1 石井聡美
まほやくことはじめ
魔法使いの約束についての最低限の情報のまとめです。
世界観、これまでの出来事、キャラクターの関係性、メインストーリー、
メインストーリーの関わるイベストを整理していきます。
世界観、これまでの出来事、キャラクターの関係性、メインストーリー、
メインストーリーの関わるイベストを整理していきます。
97 革命軍Bネタバレ
「再会と軌跡のバンケット」で描かれるのはカエルのエチュード同様、放浪中にレノックスが遭遇したエピソードです。突然出現したレストランの主にレノックスは自分の人生を語ります。300年後、再び現れた主の招きに応じて賢者の魔法使いたちとレストランを訪ねると、主はレノックスの人生からインスピレーションを得たフルコースで魔法使いたちをもてなします。その中にはファウストの姿もありました。
「昔日届く工匠のファンタジア」では、レノックスに届いた友人、イーサンからの便りをきっかけに、東の魔法使いと南の魔法使いが鍛冶職人が集う街を訪れます。そこでイーサンの弟子を名乗る人間の男性が厄災の影響で崩壊した工房を一人で直していました。怪我を負った弟子にかわり魔法使いたちが修理を引き受けます。工房には隠し部屋がありました。そこにあったのは、イーサンの贖罪の軌跡でした。彼は武具の修理に見せかけて人間たちを呪っていたのです。人間の弟子をとったのも、元々は「人間を育てる魔法使いが人を呪うはずがない」と思わせるためでした。その後、自らの過ちに気づき、武具を浄化しようとしたものの、自分は魔力を使い果たして亡くなったのでした。こちらは「向日葵のエチュード」同様、革命軍に参加後に生き延びた魔法使いのその後を描いたエピソードです。
ある意味自分たちが巻き込んでしまった挙句、必ずしも幸福とは言えない人生を送った者たちを死後に弔っているので、依頼を受けて各地に赴くことはレノックスとファウストにとって贖罪の旅路とも言えるかもしれません。「セラータの調べは鎮魂の夜に」では夜中に手袋が舞うという怪奇現象を解決するため呪いの専門家であるファウストがオズのかわりに現地に向かいます。手袋がある少女のための弔いの品であることを知ったファウストは彼女の魂を鎮めるための儀式を行いますが、夜に行うことは禁忌であると知りながら(革命で散った同志や前回の厄災戦で亡くなった他国の魔法使いを悼んで)同様の儀式を一人で行っているところをすでに賢者はレノやブラッドリーとともに目にしていました。
「昔日届く工匠のファンタジア」では、レノックスに届いた友人、イーサンからの便りをきっかけに、東の魔法使いと南の魔法使いが鍛冶職人が集う街を訪れます。そこでイーサンの弟子を名乗る人間の男性が厄災の影響で崩壊した工房を一人で直していました。怪我を負った弟子にかわり魔法使いたちが修理を引き受けます。工房には隠し部屋がありました。そこにあったのは、イーサンの贖罪の軌跡でした。彼は武具の修理に見せかけて人間たちを呪っていたのです。人間の弟子をとったのも、元々は「人間を育てる魔法使いが人を呪うはずがない」と思わせるためでした。その後、自らの過ちに気づき、武具を浄化しようとしたものの、自分は魔力を使い果たして亡くなったのでした。こちらは「向日葵のエチュード」同様、革命軍に参加後に生き延びた魔法使いのその後を描いたエピソードです。
ある意味自分たちが巻き込んでしまった挙句、必ずしも幸福とは言えない人生を送った者たちを死後に弔っているので、依頼を受けて各地に赴くことはレノックスとファウストにとって贖罪の旅路とも言えるかもしれません。「セラータの調べは鎮魂の夜に」では夜中に手袋が舞うという怪奇現象を解決するため呪いの専門家であるファウストがオズのかわりに現地に向かいます。手袋がある少女のための弔いの品であることを知ったファウストは彼女の魂を鎮めるための儀式を行いますが、夜に行うことは禁忌であると知りながら(革命で散った同志や前回の厄災戦で亡くなった他国の魔法使いを悼んで)同様の儀式を一人で行っているところをすでに賢者はレノやブラッドリーとともに目にしていました。
96 革命軍A
注)魔法使いの約束には舞台版があります。
2024年はエチュードシリーズ。
こちらを楽しみにしている方は以下の内容はスキップすることをオススメします。
賢者の魔法使いとしての活動するうちに、レノックスは革命軍時代からの自らの歩みを振り返ることになります。
「向日葵のエチュード」ではブランシェット家に持ち込まれた相談を引き受けたヒースクリフのために東の魔法使いと南の魔法使いは向日葵が咲き誇る村を訪ねます。向日葵畑にそぐわない、宙に浮かぶ不穏な首吊りの輪を村人は人食いのビアンカの呪いとして恐れていました。元々ビアンカは家族(祖母、両親と妹)思いの優しい魔女でしたが、ファウストらが火炙りに遭った後、人を呪い、自らの呪詛に呑み込まれて最後は向日葵畑で処刑されていました。ファウスト主導で魔法使いたちは向日葵畑で浄化の儀式を行います。
当初、ファウストは魔法舎の自室に引きこもる日々が続いていました。そんなファウストには役目を与えることが心の支えになるとレノックスは賢者に伝えます。
「カエルのエチュード」では南の国の賢者の魔法使いとしての初任務で雨の降り続ける箱庭を訪れます。それはかつて、コリンという魔法使いが友達のカエルのために作った庭でした。戻る見込みのないカエルを待ち続けるコリンにレノックスは自分を重ねていました。ファウストを置いて行ったことに対するわだかまりをフィガロにぶつけたり、南の国の保護者としてフローレス兄弟に過保護になるミスラを心配する姿が見られ、革命軍時代からの過渡期にあるレノックスを現すイベストです。
2024年はエチュードシリーズ。
こちらを楽しみにしている方は以下の内容はスキップすることをオススメします。
賢者の魔法使いとしての活動するうちに、レノックスは革命軍時代からの自らの歩みを振り返ることになります。
「向日葵のエチュード」ではブランシェット家に持ち込まれた相談を引き受けたヒースクリフのために東の魔法使いと南の魔法使いは向日葵が咲き誇る村を訪ねます。向日葵畑にそぐわない、宙に浮かぶ不穏な首吊りの輪を村人は人食いのビアンカの呪いとして恐れていました。元々ビアンカは家族(祖母、両親と妹)思いの優しい魔女でしたが、ファウストらが火炙りに遭った後、人を呪い、自らの呪詛に呑み込まれて最後は向日葵畑で処刑されていました。ファウスト主導で魔法使いたちは向日葵畑で浄化の儀式を行います。
当初、ファウストは魔法舎の自室に引きこもる日々が続いていました。そんなファウストには役目を与えることが心の支えになるとレノックスは賢者に伝えます。
「カエルのエチュード」では南の国の賢者の魔法使いとしての初任務で雨の降り続ける箱庭を訪れます。それはかつて、コリンという魔法使いが友達のカエルのために作った庭でした。戻る見込みのないカエルを待ち続けるコリンにレノックスは自分を重ねていました。ファウストを置いて行ったことに対するわだかまりをフィガロにぶつけたり、南の国の保護者としてフローレス兄弟に過保護になるミスラを心配する姿が見られ、革命軍時代からの過渡期にあるレノックスを現すイベストです。
95 革命軍@
オズの世界征服後荒廃した世界に再び安定を取り戻し、人間と魔法使いが共に手をとりあう世界を作るという理想を抱いて立ち上がったのが中央の国の初代国王、アレク.グランヴェルです。幼馴染だったファウストは友人の理想に共鳴し魔法使いたちの指揮を執ります。父と兄と共に炭鉱で育ち、暴動を契機に父親を亡くしたレノックスも噂を聞きつけて合流します。レノックスの方が年上ですが、かしこまった雰囲気と緊張感が漂っていたようです。
(ファウストの親愛ストではそんな中でも音楽に合わせて踊るファウストを描いたアレクの絵が出てきます。アレクは革命中に腕を負傷しています)
その後、ファウストはフィガロに師事しますがフィガロが戦線離脱し、あろうことかアレクが裏切って魔法使いたちを処刑し、ファウストも火あぶりの憂き目にあい、三人の間にはわだかまりが残ります。レノックスはファウストを檻から出そうとしますがファウストは聞き入れませんでした。(レノックスの現在の魔法具はファウストを閉じ込めていた檻の鍵です)火あぶりから免れたファウストが黙ってレノックスの元を離れたため、レノックスはその後400年近く元主人を探して放浪の旅に出て南の国に落ち着きます。放浪中からレノックスの心にあったのはファウストに対する後悔の念でした。賢者の魔法使いとして再会した後、「今の自分にできることはない」とファウストはしばらくレノックスを突き放そうとしますが、結局は厄災の傷の影響で夢が漏れ出さないように結界をはるべく、ファウストが東の国に媒介を取りにいく際もレノックスが付き従い、1.5部でグランヴェル城が茨の空間に閉じ込められた際もオヴィシウスに連れて行かれた賢者を探すファウストの背中はレノックスが守っていました。ファウストの体には火傷の痕がありました。二周年でレノックスは、それこそが自らが主人を守れなかったという何よりの証拠ということもありファウストに傷を消すように頼みますが、ファウストは魔法で見えなくはしてあるものの、誤った相手を信じたために仲間を守れなかったということを忘れないためにも傷自体を消そうとは思っていませんでした。
(ファウストの親愛ストではそんな中でも音楽に合わせて踊るファウストを描いたアレクの絵が出てきます。アレクは革命中に腕を負傷しています)
その後、ファウストはフィガロに師事しますがフィガロが戦線離脱し、あろうことかアレクが裏切って魔法使いたちを処刑し、ファウストも火あぶりの憂き目にあい、三人の間にはわだかまりが残ります。レノックスはファウストを檻から出そうとしますがファウストは聞き入れませんでした。(レノックスの現在の魔法具はファウストを閉じ込めていた檻の鍵です)火あぶりから免れたファウストが黙ってレノックスの元を離れたため、レノックスはその後400年近く元主人を探して放浪の旅に出て南の国に落ち着きます。放浪中からレノックスの心にあったのはファウストに対する後悔の念でした。賢者の魔法使いとして再会した後、「今の自分にできることはない」とファウストはしばらくレノックスを突き放そうとしますが、結局は厄災の傷の影響で夢が漏れ出さないように結界をはるべく、ファウストが東の国に媒介を取りにいく際もレノックスが付き従い、1.5部でグランヴェル城が茨の空間に閉じ込められた際もオヴィシウスに連れて行かれた賢者を探すファウストの背中はレノックスが守っていました。ファウストの体には火傷の痕がありました。二周年でレノックスは、それこそが自らが主人を守れなかったという何よりの証拠ということもありファウストに傷を消すように頼みますが、ファウストは魔法で見えなくはしてあるものの、誤った相手を信じたために仲間を守れなかったということを忘れないためにも傷自体を消そうとは思っていませんでした。
94 元相棒の絆
ネロの中には二律背反する感情があります。ネロにとってのブラッドリーはおそらく、実の家族以上に信頼できる相手、自分に価値を持たせてくれる相手、一緒にいないと本調子がでない相手で、その代わりは誰も務めることはできません。盗賊団時代、ネロに呪文に込めた思いと発動する魔力の結びつきの強さを伝えたのもブラッドリーでした。
一方でかけがえのない相手だからこそ「死んでほしくない」という思いが根っこにはあります。まほやく考察部というサイトでは、執筆者が「死んでほしくない」思いの象徴として1.5部に登場した「幸運の指輪」を取り上げています。ネロが盗賊団にいた頃、ブラッドリーは旅人を死から守るとされる指輪をネロに託します。幸運の指輪は中央の国の市場に売りに出され巡り巡って再びブラッドリーが手にすることになります。
舞台版にもある「檻にぶち込まれて大人しくなったかと思えば何も変わってない」というセリフには呆れと戸惑いと心配とあきらめとの間を行き来して感情が迷子になっているネロの様子が感じ取れます。
一方でかけがえのない相手だからこそ「死んでほしくない」という思いが根っこにはあります。まほやく考察部というサイトでは、執筆者が「死んでほしくない」思いの象徴として1.5部に登場した「幸運の指輪」を取り上げています。ネロが盗賊団にいた頃、ブラッドリーは旅人を死から守るとされる指輪をネロに託します。幸運の指輪は中央の国の市場に売りに出され巡り巡って再びブラッドリーが手にすることになります。
舞台版にもある「檻にぶち込まれて大人しくなったかと思えば何も変わってない」というセリフには呆れと戸惑いと心配とあきらめとの間を行き来して感情が迷子になっているネロの様子が感じ取れます。
93 元相棒B
証明書の偽造(雨の街の育成エピソード)、家宅侵入(呪い屋と孤月のコンチェルト)、不法侵入(宝剣のエチュード)、調査(偵察)能力(東の祝祭、騎士と信義のコンチェルト)、窃盗癖(ブランシェット城のエピソード)などネロには盗賊団にいた頃の手癖の悪さ(スキル)がそのまま残っているところがあります。過去をなかったことにして完全に突き放すことはネロには難しいようです。バジリスク戦だけでなく、「卵屋のファンタジア」のなかでも二人の信頼関係がないと成立しないであろう連携も見せてくれます。
二部には姉御肌の魔法使い、エヴァが登場します。ベイン家の末っ子で唯一父親と同じ魔法使いであるブラッドリーはエヴァに気に入られていた様子。それだけにエヴァはネロとの関係を清算しないブラッドリーに「北の魔法使いらしくあれ」とくぎを刺します。同じ頃、フィガロはアイザックという名の北の魔法使いからネロがかつて盗賊団に所属していたという情報を得ました。アイザックはエヴァの弟子だったソフィをかどわかした挙句に石にしてしまいます。エヴァもまたその心の隙を突かれてしまいました。ブラッドリーはその敵を討ち、二人の手元にはアイザックの石だけが残りました。
二部には姉御肌の魔法使い、エヴァが登場します。ベイン家の末っ子で唯一父親と同じ魔法使いであるブラッドリーはエヴァに気に入られていた様子。それだけにエヴァはネロとの関係を清算しないブラッドリーに「北の魔法使いらしくあれ」とくぎを刺します。同じ頃、フィガロはアイザックという名の北の魔法使いからネロがかつて盗賊団に所属していたという情報を得ました。アイザックはエヴァの弟子だったソフィをかどわかした挙句に石にしてしまいます。エヴァもまたその心の隙を突かれてしまいました。ブラッドリーはその敵を討ち、二人の手元にはアイザックの石だけが残りました。
92 元相棒A
別々に依頼先に赴いている時も二人は互いのことを回想しています。
「ローレライの涙は湖に溶けて」では、ブラッドリーはネロを伴って異変の起きた湖に来たことがある様子。(湖に棲むローレライに恋をした領主の息子が魚の姿をした彼女を自分の家に連れ帰ってしまったために湖の色が異様に碧くなる異変が起きていました)
「天空の宴に春を招いて」では少女を連れ去ってしまった精霊にネロは同情します。(ルチルはかつて精霊に誘拐されたことがありました。ルチルを連れ戻しにきたチレッタは自分が精霊のもとを定期的に訪れる約束をします。チレッタの死を知らない精霊たちは、彼らの声が聴ける少女を誘拐してしまいます)
「眠れぬ夜のカンペジオ」では突然現れたブラッドリーに恫喝する珍しいネロが描かれます。皆を残して朝早く出かけていたシノはこの様子を見てヒースを心配させてはいけないと反省するのでした。
(ネタバレー魔法使いたちは無人島でキャンプを楽しみます。東の若い魔法使いたちは厄災の傷のために寝つきが悪いファウストを気遣って夢喰いの輪の材料となる蜘蛛の巣を採集することに。そのなかで一人ネロは心ここにあらずで夜も眠れずにいました。実は北の国での任務中、ブラッドリーがミスラの空間の扉に巻き込まれて行方不明になっていたのです。翌朝、行方不明になったシノを追いかけて一行が洞窟に入るとネロはある気配を感じ取ります。一足早く洞窟を視察していたシノは蜘蛛の巣を集めていました。その主はすでに退治されていました。退治した者こそブラッドリーだったのです)
「ローレライの涙は湖に溶けて」では、ブラッドリーはネロを伴って異変の起きた湖に来たことがある様子。(湖に棲むローレライに恋をした領主の息子が魚の姿をした彼女を自分の家に連れ帰ってしまったために湖の色が異様に碧くなる異変が起きていました)
「天空の宴に春を招いて」では少女を連れ去ってしまった精霊にネロは同情します。(ルチルはかつて精霊に誘拐されたことがありました。ルチルを連れ戻しにきたチレッタは自分が精霊のもとを定期的に訪れる約束をします。チレッタの死を知らない精霊たちは、彼らの声が聴ける少女を誘拐してしまいます)
「眠れぬ夜のカンペジオ」では突然現れたブラッドリーに恫喝する珍しいネロが描かれます。皆を残して朝早く出かけていたシノはこの様子を見てヒースを心配させてはいけないと反省するのでした。
(ネタバレー魔法使いたちは無人島でキャンプを楽しみます。東の若い魔法使いたちは厄災の傷のために寝つきが悪いファウストを気遣って夢喰いの輪の材料となる蜘蛛の巣を採集することに。そのなかで一人ネロは心ここにあらずで夜も眠れずにいました。実は北の国での任務中、ブラッドリーがミスラの空間の扉に巻き込まれて行方不明になっていたのです。翌朝、行方不明になったシノを追いかけて一行が洞窟に入るとネロはある気配を感じ取ります。一足早く洞窟を視察していたシノは蜘蛛の巣を集めていました。その主はすでに退治されていました。退治した者こそブラッドリーだったのです)
91 元相棒@ネタバレ含む
東の国で料理屋を営んでいたところを召喚されたネロは元々はブラッドリーの盗賊団の副官的存在でした。ネロが待ち合わせに現れなかったことでブラッドリーは双子とフィガロに収監され、刑期を短くする恩赦を得るため奉仕作業に励んでいます。盗賊団を離れたネロの心情は「向日葵のエチュード」でシノに語った通り。ブラッドリーは死線をさまようほどのスリルを味わうことを北の矜持と考えていますがネロの肌には合わなかったようです。一方のブラッドリーは(ネロのことが明るみに出ても平気なように)「盗賊のエチュード」にて任務に協力する条件として双子に取引を持ちかけます。
