秤は釣り合うか。
　背後で流れるのはシャイロックとの愛憎関係を象徴する曲。
5ムルとアントニオの大勝負。
　自分の店を賭けたシャイロックのため、欠片のムルは一肌脱ぐ。
6鳴り響くラスティカのピアノ。クロエの魔法で家なし魔女は変身。
　（クロエに後押しされて彼女の内に秘めた思いが自信として表に出た形）
7歪みが正されようやく祝祭が行える状況に。
8ラスティカのことを思い出すアントニオ。
（岡さんの表情がついたことでキャラクターに立体感が生まれました）
その頃南は早口言葉合戦。
南祝祭
1皆から贈られる旅の無事を祈る品々に加わるミスラの笛。
2レノの箒にまたがる賢者。
3風に任せる西を象徴する曲が南の大地を象徴する曲にリニューアル。
4ルチルとミチルの箒を褒める家なし魔女改め村の子供。
5ルチルと賢者が見たかけがえのない景色。
6powersの渾身のアドリブ台詞にレノもたじたじ。
7ムウムウのかわいさは正義。
8フィガロがレノと南の国について語り合う。
　穏やかな時の流れが二人のわだかまりをほどいていく。
9ムウムウが行方不明になってルチルの魔法で探索。
　どんどん崩れてゆくルチルのテンション。
10ムウムウは家族のもとに。ミチルが見つけたかけがえのないものは？
　ミチルを抱きしめるルチルに兄弟の愛を感じます。
11祝祭が成功し、素敵な夜空を思い出に。

東番外編　シノに釘を刺した後のファウストと、教会に助けにきたときの
　　　　　ネロがそれぞれシノの頭を撫でるシーンは本当に保護者。
　　　　　ファウストに撫でられた後、シノが余韻にひたって自分の頭を
　　　　　触っているのも舞台ならでは。
北の国編
0オズがせっかくごまかしたのに、フィガロは中央のメンツを煽ってオズが行かざるを得ない状況に追い込む。
1冒頭から北3に早寝をさせたい双子先生。
（Powers？の力を借りて大人化）
2嫌でも頭に残ってしまう北3の悪巧み。今回はブラッドリーにミスラ、
　オーエンも交えてロック調。双子先生の歌詞を真似た最後に、
　謎の振りが極めつけ。
3双子先生による衣装褒め褒めからの双子の新ポーズオーディション。
　（衣装替えの時間稼ぎだったらしいです）
4賢者をガン見するミスラ
5賢者をお姫様だっこ
（南祝祭でレノにクッキーをあげるシーン以上のサービス）
6倒れかけた賢者を「めんどくさ〜」と言いながら介抱するミスラ。
7気絶した振りを続ける賢者。しばらく北3とだるまさんが転んだをした後の「ぐぅぐぅ」が可愛い。
（賢者のついた嘘2、今しがた起きた振り。すぐに見破られる）
8中央組による日替わりゲーム
（あっちむいてほい、じゃんけん、愛してるよetc）
9呪鳥の影響がオーエンに出始め、オズが無理矢理回復させようとすると
「矜持を邪魔するな」とホワイトに制される。
　今回はよりスノホワの違いが際だった形。ホワイトの主張強め。
ミスラとブラッドリーはハイタッチ
10オーエンは八つ当たりでカインの頬をぶつ
11夜が来たと思ったらミスラとオーエンが仲間割れ。
　ブラッドリーは賢者を守る形に。
（2人は本気モードだけど、若干powersの動きがアプリのミスラの骸骨の絵に比べ、ついて行っていない気が。今回は稽古期間が短い割にやる事が多いので致し方なし）
12精霊が北製と賢者を飲み込んだ際、ミスラが空間の扉を開ける。
　何故か東が祝祭衣装のまま後方で歌唱。
ミスラ「俺がやれると思ってるんで」
最後にオズに抱えられるも有言実行の男。
13祝祭を終えてオズに叱られるも、アーサーがかばう。その時に足を閉じているブラッドリーの殊勝なこと。でもそれもつかの間、リケの持ってきたお菓子を取り合ってやっぱり大人げない。
14ここが舞台オリジナル。全ての祝祭をやりとげて、メサの跡地で出会った吟遊詩人が歌を贈る。

東の国編（2）
ただ単に推しだからというだけではなく、東は唯一前回の祝祭を見ているので熱気が一段違っていて、見所多し！
11ミスラがレモラの頭に攻撃を加えたことでレモラが多頭化。忠告を無視したミスラにファウストは胸ぐら（襟）をつかんで激昂。
12「俺は一緒に行かない」とブラッドリーを拒絶するネロ。メインスト一部で月蝕の館についてきたときとは明確な差。
13レモラと闘うネロをブラッドリーが助ける。二人の呪文が重なる演出は舞台オリジナル。
14「これは英雄の大鎌だから」と重い鎌を拾い上げてザシャを守ろうとする賢者。傷だらけでも立ち上がるシノとようやく正気になったヒース。そこにようやく保護者二人が合流。
15全てが片付いても自分たちがやってきたことの愚かさを受け入れられない住人たちに、ネロは機転を利かせる。

東の祝祭編（1）
１衣装を褒める観客を片手で制すファウスト
２ミスラに帽子を触られてビクリとするファウスト
３ネロがブラッドリーに勢いよく胡椒を振りかける。（ポケットに何故か
　胡椒が入っている）
４冒頭から見せつけられる東の歌唱力
５ヒースをザシャに自慢するシノ
６ネロ「悪いことはするさ。魔法使いだからな」
７「言うことを聞けないなら魔法舎に帰れ！」とシノを叱るファウスト。
　「おまえは英雄になれる素質があるが功を焦るな」と釘を刺す。
８倒れた振りをするネロを叩いた後のファウストの棒演技（本人弁）
９一幕の最後に、答えなんてないんだよ、のないんだよを
　ほぼその場にいる全員の視線を集めながら言うザシャ
１０「孤独の内側でなら俺が主人公」とザシャに寄り添いつつも村の掟
　　に縛られないよう説得するシノ。
　　おそらく同じ歌の枠内、時間帯で過去の自分を村人に重ねて、
　　ファウストに
　　「役目ってのは甘い味がするものさ」と言うネロ。
　　幕の裏にブラッドリーが見えるのは舞台ならでは。
　　その後の、「拗ねていじけてふて腐れて」のくだりまで見所。
　　（引きこもりはファウストも認める所）

役者の皆様、スタッフの皆様、暑い中本当にお疲れ様でした。
全日程完遂お見事でした！
（願わくは準備期間がもう少しあるとよかった。アプリと比べると美術の作り込みの甘さは否めない。背景、演技、衣装は合格点！）
中央の国編
１メサの遺跡を掘り起こすオズの低音の歌唱（今回は今さん（ヴィンセント）や岡さん（アントニオ）といった大御所がいない珍しい舞台。そこで丘山さんが最年長としてさすがの貫禄！）
２カインとアーサーの兄弟のような友情
３賢者がついた嘘、その１オズの腹痛。甲斐甲斐しくお腹をさするリケ
　その後、パウンドケーキを頬ばるシーンとオズとの会話はアプリのまま
４南フィガロを褒められて「いい奴だね」と（レノに）返したフィガロに「前言撤回は受け付けません」と釘を刺すレノ。
因縁を乗り越えた先にある二人ならでわの会話。
５真顔で魔法使いの少年を殺そうとするメサの民
６カインが飲み込まれ、自分の行動を後悔する賢者にオズは頭をポンポン
７少年時代を思い出すアーサーを助けにくるオズ。強い絆。
８「やるべきことをやる」という中央組の使命感に押されるオズ
９北フィガロからのフィガロ「皆、頑張れ！」オズ「気色悪い」
１０現在の吟遊詩人がオズに出会った驚きの表現が毎回違う！
番外編　唐突に無感情で現れるミスラ（実物）の「無理無理無理無理無理」と「逃げて逃げて逃げて」

その祝祭を見てきましたよ。
月華さんが引いたファウスト先生は教会で怪魚にとどめを刺すところでしょうか。
劇場の規模はミニシアターくらい。
それでも、映画館の高音質＋劇場の臨場感という贅沢な環境でした。
伴奏の最低音まで耳にしっかり響いてきて聴き応えがありました。
ネロが倒れる芝居をするところで、「起きてる。起きてるーバレるって」もしっかり聞こえました。（二人が村人の会話を聞いているところで、ファウストが散々カーテンに絡まって苦労していたようなのでネロとファウストの位置をずらしたように見えました）
東祝祭は、ザシャ君がファウストの手を握っていて可愛らしい。
ザシャとシノが二週間あまりの間にすっかり兄弟になっていて台詞の言い方が優しくなっていました。
（事件解決後、捌ける前にザシャを誘う文句がカブトムシからコタツに戻っていた）
中央祝祭のフィガロといい、北祝祭のオズといいちょっと？中の人が垣間見える瞬間がありました。和合フィガロはどうしてもアドリブ台詞に「ポッシデオ」を入れたかった様子。丘山（きやま）オズのお気に入りの双子ポーズ「キャッキャ」は賢者考案。
北祝祭に出かける前にオズが中央の面々に話をごまかすのですが、本日はババロアの話でした。
北祝祭前、悪巧みトリオのダンス後、今日はオーエンがブラッドリーの動きをなぞっていたような？
最後には重大案件が発表されました。２０２４年の舞台はエチュードシリーズであることが公にされました。正直やらないものと思っていたので嬉しい驚きです。（前回の祝祭で既にネロとファウストは晩酌をしていたので）
エチュードは時間を遡ったエピソードもあり、どうやらイベントストーリーの公開順（その中で今回のように順序が入れ替わる微調整あり）で舞台は進んでいく様子。
これからも魔法使い２１人と賢者＋αの旅を見届けられたらと思います。

賢者の魔法使いガチャ、残りの石的にも引けるのは　一人だけ…さて誰を引くか
候補1　ミチル
最推しだが、割とカードを持ってる
候補2 　クロエ
推しなのに関わらずSSRが少ない
候補3　ホワイト
スノウは持ってるのにホワイトのSSRは無い
候補4　リケ
可愛い
候補5　オーエン
最近オーエンにハマってる
さて誰を引くか…

新イベ「セラータの調べは鎮魂の夜に」が発表されましたね。
レノさんSSR多くないですか?レノさん推しの賢者様は大変なことになってると思います。
初めてですよ、予告で推しが来ないことを祈ったのは、ちょっと石が無さすぎます。
てかまほやく700万ダウンロードおめでとうございます

7月17日昼公演で舞台「魔法使いの約束」が100公演を迎えたそうです。
21人いるなかで皆勤賞はヒース君ただ一人。
（ファウスト先生は、前回惜しくも体調を崩された日があったので、
19日の昼にて100公演目）
それだけ完走するって大変なこと。
まだまだ夏は始まったばかり、容赦なく日差しは照りつけます。
公演は折り返し地点。どうか無事に走り切れますように。
そして引き続き作品が皆様に愛されますように。

ツバメが王子に話す旅の情景には三種類あります。ひとつめは異国、エジプトの風景。ふたつめは王宮をはじめとする富裕層の暮らし、そして最後に王子像の眼下に広がっている貧民層の暮らしです。
それらは二人が辿ってきた旅路、ラスティカが見せた外の世界、クロエの元々の暮らしを思い起こさせます。クロエは旅を通して偏見の目とあたたかい眼差しの両方に触れながら見識を広げていきます。傍らには常にラスティカの存在がありました。
一方、「幸福な王子」のツバメはエジプトへは行かず、目が見えなくなった王子の側にいることを選びます。ツバメが仲間から離れた理由は一本の葦に恋してしまったからです。でも葦は風が吹けばそちらへ体を向けます。とうとうツバメはその恋にあきてしまい、旅だった先で王子に会いました。王子の望む通り、献身的に金箔を剥がしては町の人々に届けるうちに今度は王子を愛するようになります。王子も（おそらくは友人として彼なりに）ツバメを愛します。
ツバメの王子への献身はまさに、恋した対象に熱を上げるという言葉では足りないほどに没頭してしまう西の国の魔法使いの気質に共通していると思います。一途に愛し続けるのは西の賢者の魔法使いも同様です。
4人は他者の恋愛話に花を咲かせるのも大好き。
メインでもイベストでもサブキャラクターの恋愛の後押しをしてくれます。

レノックスの名前は「秘密の花園」の主人公メアリー.レノックスからきていると言われています。流行病によって両親と従者を亡くしたメアリーが親戚を頼ってロンドンから田舎の村へやってきます。ある日、メアリーはコマドリに導かれるように埋もれていた鍵を見つけます。それは屋敷の主人の妻が大切にしていた庭園に入るための鍵でした。
この鍵がレノックスの魔道具の設定に活かされていると思われます。