当初、ブラッドリーはネロとの絆を容易に取り戻せると考えていたようで、メインストーリーの一部ではネロを巻き込み月蝕の館に忍び込んだところ、トビカゲリに遭遇します。ネロがブラッドリーとの間に明確に一線を引くのは、東の国の古代の神殿を蘇らせるための祝祭を行うべく赴いた不気味な村でのことです。ネロが過去を伏せて東の魔法使いとして行動することを選んでからはブラッドリーの方でも「東の飯屋」とネロのことを呼ぶようになります。二周年ではリケから師弟関係について問われたブラッドリーは自分の技能の全てを受け渡してもいいと思えるような、率いていた集団を任せられる相手が弟子だと答えます。これに対してネロは「受け渡す側ばかりが得をする」と反応。ブラッドリーは暗にネロの意思を掴めない流星に喩えて相手を縛り付けていられるとは思えないと返します。かといって二人の信頼関係は完全に崩壊したわけではなく、1.5部ではバジリスクを倒すためにブラッドリーは自らの魔法でネロを強化するためにネロに向けて銃弾を放っています。
二部ではヒースとともに東の国の雨の街にあるかつてのギルド本部があった宿屋を偵察していた際、遭遇したノーヴァと人造魔法使いによって地下水路に飛ばされ、人造魔法使いの攻撃によりネロが瀕死の重傷を負います。
虫の息の中、人造魔法使いの攻撃への備えをファウストに伝えた後、シノによって地下水路から脱出し、その後にたどり着いた北の国の雪原でブラッドリーに助けられたネロは一命をとりとめます。ブラッドリーにとってネロが死ぬことは耐え難いことでした。そこでブラッドリーは己の生き方に軌道修正を加えます。そしてネロに双子とフィガロの復讐に手を貸すよう言うのでした。
当初、ブラッドリーはネロとの絆を容易に取り戻せると考えていたようで、メインストーリーの一部ではネロを巻き込み月蝕の館に忍び込んだところ、トビカゲリに遭遇します。ネロがブラッドリーとの間に明確に一線を引くのは、東の国の古代の神殿を蘇らせるための祝祭を行うべく赴いた不気味な村でのことです。ネロが過去を伏せて東の魔法使いとして行動することを選んでからはブラッドリーの方でも「東の飯屋」とネロのことを呼ぶようになります。二周年ではリケから師弟関係について問われたブラッドリーは自分の技能の全てを受け渡してもいいと思えるような、率いていた集団を任せられる相手が弟子だと答えます。これに対してネロは「受け渡す側ばかりが得をする」と反応。ブラッドリーは暗にネロの意思を掴めない流星に喩えて相手を縛り付けていられるとは思えないと返します。かといって二人の信頼関係は完全に崩壊したわけではなく、1.5部ではバジリスクを倒すためにブラッドリーは自らの魔法でネロを強化するためにネロに向けて銃弾を放っています。
二部ではヒースとともに東の国の雨の街にあるかつてのギルド本部があった宿屋を偵察していた際、遭遇したノーヴァと人造魔法使いによって地下水路に飛ばされ、人造魔法使いの攻撃によりネロが瀕死の重傷を負います。
虫の息の中、人造魔法使いの攻撃への備えをファウストに伝えた後、シノによって地下水路から脱出し、その後にたどり着いた北の国の雪原でブラッドリーに助けられたネロは一命をとりとめます。ブラッドリーにとってネロが死ぬことは耐え難いことでした。そこでブラッドリーは己の生き方に軌道修正を加えます。そしてネロに双子とフィガロの復讐に手を貸すよう言うのでした。
90 東の魔法使いD
グロッタでは、親子、主従、仲間同士、魔法使いと人間など様々な信頼関係が描かれます。ヒースはこのイベストを通して重責を一人で抱える人よりも周りに正直に話して頼った方が結局は信頼に足る人物であるということを学びます。一方、ヒースの従者であるシノはこの時点ではまだ重要な秘密を抱えたままでいます。それがヒースの厄災の傷です。ヒースは恐怖を感じた時、黒豹となり味方でも容赦なく傷つけてしまいます。シノは心優しいヒースがその事実を知って傷ついてしまうことを恐れていました。それでも結局はネロの負傷によってシノはファウストにヒースの傷のことを話さざるを得ず、救国の英雄を信じて危機を脱します。この経験はシノの心を大きく成長させることになりました。
89 東の魔法使いC
(ネタバレあり)
「惑う心とまことのグロッタ」では魔法使いたちが東の国の真実の街を訪れます。住人たちは嘘を言うことを恐れて沈黙を貫き街は静まり返っていました。というのも先代の領主がある洞窟で行方不明になっていたのです。先代から現当主に代替わりするために洞窟で行う儀式の引継ぎが上手くいっていなかったらしく、ヒースクリフは真実の街に来る前、領主(の息子)のよしみで相談を受けていましたが、魔法使いである自分に何ができるのか悩んでいたのでした。結局、先代の領主は(現当主を待たずに儀式を行うべく入った)洞窟の中で魔道具の呪詛に縛られているところを魔法使いたちに救出されます。先代は捕らえられたことを自分が「息子は自分を助けにくる」という言葉に反して本当は息子の心を信じていなかったからだと思っていましたが、魔道具の正体は真実の街の由来にもなった古の領主の遺品でした。その領主は家臣の忠誠の度合いをはかるために敵に襲われたことを装い嘘の狼煙をあげるうちに信じてもらえなくなり、本当に敵に襲われたのでした。その後、先代から領主の座を引き継いだ息子は儀式も立派にやりとげます。
(つづく)
「惑う心とまことのグロッタ」では魔法使いたちが東の国の真実の街を訪れます。住人たちは嘘を言うことを恐れて沈黙を貫き街は静まり返っていました。というのも先代の領主がある洞窟で行方不明になっていたのです。先代から現当主に代替わりするために洞窟で行う儀式の引継ぎが上手くいっていなかったらしく、ヒースクリフは真実の街に来る前、領主(の息子)のよしみで相談を受けていましたが、魔法使いである自分に何ができるのか悩んでいたのでした。結局、先代の領主は(現当主を待たずに儀式を行うべく入った)洞窟の中で魔道具の呪詛に縛られているところを魔法使いたちに救出されます。先代は捕らえられたことを自分が「息子は自分を助けにくる」という言葉に反して本当は息子の心を信じていなかったからだと思っていましたが、魔道具の正体は真実の街の由来にもなった古の領主の遺品でした。その領主は家臣の忠誠の度合いをはかるために敵に襲われたことを装い嘘の狼煙をあげるうちに信じてもらえなくなり、本当に敵に襲われたのでした。その後、先代から領主の座を引き継いだ息子は儀式も立派にやりとげます。
(つづく)
88 東の魔法使いB
(ネタバレあり)
ヒースとシノの友情関係に焦点があてられるのが「温室のラプソディ」です。ブランシェット城を舞台に東の魔法使いと中央の魔法使いの合同訓練が行われます。オズの指導で守護魔法と攻撃魔法の実践が行われますが座学中心の東の授業と勝手が違いヒースは力を発揮できずにいました。そんな中、シノの意識が温室を模した魔道具の中に閉じ込められてしまいます。人見知りのヒースは昔、架空の友人に見立ててオレンジの木を育てていましたが枯らしてしまっていました。シノは意識が閉じ込められた空間でその思い出話に耳を傾けていたのです。一方、ヒースは何とか自分の力でシノの意識をひっぱりだそうとカインたちの力を借りて奮闘します。
召喚された期間が長い分、ヒースはファウストを特に慕っています。厄災戦でヒースをかばって重傷を負ったファウストは当初、生き続けることに悲観的でした。それを何とか助けたい一心で賢者(晶)にすがったのがヒースでした。
ヒースとシノの友情関係に焦点があてられるのが「温室のラプソディ」です。ブランシェット城を舞台に東の魔法使いと中央の魔法使いの合同訓練が行われます。オズの指導で守護魔法と攻撃魔法の実践が行われますが座学中心の東の授業と勝手が違いヒースは力を発揮できずにいました。そんな中、シノの意識が温室を模した魔道具の中に閉じ込められてしまいます。人見知りのヒースは昔、架空の友人に見立ててオレンジの木を育てていましたが枯らしてしまっていました。シノは意識が閉じ込められた空間でその思い出話に耳を傾けていたのです。一方、ヒースは何とか自分の力でシノの意識をひっぱりだそうとカインたちの力を借りて奮闘します。
召喚された期間が長い分、ヒースはファウストを特に慕っています。厄災戦でヒースをかばって重傷を負ったファウストは当初、生き続けることに悲観的でした。それを何とか助けたい一心で賢者(晶)にすがったのがヒースでした。
87 東の魔法使いA
「向日葵のエチュード」では、東の国で料理屋をしていたところを召喚されたネロがシノとファウストを気遣う様子が描かれます。特にシノに対しては毎日のように重傷を負って帰ってくる相手の無事を願いながら寝顔を見守っていることがしんどくなっていくことを忠告します。
ファウストもシノのいざという時の集中力や魔道具の大鎌の扱いは認めながら功にはやる傾向を心配する様子が「奇跡と祝祭のプレリュード」からは感じ取れます。「誇り高き狩人のバラッド」にてヒースはシノが自分に黙って(ヒースの父親からの)依頼を受けて魔物(魔法生物)の討伐などをしていたことを知りショックを受けます。ファウストはヒースに自分の経験から主従としての一線をきちんと引くように助言していました。ヒースとシノの主従関係がはっきりと表れるのはミノタウロスと対峙した時です。はじめはヒースを逃がして一人で対峙しようとしたシノをヒースは叱ります。そしてミノタウロスの首を取ってくるようにはっきりと命じます。一方、若手の生徒二人を前線からはできるだけ退けたくても、結果的に危険に遭遇してしまうことにファウストはひとり己の未熟さを感じていました。
ファウストもシノのいざという時の集中力や魔道具の大鎌の扱いは認めながら功にはやる傾向を心配する様子が「奇跡と祝祭のプレリュード」からは感じ取れます。「誇り高き狩人のバラッド」にてヒースはシノが自分に黙って(ヒースの父親からの)依頼を受けて魔物(魔法生物)の討伐などをしていたことを知りショックを受けます。ファウストはヒースに自分の経験から主従としての一線をきちんと引くように助言していました。ヒースとシノの主従関係がはっきりと表れるのはミノタウロスと対峙した時です。はじめはヒースを逃がして一人で対峙しようとしたシノをヒースは叱ります。そしてミノタウロスの首を取ってくるようにはっきりと命じます。一方、若手の生徒二人を前線からはできるだけ退けたくても、結果的に危険に遭遇してしまうことにファウストはひとり己の未熟さを感じていました。
86 東の魔法使い@
魔法使いの約束にもラジオ番組(魔法使いの約束ラジオ〜こちら魔法舎談話室、通称まほラジ)があり、毎月第二、第四火曜日に配信(youtubeでは木曜配信)されています。10月10日の放送回からは再び固定パーソナリティでファウスト役の伊東さんとヒースクリフ役の河本さんが進行します。そこで東の国に関わる関係性をおさらい。
孤児だったシノは武門の名家ブランシェット家にたどりつき、ヒースの従者兼シャーウッドの森の森番になります。魔法使いである自分を受け入れてくれた(ヒースの)両親に対して、聡明なヒースクリフが魔法使いの生まれを隠したがることにシノはもどかしさを覚えていました。二人はジャックという名の魔法使いにだまされて互いを守るという約束をさせられてしまいます。一足先に賢者の魔法使いとして召喚されたヒースはファウストから自分が本当はジャックより強い魔法使いだということを教えられます。ジャックは先の厄災戦で命を落とし、シノが召喚されてきます。先の厄災戦では賢者の魔法使いの側にも甚大な影響を及ぼしたため、カインの提案で国ごとに年長の魔法使いが先生として若手の魔法使いの指導につくことになりますが、東のファウストは過去に自分についてきた仲間を二度も失った(一度目は革命軍に参加した時、二度目は先の厄災戦)ことからはじめは先生役に消極的でした。
孤児だったシノは武門の名家ブランシェット家にたどりつき、ヒースの従者兼シャーウッドの森の森番になります。魔法使いである自分を受け入れてくれた(ヒースの)両親に対して、聡明なヒースクリフが魔法使いの生まれを隠したがることにシノはもどかしさを覚えていました。二人はジャックという名の魔法使いにだまされて互いを守るという約束をさせられてしまいます。一足先に賢者の魔法使いとして召喚されたヒースはファウストから自分が本当はジャックより強い魔法使いだということを教えられます。ジャックは先の厄災戦で命を落とし、シノが召喚されてきます。先の厄災戦では賢者の魔法使いの側にも甚大な影響を及ぼしたため、カインの提案で国ごとに年長の魔法使いが先生として若手の魔法使いの指導につくことになりますが、東のファウストは過去に自分についてきた仲間を二度も失った(一度目は革命軍に参加した時、二度目は先の厄災戦)ことからはじめは先生役に消極的でした。
85 フィガロについてA
執着心がない故に大義のためであれば、自分の周りにある物を些細な犠牲と考えて差し出してしまうフィガロの非情さが垣間見えるイベストが「診療所のラプソディ」です。
かつて触れたもの全てを溶かしてしまうという酸の沼がありました。沼では地震が頻発し、フィガロはたちの悪い魔法使いを殺した後、沼とともに埋めます。現在、大いなる厄災の影響でフィガロに殺された魔法使いの怨念が蘇り、診療所の地下で地震を引き起こしていました。そこで怨念を退けるため
の媒介としてフローレス兄弟の思い出がつまっている診療所を失いかねないと知り、同行した東の魔法使いたちは南の魔法使いと協力して力仕事も厭わずに元凶となった呪物を沼だった場所から掘り起こして浄化します。
フィガロは、ミチルが南の魔法使いを全滅させるという予言を恐れてあえてミチルの力を封じる呪文(オルトニクセアルシスピルチェ)を教えていました。将来は薬師としてフィガロの診療所で働きたいというミチルの夢を守りたい他の魔法使いから診療所を手放す以外の選択肢を教えられたフィガロは、メインストーリーの一部でフィガロがあえて強い魔法を教えていないことにミチルが気がついていると感じたこともあり、(将来まで考えている)ミチルに対し自分が過保護になっているのではと反省するようになります。
恐怖と畏怖で精霊を使役する冷酷な北の魔法使いの顔から家族を大事にする南の魔法使いの顔へとフィガロが変化しつつあることを中央の祝祭時にレノックスも語っています。
※以下二部のネタバレ
メインストーリー二部では、同世代に比べて魔力が弱く魔法を使いこなせないことに対して抱いていたミチルの劣等感があふれ出します。フィガロへの反感からミスラの与えたマナ石を食べたことでミチルはチレッタの呪文を使えるようになり、表向きの強さは手に入れます。ミチルの夢が周囲に合わせてできた夢なのか、それともミチル本来の南の魔法使いらしい周りの人を慮る気質から生まれた夢なのかはミチルの心の成長にかかっているでしょう。
かつて触れたもの全てを溶かしてしまうという酸の沼がありました。沼では地震が頻発し、フィガロはたちの悪い魔法使いを殺した後、沼とともに埋めます。現在、大いなる厄災の影響でフィガロに殺された魔法使いの怨念が蘇り、診療所の地下で地震を引き起こしていました。そこで怨念を退けるため
の媒介としてフローレス兄弟の思い出がつまっている診療所を失いかねないと知り、同行した東の魔法使いたちは南の魔法使いと協力して力仕事も厭わずに元凶となった呪物を沼だった場所から掘り起こして浄化します。
フィガロは、ミチルが南の魔法使いを全滅させるという予言を恐れてあえてミチルの力を封じる呪文(オルトニクセアルシスピルチェ)を教えていました。将来は薬師としてフィガロの診療所で働きたいというミチルの夢を守りたい他の魔法使いから診療所を手放す以外の選択肢を教えられたフィガロは、メインストーリーの一部でフィガロがあえて強い魔法を教えていないことにミチルが気がついていると感じたこともあり、(将来まで考えている)ミチルに対し自分が過保護になっているのではと反省するようになります。
恐怖と畏怖で精霊を使役する冷酷な北の魔法使いの顔から家族を大事にする南の魔法使いの顔へとフィガロが変化しつつあることを中央の祝祭時にレノックスも語っています。
※以下二部のネタバレ
メインストーリー二部では、同世代に比べて魔力が弱く魔法を使いこなせないことに対して抱いていたミチルの劣等感があふれ出します。フィガロへの反感からミスラの与えたマナ石を食べたことでミチルはチレッタの呪文を使えるようになり、表向きの強さは手に入れます。ミチルの夢が周囲に合わせてできた夢なのか、それともミチル本来の南の魔法使いらしい周りの人を慮る気質から生まれた夢なのかはミチルの心の成長にかかっているでしょう。
84 フィガロについて@
フィガロの歩みを振り返ると、北の国で双子に拾われオズとともに世界の半分を征服していた時代、ファウストやレノックスとともに革命軍に参加した時代、一度離れた後、再び双子とブラッドリーの収監に手を貸した時代を経て南に移って医師として過ごす現在に至ります。それぞれ個性も関わった時代も異なるため、魔法使いによりフィガロは接し方を変えます。特に南の兄弟に関しては元は北の国の出身であることを隠しています。このあたりの心情は「泡沫の夜の魔法にかけられて」で明かされています。イベストの中には北にいた頃からのフィガロの内面が垣間見えるものがあります。
「カエルのエチュード」では、双子に関して、ホワイトの元を離れようとして手をかけてしまった挙げ句その魂をつなぎとめているスノウも、引き留めたために返り討ちにあってしまったホワイトも愚かだ感じていたフィガロが双子に詰め寄る場面があります。双子は双子でフィガロが愛着やこだわりというものを見せないことに言及。フィガロは故郷の村で神として人間から崇められていたものの雪崩があった際に人間を助けられず、自分だけが生き残った過去をもちます。ファウストの件もフィガロにとって見れば、弟子に自分の全てを与えるつもりが、革命に参加してみれば自分が思うほどファウストとの心の距離が近くなかったことで、フィガロは何かに心を傾けることを避けている様子。一方でフィガロはファウストを見放したというわだかまりを抱えていたレノックスはフィガロのことを「あきらめが早い」と一蹴します。フィガロも対抗してレノックスのことを「執念深い(あきらめが悪い)」と思っており、二人の考え方の差はその後の物語でも描かれることになります。(つづく)
※この記事は「まほやく 考察部」の記事を参考にしています
「カエルのエチュード」では、双子に関して、ホワイトの元を離れようとして手をかけてしまった挙げ句その魂をつなぎとめているスノウも、引き留めたために返り討ちにあってしまったホワイトも愚かだ感じていたフィガロが双子に詰め寄る場面があります。双子は双子でフィガロが愛着やこだわりというものを見せないことに言及。フィガロは故郷の村で神として人間から崇められていたものの雪崩があった際に人間を助けられず、自分だけが生き残った過去をもちます。ファウストの件もフィガロにとって見れば、弟子に自分の全てを与えるつもりが、革命に参加してみれば自分が思うほどファウストとの心の距離が近くなかったことで、フィガロは何かに心を傾けることを避けている様子。一方でフィガロはファウストを見放したというわだかまりを抱えていたレノックスはフィガロのことを「あきらめが早い」と一蹴します。フィガロも対抗してレノックスのことを「執念深い(あきらめが悪い)」と思っており、二人の考え方の差はその後の物語でも描かれることになります。(つづく)
※この記事は「まほやく 考察部」の記事を参考にしています
83 師弟A ネタバレあり
メインストーリー、1.5部、二周年、2部とストーリーを追っていくとファウストとフィガロの間の師弟の絆が再び強くなっていく過程が読み取れます。1.5部においてフィガロはファウストのことを指して「俺の弟子」と明言し、二周年では「僕はどの程度修行を終えていた?僕にまだ伸びしろはあるか?」とファウストに聞かれてうろたえるフィガロの姿が見受けられます。2部においては最初にファウストが弟子になった時と同じように、「弟子になってくれるということ?」と浮かれてオズに報告しています。二人の間に変化があったのは、フィガロが自分の寿命をファウストにだけ打ち明けたこと(フィガロは一人では石になりたくないと考えている様子)と、ファウストが自分は守れても生徒たち(シノ、ネロ、ヒース)が怪我を負う局面が多いことが影響しているようです。またファウストのなかでも絶望的な状況にあって最後に心から頼る人物がフィガロであることが2部後半の物語からはうかがえます。
二部のテーマ曲の中には、
「まだ許されると 貴方は言うけれど
教えてくれるのかしら
私はいつ貴方の許しを請うたのでしょうか」
「遠くから貴方と家族で居ることを想像していた」
「暗闇の中で待ちながら貴方の足音を聴いていた
近くで鳴る度に幸せを知る」
「見てご覧 私は貴方が隠そうと思っていた傷
ずっと痛くないフリをしてくれたのね
「放っといたらいつか居なくなる」と
なのに私はここに居る」
「意味が無いと言うのかしら変わることも
より良い私になろうとした私も
これが私の全てなのかな」
「私は貴方の何でしょうか
貴方の何でしょうか」
といった二人の関係性を示唆する歌詞が散りばめられています。
さらにフィガロの寿命をファウストが惜しむような歌詞も入っています。
「白いシルクのレース付きドレス
さえずる小鳥の声はまるで聞こえない
私のためだったはずのこの日」
「(私は)貴方の何でしょうか
もう永遠に知る機会はない」
2部の物語で印象的なのは、1部の始まりで自分だけが生き残ったことを悔やんでいたはずのファウストが実は生を望んでいたということです。仮にファウストが再度生き残ってもフィガロが魔力を取り戻せなければこの歌詞に書かれていることをファウストが思ってもおかしくないのです。
二部のテーマ曲の中には、
「まだ許されると 貴方は言うけれど
教えてくれるのかしら
私はいつ貴方の許しを請うたのでしょうか」
「遠くから貴方と家族で居ることを想像していた」
「暗闇の中で待ちながら貴方の足音を聴いていた
近くで鳴る度に幸せを知る」
「見てご覧 私は貴方が隠そうと思っていた傷
ずっと痛くないフリをしてくれたのね
「放っといたらいつか居なくなる」と
なのに私はここに居る」
「意味が無いと言うのかしら変わることも
より良い私になろうとした私も
これが私の全てなのかな」
「私は貴方の何でしょうか
貴方の何でしょうか」
といった二人の関係性を示唆する歌詞が散りばめられています。
さらにフィガロの寿命をファウストが惜しむような歌詞も入っています。
「白いシルクのレース付きドレス
さえずる小鳥の声はまるで聞こえない
私のためだったはずのこの日」
「(私は)貴方の何でしょうか
もう永遠に知る機会はない」
2部の物語で印象的なのは、1部の始まりで自分だけが生き残ったことを悔やんでいたはずのファウストが実は生を望んでいたということです。仮にファウストが再度生き残ってもフィガロが魔力を取り戻せなければこの歌詞に書かれていることをファウストが思ってもおかしくないのです。
82 師弟の歩み@
革命軍時代、ファウストは自らの力を補うべくフィガロの家の門を叩きます。突然の訪問に驚きはしたものの、純粋に師として自分を慕うファウストにフィガロは救われるような思いがしてファウストを受け入れます。ところがファストにとってより大事なのは魔法使いと人間が手をとりあって世界を安定させるという幼なじみのアレクが描いた理想を叶えることなのでした。それに気がついたフィガロは革命軍が勝利を手にする間近のところでファウストの手を離してしまいます。その後で火あぶりにあったことでファウストは二重に裏切られる形になり、フィガロに再会した際は不信感を隠しませんでした。「向日葵のエチュード」では二人の考え方の差が露わになります。
フィガロの方ではファウストとの間にある溝を埋めたいと考えていました。ファウストの態度を和らげるきっかけになったのは「零れた夢のステラート」です。フィガロはミチルにファウストのところへ薬と媒介を持っていくように頼みます。部屋に張っていた結界の媒介に不備があり、厄災の影響
が出てファウストが夢で見た故郷の洞窟の光景が部屋に広がります。その洞窟では願いを叶える効果があるといわれる「星露のジェム」と呼ばれる石の原石が採れました。ファウストは美しいものを友人と共有したいというミチルの願いを叶えようと魔法使いたちを洞窟に案内します。ファウストはかつてアレクとこの洞窟を訪れていました。洞窟から帰った後、洞窟の石で魔法使いたちはお守りを作ります。賢者もファウストからお守りを贈られます。同時にファウストはフィガロに媒介が効いたことと気遣いへの礼を言いますがフィガロは茶化してしまいます。
フィガロの方ではファウストとの間にある溝を埋めたいと考えていました。ファウストの態度を和らげるきっかけになったのは「零れた夢のステラート」です。フィガロはミチルにファウストのところへ薬と媒介を持っていくように頼みます。部屋に張っていた結界の媒介に不備があり、厄災の影響
が出てファウストが夢で見た故郷の洞窟の光景が部屋に広がります。その洞窟では願いを叶える効果があるといわれる「星露のジェム」と呼ばれる石の原石が採れました。ファウストは美しいものを友人と共有したいというミチルの願いを叶えようと魔法使いたちを洞窟に案内します。ファウストはかつてアレクとこの洞窟を訪れていました。洞窟から帰った後、洞窟の石で魔法使いたちはお守りを作ります。賢者もファウストからお守りを贈られます。同時にファウストはフィガロに媒介が効いたことと気遣いへの礼を言いますがフィガロは茶化してしまいます。
81 強い絆
ここからは二部のテーマ曲をより理解できるイベストを紹介。まずは強い絆の二人、オズとアーサーに関わるイベストから。
人間の王妃から生まれたアーサーは魔法使いであることを理由に北の国に捨てられたところをオズに拾われました。アーサーの魔力が強かったため、殺して石にしてしまい、その石を食べることで魔力を取り込もうと考えていたオズでしたが、いつしか情が芽生え、腕白さに肝を冷やしながら成長を見守ることにします。
「流星かける橋のラプソディ」の舞台はアーサーの家庭教師だった男性の送別会です。王妃がアーサーを捨てた事実が伏せられていたようで、男性は自分のせいでアーサーが行方不明になったと考えていました。このイベストで、王妃にもアーサーを捨てる以前には、一緒に橋の上で星の数え歌を歌うことがあったと明かされます。アーサーにとって城に続く橋は家族との思い出が残る場所なのです。
「犬使いのバラッド」では、アーサーはオズの城に帰れることを心待ちにしていました。お城にはアーサーが怪我をしないように至るところに守護の魔法が施されていました。自分が育った部屋をカインやリケ、そして西の魔法使いに見てもらおうとアーサーは張り切ります。ところがそこにあったのは空っぽの部屋でした。実はアーサーが帰ってからというもの北の国は強烈な寒波に見舞われました。そしてショックの余り、オズはアーサーの部屋の物を燃やしては再生することを繰り返し、そのうち再生することもやめてしまいます。かろうじて残った一冊の本を囲むアーサーと仲間たちを極光が歓迎します。
アーサーが城に戻ってからはオズは鳥の姿になって見守っていました。
「私は橋の下で座り遠くから貴方と家族で居ることを想像していた
百枚の手紙 紙で折り畳めた小さな翼達
私を愛してくれる誰かの元へ届きますように」という歌詞には王妃を思うアーサーの気持ちやアーサーと引き離されて、その日々の愛おしさに胸が潰れそうなオズの気持ち、純粋に親代わりのオズを慕うアーサーの気持ちなどが幾重にも折り重なっているように感じます。
人間の王妃から生まれたアーサーは魔法使いであることを理由に北の国に捨てられたところをオズに拾われました。アーサーの魔力が強かったため、殺して石にしてしまい、その石を食べることで魔力を取り込もうと考えていたオズでしたが、いつしか情が芽生え、腕白さに肝を冷やしながら成長を見守ることにします。
「流星かける橋のラプソディ」の舞台はアーサーの家庭教師だった男性の送別会です。王妃がアーサーを捨てた事実が伏せられていたようで、男性は自分のせいでアーサーが行方不明になったと考えていました。このイベストで、王妃にもアーサーを捨てる以前には、一緒に橋の上で星の数え歌を歌うことがあったと明かされます。アーサーにとって城に続く橋は家族との思い出が残る場所なのです。
「犬使いのバラッド」では、アーサーはオズの城に帰れることを心待ちにしていました。お城にはアーサーが怪我をしないように至るところに守護の魔法が施されていました。自分が育った部屋をカインやリケ、そして西の魔法使いに見てもらおうとアーサーは張り切ります。ところがそこにあったのは空っぽの部屋でした。実はアーサーが帰ってからというもの北の国は強烈な寒波に見舞われました。そしてショックの余り、オズはアーサーの部屋の物を燃やしては再生することを繰り返し、そのうち再生することもやめてしまいます。かろうじて残った一冊の本を囲むアーサーと仲間たちを極光が歓迎します。
アーサーが城に戻ってからはオズは鳥の姿になって見守っていました。
「私は橋の下で座り遠くから貴方と家族で居ることを想像していた
百枚の手紙 紙で折り畳めた小さな翼達
私を愛してくれる誰かの元へ届きますように」という歌詞には王妃を思うアーサーの気持ちやアーサーと引き離されて、その日々の愛おしさに胸が潰れそうなオズの気持ち、純粋に親代わりのオズを慕うアーサーの気持ちなどが幾重にも折り重なっているように感じます。
80 カインの存在
21人の魔法使いの中にはフローレス兄弟やブラッドリーのように人間と魔法使いの間に生まれた者とクロエ、アーサー、ヒースクリフのように人間の両親から生まれた者がいます。(ファウストにも人間の祖母と妹がいました)カインは後者にあたります。
得体の知れない力を使うことで、この世界の人間は魔法使いに対して偏見をもっています。カインの母親はカインが魔法使いであることを周りの人間には話さないようにと言い聞かせてカインを育ててきました。川で溺れた友達を魔法で救ったこともありましたが、カインが魔法使いであることについて問いただす様子は見られませんでした。
その後、カインは地元で職に就くことを望む母親の反対を押し切り、親元を離れて中央の国の騎士団に入りますが、魔法を使うことはありませんでした。ニコラスとの御前試合も己の力のみで挑みます。カインが公に魔法を使うようになったのは騎士団員をオーエンから守って左目を入れ替えた後のことです。賢者の魔法使いに選ばれたカインは魔法舎で姉妹から魔法の扱いを教わり厄災に挑みます。
他の者より魔法を使ってきた時間が短いカインは、人間と魔法使いの間をとりもつアキレス腱になる場面がしばしば見られます。晶がこの世界に来たばかりの頃から突然異世界へ飛ばされた心情を慮り、魔法使いの結束を高めるべくオズに呼びかけたり、魔法舎で共同生活をして年長者の魔法使いから魔法を教わることができるように奔走します。
(自らの身体の一部が媒介とならないよう、他の魔法使いは部屋を綺麗に整えていますがカインは掃除が苦手で人間に近い要素をもっています。魔力の差やヒースやアーサーとの身分の違いにも頓着しない様子)
※訂正
カインが朗読を披露する相手でもある西の将軍の名前はジル.バーネットです。
得体の知れない力を使うことで、この世界の人間は魔法使いに対して偏見をもっています。カインの母親はカインが魔法使いであることを周りの人間には話さないようにと言い聞かせてカインを育ててきました。川で溺れた友達を魔法で救ったこともありましたが、カインが魔法使いであることについて問いただす様子は見られませんでした。
その後、カインは地元で職に就くことを望む母親の反対を押し切り、親元を離れて中央の国の騎士団に入りますが、魔法を使うことはありませんでした。ニコラスとの御前試合も己の力のみで挑みます。カインが公に魔法を使うようになったのは騎士団員をオーエンから守って左目を入れ替えた後のことです。賢者の魔法使いに選ばれたカインは魔法舎で姉妹から魔法の扱いを教わり厄災に挑みます。
他の者より魔法を使ってきた時間が短いカインは、人間と魔法使いの間をとりもつアキレス腱になる場面がしばしば見られます。晶がこの世界に来たばかりの頃から突然異世界へ飛ばされた心情を慮り、魔法使いの結束を高めるべくオズに呼びかけたり、魔法舎で共同生活をして年長者の魔法使いから魔法を教わることができるように奔走します。
(自らの身体の一部が媒介とならないよう、他の魔法使いは部屋を綺麗に整えていますがカインは掃除が苦手で人間に近い要素をもっています。魔力の差やヒースやアーサーとの身分の違いにも頓着しない様子)
※訂正
カインが朗読を披露する相手でもある西の将軍の名前はジル.バーネットです。
79 賢者とは
「私はあなたの何でしょう?」という歌詞を、「賢者は魔法使いたちにとって何でしょう?」という意に取る人もいます。
晶の前の賢者がどうなったのかについて未だに言及はされていません。魔法使いたちは賢者と交わした会話の内容や性格の記憶はあるものの容姿や名前の記憶は曖昧です。その代わりに歴代の賢者はこの世界のあらましや厄災を迎え撃つまでの日々を日記に記しています。それが賢者の書です。
第一部にて晶はオズから「役目に飲み込まれて己の存在を忘れるな」と忠告されます。この頃の晶は21人の魔法使いと心を通わせることに必死でした。各地で起こる異変の調査に出向くなかで、外の世界から(魔法使いたちに)向けられる刃の恐怖と背中合わせで生きていく魔法使いたちの覚悟や誇りに対する信頼が芽生えていきます。(舞台版、通称「まほステ」では晶の変化を二人の役者さんが体現してくれています)
晶の前の賢者がどうなったのかについて未だに言及はされていません。魔法使いたちは賢者と交わした会話の内容や性格の記憶はあるものの容姿や名前の記憶は曖昧です。その代わりに歴代の賢者はこの世界のあらましや厄災を迎え撃つまでの日々を日記に記しています。それが賢者の書です。
第一部にて晶はオズから「役目に飲み込まれて己の存在を忘れるな」と忠告されます。この頃の晶は21人の魔法使いと心を通わせることに必死でした。各地で起こる異変の調査に出向くなかで、外の世界から(魔法使いたちに)向けられる刃の恐怖と背中合わせで生きていく魔法使いたちの覚悟や誇りに対する信頼が芽生えていきます。(舞台版、通称「まほステ」では晶の変化を二人の役者さんが体現してくれています)
78 女性の名前の羅列
和訳がない箇所には様々な女性の名前が散りばめられています。ラスティカの花嫁候補の女性の名前をあげているようにも見えますが、「魔法使いの約束 第二部」に関わるモチーフが並べられています。
エヴァ→イヴ,リリス(ユダヤ教で悪霊とされる女性),マリ→マリア
ザラorサラ=王女
ちなみにraをleとしてSalehは高潔な、敬虔な、信心深いの意
レイラ=夜 エステラ=星 ※アンヘ(ジェ)ラ=天使
↑
etre=である,〜になる
nestle=寄り添う
mement=思い出せ(通常死を意味するmoriとセット)
↓
flora(フローラ)=花=紋章(=百合=白百合はマリア様の象徴)
ルイーザ(ルイサ)は歴史上のスペインの妃、イタリアの公女に見られる
男性名のルイはフランスの王政を連想させるほか、戦士の意ももつ
→カイン
Kousca、ロシア語で猫は「コーシュカ」と発音→ファウスト
Barhbaがバーバラであれば、
異国の女性(違う国の言語をペラペラしゃべる)ということになる。
Nestellaをネストルと男性名にすると賢い助言者(ただし老齢)になる。
クリスタル=水晶=マナ石?