メアリーは友人のディコン（メアリーの世話係の弟）と一緒に密かに庭園を手入れして蘇らせることにします。
「カエルのエチュード」に登場するコリンは、メアリーの病気の従兄弟（屋敷の主人の息子）と同じ名前です。メアリーは屋敷の奥の部屋に隠されて、
ベッドに横たわっていたコリンを庭作りに巻き込みます。当初は血色のよくなかったメアリーだけでなく、コリンもまた庭がもつ生命力に後押しされるように体調が回復します。
メアリーの粘り強さは400年間ファウストを探し、フィガロとともに南の国を開拓してきたレノックスに共通するように思います。メアリーが多少強引なまでにコリンを庭に引っ張り出そうとするところはファウストとの関係を彷彿とさせます。
故郷の高原の花に似ているという理由でレノックスは白い花弁をつけた花の一輪挿しをアミュレットにしています。
一方、ルチルのアミュレットは葉と花で編んだリースです。「診療所のラプソディー」では、フィガロの診療所の花壇に根付くのが難しい花の種を植えようとするフローレス兄弟の幼少期が描かれます。この物語は困難に直面するとその代償としてすぐ何かを切り捨てようとするフィガロに変化をもたらしますが、メアリーが庭作りを起点に自分自身や周りに影響を与えていく姿
を踏襲したエピソードともいえそうです。レノックスの地に足の着いた人間性は原典からもきているのかもしれません。

幸福の王子のツバメの名はラスティカという説があります。ツバメの学名は
Hirundo　rusticaというそうです。考察部では王子のいた富裕層の暮らしとツバメが垣間見た貧民層の暮らしがそれぞれ「豊かの街」と「泡の街」に重ねられているのでは？と考察していました。考察部ではラスティカは自分の持ち物を惜しみなく人に与えてしまうところがあり、むしろ王子に近く、ツバメはクロエや花嫁ではないかと考えているようです。
私はあらすじそのものはヒースクリフの育成ストーリーに近さを感じます。両者の違いは装飾品を外す理由が、ヒースの育成では「自分には不相応だから」という理由付けになっているのに対して、原典では（銅像として立っていると不平等な街の様子が見えるようになり）「貧しく苦労している者を幸せにしてあげたい」という理由づけになっていることです。
クロエとヒースクリフの育った環境は一見すると真逆です。クロエは庶民で
ヒースは貴族であり、クロエの家族が冷淡であるのに対し、ヒースの両親は過保護に思えるほど愛情深いです。それでも年齢の近さやお互いに魔法使いに生まれたことで肩身の狭い思いをしていることや他者の気持ちを慮れることなどの類似点から二人は仲良しです。両者の根底には「人の目を気にしすぎず自分らしく堂々としていられる日が来て、他者に自分の幸せを分け与えられる日が来るように」という願いがあるように思います。それは貧富の差を縮めようとしていた王子の願いに通じるように思います。そして、幸福な王子の物語は今、新たな形で次世代へ語り継がれようとしています。持続可能社会を目指す応援歌としてYOASOBIは「ツバメ」という楽曲をNHKに提供しました。

町の高台の円柱の上に純金の美しい王子像が立っていました。あるとき、群れを離れた1羽のツバメが王子像に留まります。羽に水滴が落ちてきたのでツバメが王子像を見上げると、王子は泣いていました。王子は像となって高台から見下ろすうちに貧しい人たちの暮らしが目に入るようになったのです。ツバメはエジプトに向かう予定を変更して王子の願いを叶えることにします。剣の柄のルビーは病気の息子を抱える母親の元に届けました。母親は針子で宮廷の侍女が着る衣装に刺繍をしていました。彼女の家に行く途中、ツバメは王宮の傍を通りかかって依頼主の侍女の会話を耳にします。侍女はお針子の暮らし向きが決してよくないことを意に介さない様子でした。劇作家の若者の元には暖を取る足しになるようにサファイアの片目を届けました。もう片方の目はマッチ売りの少女に届けました。目の見えない王子のためにそばにいることにツバメが決めると、王子は町の様子を知らせるように頼みました。惨状を知った王子は自分の体の箔を取り去って貧しい人のもとに届けるようツバメに頼みます。王子の願いを叶えるうちに冬を迎えていました。もうエジプトへ行く力はツバメには残っていません。とうとうツバメは死んでしまい王子の鉛の心臓は二つに割れてしまいました。ありし日の王子像の姿は見る影も無く、取り壊されることになりました。ところが王子像の心臓だけは炉にくべても燃えませんでした。そこでツバメの死骸とともに王子の心臓がごみ捨て場に捨てられます。
その後、「町で最も尊いものを二つ持ってきなさいと」神に言われて天使が選んだのが王子の心臓とツバメだったということでした。

青い鳥のメッセージは「幸せは常にすぐそこにあって全ては見方次第だ」ということ。目に見えるものだけが真実とは限らないのです。。賢者が東の国の辺境の村に赴くと、村のルールに盲目的に従うことで秩序を保とうとする気質をひしひしと感じることがあります。賢者の魔法使いたちも当初は自分の世界に閉じこもり、必要以上に周りと関わることを避ける様子がありました。青い鳥のなかでも、夜の女王の城や森、墓地は東の国の陰気さを思わせます。一方で未来の国はどことなくブランシェット家を思わせます。
ブランシェット家は戦時に武門の名家として名を馳せるだけでなく平常時から外交を行い他国との友好関係を保つ役割も担う、東の国のなかでは比較的外に開かれた土地です。そしてヒースクリフとシノは将来その柱を担う存在です。
東が理路整然とした秩序を好むなら、西は芸術に造形が深く、感情や本能のまま動き振り回されることをむしろ楽しみます。言い換えるなら西の国の人々も魔法使いも、時に狂気といえるくらいに、人生の楽しみ方を知っているかもしれません。その象徴が幸福の館です。
江國訳によると、兄妹が館で出会う贅沢には、「金を持つ贅沢」、「土地持ちの贅沢」、「満たされた虚栄の贅沢」、「のどが渇いていないときにのむ贅沢」、「おなかがすていないときにたべる贅沢」、「なにも知らずにいる贅沢」、「なにも理解せずにいる贅沢」、「なにもしない贅沢」、「必要以上に眠る贅沢」があります。これらは欲望に浮かれる西の国そのものといえそうです。
幸福や喜びの種類としてあげられているのは、「子供の幸福」、「健康でいるという幸福」、「両親を愛するという幸福」、「青空という幸福」、「森という幸福」、「日のあたる時間の幸福」、「春の幸福」、「日没の幸福」、「星々がのぼるのを見る幸福」、「雨の幸福」、「冬の暖炉の幸福」、「けがれのない心の幸福」、「朝つゆのなかをはだしでかける幸福」、「ただ存在するという大きなよろこび」、「善い存在であることの大きな喜び」、「名誉のよろこび」、「考えるよろこび」、「理解するよろこび」、「美しいものを見るよろこび」、「母の愛の比類なきよろこび」です。クロエがラスティカに泡の街から連れ出されて、はじめて世界を見たときの感動をあらわすような言葉が並んでいます。（つづく）

「未来の国」を管理しているのは時でした。時は大鎌と鎖付きの懐中時計をそれぞれの手に所持していました。時は毎日夜明けに城の扉を開け、子どもたちはそこから現実世界に産み落とされるのです。その順番が違うことを時は許しません。時は兄妹と光の存在に気づきます。光が青い鳥を手に「未来の国」を出ますが、鳥の色はやはり国を出た途端に変わり、ピンク色になっていました。光は鳥を空に放ちます。
兄妹はようやく自分の家に帰ってきます。光、パン、火、水、ミルク、砂糖、犬、猫は元の姿になりました。兄妹は一年の旅だと思っていたのですが実際には一日しか経っていませんでした。その間に兄妹は物の見方がすっかり変わっていました。兄妹が自分の家や家族をみすぼらしく思うことはもうないでしょう。もうひとつ大きな変化がありました。家の中で飼っていたコキジバトが青い鳥になっていたのです。兄妹はそのキジバトを隣の家にすむ老婆の病気の娘に与えます。すると、元気になった娘がお礼に訪れます。
彼女は背こそ小さいものの、光にそっくりでした。
参考図書
メーテルリンク作、江國香織訳、『青い鳥』、講談社　青い鳥文庫、2013

またしても猫のティレットの策略により光の精霊がいない中、チルチルとミチルが訪れたのは森の中。最長老のカシの木に青い鳥が止まっていました。
犬のティロウは木の精霊を威嚇します。ティレットが木の上で高見の見物を決めこむ中、精霊と動物たちが木こりの息子のチルチルに襲いかかります。
あわやというところで光がかけつけてチルチルはダイヤを回し、森を抜け出します。
兄妹は「幸福の館」に向かいました。館で最初に出迎えたのは贅沢たちです。お供たちは贅沢に誘われるまま館の食事に手を伸ばしてしまい、我を忘れかけます。チルチルがダイヤを回して贅沢を追い払うと広間が残りました。天使の姿をした幸福たちが歓迎します。そのなかには兄妹の母親（の善の心、愛情深さ、喜びなどを体現した存在）の姿もありました。彼らは光の存在を待っていましたが光はベールを被って、その姿をさらそうとはしませんでした。
天使と母親に別れを告げた兄妹は墓地へ向かいます。墓地で死者が蘇ってし
まわないかとミチルは不安になりますが、棺が開いて出てきたもやが晴れると二人は花々の咲き乱れる庭に立っていました。
他の面々を教会の地下室に残して光と兄妹が次に訪れたのは「未来の国」。これから生まれる予定の子たちが城郭の中に街を作って暮らしている「未来の国」は、城の白い扉を除いて人の装いも建物もそればかりか生き物も日差しも一面青色でした。子どもたちは各々未来に開発される予定の技術や商品を研究していました。兄妹は弟にも会いますが彼には悲しい運命が待っていました。

ネタバレあり
青年はオーエン、青年の弟はヒース、恐怖の体現はミスラが担当することに。魔法舎にブラッドリーを頼ってやってきた少女、エマはそれぞれに合う衣装を織ります。（ブラッドリーは昔、この村の倉庫の食料の蓄えをほとんど食べ尽くしてしまったことがあったので、エマはついでに代金を請求）
エマの使う織機は昔、ヒースのご先祖がこの村に卸したものです。ブランシェットのものは機械化されているのでヒースは手作業の趣向に興味を示します。衣装が仕上がったものの、着るのを渋るミスラをヒースは説得。ミスラのために賢者は振りのカンペを用意することに。それぞれの個性を活かした見事な舞を披露した後、オーエンは池の主である大蛇から祭りの由来を聞き出します。昔、この村を襲った厄災の正体は世界征服の途中だったオズでした。魔法使いがみせた舞を気に入ったのでこの村は雷で焼き払われる被害に遭わずにすんだのです。魔法使いたちの傷は防げませんでしたが、常に力で問題を解決してきた北の魔法使いやこの頃はまだ自分たちの国だけでまとまることの多かった東の魔法使いにはよい経験になったことでしょう。
このイベストの時期は七夕というよりはお月見の頃ですね。
今度はヒースとクロエで訪れてほしいです。（最近、まほやくをプレイしている間は東視点と西視点と頭を二回使う気がします）

七夕追記
「きっこうでん」では五色の糸を通した七本の針を赤芽柏の葉に刺して備えます。今でも短冊は青、赤、黄、白、紫の五色です。
五色は中国の思想、五行説に由来しています。自然界、人間界の全ての事象は木、火、土、金、水でできているとする考え方です。
木から火が、火から土が、土から金が、金から水、水から木が生まれた。
水は火に、火は金に、金は木に、木は土に、土は水に勝つ。
青は木、赤は火、黄は土、白は金、黒は水（後に紫）
木は仁、火は礼、土は信、金は義、水は智
（ちなみに八犬伝は仁は親兵衛、礼は礼儀、信は現八、義は荘助、智は毛野がそれぞれ所持。wikipediaより）

七夕イベント読みました。西師弟マジてえてえって感じです。スチル連続は卑怯じゃないですか?クロエちゃんだけ引くつもりだったのにティカ様も引きたくなって来ちゃったじゃないですか、こういう所が駄目なんですけど、もう私は誰がなんと言おうと西師弟を　一生推し続けます。

魔法使いの約束にも類似の話があります。きちんと背景を知ってから読むと
ストーリーと美しい衣装、音楽が調和するように思います。

「大いなる厄災」の傷に悩まされる魔法使いたちのもとを少女が訪れます。
織物で有名という少女の村では、「大いなる厄災（＝月）」がでた夜に池に小舟を浮かべて音楽に合わせて舞を奉納する「観月の儀」という儀式を行うことで毎年、厄災の影響を免れていたといいます。
儀式には魔法使いが必要でしたが、例年の厄災とは異なる厄災に恐れを抱いて、今年はその手配が難しくなったというのです。儀式に傷の影響を免れるための秘策やヒントがあるかもしれないと、北の魔法使いと東の魔法使いは少女の村（幸福の村）に向かうことにします。東の面々は当初、踊りに気乗りしない様子を見せますが、東を率いるファウストの寝付きがよくなるように儀式への参加を同意します。
魔法使いは、舞い手の青年と舞い手の前で恐怖を体現する役にわかれます。この恐ろしいものを幸福の村の住人たちは厄災の化身と考えてきました。

七夕は複数の出来事が絡みあった行事です。
一つめは織り姫と彦星のお話。織り姫の職業はその名の通り機織りです。
二つ目は棚機津女（たなばたつめ）の存在です。日本には古来から選ばれた女性が7月6日に水辺の小屋にこもって神が羽織られる衣を織る風習があったといいます。
三つめは中国の行事「きっこうでん」です。七月七日、女性たちは針の穴に糸を通し、捧げ物を庭に並べたそうです。日本には奈良時代に入ってきました。女性たちが機織りや裁縫を上達を願う行事として宮中に広まります。
平安時代になると、貴族の間で間で願いの解釈が広がっていきます。機織りに加えて芸事や和歌の上達の願いを梶の葉に書くようになりました。特に
里芋の葉にたまった露で墨をすると習字が上達すると信じられていました。
江戸時代に、七夕は五節句のひとつとして庶民にも祝われるようになりました。この頃から短冊を笹に下げるようになりました。
また、七夕はお盆行事のひとつでした。旧暦の7月7日の夕方から精霊棚．幡．旗．笹を安置してご先祖様を迎える準備をします。七夕をたなばたというのは、ここからも来ているとされます。ちなみに仙台の七夕を8月に開催するのはお盆と豊作を両方祝う意味があったからだそうです。
ここからは私見も入りますが、確かに七夕飾りを作って短冊に文字を書くと今でも手芸と習字の両方が上達する気がしますね。

祝祭の最後を飾るのは北の国。双子にサポートを依頼されたオズは自分が魔法を使える時間を見積もって早朝に出発をするという条件をつけます。それは同時に「夜になればオズは魔法は使えない」という弱点の裏返しでもあります。オズに従わされることが気にくわない北の魔法使いたちは東の祝祭と打って変わって珍しく時間を守ります。
オズが天候が回復させる前に、賢者はミスラに連れられて空間の扉から北の国へ来てしまいます。極寒の北の大地は人間の賢者に容赦なく牙をむきます。朦朧とする意識の中、賢者はブラッドリーとミスラの会話を聞いてしまいます。夜まで祝祭を引き延ばし、オズを封印することが双子をのぞく北の魔法使いの狙いでした。オズが魔力を回復しないよう、ミスラは早めに賢者を引き離しておきたかったのです。
双子がかけつけ、先に来ていたオズをはじめ中央の面々に合流。吹雪もやみ晴れ間が見えてきました。計画を賢者が伝えようとすると、双子を除く北の魔法使いに阻まれます。
祝祭の場所に着くと、オーエンの体調が悪くなり、魔法使いたちは回復を待つことにします。オズがいくら魔力が強くてもここは北の国。一見愚かな行為のようでいてもその矜持は挫くことはできないとオズはホワイトに釘をさされます。呪鳥を食べた影響で血の気が失せていくのをオーエンは必死にこらえて時間稼ぎをします。ところが夕方になったところでミスラが我慢できなくなり、オズにも計画を知られてしまいました。
案の定、争いがはじまり、夜になると今度は三人（ブラッドリー、ミスラ、オーエン）が仲間割れを起こし、オーエンのケルベロスとミスラの髑髏の
ぶつかり合いが北の精霊たちを刺激してしまいます。
魔法使いが精霊を召還するのではなく、逆に精霊に呼ばれてしまい、賢者と北の魔法使いたちは古代の神殿に取り込まれてしまいました。そこで、ミスラが扉で空間をつなげることにします。あわやと思われたところでオズが出迎え脱出に成功すると夜が明けていました。
何とか北の祝祭が始まります。

追記（二部ネタバレ）
オズは1.5部でアーサーの手に自分の血で魔方陣を描いて魔力を流し込んで危機を脱しようとするのですが、フィガロも北の精霊を使役するために雪の上に血で魔方陣を描く。目的は違えど考えることはやっぱり兄弟弟子ですね。

北の国で久しぶりに一堂に会した魔法使いたち。そこにリリアーナと別れた欠片のムルが現れます。後ろには人造魔法使いが控えていました。彼らは空間移動ができました。その原理はマナ石の動力で国と国を往来するエレベーターと同じもので、ムルが開発した技術だったのです。ここで闘うのは分が悪いとみたフィガロとブラッドリーは、他の魔法使いたちも連れて西の王宮へ行くことにします。第二部の物語は最終局面へ。
�Fムル
賢者が最初にエレベーターで出会うムルは彼なりの謝罪の表れなのではないかというコメントをどこかで見た（聞いた）気がします。皮肉的な物言いをしながらも、自らが犯してしまったことへの自覚が心の隅に残っていて、欠片となってエレベーターで救世主を待っていたのかもしれません。彼が投げた石（賢者）が功を奏すといいのですが。
※真のムルはシャイロックより年上だということが判明。
追記
フィガロがアイザックへの情けを捨てたとき神性を手放して人間になったと指摘した賢者さんがいました。脱帽です。
また、シノに助けを請われてついて行ったミスラに成長を感じた賢者さんもいました。たしかにミチルに「俺は嫌われる覚悟をしています（から群れる必要はないでしょう）」と言い放っていた頃からは別人のようです。彼なりに「守るべき者を守る」という矜持ができてきたのかもしれません。

ここまで読んできて、歌詞の意味が見えてきた気がします。
�@謎の女性名の羅列
当初の予測とかわっているところがあります。
関係がありそうなところは、
アンヘ（ジェ）ラ＝天使、ルシファー（堕天使/Ｌucifer）
コーシカ＝ロシア語で猫→ファウスト
ザラorサラ＝王女　→主要キャラ名　　　
ちなみにraをleとしてSalehは高潔な、敬虔な、信心深いの意
エヴァ＝イヴ→モブキャラ名
ネストルと男性名にすると賢い助言者（ただし老齢）→ムル？
ルイーザ（ルイサ）は歴史上のスペインの妃、イタリアの公女に見られる。
男性名のルイは戦士の意→カイン／フランスの王政を連想
flora（フローラ）＝花＝紋章
Barhbaがバーバラだとすると異国の女性
（違う国の言語をペラペラしゃべる）
クリスタル→マナ石？（ノーヴァはムルが作った幽鬼を使役）
�A歌詞の表す人間関係
表向き婚約が反故になったラスティカと花嫁の互いへの罪悪感を描きながら
互いの死の危機に直面した師弟をさすようでもあり、星数えの歌を教えてくれた母親（王妃）を慕うアーサーの気持ちの代弁でもあり、「自分より先に石になるな」とアーサーを見守るオズのようでもあり、さらには故郷を旅だったカインと残された母親のようでもあり、聴くたびに憶測を呼ぶ曲。

19章を読みながら/読んで聴いた曲
「月光」（鬼束ちひろ）
「泥中に咲く」（最期に側にいてほしい人が助けにきたとき、ファウスト（＝これで助かる）とネロ（＝これで死ねる）が思うことが真逆であることを一枚絵で指摘した賢者さんがいました。普段はファウストが死をネロが生を強調する台詞が多いので余計にウイットが効いてますね）
「Hello　Mr．My　Yesterday」
（魔法使いの長い人生の中で、全ては泡のように儚く午睡のように短いと語れる日が来ますように）
「明けない夜のリリィ」（リリィは花嫁なのかクロエなのか）

19章冒頭、コルテーゼ領内の王立植物園でシャイロックらは欠片のムルが仕掛けた術を解きます。結果、欠片（魂）と本体（器）が対面します。無意識に本来の魂とは別の人格へ導いていたことに困惑するシャイロックをよそに、欠片は自分を旅に連れていくことを賢者に提案し、賢者も承諾します。
そこへ傷ついたグレゴリーがコルテーゼ家から戻ります。事情を聞いた賢者たちは今夜はコルテーゼ家に戻って朝を待つことにします。
その頃、居場所をたどるためにフィガロのボタンを託されたフローレス兄弟はリケとオズに合流。
彼らが見た馬車には、王宮に向かうリリアーナが乗っていました。リリアーナにラスティカを連れてくるように命じられて、同行したノーヴァは王立植物園に向かいます。さらに傍らにはジル将軍と別の欠片のムルがいました。将軍は首都に戻り、兵団本部にいるアーサーに興味を持ちます。
植物園に残されたクロエはかつてラスティカと旅をしながら音楽を教わっていたというケルヴィンにラスティカの過去を聞きます。告げられたのはラスティカが花嫁（＝アリア）を殺したという衝撃の事実。ラスティカはショックのあまり過去を思い出すことを避けているのです。
その頃、王宮でラスティカに再会した偽リリアーナは遂に正体を表します。
名前はザラ。アーサーと同じく王家に生まれながら魔法使いでもあり周囲から隠されて育ち、ラスティカの生家、フェルチ家を滅亡に追いやった張本人でもあるようです。ザラには双子の妹（アリア）がいて、ザラにより小鳥に姿を変えられたとのこと。その後悲劇が起き、以後、ザラの存在はもちろん、フェルチ家のこともラスティカのことも一部の者の噂話やおとぎ話の類いとして残されるのみになりました。
�Dラスティカ
「今の僕がいれば十分でしょ？」と言わんばかりに、相変わらず無邪気にクロエを傷つけてしまうラスティカ。クロエにとっては、自分にとっての恩人と思い出を共有することができないという悲しい現実ですが、心自体が壊れることに対する防御策として特定の記憶が追い出されてしまうことは十分にあり得ることです。
�Eザラ
頭の中でよぎったのはFF15のアーデンの存在。

アーサーは訓練服に身を包み、身分を隠してオーエンとともにカインのもとへ。入り口にアーサーの姿を認めたカインはオーエンに怒りを覚えます。
�Bオーエン
オーエンの魔力の発動元は人の悪意。彼がいじめっ子なら単純に人をからかって楽しむ性の悪い嫌なやつですむけど、実は悪人でいるためにエネルギーを消費していないだろうか。悪意を抱えてそんな自分に嫌気がさして、あるいは言わないと気づかないからあえて自分が悪人になってを繰り返すのって実は疲れる行為。
�Cカイン
「人に魔法使いって言っちゃだめ」という母親の言葉に頷いたらそこで約束が成立しないだろうか。カインの場合、出来事の結果として口にせずとも周りが悟る場合が多い気がする。
アーサーは彼の名誉を回復しようとしているけれど、カインの性格上、自分の地位は二の次で、自分の大切な人（大切にしてくれる人）のために今の自分で何ができるか？を考えている。
そこに、魔法を教えてくれた姉妹？（厄災戦にて死亡）とかニコラスとか自分の弱さや至らなさのために助けられなかった人の存在が密かな後悔を与えている。だからこそ形振りかまっていられない部分があると思う。

犬山さんが「魔法は心で使う」とツイートされていたけれど、本当にその通りの19章でした。本当はそれぞれの関係性に一冊分は必要なところ、どうして一章でまとめてしまうのか。そりゃ、感情を振り回される賢者さんが多数いても仕方ない。

あらすじ部分は月華さんのコメと被ります。
雨の街の宿屋、西の国の劇場の廃墟とその下の地下水路、および北の国は空間のゆがみを通してつながってました。
シノは途中でネロとはぐれてしまった模様。ヒースは黒豹から元の姿に戻ります。運良くミスラがかけつけて人造魔法使い（幽鬼）と対戦します。
�@ネロとブラッドリー
ネロは残りの避難した人たちの安全を確保した後、意識が昏倒。弱くなった気配をブラッドリーがたどります。
北祝祭を振り返ると「二人って（特にブラッドリー）こんなに距離が近かったんだ？」と驚かされる。ネロが（心肺）蘇生を拒否していたのもある
けれど、相当ブラッドリーは動揺していたんだと思う。
ブラッドリーの心情
「てめえの命は俺のもんだ。勝手に死んだら承知しねえぞ。この馬鹿！」

�Aフィガロとファウスト
地下水路ではレノックスがファウストを救出します。ファウストをフィガロに託すもフィガロは相変わらず魔法が使えず、「助けたい」という思いから南の顔から北の顔に。
フィガロは自分が思うよりずっと南のお医者さんになっていたのでは？と思いたい。どんなに悪態をついても、自分の力を使い切ったファウストが最後に信頼する人はやっぱりこの人なんだ、師弟よ永遠なれ。
アイザックの扱いは相変わらず雑。
※フィガロとファウストについてはもっと原典を追いたいと思ってます。

光の精をリーダーに兄妹が最初に訪れたのは記憶の国です。
記憶の国にはルチルとミチルの亡くなった祖父母がいました。生者がその存在を思い出すと死者は眠りから起こされるのです。祖父母に続き幼くして亡くなった妹や弟（末っ子の名前はリケット）、愛犬にも再会します。
最初に兄妹が見つけた鳥は祖父母がかわいがっていた鳥でした。チルチルが鳥かごにおさめます。時間がきて兄妹は名残惜しそうに記憶の国を離れることにします。看板があるところまで戻ったとき、かごの鳥は元の黒色に戻っていました。
チルチルとミチルが青い鳥を見つけたら自分たちが「死んで」しまうと知った猫のティレットは、兄妹の先回りをして旅を長引かせようとします。
夜の女王の城を訪れたチルチルは、女王から城の各部屋に続く扉の鍵をもらいます。部屋には、幽霊、病、戦争、恐れ、小さな光、小鳥のさえずりなどが閉じ込められていました。最後に開けた何もかもが青く輝く部屋には鳥がたくさんいました。兄妹はありったけの鳥を捕まえようとしますが、部屋を出たときにはどれも黒ずんで死んでいました。女王が隠していた1羽しかない本物は逃げてしまいました。