最後に幸運(ここ強調してほしい)。
おまけにスペルが全く違いますが※ルシファー(堕天使/Lucifer)まで混じっています。
エヴァ→イヴ,リリス(ユダヤ教で悪霊とされる女性),マリ→マリア
ザラorサラ=王女
ちなみにraをleとしてSalehは高潔な、敬虔な、信心深いの意
レイラ=夜 エステラ=星 ※アンヘ(ジェ)ラ=天使
↑
etre=である,〜になる
nestle=寄り添う
mement=思い出せ(通常死を意味するmoriとセット)
↓
flora(フローラ)=花=紋章(=百合=白百合はマリア様の象徴)
ルイーザ(ルイサ)は歴史上のスペインの妃、イタリアの公女に見られる
男性名のルイはフランスの王政を連想させるほか、戦士の意ももつ
→カイン
Kousca、ロシア語で猫は「コーシュカ」と発音→ファウスト
Barhbaがバーバラであれば、
異国の女性(違う国の言語をペラペラしゃべる)ということになる。
Nestellaをネストルと男性名にすると賢い助言者(ただし老齢)になる。
クリスタル=水晶=マナ石?
最後に幸運(ここ強調してほしい)。
おまけにスペルが全く違いますが※ルシファー(堕天使/Lucifer)まで混じっています。
77 二番歌詞 和訳
無限の星
貴方の欲望を引き受けましょう
だって 達成してくれる誰かを必要としていたもの
貴方の頬にキスをした
顔料は剥がれ落ちたが
魔法があれば直せる
全てを直せる
直せる直せる直せる直せる
どんなにも
直せる直せる直せる直せる直せる
価値が無いと決めつけられた私でも
何もかも直せる
直せる直せる直せる直せる直せる直せる
意味が無いと言うのかしら
変わることも
より良い私になろうとした私も
これが私の全てなのかな
私の全てなのかな
この赤い川
私の過去にも流れた
私の未来にも流れる
重ねる貴方達の選択で授けられた私の血
私は貴方の何でしょうか
貴方の何でしょうか
もう永遠に知る機会はない
見てご覧
私は貴方が隠そうと思っていた傷
ずっと痛くないフリをしてくれたのね
「放っといたらいつか居なくなる」と
なのに私はここに居る 赤く腫れ上がっている
いつになったら 包帯を外し
肌を突き刺し
起こり得るはずだった喜劇のハッピーエンドを
膿のように出してくれるのかしら
※同じく公式サイトより
貴方の欲望を引き受けましょう
だって 達成してくれる誰かを必要としていたもの
貴方の頬にキスをした
顔料は剥がれ落ちたが
魔法があれば直せる
全てを直せる
直せる直せる直せる直せる
どんなにも
直せる直せる直せる直せる直せる
価値が無いと決めつけられた私でも
何もかも直せる
直せる直せる直せる直せる直せる直せる
意味が無いと言うのかしら
変わることも
より良い私になろうとした私も
これが私の全てなのかな
私の全てなのかな
この赤い川
私の過去にも流れた
私の未来にも流れる
重ねる貴方達の選択で授けられた私の血
私は貴方の何でしょうか
貴方の何でしょうか
もう永遠に知る機会はない
見てご覧
私は貴方が隠そうと思っていた傷
ずっと痛くないフリをしてくれたのね
「放っといたらいつか居なくなる」と
なのに私はここに居る 赤く腫れ上がっている
いつになったら 包帯を外し
肌を突き刺し
起こり得るはずだった喜劇のハッピーエンドを
膿のように出してくれるのかしら
※同じく公式サイトより
76 二部テーマ曲 二番
Endless stars
I shall take on your desires
For they needed somebody to complete
I kissed you on the cheeks
And the pigment flaked off
Nothing some magic cannot fix
Nothing I cannot fix
FIX FIX FIX FIX
Doesn’t matter
FIX FIX FIX FIX FIX
How much you deem me worthless
I can fix it all
FIX FIX FIX FIX FIX FIX
Would you say it’s meaningless
For me to change
For me to strive to be a better me
Are these my everything
Are these my everything
The rivers in red that flow
Throughout my past
Throughout my future to come
The blood given to me by your choices
Am I your anything
Am I your anything
Guess I’ll never know
Look at me
I’m the wound you tried to hide
Simply by pretending that I don’t really hurt
“If we just leave it be, she’ll be gone eventually”
Here I am, swollen red
When are you going take off the cast
Pierce through the skin
Drain out comedic endings that could have been
I shall take on your desires
For they needed somebody to complete
I kissed you on the cheeks
And the pigment flaked off
Nothing some magic cannot fix
Nothing I cannot fix
FIX FIX FIX FIX
Doesn’t matter
FIX FIX FIX FIX FIX
How much you deem me worthless
I can fix it all
FIX FIX FIX FIX FIX FIX
Would you say it’s meaningless
For me to change
For me to strive to be a better me
Are these my everything
Are these my everything
The rivers in red that flow
Throughout my past
Throughout my future to come
The blood given to me by your choices
Am I your anything
Am I your anything
Guess I’ll never know
Look at me
I’m the wound you tried to hide
Simply by pretending that I don’t really hurt
“If we just leave it be, she’ll be gone eventually”
Here I am, swollen red
When are you going take off the cast
Pierce through the skin
Drain out comedic endings that could have been
75 二部テーマ曲
(一番歌詞和訳)
白いシルクのレース付きドレス
さえずる小鳥の声はまるで聞こえない
私のためだったはずのこの日
そう 私のためだったはずのこの日
今やめても遅過ぎないと まだ許されると 貴方は言うけれど
教えてくれるのかしら 私はいつ貴方の許しを請うたのでしょうか
Lula lilula lulula
Lula talilu lilula
千夜の夢
蓮の舟に乗り 水に浮かび
優しくて愛おしい誰かの元へ届きますように
私は橋の下で座り
遠くから
貴方と家族で居ることを想像していた
百枚の手紙
紙で折り畳めた小さな翼達
私を愛してくれる誰かの元へ届きますように
暗闇の中で待ちながら
貴方の足音を聴いていた
近くで鳴る度に幸せを知る
見てご覧
私は貴方が隠そうと思っていた傷
ずっと痛くないフリをしてくれたのね
「放っといたらいつか居なくなる」と
なのに私はここに居る 赤く腫れ上がっている
いつになったら 包帯を外し
肌を突き刺し
私が得るはずだったあらゆるの可能性を膿のように出してくれるのかしら
Tulali tata laluli tahra liluli lala
Hr’estella, Layla
Tulali Langela lulili Kousca
Nyaabi, Lushva trheyha
Mari, Sarha, Lilith, Eva
Nestella, Louisa, Flora, Barhba
Kristalle, Fortune, Zara
Aeterre mementa
※歌詞および和訳は公式サイトより
白いシルクのレース付きドレス
さえずる小鳥の声はまるで聞こえない
私のためだったはずのこの日
そう 私のためだったはずのこの日
今やめても遅過ぎないと まだ許されると 貴方は言うけれど
教えてくれるのかしら 私はいつ貴方の許しを請うたのでしょうか
Lula lilula lulula
Lula talilu lilula
千夜の夢
蓮の舟に乗り 水に浮かび
優しくて愛おしい誰かの元へ届きますように
私は橋の下で座り
遠くから
貴方と家族で居ることを想像していた
百枚の手紙
紙で折り畳めた小さな翼達
私を愛してくれる誰かの元へ届きますように
暗闇の中で待ちながら
貴方の足音を聴いていた
近くで鳴る度に幸せを知る
見てご覧
私は貴方が隠そうと思っていた傷
ずっと痛くないフリをしてくれたのね
「放っといたらいつか居なくなる」と
なのに私はここに居る 赤く腫れ上がっている
いつになったら 包帯を外し
肌を突き刺し
私が得るはずだったあらゆるの可能性を膿のように出してくれるのかしら
Tulali tata laluli tahra liluli lala
Hr’estella, Layla
Tulali Langela lulili Kousca
Nyaabi, Lushva trheyha
Mari, Sarha, Lilith, Eva
Nestella, Louisa, Flora, Barhba
Kristalle, Fortune, Zara
Aeterre mementa
※歌詞および和訳は公式サイトより
74 二部テーマ曲
『Skin-Deep Comedy』
作詞:Cassie Wei
作曲:Yamato Kasai, Cassie Wei
Silken white lacy dress
The bird’s chirps soundless
This day should be for me
Yeah this day should be for me
You said that it’s still not too late to be forgiven
Can you tell me when I asked for your pardon
Lula lilula lulula
Lula talilu lilula
Thousand dreams
Lotus boats upon the waters
Hope they go to somebody kind and sweet
As I sat under the bridge
From a distance
Picturing us as family
Hundred letters
Tiny wings made out of paper
Hope they go to somebody who would love me
I waited in the dark
As I listened to your footsteps
Happy when you were near
Look at me
I’m the wound you tried to hide
Simply by pretending that I don’t really hurt
“If we just leave it be, she’ll be gone eventually”
Here I am, swollen red
When are you going take off the cast
Pierce through the skin
Drain out the possibilities that could have been mine
Tulali tata laluli tahra liluli lala
Hr’estella, Layla
Tulali Langela lulili Kousca
Nyaabi, Lushva trheyha
Mari, Sarha, Lilith, Eva
Nestella, Louisa, Flora, Barhba
Kristalle, Fortune, Zara
Aeterre mementa
作詞:Cassie Wei
作曲:Yamato Kasai, Cassie Wei
Silken white lacy dress
The bird’s chirps soundless
This day should be for me
Yeah this day should be for me
You said that it’s still not too late to be forgiven
Can you tell me when I asked for your pardon
Lula lilula lulula
Lula talilu lilula
Thousand dreams
Lotus boats upon the waters
Hope they go to somebody kind and sweet
As I sat under the bridge
From a distance
Picturing us as family
Hundred letters
Tiny wings made out of paper
Hope they go to somebody who would love me
I waited in the dark
As I listened to your footsteps
Happy when you were near
Look at me
I’m the wound you tried to hide
Simply by pretending that I don’t really hurt
“If we just leave it be, she’ll be gone eventually”
Here I am, swollen red
When are you going take off the cast
Pierce through the skin
Drain out the possibilities that could have been mine
Tulali tata laluli tahra liluli lala
Hr’estella, Layla
Tulali Langela lulili Kousca
Nyaabi, Lushva trheyha
Mari, Sarha, Lilith, Eva
Nestella, Louisa, Flora, Barhba
Kristalle, Fortune, Zara
Aeterre mementa
73 20章 読了前提!