「青い鳥」で手に入れては違うを繰り返す兄妹の旅路はまさにラスティカを彷彿とさせます。
新章も１話だけは読みました。犬ならぬ飼い猫に手をかまれるってああいうのを言うんでしょうか。選べるわけないでしょう、ムルさん。
この問い何度目？
７月１１日のまほラジのゲストはシャイロック役の立花さん。
東ラジオでも思ったけど、表向き偶然ってことにしてますが、
絶対わかっててゲスト呼んでますよね。（笑）
アマゾンでムルの元ネタを検索したけれど以外に高かった。
地元の図書館は書庫に所蔵してました。
一部が２１章だったということは、もしかして二部の最終章は十五夜の満月（満月が１番綺麗な日）なのでは？

ネタバレしか無いです
アーサー、カイン、オーエン
→西の国の将校クラブ、カインが情報を聞き出してるところに、オーエンとアーサーが合流

オズ、リケ、ミチル、ルチル
→西の国の魔法科学団本部前、宿に居るオズとリケにミチルとルチルが合流、空を飛ぶ馬車とそこに乗る欠片ムルを発見

ミスラ、ブラッドリー、シノ、ネロ、ヒースクリフ、ファウスト、フィガロ、レノックス
→北の国で謎の人形と戦っていた所にミスラとブラッドリーが合流、その後フィガロ、ファウスト、レノックスも合流、重症者多数、欠片ムルに脅され、西の国の王宮へ

スノウ、ホワイト
→ブラッドリーとミスラが謎の人形を追いかけて行った後、西の国の廃墟にて待機、夜のため絵の中

シャイロック、ムル、賢者
→植物園から戻り、コルテーゼ城へ、植物園に居た欠片ムルも真ムルに食べさせず賢者と共に行動

ラスティカ
→クロエと共に植物園に居たがノーヴァに連れられ西の国の王宮へ

クロエ
→植物園にてラスティカの音楽の弟子だった、というケルヴィンにラスティカの過去を聞く、そこでラスティカが自分の花嫁を殺して、苦しさの余り過去を忘れてしまったことを知る

サブキャラ
リリアーナ
→リリアーナの正体はラスティカの花嫁アリアの双子の姉ザラ出会ったことが判明、数百年前ザラがアリアを小鳥にした

バーネット
→アーサーが将校クラブに来ていることを知り将校クラブに向かう

ノーヴァ
→西の国の王宮にラスティカを連れて行った後の消息は不明、前の章ではファウストがノーヴァと対面した際賢者の気配と似ていると言った

欠片ムル
→ザラ（リリアーナ）、ノーヴァ、バーネットに加担している謎の人形を作った張本人、北の国に居る魔法使いを謎の人形で脅し、西の国の王宮に連れて来た
ザラやバーネットには博士と呼ばれている

あ〜あ〜もう駄目です、まほやくくんはどれだけ賢者のメンタルをすり減らせば気が済むんでしょうね。
まず西ですね、愛憎辛すぎ、西師弟辛すぎ、取りあえずクロエちゃん幸せになってくれ、ラスティカが?花嫁を?殺した?何なんですか!良いだろ!もう過去なんて!もう過去は忘れようそうしよう、ラスティカはもうこれからクロエちゃんの事一生忘れないでいてくれたら良いから、もう一生2人一緒に暮らして下さい、ラスティカの花嫁はクロエだったってことでいいですね?ね?
フローレス兄弟の平和な空気を返して下さい

旅のはじまり
クリスマス前夜。貧しいチルチルとミチルにはクリスマスのごちそうもプレゼントもツリーもありません。窓から隣の家をのぞいていると目の前に老婆が現れました。老婆は娘の病気が治るように二人に幸せの青い鳥を探しに行くように命じます。老婆はチルチルにダイヤのついた帽子を渡します。ダイヤを回すと老婆の姿は美しい妖精の姿に変わっています。帽子には見えないものを見えるようにする力があったのです。ドアをたたく音が聞こえて、
チルチルはダイヤを左から右に回しました。ところが急いで回し過ぎたので
元の姿に戻れない者たちがいました。パンの精、火の精、砂糖の精、水の精、ミルクの精、光の精、それに犬のティロウと猫のティレットが旅に同行することになりました。

6月30日、
幸せを運ぶどころか、
青い伝書鳩のSNSが突如、使い物にならなくなりました。
魔法使いの約束はアプリ、舞台ともにtwitterで情報発信をしています。
アカウントを取得してtwitterへのログインはいりますがそれ以外の影響は公式へは出ていない様子。
でも、一緒に検索できていた個々のクリエイターさんの作品をいちいち検索しなければならなくなったのはとても不便。閲覧回数も制限を受けるようで
米国（本国）では、解除するにはサブスクライブ料金を払って格付けをランクアップする必要があるらしく、さすがにこの仕打ちには、ルチル（toミスラ）、ネロ（toブラッド＆北魔法使い）、ファウスト（to青空？）の台詞を同時に叫びたい。

西推しの賢者様たちはきっと月華さんと同じ感想をもったことでしょう。
次の原典は「青い鳥」を取り上げようと思います。
青い鳥は西師弟のエピソードのモチーフとして登場します。
（メイン1部17章、バレンタインイベスト「ショコラと魔法の青い鳥」、
一周年ラスティカの衣装）
「幸せはすぐそばにあった」というメッセージは今後の西師弟にとって何を意味するのでしょうか。
今、魔法使いの約束ラジオは西の国のターンですが、ジングル（賢者からのお題に魔法使いが彼らなりの発想で回答）はムルさん飛ばしますねぇ。賢者を小さくして傘ひっくり返して船にして雨の中漕ぎ？出そうとするし、目覚めれば部屋の上下が反対になって目が回りそうだし。本編でも絶対愉快犯。
考えてみればムルの無茶ぶりに巻き込まれない賢者様はいないんですよね。しかも特に説明もなくいきなり「（私自身はこの世界はどうでもいいが、あなたには）この世界を救ってほしいのです」と言う。
厄災自体は毎年のことだし、その厄災の被害が甚大になったのはニコラスのせい。でもそのニコラスはノーヴァにそそのかされた。問題はノーヴァがそれほどの力がありながら、なぜこれまで無名だったのかということ。ノーヴァはこれほどの力をどうして手にできたのか。どう見てもニコラスの件（死贄と贄としたために儀式の性質が変わりトビカゲリが出現）とオヴィシウスの件（マナ石を木の枝にはめ込んで持ち主そっくりの人形に）はノーヴァにとって二部の一件（人造魔法使いの襲撃）につながる1ピースにすぎない。そこにムルとラスティカがどう絡むのか、これまでメインストーリーを読んでいた賢者様皆が気にするところでしょう。私もです。
雪の女王では悪魔の作った鏡が壊れたことが発端になりましたが、厄災（月）に近づきすぎて粉々になったムルの欠片をなんとなく思い起こさせます。その欠片を集めていく賢者たちとシャイロックは散らばった玉を探す八犬伝の物語を連想させます。その前後でムルが変わってしまったのも、物を
あべこべに見せる鏡のようです。（あくまで私個人の感想です）シャイロックの心臓が燃えて痛みを感じるのもカイの心臓のエピソードとのつながりを感じます。（シャイロックには「心臓」が重要な役割をもつ別の原典が存在）

ゲルダはラップ人の女性と、ラップ人の女性から知らせを受け取ったフィン人の女性の家に立ち寄ります。過酷な環境に耐えられるようにトナカイは薬を求めますがフィン人の女性は断り、ゲルダを雪の女王の城の庭園に送り届けたら自分の元に戻るよういいます。カイの心を溶かすにはどんな薬よりもゲルダの勇気や優しさや愛情などの純粋な心の強さが必要でした。雪の女王の護衛兵である冷たい雪からゲルダの息が天使となって守ります。
雪の女王の宮殿でカイは言葉のパズルを解いていました。カイ自身は寒さを感じていませんでしたが体はすっかり凍えていました。どうしても答えが出せずにいた時、ついにゲルダが到着します。カイの顔を見てゲルダが泣き出すと涙がカイの心臓に届き、ついに氷の欠片を溶かしました。ゲルダが賛美歌を口ずさむと今度はカイが泣き出し目の欠片もとれます。カイがゲルダを思い出したとき、パズルはひとりでに解けていました。
トナカイは庭でもう一頭トナカイを連れて二人を待っていました。そしてフィン人の女性の家からラップ人の女性の家へ。森の中では金の馬車をひいていた馬にまたがる盗賊の娘に会います。盗賊の娘と別れた後も故郷の町へ向かって歩き続けます。ようやく二人の家が見えたときは、もう子どもではなくなっていました。それでも純粋な心はそのまま残っていました。
お知らせ
北の祝祭は舞台版が終わる頃にはあらすじを載せようと思います。

29日はヒースの誕生日、今日はルチルの誕生日
ボイスを聞いてみよう!
ヒス誕
ラスティカ「いつもクロエと仲良くしてくれてありがとう…」
ルチ誕
ラスティカ「いつもクロエと親しくしてくれてありがとう…」
(⁠-⁠_⁠-⁠;⁠)⁠・⁠・⁠・（ずっとクロエの話してるじゃん、てえてえかよ!）

ゲルダの旅路　
�@魔法使いのおばあさんの家
ゲルダはボートに乗って川をくだります。ボートがとまった先の岸辺の家に老婆が住んでいました。老婆は魔法使いで、ゲルダを引き留めようと庭のバラを地面の下に隠してしまいます。
親切にしてもらっているうちに、ゲルダはカイのことを忘れていきますが、老婆の帽子のバラに気づきます。ゲルダの涙で地面に埋まっていたバラが再び芽を出しゲルダはカイを思い出すことができました。ゲルダは庭の花たちにカイのことを訪ねますが、おしゃべりに耳を傾けても収穫はありません。
�A烏の給仕
ゲルダの前に一羽の烏があらわれて、とある国の王女に嫁いだ男の子の話をします。ある日、「気のきいた会話のできる男の人と、結婚する（成沢訳）」とのふれが出されました。男の子との会話に王女も夢中になり二人は恋に落ちました。王女の宮殿へやってきた時の男の子の身なりと賢さから
ゲルダはそれがカイではないかと考えます。そこで烏とその彼女はゲルダを二人の寝室へと手引きします。男の子（王子）はカイではありませんでした。目を覚ましてしまった二人にゲルダは身の上を話します。王女はゲルダに金の馬車と暖かい豪華な服、食料を用意しました。
�B盗賊の娘
ゲルダの乗った金の馬車を盗賊が襲います。盗賊の娘はゲルダを気に入り、仲間から守ってアジト（古城）に連れていきます。そこでようやくカイの足取りを追う手がかりがもたらされます。ソリにカイを乗せて女王がラップランドの方角へ向かったというのです。城にはトナカイが一頭、つながれていました。ラップランドはトナカイの故郷でした。女王の城はさらにその先の
フィンマルクにあるといいます。盗賊の娘はゲルダを雪の女王のもとへ連れていくよう命じます。
追記
「アナと雪の女王」のスヴェンはこのトナカイがモチーフになっています。

発端
悪魔が鏡を作りました。この鏡はものをあべこべに見せてしまう鏡でした。どんなに美しいものもこの鏡に映し出されると、醜く歪んで見えます。悪魔
の弟子は神に見せようと天高く持ち上げようとしますがあまりに重く鏡は割れてしまいました。

ゲルダとカイの家は隣同士で互いの家を行き来する大の仲良しでした。ゲルダは聡明なカイを慕っていました。ところがカイの目に鏡の破片に入ったことで平穏な日々は一転します。もうひとつの破片は心臓をさし、カイの心は冷たくなりました。鏡の力で物が歪んで見えてしまっているのです。
ある冬の日、雪の女王がソリに乗って街まで下りてきました。カイは自分のソリを女王のソリにつなげました。女王はカイを自分のソリにのせて城に連れ帰ります。カイがいなくなったことを知ったゲルダはカイを追って旅にでました。

有償石が足りなくなったため、1800円分再補充。
7月1日はルチルの誕生日（今日から一年の後半戦ですね）。
今回はチレッタに迫ろうと思います。チレッタ（北の国で一番といってもよい魔女）の人物像が何に由来するのかは謎が多いです。名前は、ルチルとミチルの名前の由来になっている「青い鳥」に登場する猫、ティレットから来ている模様（まほやく考察部より）。イベストのなかでチレッタの人物像が最もよくわかるのは、幼いルチルを精霊のもとから取り戻す「天空の宴に春を招いて」だと思います。話し方はまるで「夏目友人帳」のレイコさんのよう。チレッタのなかにはレイコさんのような芯の強さと大胆さ、不器用さ、親しい人にしか見せないか弱さが共存しているように思えます。もう一つ読み解くポイントは、ミスラを育てた北の魔女としての時代とフローレス家に嫁いだ南の（魔女）の時代があることです。ここから連想されるのが「雪の女王」の物語です。北の魔女の時代は、鏡の破片が目から入ってしまったカイ少年を誘拐する冷たい女王の場面に、南の魔女の時代は幼なじみのカイを女王の住む城まで探しに行って再び故郷へと戻ってくるゲルダの姿に重なります。連れ戻す間に二人は成長しています。地理的に北から南へ移動したとも、季節が冬から夏へ移ったとも、子供から思春期を経て大人になったともとれるのです。まるでチレッタもその旅路をなぞっているように思えます。
ゲルダは、まほやくのなかでは双子の職業シリーズのイベストで氷の女王の名前として登場します。

八犬伝追記
容姿　シノとの類似点　伏姫の愛犬？八房は白い体に八つの黒い斑点あり

「花雨とシェリーを見上げて」後編　即ネタバレあり！↓
ファウストは彼女が出ていくところを誰も見ていないのか、彼女の足取りをつかめるものがないかをそれぞれ調べるように指示を出します。カイン、シノ、ブラッドリー、ネロがアンの家を調べると魔道具の髪飾りが残っていました。アンは魔法使いだったのです。
そもそも村を出て行くには正面の入り口しかなく住人に気づかれずに出て行くことは並の人間には不可能でした。年長組は薄々勘づいており、アンは自ら出て行ったのでは？という空気が漂います。魔法使い避けの白い花が咲く物理的にもきつい環境下で、エリオット以外にもアンに好意的な人間がいるといっても、偏見をもっている周囲に溶け込んで（魔法使いであることを隠しつつ）結婚生活をしていくには相当な覚悟が必要です。失踪は本当にアンの意思なのか？東の魔法使いたちを筆頭に捜索を続けます。
ファウストが髪飾りの気配をたどると、井戸のような跡を見つけました。魔法使いたちが下りていくと地下牢になっていました。累々と積み重なる屍のなか、アンひとりが生存していました。そばにはマナ石が転がっていました。悪い魔法使いは死んでなどおらず、生きながらえていたのです。そしてアンを呼び寄せたものの、そこで力尽きたのでした。魔法使いたちはファウストの指示で井戸のようなものを封じることに。エリオットは街を出て行くことに決めました。

不穏さが漂うお話ですが、個人的には現時点での魔法使いたちと人間たちの距離をあらわすのに丁度よいお話だと思いました。決して魔法使いたちに好意的ではない人たちがいることを理解したうえで自分たちにできる誠意を返していくことが互いの距離を縮めるのではないでしょうか。その姿勢は魔法使い同士の関係にも影響していくでしょう。きっと信頼関係の重たさを既に知っている東の魔法使いたちはどこの国よりも敏感に悟っているはず。当初は任務にシノとヒースを連れていくことを渋っていた東保護者も、若武者二人（もちろん彼らに加えてカインとリケも）の成長とともにエリオットとアンに幸多からんことを願っているでしょう。

これまでの経過を整理すると、
�@名前　犬塚信乃
�A紋章　信乃　左腕　　シノ＝右肩
　　　　荘助　背中　　ヒース＝左腰の後ろ
　　　　道節　左肩　　ファウスト＝左肩の後ろ（自分で見えない）
�B容姿　与四郎（信乃の忠犬）黒い背、白い腹と4足
�C関係性　義兄弟＝信乃と荘助　　　　　　主人＝ヒース　従僕＝シノ
　年齢は荘助が上。荘助は信乃の元世話係
　　　　異母兄弟＝浜路（信乃の恋人で許嫁）と道節
（�B、�Cについて、まほやく考察部ではさらに先のあらすじへ考察が進んでいきます）
「約束」はジューンブライドでも重要な意味をもちます。結婚は結婚した相手に忠実な愛を誓う行為です。「魔法使いが結婚した場合、その影響はどこまで及ぶのか？」はジュンブラとは別のところでも賢者の魔法使いたちが議論しています。
己の心に偽りがあれば結局は自らの破滅につながります。一方で相手が死んでしまっても相手への想いが生きていて、それを了承しているうえで別の相手が新たなパートナーになった場合は前者の約束が優先されるでしょう。
東の面々はそれぞれに「約束」の重みを十分理解しています。そのうえで、「消えた花嫁捜し」の依頼を受けて、リケ、カイン、レノ、ブラッドリーを伴い北の境にあるうら寂しい村に赴きます。
依頼主のエリオットが独断で魔法使いたちを呼んでしまい、話が通っていなかったために魔法使いたちは来て早々に武器をもった住人たちに囲まれてしまいます。
約100年前、悪い魔法使いがこの村を訪れて花嫁を皮切りに娘や子供をさらい、そのまま村を支配していました。村にはこの頃からの名残で魔法使いを遠ざける白い花が植えられていました。
元々魔法使いに対する印象がよくなかったところに今回の件が起きたので
住人たちは警戒したのです。
エリオットの婚約者のアンは元々はこの村の住人ではありませんでしたが、子供たちを助けたのが縁でエリオットの世話になり、恋仲になりました。
ところが婚約の前日、子供たちと遊んでいたはずがふと姿を見せなくなったというのです。魔法使いたちは二手に分かれて事情を探ることにします。

番作の死後、信乃には額蔵という下男（げなん）がつきました。額蔵の存在を信乃は当初不信に思っていましたが、額蔵も信乃と同様に玉を持ち、背中の自分では見えないところに痣があることがわかりました。額蔵の玉には義の文字が刻まれていました。額蔵の真の名は犬川荘助といい、伊豆の北条の出でした。父親は忠信でしたが、苦言を呈したことが徒となって不興を買い
切腹します。蜑咲き蜑崎輝武（あまさきてるたけ）を頼って安房に向かいますが、蜑崎は既になくなっていました。母親も信乃の伯父の家の前で息絶えて、残された荘助は額蔵として下男にされてひどい扱いを受けてきたのです。玉が結んだ縁から二人は義兄弟のちぎりを結びます。信乃は荘助に教養を授けともに武芸を磨きました。そうとは知らない伯母夫婦の企みは以後、
額蔵（＝荘助）を通して信乃の知るところとなるのでした。

訂正
�@伏姫は病弱というより、「三歳になってもものを言わず、笑いもせず、ただよく泣く子（白井訳．河出文庫版）」だったとのこと。その後は人並み以上に言葉を操り、和漢書を読み、管弦の調べに耽る、目梅を敬い礼儀作法にのっとった振る舞いをする娘に成長しました。
�A×叔母夫婦→○伯母夫婦
�B×前開放→○全開放
注意事項
これまで登場人物の心情やエピソードの順番などで「まほやく考察部」というサイトを参考にさせていただいています。ただし、すべての見解が一致しているわけではありません。またあくまで考察ですので一方が正しくて一方が間違いということもありません。真相は都志見文太先生の頭の中にのみ存在します。

石の用法、用量はお財布と相談を。
なんとなく、私の中では厄災イベント期間中に
初級＝ストーリー前開放
中級＝SR報酬をゲット→ドロップをゲット→二枚目のSRをゲット
上級＝SSR報酬をゲット
（ガチャ以外の方法で。
　ただし五枚のうち一枚はガチャやフレンドの助けあり）
という括りな気がします。
だからはじめて一週間で上級に達する人もいれば、私みたいにようやく中級に手を伸ばせそうかな？という人もいます。
楽しみ方は人それぞれ自由。
体力　　＝ミッション上級
金銭力　＝カードホルダー　
知力　＝ストーリー理解上級
芸術性＝音楽の再現性高め
全部そろえば最高ですけどね！

明日は大祓の日。茅の輪くぐりが有名ですね。私は毎年以下のようなことをします。おかげで骨折、入院とは無縁。なかなかあなどれませんよ。
スノウ「賢者何をしておる？」
賢者（晶）「形代を作ってます。人や車を型どった紙に自分の生年月日、年齢、氏名を書いて、体をこすって、息をふきかけて奉納するんです」
スノウ「そなたの国のまじないか」
賢者（晶）「スノウ？」
スノウ「サクリフィキウムでは不服じゃったか」
賢者（晶）
「！そうじゃなくて、少しでも皆さんが（特に俺が）怪我し（て皆に迷惑かけ）ないように、俺にも何かできることはないか考えてて」
スノウ「賢者」（なでなで）

里見八犬伝は98巻106冊（wikipediaより）の大作で、今でも同じ物語が視点を変えて語り継がれています。
大輔孝典は、大法師として飛び散った八つの玉の行方を追います。最初に出現した孝の玉の持ち主が信乃でした。

信乃の物語（出生〜村雨丸）
信乃の父、犬塚（大塚）番作は足利持氏の家臣でした。結城合戦で城が陥落する際、持氏から預かった村雨丸をもって逃げ延びます。番作の留守中に結婚した姉は夫とともに画策して父親から村長の地位を奪い、村雨丸を狙っていました。番作も妻をめとり故郷の村の中でひっそりと暮らし、子供たちに読み書きを教え、村民からも慕われていました。夫婦の唯一の悩みは（生まれた子供が皆、早くに亡くなって）子がいないことでした。夫婦そろって弁財天にお参りに行くと、空から犬を連れた女神（＝伏姫神）が現れました。女神が去ると番作と妻は背が黒く腹と4本の足が白い子犬を見つけて連れ帰ります。間もなく待望の子が生まれ、信乃と名づけます。
信乃は（女性の装束を着せられて）子犬の与四郎とともに成長しました。姉夫妻も番作に対抗して浜路という娘を引き取り、養子にしました。

母親の死後、信乃は11歳で元服。身なりも生来の性別通り男性になります。
叔母夫婦は相変わらず村雨丸を狙い、計略を練ります。管領家が意向を伝える大事な文書を噛み破ったと与四郎に濡れ衣を着せたのです。（その前に与四郎は叔母夫婦が飼っていた猫のきじろうを噛み殺していました）
番作は切腹を決意。村雨丸を信乃に託して息絶えます。死の間際、天井に吊
した竹筒を番作がつくと刀があらわれました。信乃が触れると水があふれ出してきました。村雨丸は持ち主の心持ち次第によって雫をしたたらせ、その様は「葉先を洗う村雨のよう（ｗikipedia）」であることからその名がついたといいます。
番作はいずれ刀を主に返納するつもりでしたが、姉夫婦のことが気がかりで今までできずにいたのです。その間に主は持氏から春王、安王の弟である永寿王（＝足利成氏）にかわっていました。
父の最期を目にした信乃のもとへ与四郎がほうほうの体でやって来ます。信乃が与四郎の首を切ると玉が出てきました。玉には孝の文字が刻まれています。信乃も後を追うように死のうとしますが玉が跳ね返って邪魔されます。ふと左腕をみると例の痣がありました。

伏姫の顛末
生まれた時から病弱だった伏姫を心配して義実は乳母を役行者（えんのぎょうじゃ＝修験道の開祖で神通力の持ち主）の祠に参らせた。途中で出会った老人が仁義礼智信忠孝悌の文字が書かれた水晶の数珠を授けた。以後は姫は順調に見目麗しく成長した。今、その珠には仁義礼智忠孝悌ではなく如是畜生発菩提心（にょぜちくしょうほつぼだいしん）の八文字が浮かんでいる。伏姫は心を決めて八房とともに富山の地を踏む。そして念仏を唱えて暮らすうちに八房の子を八人身ごもる。図らずも体を交えずに獣と意を通じたことにショックを受けて自害しようとしたところ、神余家の旧臣で山下包定を討つべく義実を迎え入れ、その側近や玉梓の処罰にあたった金碗八郎（かまわりはちろう）の子、大輔孝徳（だいすけたかのり＝後の、大法師（ちゅだいほうし））が放った銃弾に八房が倒れる。大輔は義実がいずれ伏姫の婿にと考えていた男だった。
義実は、伏姫の件の後で妻が病に伏せり、「死ぬ前に娘に会いたい」という願いを叶えるべく富山まで姫を探しにきたところ、銃声を聞きつけて姫から話を聞いた。話し終えるなり姫は己の腹を刀で刺してしまう。その時、数珠の文字が再び仁義礼智忠孝悌となり、数珠の水晶はそれぞれ八方向へ飛んでいった。伏姫の母親は結局、前夜に亡くなっていた。
参考
wikipedia
栗本薫「南総里見八犬伝」講談社（21世紀版少年少女古典文学館21）

発端
室町時代。六代将軍の足利義教と関東管領、足利持氏の不和から引き起こされた結城合戦。持氏の遺児、春王と安王は結城氏朝を頼って挙兵するも一年の籠城戦のあと城が陥落。春王、安王ともに美濃国（岐阜県）垂井で処刑。氏朝側についた里見末基（すえもと）の息子、義実は安房国（千葉県南部）に逃れた。
安房は、滝田城を神余長狭介光弘（じんよながさのつけみつひろ）、館山城を安西景連（あんざいかげつら）、平館城を麻呂小五郎兵衛信時（まろのこごろうひょうえのぶとき）が治めていた。
なかでも、神余長狭介光弘は酒と色恋に溺れ、残った家臣は二心ある者だった。山下定包（さだかね）は光弘の妾、玉梓と密通し、北部一帯の城主にまでなるも、最期は義実の策により家臣に寝返られて、側近二人に首を討ち取られた。側近二人も処刑されてしまう。義実はこの時、玉梓の助命の願いを覆したことで、後々の恨みを買ってしまう。
義実は治部大輔（じぶのたいふ）という職に就き、安房国の南側を治めるようになった。北側は麻呂家を滅ぼした安西景連が治めていた。
義実の領地が飢饉に見舞われた際、安西が前年の飢饉の際に義実に助けられた恩に報いるどころか、国全域を手にいれようと攻めてきた。
義実の窮地を救ったのが愛娘伏姫の愛犬、八房だった。（八房の名は首と尾に八つの黒い斑点があることからついた）八房が加えていたのは安西景連の首だった。義実はあろうことか、八房に伏姫を嫁がせると約束してしまっていた。伏姫の説得もあり義実は約束を反故にできなかった。