西の国には魔法舎が用意されていました。東の魔法使いはシノを除いて、ファウスト、ヒース、ネロともにしばらく安静にする 必要がありました。植物園にいたムルも治療を手伝いますが、フィガロに冷たくされます。(もう一人のムルへの警戒心もあますが、本来は歳下であるムルに対等の立場であるように話されることもフィガロは気に入らない様子)
その間にも西の国の使用人たちはあの手この手で賢者の魔法使いを抱き込もうとします。北の国の面々は食事、シノには将軍職、クロエは店を出すことを提示し懐柔してきます。ラスティカは王宮の塔の一室で目が覚めますがいつもと様子が違いました。クロエは面会を要求しますが、なかなか叶いません。そんな中、遂に西の国王が崩御したと知らせが届きます。賢者と賢者の魔法使いという強力な後ろ盾があるうちにリリアーナは戴冠式を急ぎます。賢者の魔法使いたちに正装をさせて賢者の前で宣誓するリリアーナ。オズによれば、それを持つと人が変わったようになるという王笏から魔力の気配は感じられないということでした。(魔法使いにも得意不得意があり、単純な力比べなら北の魔法使いが最強ですが、変化や人の心を惑わせる魔法は西の魔法使いの方が得意です。偽リリアーナの正体を見極めることはオズでも難しく、むしろ人間であるジル将軍の方が普段から魔法科学に接しているためマナ石の気配を強く感じます)賢者の魔法使いたちのなかで一人、クロエは浮かない顔をしていました。ラスティカの眼の光がなくなり、身体に触れると羽のように崩れてしまうのでした。それほどまでに花嫁を喪った事実はラスティカの心を傷つけていたのです。
その間にも西の国の使用人たちはあの手この手で賢者の魔法使いを抱き込もうとします。北の国の面々は食事、シノには将軍職、クロエは店を出すことを提示し懐柔してきます。ラスティカは王宮の塔の一室で目が覚めますがいつもと様子が違いました。クロエは面会を要求しますが、なかなか叶いません。そんな中、遂に西の国王が崩御したと知らせが届きます。賢者と賢者の魔法使いという強力な後ろ盾があるうちにリリアーナは戴冠式を急ぎます。賢者の魔法使いたちに正装をさせて賢者の前で宣誓するリリアーナ。オズによれば、それを持つと人が変わったようになるという王笏から魔力の気配は感じられないということでした。(魔法使いにも得意不得意があり、単純な力比べなら北の魔法使いが最強ですが、変化や人の心を惑わせる魔法は西の魔法使いの方が得意です。偽リリアーナの正体を見極めることはオズでも難しく、むしろ人間であるジル将軍の方が普段から魔法科学に接しているためマナ石の気配を強く感じます)賢者の魔法使いたちのなかで一人、クロエは浮かない顔をしていました。ラスティカの眼の光がなくなり、身体に触れると羽のように崩れてしまうのでした。それほどまでに花嫁を喪った事実はラスティカの心を傷つけていたのです。
72 2部19章B
北の国で久しぶりに魔法使いたちは一堂に会します。そこに植物園にいたのとはまた別の欠片のムルが現れます。彼は偽リリアーナやジル将軍らと行動を共にしていました。後ろには人造魔法使いが控えていました。彼らは空間移動ができました。その原理はマナ石の動力で国と国を往来するエレベーターと同じもので、ムルが開発した技術だったのです。ここで闘うのは分が悪いとみたフィガロとブラッドリーは、他の魔法使いたちも連れて西の王宮へ行くことにします。
71 2部19章A
※物語の核心部です。
19章冒頭、コルテーゼ領内の王立植物園でシャイロックらは欠片のムルが仕掛けた術を解きます。結果、欠片(魂)と本体(器)が対面します。無意識に本来の魂とは別の人格へ導いていたことに困惑するシャイロックをよそに、欠片は自分を旅に連れていくことを賢者に提案し、賢者も承諾します。
そこへ傷ついたグレゴリーがコルテーゼ家から戻ります。事情を聞いた賢者たちは今夜はコルテーゼ家に戻って朝を待つことにします。
その頃、居場所をたどるためにフィガロのボタンを託されたフローレス兄弟はリケとオズに合流。彼らが見た馬車には、王宮に向かうリリアーナが乗っていました。リリアーナにラスティカを連れてくるように命じられて、同行したノーヴァは王立植物園に向かいます。
植物園に残ったクロエはかつてラスティカと旅をしながら音楽を教わっていたというケルヴィンにラスティカの過去を聞きます。告げられたのはラスティカが花嫁(=アリア)を殺したという衝撃の事実。ラスティカはショックのあまり過去を思い出すことを避けているのです。
その頃、王宮でラスティカに再会した偽リリアーナは遂に正体を表します。
名前はザラ。アーサーと同じく王家に生まれながら魔法使いでもあり周囲から隠されて育ちました。ザラには双子の妹(アリア)がいて、ザラにより小鳥に姿を変えられてしまいます。その後悲劇が起き、以後、ザラの存在はもちろん、フェルチ家のこともラスティカのことも一部の者の噂話やおとぎ話の類いとして残されるのみになりました。
19章冒頭、コルテーゼ領内の王立植物園でシャイロックらは欠片のムルが仕掛けた術を解きます。結果、欠片(魂)と本体(器)が対面します。無意識に本来の魂とは別の人格へ導いていたことに困惑するシャイロックをよそに、欠片は自分を旅に連れていくことを賢者に提案し、賢者も承諾します。
そこへ傷ついたグレゴリーがコルテーゼ家から戻ります。事情を聞いた賢者たちは今夜はコルテーゼ家に戻って朝を待つことにします。
その頃、居場所をたどるためにフィガロのボタンを託されたフローレス兄弟はリケとオズに合流。彼らが見た馬車には、王宮に向かうリリアーナが乗っていました。リリアーナにラスティカを連れてくるように命じられて、同行したノーヴァは王立植物園に向かいます。
植物園に残ったクロエはかつてラスティカと旅をしながら音楽を教わっていたというケルヴィンにラスティカの過去を聞きます。告げられたのはラスティカが花嫁(=アリア)を殺したという衝撃の事実。ラスティカはショックのあまり過去を思い出すことを避けているのです。
その頃、王宮でラスティカに再会した偽リリアーナは遂に正体を表します。
名前はザラ。アーサーと同じく王家に生まれながら魔法使いでもあり周囲から隠されて育ちました。ザラには双子の妹(アリア)がいて、ザラにより小鳥に姿を変えられてしまいます。その後悲劇が起き、以後、ザラの存在はもちろん、フェルチ家のこともラスティカのことも一部の者の噂話やおとぎ話の類いとして残されるのみになりました。
70 2部19章@
雨の街の宿屋、西の国の劇場の廃墟とその下の地下水路、および北の国は空間のゆがみを通してつながってました。
シノは途中でネロとはぐれてしまった模様。ヒースは黒豹から元の姿に戻ります。運良くミスラがかけつけて人造魔法使い(幽鬼)と対戦します。
ネロは残りの避難した人たちの安全を確保した後、意識が昏倒。弱くなった気配をブラッドリーがたどります。
ブラッドリーの心情
「てめえの命は俺のもんだ。勝手に死んだら承知しねえぞ。この馬鹿!」
地下水路ではレノックスがファウストを救出します。ファウストをフィガロに託すもフィガロは相変わらず魔法が使えず、「助けたい」という思いから南の顔から北の顔に。北の精霊を使役するためにフィガロは雪の上に血で魔方陣を描きます。
シノは途中でネロとはぐれてしまった模様。ヒースは黒豹から元の姿に戻ります。運良くミスラがかけつけて人造魔法使い(幽鬼)と対戦します。
ネロは残りの避難した人たちの安全を確保した後、意識が昏倒。弱くなった気配をブラッドリーがたどります。
ブラッドリーの心情
「てめえの命は俺のもんだ。勝手に死んだら承知しねえぞ。この馬鹿!」
地下水路ではレノックスがファウストを救出します。ファウストをフィガロに託すもフィガロは相変わらず魔法が使えず、「助けたい」という思いから南の顔から北の顔に。北の精霊を使役するためにフィガロは雪の上に血で魔方陣を描きます。
69 ムルについて
二周年ストーリーで、魂がくだける前のムルがベネットの酒場を訪ねる描写があります。彼には様々な顔があり実像をつかむのは難しいですが、ひとついえるのは自他ともに認める天才で本来は自信に溢れているということです。その彼が憔悴している理由。北の魔法使いに研究所を壊され800年分の成果が無駄になったというのです。そこで彼は研究を分類し、世界中に散らばらせました。そのあり処は今のところ誰も知らないことになっています。欠片でさえ、研究の全体像は把握していないのです。なかには相当危険で周りが止めた研究もあります。人造魔法使いもそうです。
ヴィンセントはラスティカの身柄を預かりたいという西の国の申し出を固辞します。ラスティカの生家と思われるフェルチ家の記録はオズの滞在以後は焚書により残っていません。つまり西の国が誇る偉大な科学者ムルこそが生ける知恵の泉だったのです。ムルの発明した魔法科学により西の国は大きく発展しました。
ヴィンセントはラスティカの身柄を預かりたいという西の国の申し出を固辞します。ラスティカの生家と思われるフェルチ家の記録はオズの滞在以後は焚書により残っていません。つまり西の国が誇る偉大な科学者ムルこそが生ける知恵の泉だったのです。ムルの発明した魔法科学により西の国は大きく発展しました。
68 2部後半部 怒濤A
東の国に着いたフィガロはファウストの気配がないことから最悪の事態を考えます。兄弟にオズを呼びに行かせて、何とか空跡をた間の歪みが大きくなった跡をたどる方法を試みようとしたフィガロに向けられるミチルの疑問。
「どうして、空間の魔法が使えるんですか?フィガロ.ガルシアさんは何者なんですか?」それには答えず、歪みをたどってたどり着いた先には何故かフィガロの故郷に似た光景が広がっていました。レノックスも後を追います。フィガロは体を温めようとして呪文を唱えますが精霊は反応しません。おそらくこれが衰弱の始まりです。アイザックはこれを好機ととらえて、フィガロの首に手をかけて殺めようとします。
危機一髪のところで降り立つエヴァ。元愛弟子のソフィーが身につけていたはずの宝石を見とがめて、アイザックを問いただしますが、「ソフィーの最後の一言を教えてやる」とだまされて息の根を止められてしまいます。
その頃、カインを待っていたリケは不思議な庭園に迷い込み、淡雪や煙のように消えてしまったアントニオに似た人影と対面します。そこにオズが合流します。オズは中央の国まで行ったはいいものの、「オズに世界支配のことを尋ねないのか?お前には王としての素質はあるが、自国の民を優先しない王に人心はなびかない」といった内容のヴィンセントとアーサ−の会話を聞いてしまい、アーサーに声をかけられなくなり戻ってきてしまったのです。
「どうして、空間の魔法が使えるんですか?フィガロ.ガルシアさんは何者なんですか?」それには答えず、歪みをたどってたどり着いた先には何故かフィガロの故郷に似た光景が広がっていました。レノックスも後を追います。フィガロは体を温めようとして呪文を唱えますが精霊は反応しません。おそらくこれが衰弱の始まりです。アイザックはこれを好機ととらえて、フィガロの首に手をかけて殺めようとします。
危機一髪のところで降り立つエヴァ。元愛弟子のソフィーが身につけていたはずの宝石を見とがめて、アイザックを問いただしますが、「ソフィーの最後の一言を教えてやる」とだまされて息の根を止められてしまいます。
その頃、カインを待っていたリケは不思議な庭園に迷い込み、淡雪や煙のように消えてしまったアントニオに似た人影と対面します。そこにオズが合流します。オズは中央の国まで行ったはいいものの、「オズに世界支配のことを尋ねないのか?お前には王としての素質はあるが、自国の民を優先しない王に人心はなびかない」といった内容のヴィンセントとアーサ−の会話を聞いてしまい、アーサーに声をかけられなくなり戻ってきてしまったのです。
67 2部後半部 怒濤@
ここからは2部のネタバレです。
一旦コルテーゼ家に戻ってきた西の魔法使いたちは時間を改めて再び植物園を訪ねます。賢者は欠片のムルにより他の魔法使いたちから引き離されます。告げられたのは、かつての天才学者ムルが「人造魔法使い」の研究に手を出そうとしていたという驚愕の事実でした。
人造魔法使いの触手がまさに東の魔法使いに伸びてネロが瀕死の重症を負います。ファウストは魔法舎に事態の報告と救援を求めます。ファウストのメッセージを受け取ったフィガロは逡巡した挙げ句、その日のうちに雨の街へ向かうことにします。南の魔法使いに加えて、市場でフィガロとミチルを探していたルチルに遭遇したアイザックも連れて行くことになりました。
人造魔法使いに追いつめられたファウストは空間の歪みから他の皆を脱出させるべく、魔道具の鏡を渡してシノを鼓舞します。ファウストの加護を受けてシノは何とか移動に成功しますが、たどり着いたのはどうやら北の国のようです。
一方、ブラッドリーと双子に合流したミスラは扉を開けて西の国に移動します。彼らを待ち受けていたのも、西の魔法使いを殺めて石を奪おうとしていた人造魔法使いでした。集められた魔法使いのなかにはシルウェスもいました。
一旦コルテーゼ家に戻ってきた西の魔法使いたちは時間を改めて再び植物園を訪ねます。賢者は欠片のムルにより他の魔法使いたちから引き離されます。告げられたのは、かつての天才学者ムルが「人造魔法使い」の研究に手を出そうとしていたという驚愕の事実でした。
人造魔法使いの触手がまさに東の魔法使いに伸びてネロが瀕死の重症を負います。ファウストは魔法舎に事態の報告と救援を求めます。ファウストのメッセージを受け取ったフィガロは逡巡した挙げ句、その日のうちに雨の街へ向かうことにします。南の魔法使いに加えて、市場でフィガロとミチルを探していたルチルに遭遇したアイザックも連れて行くことになりました。
人造魔法使いに追いつめられたファウストは空間の歪みから他の皆を脱出させるべく、魔道具の鏡を渡してシノを鼓舞します。ファウストの加護を受けてシノは何とか移動に成功しますが、たどり着いたのはどうやら北の国のようです。
一方、ブラッドリーと双子に合流したミスラは扉を開けて西の国に移動します。彼らを待ち受けていたのも、西の魔法使いを殺めて石を奪おうとしていた人造魔法使いでした。集められた魔法使いのなかにはシルウェスもいました。
66 二部折り返し地点A
コルテーゼ城でリリアーナとジル.バートレット将軍によりクロエ、シャイロック、賢者はラスティカから引き離され、王立植物園に向います。植物園では夜な夜な日誌が書き加えられるという事象が発生していました。シャイロックは筆跡からムルの仕業と考えて、植物園にある欠片を皆で探します。
その頃、カインは西の国の不穏な動きからアーサ−を中央の城に帰らせることにして、自らは情報を得るために堕落した芝居を演じます。(ところが、オーエンがこのことをアーサーに告げたために、アーサーは自分の目で真相を確かめるべく、王子であることを伏せて魔法科学兵団本部ー将校クラブを訪れます)
その頃、カインは西の国の不穏な動きからアーサ−を中央の城に帰らせることにして、自らは情報を得るために堕落した芝居を演じます。(ところが、オーエンがこのことをアーサーに告げたために、アーサーは自分の目で真相を確かめるべく、王子であることを伏せて魔法科学兵団本部ー将校クラブを訪れます)
65 二部折り返し地点
雨の街に出発前、シノはフィガロに記憶を操作できないか打診します。ヒースクリフが恐怖を感じて黒豹になった時、味方まで傷つけてしまうことを本人が知ったときの反応が心配で、シノはまだ傷についてヒースに話していませんでした。フィガロは「記憶を操作するということはそれはもう当人じゃなくなるということ」とやんわりと説き伏せ、シノが爪を治しにフィガロの部屋に来たことにして帰します。
雨の街にある元ギルド本部だった宿屋に来たファウストは先にネロとヒースを偵察に行かせて、宿が見えるカフェの前で待機します。待機中、シノに残るフィガロの魔法の気配をファウストは感じ取ります。一方、シノはヒースを行かせたことが不満でした。さらに読んでいた本に出ていた人物(戦場で劣勢に立たされて後退する時に味方の犠牲をいかに少なくするかに秀でた名将)と目の前に座る人物の名が同じファウスト(.ラウィーニア)であるにも関わらず、本人は否定するか、だんまりを決め込むかしかしないことに不審を抱いていました。口論が平行線をたどるかに思えたとき、シノは宿の前にバラッドの依頼人の姿を目にします。東の国では、森で行方不明になった人間がこの宿の前で見つかるという不可解な事件が起きていました。その頃、ヒースとネロは宿で(白髪で長髪の紳士、顔に傷あり)に出くわし、気配が途絶えてしまいます。シノとファウストは二人を追って宿に乗り込みました。その頃、西の国の豊かの街に店を出すシルウェスは仲間の魔法使いたちが行方不明になっていることに不安を覚えていました。
雨の街にある元ギルド本部だった宿屋に来たファウストは先にネロとヒースを偵察に行かせて、宿が見えるカフェの前で待機します。待機中、シノに残るフィガロの魔法の気配をファウストは感じ取ります。一方、シノはヒースを行かせたことが不満でした。さらに読んでいた本に出ていた人物(戦場で劣勢に立たされて後退する時に味方の犠牲をいかに少なくするかに秀でた名将)と目の前に座る人物の名が同じファウスト(.ラウィーニア)であるにも関わらず、本人は否定するか、だんまりを決め込むかしかしないことに不審を抱いていました。口論が平行線をたどるかに思えたとき、シノは宿の前にバラッドの依頼人の姿を目にします。東の国では、森で行方不明になった人間がこの宿の前で見つかるという不可解な事件が起きていました。その頃、ヒースとネロは宿で(白髪で長髪の紳士、顔に傷あり)に出くわし、気配が途絶えてしまいます。シノとファウストは二人を追って宿に乗り込みました。その頃、西の国の豊かの街に店を出すシルウェスは仲間の魔法使いたちが行方不明になっていることに不安を覚えていました。
64 新キャラ 西の国以外
双子は賢者に、いざという時に自分のかわりに危険を背負ってくれる形代のような存在として「サクリフィキウム」を贈りました。賢者は愛着を抱いた存在が怪我を負った時に(自分が)傷ついてしまうことを懸念してさくりフィキクムから距離をおきますが、クロエの提案で「サクちゃん」と名前をつけることにします。
フィガロは中央の国に出来た「魔法使いの家」の前で粗暴な北の魔法使い、アイザックに再会します。アイザックには学を求めながらなかなか人の言葉を一度では受け入れようとしない強情なところがあります。かつてブラッドリーの盗賊団に入ろうとして断られたことがありました。フィガロはアイザックからその時の副官がネロだったことを知らされます。アイザックの腕には太い腕輪が巻かれ、青い宝石がついていました。
ブラッドリーは(北の国での任務中?)姉御肌の魔法使い、エヴァと再会します。エヴァはソフィーという弟子を取っていました。ところがソフィーが修行をやめて男の元へ走ったことを裏切られたと解釈し、怒りに震えていました。ブラッドリーはエヴァの姿にネロとの関係にけりがついていない自分を重ねます。エヴァはブラッドリーに「禍々しい、何かよからぬ物が目覚めた西の国には近づくな」と警告して去ります。
フィガロは中央の国に出来た「魔法使いの家」の前で粗暴な北の魔法使い、アイザックに再会します。アイザックには学を求めながらなかなか人の言葉を一度では受け入れようとしない強情なところがあります。かつてブラッドリーの盗賊団に入ろうとして断られたことがありました。フィガロはアイザックからその時の副官がネロだったことを知らされます。アイザックの腕には太い腕輪が巻かれ、青い宝石がついていました。
ブラッドリーは(北の国での任務中?)姉御肌の魔法使い、エヴァと再会します。エヴァはソフィーという弟子を取っていました。ところがソフィーが修行をやめて男の元へ走ったことを裏切られたと解釈し、怒りに震えていました。ブラッドリーはエヴァの姿にネロとの関係にけりがついていない自分を重ねます。エヴァはブラッドリーに「禍々しい、何かよからぬ物が目覚めた西の国には近づくな」と警告して去ります。
63 2部前半部おさらい B
各国を象徴する塔につながるエレベーターに乗り込もうとしたとき、中央の面々の前に幼児化したオーエンが現れます。一度幼児化したオーエンにケルベロスをけしかけられたことがあるカインはリケらに被害が及ぶことを懸念
してオーエンも連れていくことにします。一方、西の国の面々には鳥に姿を変えられた男が助けを求めに来ました。(ボルダ島の新領主が呼び出されるほどに)西の国では王位継承者が相次いで不審な死を遂げる異変が起きていました。現在の第一王位継承者はコルテーゼ家の令嬢、リリアーナです。鳥男はコルテーゼ家の従者でリリアーナの恋人でした。リリアーナは王笏を手にすると別人のようになってしまいました。そこで西の国の面々は中央組と分かれて、コルテーゼ家に向かうことにしますが、西の国のバートレット将軍に捕らえられてしまいます。
中央組もシャイロックの知人であるシルウェスの店で同様の内容を聞きつけていました。西の国の権威が弱まることは中央の国に利がある話と聞き、カインはアーサーを帰らせて、自分は魔法科学兵団本部に行き、将校クラブに単身乗り込みます。
してオーエンも連れていくことにします。一方、西の国の面々には鳥に姿を変えられた男が助けを求めに来ました。(ボルダ島の新領主が呼び出されるほどに)西の国では王位継承者が相次いで不審な死を遂げる異変が起きていました。現在の第一王位継承者はコルテーゼ家の令嬢、リリアーナです。鳥男はコルテーゼ家の従者でリリアーナの恋人でした。リリアーナは王笏を手にすると別人のようになってしまいました。そこで西の国の面々は中央組と分かれて、コルテーゼ家に向かうことにしますが、西の国のバートレット将軍に捕らえられてしまいます。
中央組もシャイロックの知人であるシルウェスの店で同様の内容を聞きつけていました。西の国の権威が弱まることは中央の国に利がある話と聞き、カインはアーサーを帰らせて、自分は魔法科学兵団本部に行き、将校クラブに単身乗り込みます。
62 2部前半部おさらい A
アーサーが約束をしてしまったことに焦りを隠せないオズ。アーサーに課された予言を賢者に伝えます。賢者の判断で先生陣が招集され、秘密が共有されます。(ファウストはフィガロから打ち明けられた、寿命が近いという秘密も打ち明けるべきだと提案しますが、フィガロは断ります)その時、厄災の傷のためにシャイロックの心臓が燃えだします。賢者が手を取りますが、症状がおさまる気配はありません。見かねたオズはシャイロックの意思を無視して杖を振ってしまいます。火がおさまり、ヴィンセントのもたらした報告書の内容から、各国の魔法使いに役割が振り分けられます。中央と西の国が豊かの街へ、東の国は、ノーヴァが「共栄のルールブック」の共著者だったことからギルドについて調べに雨の街へ向かうことになります。中央の面々は「魔法使いの家」で人間と交流をはかり、北には待機が命じられました。それぞれの動向を知るために賢者は五冊の賢者の書を用意し、日誌係として中央はカイン、南はフィガロ、北はブラッドリー、東はファウスト、西はラスティカを指名します。ところが、シャイロックがへそを曲げて翌日に出発が伸びてしまいます。
61 2部前半部おさらい @
2部はアーサーの叔父のヴィンセントが(中央の)魔法舎を視察するところから始まります。アーサーはヴィンセントに魔法使いで構成された調査団の結成を打診しますが断られます。アーサーの狙いはカインを騎士団長の職に復帰させることでした。調査団はそのための足がかりになると考えたのです。クロエはヴィンセントに友好の証としてクラバットを贈ります。ところがヴィンセントに、オズは夜に魔法が使えないことや相手に触らないとカインの眼が見えないことなど、魔法使いの弱点に関わる質問を投げかけられて賢者が答えられないでいると、魔法使いとの間の信頼関係が崩れたとみなし
て、ヴィンセントは一度は受け取ったクラバットを返そうとします。すかさずアーサーは「クロエはヴィンセントを含む人間を呪うようなことはしない」と約束してしまい、オズの機嫌を損ねてしまいます。
ヴィンセントがもたらした報告書には、ボルダ島で同様の儀式の痕跡が散見されたことに加えて、トビカゲリ事件を引き起こしたニコラスが(西の国に半ば左遷されて魔法科学を学んでいたときに)将校クラブに出入りして
昔、シャイロックが沈めたというアダムズ島出身者を名乗る白髪の女性と親しくしていたというカインの依頼に対する回答が書かれていました。
て、ヴィンセントは一度は受け取ったクラバットを返そうとします。すかさずアーサーは「クロエはヴィンセントを含む人間を呪うようなことはしない」と約束してしまい、オズの機嫌を損ねてしまいます。
ヴィンセントがもたらした報告書には、ボルダ島で同様の儀式の痕跡が散見されたことに加えて、トビカゲリ事件を引き起こしたニコラスが(西の国に半ば左遷されて魔法科学を学んでいたときに)将校クラブに出入りして
昔、シャイロックが沈めたというアダムズ島出身者を名乗る白髪の女性と親しくしていたというカインの依頼に対する回答が書かれていました。
60 ラスティカについて
二部冒頭では、魂が砕ける前のムルがラスティカに話しかけます。ムルとしては良家と懇意になることで研究のパトロンになってもらいたかったのですが、ラスティカが男性であることが判明し断念します。魔法舎を視察にきたヴィンセントが西の魔法使いと対面した際は、ラスティカにだけ破格の待遇を申し出て固辞されます。この二点からもラスティカは、元々は名の知れた貴族の出であることが伺えます。西の祝祭では、幼き日のアントニオに天空離宮でラスティカがチェンバロを披露したことが明かされます。アントニオは西の国王のいとこにあたる人であることから、ラスティカは王室とも交流があることがわかります。因みにオズはかつて豊かの街を訪れてフェルチ家の城を拠点にしていたものの、この頃にラスティカとの面識はありません。
59 魔法使いの職業
北の国
双子 ステンドグラス職人
ブラッドリー 元盗賊団(「死の盗賊団」)首領,今は囚人
ミスラ 渡し守
東の国
ファウスト 呪い屋
シノ シャーウッドの森の森番
ヒース 東の武門の名家 ブランシェット家次期当主→貴族
ネロ 料理屋
中央の国
オズ この世界最強の魔法使い
アーサー 中央の国の王子(王位継承者第一位)
カイン 元騎士団長
リケ 教団の使徒
西の国
シャイロック 元貴族、神酒の歓楽街で「ベネットの酒場」を経営
ラスティカ 貴族
クロエ 実家は仕立屋
ムル 実家は宝石商(ムル自身は元高名な学者)
南の国
フィガロ 医者
レノックス 羊飼い
ルチル 教師
ミチル 学生
双子 ステンドグラス職人
ブラッドリー 元盗賊団(「死の盗賊団」)首領,今は囚人
ミスラ 渡し守
東の国
ファウスト 呪い屋
シノ シャーウッドの森の森番
ヒース 東の武門の名家 ブランシェット家次期当主→貴族
ネロ 料理屋
中央の国
オズ この世界最強の魔法使い
アーサー 中央の国の王子(王位継承者第一位)
カイン 元騎士団長
リケ 教団の使徒
西の国
シャイロック 元貴族、神酒の歓楽街で「ベネットの酒場」を経営
ラスティカ 貴族
クロエ 実家は仕立屋
ムル 実家は宝石商(ムル自身は元高名な学者)
南の国
フィガロ 医者
レノックス 羊飼い
ルチル 教師
ミチル 学生
58 魔法使いの秘密
東の国
二部が始まる前の時点でヒースは、黒豹になる自分の傷をまだシノから聞かされていません。黒豹になったヒースは我を忘れて仲間だろうと襲います。シノの他に知っているのはカインとオーエンです。
結界がなかったり、結界に欠陥があるとファウストの夢が外に漏れてしまうことは、レノックスとフィガロを除き知られていないと思われます。
他の国の魔法使いについては以下の通り。
北の国
オーエンの幼児化(知っているのはカイン、ヒース、シノ)
チレッタとミスラの約束(ルチルと、ミチル?)
※約束なので破るとミスラは魔力を失う
南の国
フィガロの寿命が近いこと(知っているのはファウスト)
ミチルが南の魔法使いを滅ぼす(知っているのは双子とフィガロ)
中央の国
アーサーは大いなる厄災との戦いで命を落とす(知っているのは先生陣)
半ば公然の秘密
オズはかつて世界の半分を支配した(アーサーに対して秘密)
フィガロは元々北の魔法使い(南の兄弟に対して秘密)
ネロとブラッドリーの過去(ネロの手癖の悪さはもはや公然の秘密、「盗賊のエチュード」のおかげでブラッドリーが秘密にする必要性はさがる)
二部が始まる前の時点でヒースは、黒豹になる自分の傷をまだシノから聞かされていません。黒豹になったヒースは我を忘れて仲間だろうと襲います。シノの他に知っているのはカインとオーエンです。
結界がなかったり、結界に欠陥があるとファウストの夢が外に漏れてしまうことは、レノックスとフィガロを除き知られていないと思われます。
他の国の魔法使いについては以下の通り。
北の国
オーエンの幼児化(知っているのはカイン、ヒース、シノ)
チレッタとミスラの約束(ルチルと、ミチル?)