里見家に拾われる前、八房は狼に食われた母犬にかわって狸の乳をもらっていた。その狸の名が玉面といい、実は八房は「子々孫々の末まで畜生道に追いおとし、この世からなる煩悩の犬として仇を報ずる（河出文庫．白井喬二訳）」と言い残した玉梓に連なる存在だった。

精霊王の狼と姫君のモデルは滝沢（曲亭）馬琴の長編「里見八犬伝」に出てくる八房と伏姫と思われます。「里見八犬伝」の牡丹の痣が八犬士の体の一部に出る部分は選ばれた賢者の魔法使いに黒百合の紋章が浮かび上がる設定に引き継がれています。（白百合は純潔を連想させマリア様と結びつけられます。西洋文化圏にはより重要でなじみのある花です）
シノのモデルは八犬士の犬塚信乃だといわれています。信乃の痣は左腕にありますがシノの紋章は右肩にあります。
（まほやくではネロが左の上腕に紋章がでます）
元犬塚家の下男で友人であり義兄弟のちぎりを結ぶ犬川荘助の痣は背中に、犬塚家の養子で信乃の許嫁（恋仲）だった浜路の異母兄、犬山道節の痣は左肩にあります。
シノの師となるファウストの紋章は左の肩の後ろに大きく出ており自分では見ることができません。信乃に縁のある二人の設定を引き継いだものと思われます。（ヒースクリフも左腰の後ろに紋章があります）

芸術を愛し恋愛話に胸を躍らせるマイペースの西と孤独が好きなようでいて団結力の強い東。ジューンブライドのイベントでもその差が見てとれます。
西の面々が訪れたのは中央の国の「熱の町」。雨乞いをした領主の願いを聞き入れるかわりに、娘が精霊である白い狼に嫁いでいったという伝承が伝わる街には白い花（雨待花）が咲き乱れます。ところが、厄災の影響を受けて
精霊に捧げていた酒に欠かせない花の雫の蓄えがなくなってしまいました。（雫は麹の役割をすると思われます）時を同じくして街には狼の声が響き、住人は祭りに浮かれる娘たちがさらわれないか心配していました。
そこでアーサーは護衛役のカインと西の魔法使いに加えて森に詳しいシノ、動物と話せるオーエンを招集。シャイロックは状態を確認した後、かわりになる酒を作ります。その頃、街に現れた記憶喪失の女性をクロエとラスティカが保護しますが、手品のように消えてしまいます。シャイロックは女性が
女性は精霊と人間の狭間のような存在だと説明。実は彼女こそ狼に嫁いだ姫君で、狼が好きな酒が作れるよう雫を探していたのです。急に妻（の気配）がなくなったので狼は嘆いていたのでした。シャイロックは作った酒を森の下草に垂らして奉納します。
少しお騒がせだけど愛おしいとても幸せな気分になれるストーリー。
西の国の良さがあふれています。ラスティカのいつもの癖もご愛敬。
オーエンが要求したアーサーの対価（お菓子）をかわりに支払うカインのおまけつき。相手を決めつけず理解しようとするカインの姿勢はきっとここから学んだのでしょう。
追記
手元にある記憶にないSSR。しかも（最）二強のオズとミスラ。
引いたのに覚えてないって、そんなことってある？
（オズはクロエとシャイさんの後に引いた気も）

私の石は現在4760個（そのうち先日購入した13個分込みで、602個は有償colyさん、フィガロに、ヒースに、北祝祭に、まほパはーさすがに供給過多でしょう。その後は舞台もあるんですよ！（私は配信組）
賢者様のお財布を空っぽどころか、借金させる気なんですか？（笑）
1チャンでせめてSRが出ないかなぁ。
というか、メンバーが違ってもまほパはこの間やったばかりでは？

領主と息子の関係も今回の話の要です。オズとアーサ−は自分たちの関係に二人を重ねている様子。オズは今、アーサ−から子離れしようとしている状態です。今回のオズは若い魔法使いたちを成長させるために、強引な魔法は使わずにヒースには探索、シノにはヒースの支援と領主の救出、ミチルには治癒とそれぞれに役目を任せます。
一方でメインストーリーでは予言のこともあり、オズは陰ながらアーサ−の心配はするものの、当初は王子としての立ち場を考慮して必要以上に接近しようとはしませんでした。オズの弟子を自負しているアーサ−はそのことを理解しつつも寂しく思っていました。オズもシノと同様、アーサ−にフィガロとともに魔王として君臨していた頃のことを話せていません。今後の二人の信頼関係に亀裂が入らないか危惧されます。秘密を抱えながら疑似親子の関係を続けて行くことは難しいと思われます。手遅れになるまえにオズも心を決める必要があるでしょう。

魔法使いは心で魔法を使います。自分を信じ、魔法を使う相手を信じ、効力を信じなければ思うような結果を出すことはできません。親子、主従、人と魔法使いー今回のエピソードは特に互いの信頼関係に重きを置いています。
洞窟の中で聞こえた声は、その場にいる者の心の不安を反映していました。
その心の声に反するような答えを返せば、呪具の影響を受けた精霊に牙をむかれます。任務に出かける前、ヒースクリフは領主の息子である前に魔法使いの自分が赴いて何ができるのか悩んでいました。一方、エメットは後ろ盾を失ったことで歳相応の心細さを感じて魔法の力を欲していました。ヒースの優しさとエメットの行動を起こす勇気が互いの不安を打ち消し、人と魔法使いが互いを理解し歩み寄ることにつながります。
メインストーリー一部の序盤でも、ヒースは自分に自信がなく、友であり理解者であるはずのシノとの間に軋轢を生んでいました。シノはシノで主従の一線を超えようとせず主君の威厳を守るために功を焦っているところがあります。東の先生であるファウストは人生の先達として双方に助言します。
一部の後半でヒースの傷が明らかになり、主従の信頼関係に変化が生じました。ヒースに傷のことをつげないでいることはシノなりの配慮ですが、互いを守れなければ魔力を失うという縛りに加えて大きな秘密を抱えてしまうことになります。グロッタで「主君の信頼を勝ち得るために臣下の側でも努力をすべきだった」といいながら、現実は主君であるヒースに完全には心を預けられずにいることに大きな矛盾を感じました。その矛盾が二部では仲間の身の危険という形ではね返ってきます。グロッタではヒースがオズのアドバイスのもと「仲間を頼っていい」という結論に行き着きますが、二部ではシノがとうとうヒースの傷のことをファウストに話します。返事としてファウストも以前は頑なに否定していた「建国の英雄」とされてしまった過去を認めます。皮肉なことに、幕を張って互いに傷つかないように距離をとって接していた東の魔法使いが危機的な状況下で互いの距離を縮めた瞬間でした。

二手に分かれて洞窟に入った賢者と魔法使いたちに聞こえてきたのは、各々の声にそっくりな「己の命を賭して役目を果たす覚悟があるか？」という問いかけでした。答えに迷う賢者にオズは心と裏腹な返答をするよりは沈黙を通すように助言します。オズによると、本来は大人しい精霊たちが洞窟の中にある厄災の影響を受けた呪いの媒介によって荒ぶっているとのこと。オズの読み通り、家臣を信じることができないまま敵に殺された領主の遺品である青い首飾りの鎖が呪いの媒介になって、行方不明の領主を縛り上げていました。オズはヒースクリフに本体の首飾りを探すように指示。そこにシノも合流します。（幼馴染み）主従二人が協力する様子を魔法使いたちの後を追ってきたエメットも見守っていました。領主を助け出すとオズは洞窟が崩落しないよう魔法をかけます。洞窟の外に出ると、「真実の街」の住人たちが成り行きを見守っていました。エメットは賢者の魔法使いの活躍で街が危機から脱したことを説明します。ヒースクリフは重責を担った時にひとりで抱えようとせずに正直に周りを頼って任せる方が信頼のおける人だとエメットに伝えました。次期領主として互いに襟を正すエメットとヒース。ヒースの傍には誇らしげに主君を見守るシノの姿がありました。翌日、エメットは無事儀式を行うことが出来ました。領主は、洞窟の中で聞こえた「自分の求めた救いの手を差し出す者がいるか？」という問いに対する迷いを口にします。領主はエメットを信頼していたものの、まだ幼いその背中に重責を担わせてしまったことで彼の恨みを買っているのではないかと思っていたのでした。住人たちが聞いたのは自分の心に嘘をついてしまったことに対する領主の懺悔の声でした。結局、それは杞憂でした。子どもの成長は想像を超えるものだというオズの言葉が親子を優しく包みます。
今回の任務ではオズ、ホワイト、ブラッドリー、ネロが保護者役として同伴していました。全員が北出身でその気になれば強力な魔法が使える反面、精霊を怒らせてしまうと洞窟が崩れたり、領主の身に危険が及ぶ可能性がありました。そこでホワイトとオズは助け舟となる助言はしながらも、今回の件を彼らの成長の機会ととらえて、若い魔法使いたちに事態の収拾を任せることにしたのです。

朝から元気のないヒースクリフを心配する賢者と魔法使いたち。そこに、
アーサーが「真実の街」の領主の息子、エメットからの行方不明になった父親の捜索依頼を持ってきます。実はヒースは父親同士が知り合いで境遇が似た身として、エメットが病気の父親から引き継いだ儀式を執り行うにあたって不安があると相談を受けていました。すぐに動かなかった自分を責めるヒースのためにも魔法使いたちは街に向かいますが、街の住人は互いに口をきかず、街は不気味なほどに静かでした。屋敷で賢者たちを迎えたエメットは
あどけなさを残す少年でした。肝心な儀式の日に出発が遅れてしまった彼にかわり父親が洞窟に入った後、「領主は嘘をついた。もう戻ってこない」という声が聞こえたといいます。そもそもこの街が「真実の街」と言われるようになったのは、ある伝承がはじまりでした。当時の領主は家臣を信じることができず、その忠誠度を推し量るために敵に襲われたと嘘の狼煙をあげていました。そしてとうとう本当に敵に襲われても、その領主は家臣に助けてもらえなかったのです。かろうじて敵から逃げ延びた人々も（不用意に土地に入ったことで）精霊の怒りにふれたと感じて、以後の領主たちは、自分たちが誠実に尽くすことを洞窟に入って誓うようになりました。
住人たちは領主の失踪と伝承の精霊の怒りを結びつけて嘘をつかないように沈黙を守っていたのです。真相を探るため魔法使いたちは洞窟に入ります。
訂正
ネロは、ブランシェット家での育成エピソードにて銀製品をブランシェット家から持ち帰ろうとしました。

時に政治権力が働くことも否めませんが、依頼主が貴族だろうと一般市民だろうと、賢者、魔法使いともに困っている人あらばかけつけます。それでも心象を悪くしないよう、最低限の礼儀を覚えておくにこしたことはありません。ボルダ島の領主や年輩の魔法使いの知り合いのお茶会に招かれても大丈夫なように備えましょう。
�@席から離れる立食式でなければソーサー（受け皿）は動かしません。
　お茶のおかわりを頼むときにはカップだけを渡します。
　自分で紅茶を注がざるをえないときは、ポットの持ち手だけを持って、
　蓋に手を添えることはしません。ティースプーンはカップの奥側に。
　紅茶のポットとお湯のポット（ジャグ）が分かれているのは前述の通り。
�A食べる順番
塩気のある食事ものから甘味の順で食べていくようにします。
（下＝サンドイッチ、中＝スコーン、上＝スイーツとなっている場合は
下段から順に食べていきます）
�Bサンドイッチの食べ方
↓一口サイズに切られている場合は手で食べます。
　そうでない場合はお皿にとって、（フォークを下まで突き刺したあと）
　ナイフで一口大に切って、フォークで食べます
�Cスコーンの食べ方
↓手でとってから上下に割って食べます。
　細かく割ってボロボロと崩れるのはよくありません。
　スプーンでクリームとジャムを自分の皿に移し、一口ずつ塗ります。
　割らずにスコーンにかぶりついたりナイフで食べるのはマナー違反。
※スコーンの発祥地はスコットランド。歴代国王の戴冠式に使用された椅子の礎石にその名の由来があります。（1296年にイングランド国王エドワード１世が奪い、ウエストミンスター寺院に運ばれた後、1996年にスコットランドに返還されました）
�Dケーキの食べ方
　ケーキは食べやすい大きさに切って端から
（三角のケーキは尖った方から/
　シュークリームは真ん中で切って端から）食べます。
　ケーキについているセロファンはフォークに巻き付けて外します。
�E特に英国でフタヌーンティーを頂くならナプキンは畳まないこと。
畳むことは「美味しくなかった」ことを意味して逆に失礼になります。