※約束なので破るとミスラは魔力を失う
南の国
フィガロの寿命が近いこと(知っているのはファウスト)
ミチルが南の魔法使いを滅ぼす(知っているのは双子とフィガロ)
中央の国
アーサーは大いなる厄災との戦いで命を落とす(知っているのは先生陣)
半ば公然の秘密
オズはかつて世界の半分を支配した(アーサーに対して秘密)
フィガロは元々北の魔法使い(南の兄弟に対して秘密)
ネロとブラッドリーの過去(ネロの手癖の悪さはもはや公然の秘密、「盗賊のエチュード」のおかげでブラッドリーが秘密にする必要性はさがる)
57 魔法使いどうしの行き違い
二部に話を進める前の時点でこれだけすれ違っていた魔法使いたち。
ブラッドリー「これっきりにするからさ、付き合えよ」
ネロ「何度目だよ。もう付き合いきれねえよ。てめえの無茶には」
レノックス「フィガロ先生はあきらめが早いので」
フィガロ「執念深い男だな」
レノックス「側にいさせてください」
ファウスト「君にしてあげられることは何もない」
ファウスト「あなたはもっとまじめな人だと思っていた。どうして僕の前から去った?」
フィガロ「君はアレクしか見ていなかったじゃないか」
ミチル「先生、僕は強くなりたいんです」
フィガロ「君に強い魔法を教えるわけにはいかない」
ヒース「何で無茶をする前に一言言ってくれないんだ」
シノ「どうして魔法使いであることを隠す?お前が堂々としていられるように、俺はもっと強くなる必要がある。早く英雄になりたい」
ミスラ「お願いですから無茶はしないで。それか俺が守らなくていいくらいに強くなってください」
ルチル「心の自由を奪われるくらいなら、守っていただかなくて結構です」
アーサー「私を弟子にしてください」
オズ「弟子にはできない。それに、お前はすぐに無茶をする」
シャイロック「月を思うのはおやめなさい。私は何度も忠告しましたよ」
ムル「俺はキラキラしているものが好きなんだ。好奇心は止まらない」
ミチル「僕には教団が良い場所に思えない。リケにここにいてほしいです」
リケ「僕が育った場所をミチルは否定するのですか?そんなミチルは嫌いです」
カイン「お前の秘密、皆に話してもいいか?守るために」
オーエン「僕の気持ちは無視するんだね。騎士様」
ラスティカ「お会いできて光栄です。ところで、あなたは僕の花嫁?」
クロエ「ラスティカの過去に何が?」
スノウ「一人の時間も必要かもしれんのう」
→「これからはずっと一緒ぞ」
ホワイト「我の心は、本当に我のものじゃろうか」
ブラッドリー「これっきりにするからさ、付き合えよ」
ネロ「何度目だよ。もう付き合いきれねえよ。てめえの無茶には」
レノックス「フィガロ先生はあきらめが早いので」
フィガロ「執念深い男だな」
レノックス「側にいさせてください」
ファウスト「君にしてあげられることは何もない」
ファウスト「あなたはもっとまじめな人だと思っていた。どうして僕の前から去った?」
フィガロ「君はアレクしか見ていなかったじゃないか」
ミチル「先生、僕は強くなりたいんです」
フィガロ「君に強い魔法を教えるわけにはいかない」
ヒース「何で無茶をする前に一言言ってくれないんだ」
シノ「どうして魔法使いであることを隠す?お前が堂々としていられるように、俺はもっと強くなる必要がある。早く英雄になりたい」
ミスラ「お願いですから無茶はしないで。それか俺が守らなくていいくらいに強くなってください」
ルチル「心の自由を奪われるくらいなら、守っていただかなくて結構です」
アーサー「私を弟子にしてください」
オズ「弟子にはできない。それに、お前はすぐに無茶をする」
シャイロック「月を思うのはおやめなさい。私は何度も忠告しましたよ」
ムル「俺はキラキラしているものが好きなんだ。好奇心は止まらない」
ミチル「僕には教団が良い場所に思えない。リケにここにいてほしいです」
リケ「僕が育った場所をミチルは否定するのですか?そんなミチルは嫌いです」
カイン「お前の秘密、皆に話してもいいか?守るために」
オーエン「僕の気持ちは無視するんだね。騎士様」
ラスティカ「お会いできて光栄です。ところで、あなたは僕の花嫁?」
クロエ「ラスティカの過去に何が?」
スノウ「一人の時間も必要かもしれんのう」
→「これからはずっと一緒ぞ」
ホワイト「我の心は、本当に我のものじゃろうか」
56 チレッタ
北の魔法使いミスラは師匠のチレッタに出会ってからは互いにつかず離れずの生活をしていました。チレッタの印象はよく笑う人とのこと。チレッタは南に移動して人間の青年と結婚。息子たちをミスラに託して亡くなります。
ミスラはミチルにカエルのエチュードで「人間と結婚して石になることが幸せなら幸せだったんでしょうーあの女は自分の意志を通しただけですよ。いくつものお別れと天秤にかけてあなたを生むことを選んだ。俺はまぁ、選ばれなかっただけです。なんていうか、あなたは彼女の選択肢らしいですよ」とコメント。
チレッタの人柄が偲ばれるイベストが「天空の宴に春を招いて」です。
ルチルが昔、北の国で開催されるはずのワルプルギスの宴のような場にいたことを思い出します。ちょうど南の国から依頼が届き、ルチルたちは南の国に帰還します。ある村で少女が突然獣同然の振舞いをするようになるという怪異が起きていました。玄人の魔法使いたち(シャイロック、スノウ、ラスティカ)は少女が木の皮でできた偽物であることを見抜きます。本物の少女は精霊にさらわれて山の中の花畑で寝ていました。
ルチルにも過去に同様の経験がありました。それがルチルが覚えているという南のワルプルギスだったのです。探しにきたチレッタはルチルを助けるなら時々訪ねにくると精霊に伝えていました。少女もルチルも魔法使いであるために精霊の声を聞くことができたのです。
※先にチレッタより先に父親が亡くなったと書きましたが誤りです。
チレッタの死後、ルチルは父親と同じ教師の道に進みます。
ミスラはミチルにカエルのエチュードで「人間と結婚して石になることが幸せなら幸せだったんでしょうーあの女は自分の意志を通しただけですよ。いくつものお別れと天秤にかけてあなたを生むことを選んだ。俺はまぁ、選ばれなかっただけです。なんていうか、あなたは彼女の選択肢らしいですよ」とコメント。
チレッタの人柄が偲ばれるイベストが「天空の宴に春を招いて」です。
ルチルが昔、北の国で開催されるはずのワルプルギスの宴のような場にいたことを思い出します。ちょうど南の国から依頼が届き、ルチルたちは南の国に帰還します。ある村で少女が突然獣同然の振舞いをするようになるという怪異が起きていました。玄人の魔法使いたち(シャイロック、スノウ、ラスティカ)は少女が木の皮でできた偽物であることを見抜きます。本物の少女は精霊にさらわれて山の中の花畑で寝ていました。
ルチルにも過去に同様の経験がありました。それがルチルが覚えているという南のワルプルギスだったのです。探しにきたチレッタはルチルを助けるなら時々訪ねにくると精霊に伝えていました。少女もルチルも魔法使いであるために精霊の声を聞くことができたのです。
※先にチレッタより先に父親が亡くなったと書きましたが誤りです。
チレッタの死後、ルチルは父親と同じ教師の道に進みます。
55 得意な魔法A
21人の中にも、使う魔法にそれぞれのお国柄が垣間見えることがあります。
ブラッドリー 強化魔法
オズ 空間移動(瞬間移動)
天候を操る
ミスラ 空間移動(扉で空間と空間をつなげる)
土着呪術
ファウスト 呪い(運気の操作,幸運を奪ったり不運を呼び込んだり)
フィガロ 記憶操作
封をしている物の鍵を開けたり、中身だけ取り出す
シャイロック 幻覚を見せ夢見心地にさせる
相手の戦意を失わせる
クロエ 仮死魔法(その間に対象の採寸や着替えをすませる)
+特殊能力
ムル 花火を出す/物の記憶を読み取る
オーエン 動物の言葉を理解する
双子 予言
魔法使いにも、魔力の強さや育った土地の特性により向き.不向きがあるようです。ミチルは南の魔力の弱さを揶揄されることを危惧しているようですが、ミチルの薬草学の知識は傷を癒す助けになります。
治療魔法が確かな技術と人体に対する正確な知識を必要とするのに対して、
治癒魔法は自己治癒能力を補助する(免疫力を高める)とのこと。ルチルはどちらの魔法も使うことができ、1.5部ではフィガロの助手を務めます。
損傷度合いがひどいと治癒魔法では追いつかず、医療の心得がなければ治せないのでケガをしないに越したことはありません。
ブラッドリー 強化魔法
オズ 空間移動(瞬間移動)
天候を操る
ミスラ 空間移動(扉で空間と空間をつなげる)
土着呪術
ファウスト 呪い(運気の操作,幸運を奪ったり不運を呼び込んだり)
フィガロ 記憶操作
封をしている物の鍵を開けたり、中身だけ取り出す
シャイロック 幻覚を見せ夢見心地にさせる
相手の戦意を失わせる
クロエ 仮死魔法(その間に対象の採寸や着替えをすませる)
+特殊能力
ムル 花火を出す/物の記憶を読み取る
オーエン 動物の言葉を理解する
双子 予言
魔法使いにも、魔力の強さや育った土地の特性により向き.不向きがあるようです。ミチルは南の魔力の弱さを揶揄されることを危惧しているようですが、ミチルの薬草学の知識は傷を癒す助けになります。
治療魔法が確かな技術と人体に対する正確な知識を必要とするのに対して、
治癒魔法は自己治癒能力を補助する(免疫力を高める)とのこと。ルチルはどちらの魔法も使うことができ、1.5部ではフィガロの助手を務めます。
損傷度合いがひどいと治癒魔法では追いつかず、医療の心得がなければ治せないのでケガをしないに越したことはありません。
54 得意な魔法@
5か国にはそれぞれの土地の特性がありそれに合った精霊が棲みます。心の通わせ方が異なれば、下のように得意な魔法も違ってきます。
中央の魔法使い 汎用性が高い
(若い魔法使いたちはオズから攻撃魔法と攻撃に耐える
守護魔法を学んでいる様子)
北の魔法使い 攻撃
南の魔法使い 祝福や調和
西の魔法使い 幻想や変化
西の魔法使いは都会の喧噪を好みます。それぞれが適度に距離を保って奥深い谷や森の中で暮らしている東の魔法使いとは対照的です。
東の魔法使いは平行魔法が得意です。
封印魔法にもその特性が活かされます。
力任せの大雑把な北の封印(重い蓋を押しのけるには力が必要だが、一度蓋が外され再び戻されれば封印の意味をなさない)に対して東の封印は緻密かつ複雑です。くぐり抜けるのはまるで赤外線レーダーーの網をくぐりぬけるよう。(※)網に引っかかれば破ろうとしたことが封印の魔法をかけた人物他に筒抜けになってしまいます。
因にファウストの授業で封印魔法を説明したネロは、料理には魔法を用いないことをポリシーにしています。(※ネロの説明では森に張り巡らした糸に喩えられています)
中央の魔法使い 汎用性が高い
(若い魔法使いたちはオズから攻撃魔法と攻撃に耐える
守護魔法を学んでいる様子)
北の魔法使い 攻撃
南の魔法使い 祝福や調和
西の魔法使い 幻想や変化
西の魔法使いは都会の喧噪を好みます。それぞれが適度に距離を保って奥深い谷や森の中で暮らしている東の魔法使いとは対照的です。
東の魔法使いは平行魔法が得意です。
封印魔法にもその特性が活かされます。
力任せの大雑把な北の封印(重い蓋を押しのけるには力が必要だが、一度蓋が外され再び戻されれば封印の意味をなさない)に対して東の封印は緻密かつ複雑です。くぐり抜けるのはまるで赤外線レーダーーの網をくぐりぬけるよう。(※)網に引っかかれば破ろうとしたことが封印の魔法をかけた人物他に筒抜けになってしまいます。
因にファウストの授業で封印魔法を説明したネロは、料理には魔法を用いないことをポリシーにしています。(※ネロの説明では森に張り巡らした糸に喩えられています)
53 精霊について
魔法使いは自分の心に従い精霊の力を借りて魔法を使います。精霊の気質は土地の性質に左右されます。魔法使いの気質が、(魔法が作用する)土地の気質に近く、精霊に好かれれば魔法も使いやすくなります。生まれた場所は違っても、その土地に長く住み続けると魔法使いの気質も近くなっていきます。中央の国を離れて東の国の嵐の谷で長らくひきこもり生活を送っていたファウストが好例です。
ネロ曰く、精霊と魔法使いの関わり方も国によって差異があり、東の精霊は、自分たちに寄り添ってくれる魔法使いを好み、中央の精霊は魔法使いをリーダーに力を合わせたり、主従関係で動くのを好み、北の精霊は自分たちより弱い魔法使いには牙をむき、強い魔法使いには使役されます。
精霊は魔法使いの気質を見定めて動くようで、カインはオーエンから今のままでは呪文の力が強すぎるとアドバイスされます。力任せに唱えて魔法を使うのではなく、土地の精霊のことを理解し心を通わせていることが大事なようです。
※カインは賢者の魔法使いとして召喚された後、姉妹の魔法使いから魔法を習っていました。残念ながら姉妹は厄災戦で命を落とし、リケとアーサーが新たな中央の魔法使いとして召喚されます。
ネロ曰く、精霊と魔法使いの関わり方も国によって差異があり、東の精霊は、自分たちに寄り添ってくれる魔法使いを好み、中央の精霊は魔法使いをリーダーに力を合わせたり、主従関係で動くのを好み、北の精霊は自分たちより弱い魔法使いには牙をむき、強い魔法使いには使役されます。
精霊は魔法使いの気質を見定めて動くようで、カインはオーエンから今のままでは呪文の力が強すぎるとアドバイスされます。力任せに唱えて魔法を使うのではなく、土地の精霊のことを理解し心を通わせていることが大事なようです。
※カインは賢者の魔法使いとして召喚された後、姉妹の魔法使いから魔法を習っていました。残念ながら姉妹は厄災戦で命を落とし、リケとアーサーが新たな中央の魔法使いとして召喚されます。
52 マナ石について
天空離宮の主であるアントニオはマナ石採掘場のオーナーでもあります。各国の塔を行き来できるエレベーターもマナ石で動いています。
魔法生物や魔法使いは、死んだ後でマナ石と呼ばれる(鉱)石になります。魔力だけが石に留まり、肉体は残りません。(オヴィシウスもオズの手により石にされます)生きている魔法使いは、より強い魔力を手にするために強い魔法使いの石を食べます。北の魔法使いだったオズ、フィガロ、さらにミスラやブラッドリー、双子は石を食べることに抵抗がない様子。一方、南の兄弟のような魔力の弱い魔法使いが石を食べてしまうと石の力が暴走して精神を破壊しかねません。
西の魔法使い、ムルはマナ石を原動力に科学の力で人間でも魔法のような奇跡を起こせる技術を発明しました。シャイロックは資源が採掘され、大気や海の汚染が進み、郷愁を感じさせる美しい景観が破壊されてしまうことを快く思っておらず、「美意識の欠片もない」と冷めた目で見つめています。
魔法生物や魔法使いは、死んだ後でマナ石と呼ばれる(鉱)石になります。魔力だけが石に留まり、肉体は残りません。(オヴィシウスもオズの手により石にされます)生きている魔法使いは、より強い魔力を手にするために強い魔法使いの石を食べます。北の魔法使いだったオズ、フィガロ、さらにミスラやブラッドリー、双子は石を食べることに抵抗がない様子。一方、南の兄弟のような魔力の弱い魔法使いが石を食べてしまうと石の力が暴走して精神を破壊しかねません。
西の魔法使い、ムルはマナ石を原動力に科学の力で人間でも魔法のような奇跡を起こせる技術を発明しました。シャイロックは資源が採掘され、大気や海の汚染が進み、郷愁を感じさせる美しい景観が破壊されてしまうことを快く思っておらず、「美意識の欠片もない」と冷めた目で見つめています。
51 ここまでの経過
年齢は2019年〜20年を基準に。
2000歳越え 双子
フィガロ
オズ
1500歳 ミスラ(チレッタに育てられる)
シャイロック(元貴族)&ムル
1200歳 オーエン
600歳 ブラッドリー
ネロ(ブラッドリーが首領を務める盗賊団に加入)
少なくともこれ以前にオズが世界の半分を支配 ↑
400歳 ラスティカ(元貴族)
レノ(元炭鉱夫)
ファウスト(中央の革命後、火炙りに)
150年前 東の国の雨の街惨殺事件
ブラッドリーの逮捕
22年前 カインの誕生(8.6)
20年前 ルチルの誕生(7.1)、クロエの誕生(11.12)
18年前 ヒースの誕生(6.29)
17年前 アーサーの誕生(3.9)
シノの誕生(4.14)
16年前 リケの誕生(10.2)
15年前 ミチルの誕生(12.15)、チレッタの死、ルチルの魔力が半分に
オズがアーサーを引き取る(アーサー4歳)
7年前 ラスティカがクロエを仕立屋から連れ出す(クロエ13歳)
カインが騎士団長に就任→ニコラスは西の国へ
4年前 アーサーが帰還(アーサー13歳)
カインが解任
ニコラスが帰国&儀式を行う
厄災の襲来→北の魔法使い(双子、ミスラ、オーエン、ブラッド)
ムル&シャイ、カイン、オズ、ヒース&ファウスト
に傷の症状が出る
賢者の召喚
魔法使いの補充→アーサー、リケ、シノ、ラスティカ&クロエ
ネロ、南の魔法使い(フィガロ、レノ、フローレンス兄弟)
パレード
トビカゲリの襲来
ニコラスの最期〜叙任式
祝祭
五か国和平会議の妨害(オヴィシウスの事件)と開催
現在 ボルダ島に新領主が就任
2000歳越え 双子
フィガロ
オズ
1500歳 ミスラ(チレッタに育てられる)
シャイロック(元貴族)&ムル
1200歳 オーエン
600歳 ブラッドリー
ネロ(ブラッドリーが首領を務める盗賊団に加入)
少なくともこれ以前にオズが世界の半分を支配 ↑
400歳 ラスティカ(元貴族)
レノ(元炭鉱夫)
ファウスト(中央の革命後、火炙りに)
150年前 東の国の雨の街惨殺事件
ブラッドリーの逮捕
22年前 カインの誕生(8.6)
20年前 ルチルの誕生(7.1)、クロエの誕生(11.12)
18年前 ヒースの誕生(6.29)
17年前 アーサーの誕生(3.9)
シノの誕生(4.14)
16年前 リケの誕生(10.2)
15年前 ミチルの誕生(12.15)、チレッタの死、ルチルの魔力が半分に
オズがアーサーを引き取る(アーサー4歳)
7年前 ラスティカがクロエを仕立屋から連れ出す(クロエ13歳)