賢者の魔法使いのなかでも、アーサ−、ラスティカ、ヒースの三人が淹れる紅茶は格別に美味しいと評判です。少しでも彼らに近づけるように基本の手順を紹介します。
�@汲みたての水を沸騰させる　沸騰＝５円玉サイズの泡がボコボコ出る
�Aポットとカップに少量お湯を注いで温める（温まったら湯は捨てる）
�B温まったポットにティースプーンで人数分の茶葉を入れる
（ティースプーン１杯で１人分/細かい茶葉は中盛、大きめの茶葉は大盛）
�C沸騰したお湯を注ぐ（一杯１５０ml〜１６０ml）
�D注いだらすぐに蓋をして蒸らす。時間は細かい茶葉は２分半〜３分、
大きめの茶葉は３〜４分、ミルクティーはやや長め）温度を下げないこと！
（ポットのなかをスプーンで軽くまぜる）
�E茶こしで茶殻をこしながら、濃さが均一になるようにまわし注ぐ。最後の一杯まで注ぎ切るのがポイント！
茶葉はストレートとミルクで使い分けて。ミルクティーの場合、普通の冷たい牛乳を使用する。ポットは鉄製を避けて、陶磁器、銀製、ガラス製を。
カップは白く浅めのものを。味だけでなく色や香りまで楽しんで。
情報源　日本紅茶協会HP他

シノの大好物、レモンパイに欠かせないレモンの産地といえばシチリア。
レモンの原産地もヒマラヤです。シチリアには９世紀頃にアラブ人が持ち込んだとされます。その後11世紀にシチリアはノルマン人に征服され、レモンがヨーロッパに広まったとされています。（wikipediaより）
シチリアの家庭では年間を通してレモンの花を見ることができます。黄色く実る時期は10月〜３月だそうです。シチリアのレモンは苦みや酸味が抑えられているので汁だけでなく皮も葉も料理に使うことができます。（各種サイトより）賢者の感覚でいうと、柚子や日向夏の方がシノたちが思う柑橘類の味覚に近いかもしれません。

もうひとつレモンで有名なのが、フランス南部、コートダジュール、マントンで開かれるレモン祭りです。その名の通り、お題にそって作られた巨大な柑橘類（レモンやオレンジ）の山車が街中を巡ります。

６月２９日はヒースクリフの誕生日です。今回は幼馴染み主従を語るうえで欠かせない食べ物、柑橘類を取り上げます。
柑橘類は、「ミカン科ミカン亜科ミカン連（カンキツ連）に属する果物の総称」です。一説によると、野生を除けばブンダン、マンダリン、シトロンの３種をルーツに交配を重ねているそうです。
グレープフルーツはブンタンから突然変異し、ライムやレモンはシトロンをマンダリンとかけ合わせおり、オレンジはマンダリンとブンタンをかけあわせています。
オレンジとみかんはどちらもインドが原産地です。
オレンジはヨーロッパ方面に伝わり、日本では「スイートオレンジ＝甘橙＝アマダイダイ」とも呼ばれます。（酸味が強いものはサワーオレンジ＝橙）
一方、私たちにとってより身近な温州みかんの祖は甘橘です。今から400年ほど前に中国から伝わった種から発生しました。（静岡にも奈良時代以前から橘の原種が自生していましたが実が小さく観賞用でした。温州みかんも江戸時代に植えられるようになりました）

一般的に認知されている両者の違い
大きさ（みかん＜オレンジ）
果皮の厚さ（みかん＜オレンジ）
みかんは果実を食べますが、オレンジ（橙）は果汁を絞ったり、果皮をジャム（＝マーマレード）やソースにします。
故エリザベス�U世が某クマキャラと紅茶をたしなむ？動画が公開されるほど、
イギリスの家庭ではおなじみのマーマレードの要の材料は、スペイン産のセビル．オレンジです。柑橘類は総じて日当りと水はけがよい温暖な環境を好むとされます。
「温室のラプソディ」ではヒースが栽培に苦戦する様子が描かれます。ヒースの魔法と相性が良いのは雨の日のため、たしかにブランシェット家では育てるのが難しかったかもしれません。（ブランシェット家のモデルの城はイングランド．ノーサンバーランド州に存在）

現在、舞台「魔法使いの約束　祝祭part２」に合わせて祝祭イベントを復刻開催中。中央の祝祭の次は東の祝祭です。
祝祭は魔法使いの約束初のイベントストーリー。東の祝祭ではメインストーリーに引き続き、ネロの「元盗賊団」らしさが顔をのぞかせます。この後もちょいちょい盗賊団時代に身につけたと思しきスキルで任務を乗り切ろうとするネロ。二部での快気を願って、「元盗賊」という点から見た彼の歩みを
振り返ります。
�@　墓場の埋葬品をエプロンのポッケに　　（まほステ第二章）
�Aミートソースを食べようとしたブラッドリーに（同三章/メイン19章）
　「てめえをミートソースにしてやろうか！」
�B　曰く付きの村を調査することになってー
　「悪いことはするさ。魔法使いだからな」
　「正攻法以外で調べてみるよ」（奇跡と祝祭のプレリュード）
�C聖堂に忍び込む　　　（宝剣のエチュード）
�D証明書を偽造　　　　（雨の街での育成エピソード）
�E少年の部屋に窓から侵入（呪い屋のコンチェルト）
�F騎士の亡霊の正体を探ると盗賊の痕跡を発見（騎士のコンチェルト）
�Gブランシェット家の刃物類をこっそりお持ち帰り（温室のラプソディ）
�H姿を消したブラッドリーに周りを顧みずに激昂「馬鹿野郎！」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（カンペジオ）
�Iミチルとリケを泣かせた”北の魔法使い（兄弟弟子含む）”に激昂
　「馬鹿野郎！」（二回目/二周年）
�J「ムントの法則」について答えられないのはシノと同罪？
　一方で北の封印と東の封印の違いを説明するも、封印を破ることを
　前提に説明（第二部）

次のまほやくの更新は７月３日の満月です。
現時点で私が気になっているのは次の５点。
�@西の国と中央の国の政治バランス
（賢者の）魔法使いに懐疑的で魔法舎が中央の国に置かれていることも
よしとしない西の国の動向がきな臭い。
リリアーナ（に取り憑く何者か）がノーヴァと組んで現在の王家の
転覆を狙うばかりでなく、中央の王家に不満をもつ輩が内乱を企んで
いる模様。
�A何故ノーヴァがムルの研究成果（人造魔法使い）を手にできたのか？
　その目的は？
�Bオズの庇護を受けていたはずのフェルチ家が何故滅亡したのか、
　そこにラスティカ（と花嫁ないしは婚約者）がどう絡むのか
�C魔法使いの現状は次の通り。
無事な魔法使い　　　　　　　ルチル&ミチル（魔法舎へ）
　　　　　　　　　　　　　　リケ（西の国）
　　　　　　　　　　　　　　ラスティカ、クロエ、シャイロック、ムル
　　　　　　　　　　　　　　（西の国/コルテーゼ家領内）
　　　　　　　　　　　　　　↓
人間関係に亀裂が入りそうな魔法使い　
　　　　　　オズ（西の国と中央の国を往来）
　　　　　　　　　↑亀裂？↓
　　　　アーサ−（同？/オーエンと共に行動？）
　　　　　　　　　↑信頼関係/主従関係に亀裂？↓　
　　　　　　カイン（西の国/魔法科学兵団本部）　　　　　　　　　　　
安否が危惧される魔法使い　　ファウスト（雨の街→西の国）
　　　　　　　　　　　　　　フィガロ　（魔法舎→雨の街→北の国？）
　　　　　　　　　　↑
ケガ必至の魔法使い　レノックス（北の国？/フィガロと共に行動）
　　　　　　　　　　　　　ミスラ&ブラッドリー（西の国）
　　　　　　　　　　　　　シノ&ヒース（雨の街→西の国→北の国）　　　
生命が危ぶまれる魔法使い　ネロ（北の国/シノ&ヒース＝黒豹状態
　　　　　　　　　　　　　　　　と共に西の国を離脱）
�Dミチルの予言の末路
�E全てを終えた後、リケは教団に戻るのか？（リケは司祭に自分たちの教えを守るように約束させられていたように思うが、どう考えてもいいように利用されている。それを知っていて戻れるのか？）

まほやくの世界では、現在の状態になる前のムルがマナ石を原料に機械等を駆動させることで人間にも魔法使いと同じようなことができる技術（＝魔法科学）を発明しました。（マナ石は魔力の原動力であり、魔力をもった存在＝魔法生物や魔法使いの遺骸でもあります）
西の国では科学の発展と引き換えに、自然の景観が損なわれ続けています。
それはシャイロックの危惧するところです。
またフィガロは過去に住んでいた村が雪崩に見舞われるという過去を持つ一方で、南の国では魔法使いに理解のある住民達と（もしくは魔法使いが積極的に手を貸したからこそ人間の理解を得られたのかもしれませんが）手をとりあって開拓を進めた人物です。
彼らの物語には、現在の状勢に対する危惧も反映されているのではないでしょうか。

地球温暖化になると生態系（動植物）への悪影響は避けられません。
また大雨、洪水、干ばつなどの異常気象の原因にもなります。異常気象が続けばこれまで通りに農作物を収穫することもできなくなります。乾燥が続くことによる森林火災も増えています。オセアニア地域にある島々を中心に海面上昇で住む場所を追われる危機はすぐそこにまで迫っています。
特に開発途上国で温暖化がもたらす災害（特に洪水）の影響が懸念されています。温暖化と貧困は負の連鎖を生みます。自助努力では災害の起こりやすい場所から避難することが難しいのです。一方で災害国日本のノウハウをもってして、自然環境をととのえながら（森林は天然の水瓶です。大雨に見舞われたとき水を吸収することで土石流などの被害を減らせます）負の連鎖を断ち切り、地元の経済活動を促しつつも以前よりも災害に強い地域にしていくことも可能だということを、先日伺いました。

魔法使いの約束の中で根幹をなす大いなる厄災。「近づき過ぎた月が禍をもたらす」とはどういうことなのか？未だに明確な説明はなされていません。ここからは私個人の考えです。
我々の世界でも、月が日常生活に影響を及ぼすことはあります。それが潮の満ち引きです。海水が月の引力によって引き上げられると満ち潮になります。（月の反対でも同じ現象が起こります）月から直角な方向では引力が弱くなり干潮になります。太陽にも満ち引きを引き起こす力があり、新月や満月にはお互いの力が助け合い、特に月、太陽が同じ方向に並ぶ日蝕は大潮を引き起こすといわれています。月が地球に近いとき太陽が完全に隠れてしまう皆既日食なら尚のこと。
（国立科学博物館のサイトおよびyahoo知恵袋より）
年長の魔法使いの頃ならそれで説明がつくかもしれませんが、今はそれよりも海水面が上がる脅威に常にさらされています。
二酸化炭素などの温室効果ガスの影響で本来なら大気圏外へ出て行くはずの太陽光が吸収され、地球の温度が上昇する地球温暖化です。
その原因のひとつは石炭、石油、天然ガスなどの化石燃料であるといわれています。石炭は、「地質時代に水中に堆積した植物の遺体がその後の地圧や地熱によって炭化してできた可燃性の岩石」です。
木炭はガス化する成分は燃えてしまいますが、石炭はガス化する成分がそのまま残り、燃やすとガスが出ます。石炭からガスを除いたものがコークスで工業用燃料として使用されます。（教えて！住まいの先生より）

アプリではダイヤは中央、エメラルドは南、サファイアは東、
アメシストは北、ルビーは西に所属する魔法使いの力をあげてくれます。
因に、サファイアとルビーは元々は「コランダム＝綱玉」という同じ石です。違いは不純物にあります。サファイアには鉄やチタン、ルビーにはクロムイオンが混じることによって色の違いが生まれます。（実は赤色以外は全てサファイア）
それぞれの宝石がもつ意味、および魔法使いの誕生月の宝石がもつ意味は
以下のようになっています。
１月ガーネット（真実．友愛．繁栄）
２月アメシスト（心の平和．誠実．真実の愛）
３月アクアマリン（幸福．聡明．富）
４月ダイヤモンド（永遠の絆．永久不変．純潔）
５月エメラルド（幸運．安定．新たなスタート）
６月ムーンストーン（円満．兆し．恋の予感）
７月ルビー（情熱．勝利．仁愛）
８月ペリドット（優しさ．前向きな心．夫婦の幸福）
９月サファイア（成功．誠実．慈愛）
10月トルマリン（愛情．新しい出会い．潔白）
11月シトリン（友愛．自信．希望）
12月タンザナイト（決意．冷静．成功）
とあるサイトより

７月の誕生花　　　蓮「清らかな心」「神聖」
ルチル７月１日　　マツバギク「心広い愛情」「忍耐」
８月の誕生花　　　向日葵「憧れ」「あなただけを見つめる」
カイン８月６日　　トレニア「ひらめき」「温和」
９月の誕生花　　ダリア「優雅」「気品」「栄華」「気まぐれ」「裏切り」
ネロ９月８日　　アブチロン「尊敬」「良い便り」
１０月の誕生花　　ガーベラ「希望」「前進」
　　　　　　　※ガーベラは四季咲きなので季節を問わず開花します。
リケ　　　　10月２日　杏子「乙女のはにかみ」「臆病な愛」
シャイロック10月14日　カトレヤ「魔力」「魅惑的」
１１月の誕生花　シクラメン「遠慮」「気後れ」
オーエン　　11月１日　スプレー菊「清らかな愛」「高潔」
クロエ　　　11月12日　ベゴニア「片思い」「愛の告白」
12月の誕生花　ポインセチア「聖夜」「幸運を祈る」「思いやり」
ブラッドリー　　　　12月13日　シンビジウム「上品」「素朴」
ミチル　　　　　　　12月15日　原種チューリップ「まじめな恋」

魔法使いの誕生日の花とそれにまつわる言葉を調べました。
意外な本音がわかるかも？
１月の誕生花　　　　カーネーション「無垢で深い愛」
ファウスト１月13日　水仙「自己愛」「神秘」
２月の誕生花　　　　梅「不屈の精神」「高潔」
ミスラ２月８日　　　仏の座「調和」「輝く心」　　
ムル２月１１日　　　ガーベラ「希望」「前進」
３月の誕生花　　　　チューリップ「思いやり」
アーサ−３月９日　　　アセビ（馬酔木）「危険」「清純な心」
ラスティカ３月19日　コエビソウ（ベロペロネ）
　　　　　　　　　　「ひょうきん」「思いがけない出会い」
４月の誕生花　　　　アストロメリア「持続」「エキゾチック」
シノ4月14日　　　　ドウダンツツジ「上品」「返礼」
オズ4月27日　　　　シャガ「決心」「私を認めて」
５月の誕生花　　　スズラン「再び幸せが訪れる」「純粋」
レノ５月16日　　　イキシア「団結して当たろう」
双子５月29日　　　スイカズラ「愛の絆」「友愛」
６月の誕生花　　　バラ「愛」「美」
フィガロ６月５日　蛍袋「忠実」「正義」
ヒース６月29日　　ジャーマンアイリス「使者」「恋のメッセージ」

前に有償で入手したものも含めてイベストキーもたまってきたので、
思い切って
「慕情燃える海街のラプソディ」
「孤月のコンチェルト」
「白亜の白に伝説の目覚めを」
を開けました。
全てシャイロック関連のイベストです。
おシャイさんて、センスがよくて女子力の高い友人が多いし、任務となればさり気なくファウストも含めて年輩者のサポートをしてくれるし、若い魔法使いのお世話も引き受けてくれるし、西流のジョークにも付き合ってくれるし、とても頼りがいのある人です。
ここへ来て彼の魅力に改めて気づかされました。
それでいて、ムルとのことになると途端に心をガードして、舞台で急にその
思いが溢れるのは反則です。

正直、情報量は少ない方が印象に残りやすいです。
曲が良くてストーリーが駄作はあるけれど、
逆はない（＝ストーリーが良ければ曲も良い！）のがまほやくです。
独断と偏見込みのチョイスで
外せないのは、
一周年（1.5部）でネロを強化した時に流れるBGMと、
北や西のドタバタを想起させる「子猫のいたずら」
イベントBGMなら「ヒマワリのエチュード」（ファウスト&フィガロ）と
　　　　　　　　「極光祈る犬使いのバラッド」（オズ&アーサ−）が同列。
今の時期に聴くなら、東の国のBGMか「カエルのエチュード」
カエルと同列くらい泣けるのは、「生徒と別れのコンチェルト」
ジャズ味が効いてるのは、「星降る空のメモワール」と西の祝祭BGM
美しさNO．１は、「花咲く森に真実の愛を」
ファンタジーの世界へ連れていってくれるのは、
「銀宿る卵屋のファンタジア」（←ストーリーは未読）
ブラッドリー兄貴が出るのはどれもいいけど、
「孤高な盗賊のエチュード」
「勇敢な開拓者のバラッド」
「硝煙に捧ぐ宴のテソーロ」
あたりが心に染みました。
これからの時期（七夕）に聴くなら「零れた夢のステラート」。
後、何故か最近「軌跡と再会のバンケット」が頭の中で響く。
ジュンブラの礼服の余韻？ホワイトデーなのに。

ストーリー知識とBGMは、アプリを入れなくても追いつけるので、
一番はミッションのレベルじゃないでしょうか。
後はカードの絵柄でどのエピソードか全てあてられるとか、
予告見てすぐに関連エピソードの台詞引っ張ってこれる
賢者さん、
関連原典を読破したり、聖書から考察する方も
同じ位強者ですね。
私も全く足りておりません。

ミッションで時々、「〜賢者」という称号を置いている賢者さんを
見かけますが、「勇気あるな〜」と思います。
逆に「わかば賢者」とか「みならい賢者」と書いてあると対戦するのが
申し訳なくなってしまう。

まほやく上級者かどうかってどう判断してますか?BGM聴いただけでどのイベントのBGMか当てる友達が「私なんて全然まほやくにわかだよ〜」みたいなことほざいてます。ちなみに私は星降る空のメモワールのBGMが好きです

ウィキッドは、「悪者は、はじめから悪者だったのか？」、「世間で悪い奴とされている奴は本当に全て悪い奴なのか？」という問題提起からはじまっています。この問題提起は「魔法使いの約束」のなかでアーサ−が再三、中央の国の役人やヴィンセントに投げかけています。お互いの世界を括っている枠を一歩ずつ出て歩み寄ることができれば違う世界が見えるかもしれません。物語の最後でエルファバとグリンダの歌う「For　Good」は今やアメリカの卒業式での定番ソングです。
和訳の部分を少し変えて同箇所の歌詞をつなげると、
英）あなたに出会えたから、私は変わることができた
日）だから私はあなたを忘れない　永遠に　（for　goodは永遠にの意）
チレッタとミスラの関係、アレクとファウストの関係、魂でつながっている双子の関係、過去を忘れてしまうラスティカを重ね合わせると、この部分だけでも胸に迫るものがあります。

ボームから約100年の時を経て新に描かれたオズの国の物語、ウィキッド。
南の「善き」魔女、グリンダは大学での日々を回想します。当時からグリンダは周りの注目を集める存在でした。同じ頃、後の西の悪い魔女、エルファバも車椅子生活を送る妹、ネッサとともに大学に入学します。生まれつき緑の肌をもつエルファバは皆から遠巻きに見られるだけでなく、父親との関係も良くありませんでした。エルファバの心の支えは人間の言葉を話せる動物の教師でした。ダンスパーティーの場にグリンダが押し付けた帽子を被っていったことでエルファバは益々浮いてしまいます。そのなかで彼女の聡明さと強さに気づいている人がいました。遊び人気質のフィエロです。一方、フィエロに恋心を抱くグリンダもエルファバに歩み寄っていきます。
ある日、魔法の素質があることがわかり、エルファバはオズからエメラルドシティーに招待されます。自分の魔法の力を評価してもらいたいグリンダもエルファバについて行きます。エメラルドシティーの煌めきにエルファバは心を踊らせました。ここなら自分の緑の肌を笑う者はいないからです。
その頃、オズの国には暗い影が迫っていました。人語を話せたはずの動物たちが言葉を失ってしまったのです。オズはエルファバを自らの計画の仲間に引き入れようとしますがエルファバは正義の道を貫こうとします。
数年後、悪者の立場に置かれていたのはエルファバでした。そしてグリンダは善良な存在としてプロパガンダに加担していました。その傍にはエルファバに未練を残しているフィエロもいました。その頃、エルファバは妹のネッサに会いに来ていました。ネッサは父親から土地を引き継いでいました。ネッサもまたマンチキンを支配する悪い魔女と思われていました。エルファバの血縁であることで余計に外聞が悪くなっていたのです。そしてドロシーが竜巻に巻き込まれる件がおきます。自分が良かれと思ってしたことでどんどん結果が悪くなっていくため、エルファバの心はますます固くなっていくのでした。

「魔法使いの約束」のオズは世界最強の魔法使いとして世界征服を半分果たしています。一方で原典のオズと同じく、常に遠巻きにされるか襲われるかでアーサ−に出会うまでおよそ人間らしい付き合いとは無縁でした。
アーサ−も自分を育てた人物像こそが本当のオズの姿と信じ、オズの伝承は受け入れがたいものでした。アーサ−は自分が義に則って正しいと信じていることは大抵正しいと考えているようです。人の考えを理解しない故、あるいは善悪二元論の帰結としての世界征服という過去は持たないまでも、様々な間違いを重ねたうえでの今があるという視点が身内（恩人）のことになると欠けてしまう様子。
そのアーサ−も、リケに対しては「正しいか間違いか」ではなく「好き」で見ると、自分とはまた違う考えがあるのだと理解を示すことができると諭しています。
魔法使いと人間という対局の存在でいながら、その内面の孤独や彼の偉業の判断の仕方にどちらに傾くにしろ偏見が生まれてしまっているという点で原典と「魔法使いの約束」という二つの物語は結びついていると思います。
（あくまで個人の考えです。ボームや都志見先生のお考えは、私にははかりかねます）

ドロシーが飛ばされた先はオズが治めるエメラルドの都を中心に、悪い魔女が治める東のマンチキンの国と西のウインキーの国、良い魔女が治める北の国と南のグァドリングの国に分かれています。
原典では、中央のエメラルドの都が緑、東のマンチキンの国が青、西のウインキーの国が黄色、南のグァドリングの国が赤で色分けされており、住人の衣装や建物の配色でそれぞれの所属が明確に分かるようになっています。
魔法使いの約束では、
中央の国＝黄（〜茶）、東の国＝青、西の国＝赤、南の国＝緑、北の国＝紫
を基調として正装や訓練服の衣装の配色に活かされています。

原典のオズは普通の人間です。もちろんオズが用意したものでそれぞれが願ったものが手に入るはずはありません。気がついていないだけで、カカシ、木こり、ライオンはそれぞれに仲間を助ける知恵、思いやり、勇気を既に内面に持っているのです。
少しだけオズの味方になると、わけのわからない土地に気球が風で流されただけなのに魔法使いであることにされて、引っ込みがつかない分、長年ひとりその秘密を抱え続けてきた孤独な身の上でもあるのです。

もうひとつ、日本語も偏見のことを「色眼鏡」と表しますが、エメラルドの都に行って元々の建物の配色以外の人の肌や洋服が全て緑に見えていたのは、そう見えるように眼鏡をかけさせられていたからです。与えられる情報に偏りがあり、ひとつの見方しか提示されていなければ（ひとつの見方しかできないように誘導されてしまうと）客観的に物事を見れず、感情的になったり判断を誤ることを示唆しているともとれます。

ドロシーたちの存在をがきつけた西の魔女は狼やカラスや蜂たちをけしかけますが、一行に退治されてしまいます。残された手札は帽子の契約に縛られた翼の生えた猿たちでした。ところが、銀の靴を履き、北の魔女の加護を受けたドロシーの前では猿たちも手荒なことはできませんでした。西の魔女の居城に連れて行かれたドロシーは魔女に銀の靴の片方を取られてしまいますが、怒った勢いで水をかけて魔女を退治します。オズは報酬としてカカシには脳みそがわりに針やピンをつめたブランの器を、木こりにはおがくずを詰めた布の心臓を与えます。ライオンは怪しげな液体を飲み干しました。
ドロシーは気球でカンザスに帰ろうとしますが、気球はオズだけを乗せて飛び立ってしまいます。一行はドロシーを帰すために南の魔女、グリンダを訪ねることにしました。グリンダの言う通りに銀の靴のかかとを三回鳴らすと、ドロシーは無事にカンザスに帰ることができました。ドロシーが帰った後、グリンダは帽子の力で翼の生えた猿を呼び、カカシはオズの国に、木こりは西の魔女が支配していたウィンキーの国に、ライオンは南の国に来る途中で立ち寄った森にそれぞれ送り届けさせた後、帽子を猿に返すことにしました。

最強の魔法使いのオズと、五か国のモデルになった「オズの魔法使い」。
ライマン．フランク．ボーム作の児童文学で、あどけない少女時代のジュディ．ガーランド主演で映画も作られたほど、アメリカでは人気の作品です。
ミュージカル「ウィキッド」の物語もここから派生しています。
カンザスの農家で暮らしていたドロシーは竜巻に巻き込まれてしまいます。
たどり着いたのはマンチキン（小人）の住む東の国でした。ドロシーの家の下敷きになって、悪い魔女が死んだのでマンチキンたちは大喜び。一方家に帰りたいドロシーは北の魔女から東の魔女が履いていた銀の靴をもらって、オズのいるエメラルドの都を目指します。エメラルドの都までは黄色いレンガの道が続いていました。その過程で脳がないことを嘆く藁頭のカカシ、心を欲するブリキの木こり、臆病なライオンが仲間になります。オズは願いを叶えるかわりに西の魔女を退治するように条件を出しました。