カインが騎士団長に就任→ニコラスは西の国へ
4年前 アーサーが帰還(アーサー13歳)
カインが解任
ニコラスが帰国&儀式を行う
厄災の襲来→北の魔法使い(双子、ミスラ、オーエン、ブラッド)
ムル&シャイ、カイン、オズ、ヒース&ファウスト
に傷の症状が出る
賢者の召喚
魔法使いの補充→アーサー、リケ、シノ、ラスティカ&クロエ
ネロ、南の魔法使い(フィガロ、レノ、フローレンス兄弟)
パレード
トビカゲリの襲来
ニコラスの最期〜叙任式
祝祭
五か国和平会議の妨害(オヴィシウスの事件)と開催
現在 ボルダ島に新領主が就任
50 二周年の詳細
(元相棒)
オズがミスラに怒る前、リケはネロとキッチンでおやつを作っていました。そこに現れたブラッドリーにリケは「師弟関係とはどういうものか?」とたずねます。ブラッドリーは、「自分が持っている物全てを渡したいと思える相手が弟子だ」と答えます。ネロは受け渡す側だけが得をすることに納得できない様子。盗賊団の首領として毎回、命がけで帰ってくるブラッドリーの姿を見ることに耐えられず、離れては引き留めてを繰り返すことに嫌気がさしたネロは賢者の魔法使いとして召喚されてからブラッドリーと距離を置くようになっていました。ブラッドリーの方でもフィガロや双子にネロが元仲間であることが知られないようにする必要もあり、ネロの気持ちを理解するようになります。それでもボルダ島でオズとの戦いの果てに負傷して帰ってきたブラッドリーをネロは手料理で迎えました。
(仲良し)
ボルダ島で大人たちが買い物をする間、子どもたち(リケ、ミチル、シノ、ヒース)は浜辺で過ごします。リケはミチルに教団で自分がいた部屋のことを話します。それがリケにとって良いことなのかどうかミチルは戸惑いますが、教団のことを悪く言われたように感じたリケは怒りを覚えます。さらには自分は選ばれた存在なのだとまるで洗脳されたように優越感にひたりミチルにまで約束を強要する始末。そこに駆けつけたヒースとシノはむやみに約束をするものではないと注意します。仮にも師匠だったジャックから「互いを守る」という約束をさせられてしまった二人はその重みをよくわかっていたのでした。
オズがミスラに怒る前、リケはネロとキッチンでおやつを作っていました。そこに現れたブラッドリーにリケは「師弟関係とはどういうものか?」とたずねます。ブラッドリーは、「自分が持っている物全てを渡したいと思える相手が弟子だ」と答えます。ネロは受け渡す側だけが得をすることに納得できない様子。盗賊団の首領として毎回、命がけで帰ってくるブラッドリーの姿を見ることに耐えられず、離れては引き留めてを繰り返すことに嫌気がさしたネロは賢者の魔法使いとして召喚されてからブラッドリーと距離を置くようになっていました。ブラッドリーの方でもフィガロや双子にネロが元仲間であることが知られないようにする必要もあり、ネロの気持ちを理解するようになります。それでもボルダ島でオズとの戦いの果てに負傷して帰ってきたブラッドリーをネロは手料理で迎えました。
(仲良し)
ボルダ島で大人たちが買い物をする間、子どもたち(リケ、ミチル、シノ、ヒース)は浜辺で過ごします。リケはミチルに教団で自分がいた部屋のことを話します。それがリケにとって良いことなのかどうかミチルは戸惑いますが、教団のことを悪く言われたように感じたリケは怒りを覚えます。さらには自分は選ばれた存在なのだとまるで洗脳されたように優越感にひたりミチルにまで約束を強要する始末。そこに駆けつけたヒースとシノはむやみに約束をするものではないと注意します。仮にも師匠だったジャックから「互いを守る」という約束をさせられてしまった二人はその重みをよくわかっていたのでした。
49 二周年の詳細
当初、アーサーはカインに傷のことを隠そうとします。主君を傷つけられて良い気分がするはずはありません。カインは自分の不甲斐なさを悔やみますが主君の気持ちを尊重して傷を消そうとはしませんでした。一方のレノックスはカインに苛立ってしまいます。それは主君を守れなかった過去の自分に対するエゴを指摘されたように感じたからです。フィガロはファウストの足に火傷の跡が残っているのを見たことがあるとレノックスをからかいます。レノックスはファウストに心の傷が癒えたら火傷の跡も消すように頼みますがファウストは承知しませんでした。
48 二周年の詳細
出発前、ミスラがアーサーの顔に傷をつけるという事件が起こります。
当然オズは大激怒。魔法舎の中庭で周りに構うことなくミスラに雷を叩きつけます。二人の間に割って入ったのはミチルを盾にしたフィガロでした。さらに北の魔法使い(スノウ、ブラッドリー、オーエン)が割りこんで一触即発の事態をファウストとシャイロックが魔法で収拾し、決着は持ち越されます。ネロはフィガロに捕らわれかけたミチルと駆け付けたリケを慮って「そうまでして守りたい面子なんてドブに捨てちまえ。馬鹿野郎!」と一括。オズと北の魔法使い三人(ミスラ、オーエン、ブラッドリー)をたじろがせます。
ボルダ島でも、オズがリヴァイアサン、ミスラがクラーケンに変身して戦闘を繰り広げます。結局、怪物の姿では勝負がつかず変身をといて空中戦を繰り広げる頃には流星雨が降り注ぎはじめました。北の魔法使い(ブラッドリーとオーエン)に乱入されてオズの分が悪くなったところへアーサーが加勢しに来ます。
オズは眼下に広がる海の塩で柱をつくり自分たちを囲いますが、長くはもちません。その間にもオズとの関係に名前をつけることを求めるアーサー。
実はオズ自身も戸惑っていたのです。強い故にその力を得ようと狙われる一方で畏怖され遠巻きに見られる中でアーサーだけが純粋な信頼を寄せてきたからです。
ひとまず答えは保留にして二人は協力してその場を切り抜けようとします。まずはアーサーに構っているブラッドリーの虚をついてオズが杖で脇腹を貫きました。ミスラはオズを凍らせようとしますが、オズは長い髪でミスラの動きを封じ、魔法で背を縮めて宙に浮かせた杖でミスラの腹を狙いました。ブラッドリーとミスラは海中に落下していきます。この間にオーエンはアーサーにケルベロスを放ちますが、オーエンが流星に気を取られている隙にアーサーは危機を脱しました。アーサーもろともオーエンを吹き飛ばすオズ。そのタイミングで賢者が介入し、ようやくオズは矛を収めたのでした。
その後、アーサーの怪我も治りネロの用意した食卓を囲みながら大乱闘が嘘のように、アーサーとオズは互いに目配せをします。見上げた空を埋めるように星が輝いていました。
当然オズは大激怒。魔法舎の中庭で周りに構うことなくミスラに雷を叩きつけます。二人の間に割って入ったのはミチルを盾にしたフィガロでした。さらに北の魔法使い(スノウ、ブラッドリー、オーエン)が割りこんで一触即発の事態をファウストとシャイロックが魔法で収拾し、決着は持ち越されます。ネロはフィガロに捕らわれかけたミチルと駆け付けたリケを慮って「そうまでして守りたい面子なんてドブに捨てちまえ。馬鹿野郎!」と一括。オズと北の魔法使い三人(ミスラ、オーエン、ブラッドリー)をたじろがせます。
ボルダ島でも、オズがリヴァイアサン、ミスラがクラーケンに変身して戦闘を繰り広げます。結局、怪物の姿では勝負がつかず変身をといて空中戦を繰り広げる頃には流星雨が降り注ぎはじめました。北の魔法使い(ブラッドリーとオーエン)に乱入されてオズの分が悪くなったところへアーサーが加勢しに来ます。
オズは眼下に広がる海の塩で柱をつくり自分たちを囲いますが、長くはもちません。その間にもオズとの関係に名前をつけることを求めるアーサー。
実はオズ自身も戸惑っていたのです。強い故にその力を得ようと狙われる一方で畏怖され遠巻きに見られる中でアーサーだけが純粋な信頼を寄せてきたからです。
ひとまず答えは保留にして二人は協力してその場を切り抜けようとします。まずはアーサーに構っているブラッドリーの虚をついてオズが杖で脇腹を貫きました。ミスラはオズを凍らせようとしますが、オズは長い髪でミスラの動きを封じ、魔法で背を縮めて宙に浮かせた杖でミスラの腹を狙いました。ブラッドリーとミスラは海中に落下していきます。この間にオーエンはアーサーにケルベロスを放ちますが、オーエンが流星に気を取られている隙にアーサーは危機を脱しました。アーサーもろともオーエンを吹き飛ばすオズ。そのタイミングで賢者が介入し、ようやくオズは矛を収めたのでした。
その後、アーサーの怪我も治りネロの用意した食卓を囲みながら大乱闘が嘘のように、アーサーとオズは互いに目配せをします。見上げた空を埋めるように星が輝いていました。
47 二周年と流星群
アーサーに新領主就任祝いの招待状が届き、魔法使いたちは西の国の観光地、ボルダ島に向かいます。どうやら魔法使いと人間の溝を埋めることに理解を示してくれる人の様子。ところが、西の国に異変が起きたことで新領主(女性)は城に呼ばれてしまい、賢者とその魔法使いはパーティー会場に残されます。その夜は別名「師弟の系譜の流星雨」とも呼ばれるィネイター流星群が見られる日で魔法使いたちはそれぞれに思い出を語り合います。
フィガロがファウストと出会ったときも流星が見えました。フィガロの家の門を叩いた時、ファウストは仲間のもとへ戻れないことも覚悟しますが、フィガロはレノ共々家に迎え入れます。彼は自分の持てる全てを尽くしてファウストに向き合おうとします。ファウストは当時のフィガロのことを「威厳や貫禄があって誠実で厳しかった」と評しています。フィガロにとっても真っすぐに理想を語り、敬意を向けてくるファウストは稀有な存在でした。その後、フィガロの離脱とアレクの裏切りを受けて一時ファウストのフィガロへの評価は急落。それでも、祝祭やミノタウロスとの戦いで怪我を負うことが多い東の生徒たちを気にかけ、ファウストはフィガロに自分の伸びしろを尋ねます。二人はかつての修行の日を思い返しながら浜辺を歩きます。
クロエには大切にしている思い出がありました。それはラスティカと見た流星群です。クロエにとってはボルダ島でのひとときは師匠であるラスティカと共に再び流星群を見られる特別な機会だったのです。師弟とは師匠が弟子に自分の人生経験を分け与える絆だとクロエは感じていました。ところが、ラスティカはクロエとはじめて見た流星群のことを忘れてしまっていました。そこでクロエはラスティカの過去を知ろうと決意します。
フィガロがファウストと出会ったときも流星が見えました。フィガロの家の門を叩いた時、ファウストは仲間のもとへ戻れないことも覚悟しますが、フィガロはレノ共々家に迎え入れます。彼は自分の持てる全てを尽くしてファウストに向き合おうとします。ファウストは当時のフィガロのことを「威厳や貫禄があって誠実で厳しかった」と評しています。フィガロにとっても真っすぐに理想を語り、敬意を向けてくるファウストは稀有な存在でした。その後、フィガロの離脱とアレクの裏切りを受けて一時ファウストのフィガロへの評価は急落。それでも、祝祭やミノタウロスとの戦いで怪我を負うことが多い東の生徒たちを気にかけ、ファウストはフィガロに自分の伸びしろを尋ねます。二人はかつての修行の日を思い返しながら浜辺を歩きます。
クロエには大切にしている思い出がありました。それはラスティカと見た流星群です。クロエにとってはボルダ島でのひとときは師匠であるラスティカと共に再び流星群を見られる特別な機会だったのです。師弟とは師匠が弟子に自分の人生経験を分け与える絆だとクロエは感じていました。ところが、ラスティカはクロエとはじめて見た流星群のことを忘れてしまっていました。そこでクロエはラスティカの過去を知ろうと決意します。
46 「ショコラと魔法の青い鳥」
中央の国の人間の青年が思いを寄せる魔女を祭りに誘うための衣装をクロエに依頼します。祭り用に他の賢者の魔法使いの衣装も用意するクロエですが、青年の衣装作りは難航してしまいます。メインストーリー一部にて、パレード後のパーティーで出会った人間の女性にクロエが用意したスカーフが破れて返ってきてたことを賢者、真木晶はクロエから聞かされます。(スカーフは世界で唯一のものとしてラスティカが引き取りました。この件は二部の序盤の出来事の伏線にもなっています)
それでも最終的には衣装を納品するクロエ。間にこのエピソードが挿入されることで、人間と魔法使いが信頼関係を築くために、賢者と(人間のもとで育った)魔法使いそれぞれが板挟みになっていることがより浮き上がってきます。
それでも最終的には衣装を納品するクロエ。間にこのエピソードが挿入されることで、人間と魔法使いが信頼関係を築くために、賢者と(人間のもとで育った)魔法使いそれぞれが板挟みになっていることがより浮き上がってきます。
45 泡沫の夜の魔法にかけられて
二部の舞台は西の国です。西の国が抱える秘密に大きく関わる魔法使いラスティカとその弟子であるクロエについて理解するためのイベストを紹介。
「泡沫の夜の魔法にかけられて」では、初めて北の国の魔の山で開かれる魔法使いの宴に参加するミチルに、相談役として毎年呼ばれているフィガロが北出身の強い魔法使いであることを隠すのに必死な姿が描かれます。オーエンがミチルを連れ出す間にミチルに変装したムルは、フィガロにミチルに正体を言わないことに疑問を投げかけます。一方、同じく宴に参加したクロエはラスティカらしき人物について、「罪深い悲劇の貴公子があてのない花嫁探しをしている」と小耳にはさみました。実際、ラスティカは以前に北のワルプルギスの宴に来ており良くない思い出がある様子でした。
ワルプルギスはヨーロッパの暦に実在する祝祭で期間は4月30日から5月1日です。焚火で魔女や悪霊を追い払う意味と春を祝う意味があるようです。また実際にカーニヴァルのように騒いでお酒の消費量がのびる日でもあります。ドイツの伝承では4月30日の日没から5月1日未明にかけて魔女たちがブロッケン山で大規模な祭りを行うのだとか。
「まほやく」ではワルプルギスの過ごし方は国によって差異があります。
南では人間と魔法使いと精霊が共に春の訪れを祝い、西では「魔法使いた
ちが死者や魔物と楽しむ宴」であり、人間はお酒を飲んで馬鹿騒ぎをし、東では、魔法使いや亡霊に遭遇しないように人間たちは外出をせず、灯りを絶やさずに過ごすとされています。
「泡沫の夜の魔法にかけられて」では、初めて北の国の魔の山で開かれる魔法使いの宴に参加するミチルに、相談役として毎年呼ばれているフィガロが北出身の強い魔法使いであることを隠すのに必死な姿が描かれます。オーエンがミチルを連れ出す間にミチルに変装したムルは、フィガロにミチルに正体を言わないことに疑問を投げかけます。一方、同じく宴に参加したクロエはラスティカらしき人物について、「罪深い悲劇の貴公子があてのない花嫁探しをしている」と小耳にはさみました。実際、ラスティカは以前に北のワルプルギスの宴に来ており良くない思い出がある様子でした。
ワルプルギスはヨーロッパの暦に実在する祝祭で期間は4月30日から5月1日です。焚火で魔女や悪霊を追い払う意味と春を祝う意味があるようです。また実際にカーニヴァルのように騒いでお酒の消費量がのびる日でもあります。ドイツの伝承では4月30日の日没から5月1日未明にかけて魔女たちがブロッケン山で大規模な祭りを行うのだとか。
「まほやく」ではワルプルギスの過ごし方は国によって差異があります。
南では人間と魔法使いと精霊が共に春の訪れを祝い、西では「魔法使いた
ちが死者や魔物と楽しむ宴」であり、人間はお酒を飲んで馬鹿騒ぎをし、東では、魔法使いや亡霊に遭遇しないように人間たちは外出をせず、灯りを絶やさずに過ごすとされています。
44 東のバラッド
ここからは二部に関わるイベストを駆け足でみていきます。まずは二部後半の怒濤の展開に関係する西のバラッドを紹介しました。対する東はモブで登場したキャラクターが二部で再登場します。
「誇り高き狩人のバラッド」
シノの知り合いが東の国の森に出るという巨大な狼のような獣の討伐を魔法舎に依頼します。出発前、シノがブランシェット領地で請け負っていた依頼について報告がなかったことにヒースクリフは怒ります。
東の魔法使いを援護するために南の魔法使いが待機していると、小型の獣が現れました。ミチルは咄嗟に獣の嫌う匂いのする薬草を入れた瓶を投げてフィガロを驚かせます。跡を調べると獣(プテログロッサ)は二体いることがわかります。大きい方は東の魔法使いが応戦しますが、狭い空間での戦いにシノは苦戦します。
「誇り高き狩人のバラッド」
シノの知り合いが東の国の森に出るという巨大な狼のような獣の討伐を魔法舎に依頼します。出発前、シノがブランシェット領地で請け負っていた依頼について報告がなかったことにヒースクリフは怒ります。
東の魔法使いを援護するために南の魔法使いが待機していると、小型の獣が現れました。ミチルは咄嗟に獣の嫌う匂いのする薬草を入れた瓶を投げてフィガロを驚かせます。跡を調べると獣(プテログロッサ)は二体いることがわかります。大きい方は東の魔法使いが応戦しますが、狭い空間での戦いにシノは苦戦します。
43 西のバラッド
ラングレヌス島は西の国にある魔法科学を研究して軍事転用するための施設です。今回の依頼者は島の技術者で自身が開発に携わった飛行船が大いなる厄災を境に消息不明になってしまい、西の魔法使いたちに捜索して欲しいというのです。同じ頃、中央の国の郊外で謎の物体から放たれた光が周辺一帯を焼け野原にするという事態が起きていました。原因が消えた飛行船にあると考えたアーサー、オズ、リケ、カインの中央の魔法使いたちは、研修生の西の魔法使いとして西の4人と賢者に同行することにします。飛行船は魂が砕ける前のムルが描いた設計図を元に技術者が軍艦に改造したものでした。技術者の熱意とは裏腹に軍部の意向で魔法科学の力で駆動する兵器の役割を担わされていました。
クロエ、ラスティカ、ムル、シャイロックと、西には「ものづくり」に対してこだわりのある魔法使いが揃っています。どんなに愛情をかけて手がけたものであっても受け取る側の使いようによっては取り返しのつかない事態を招くこともあります。無責任に世に放り出すわけにはいかないという彼らの任務に対する姿勢が感じ取れるお話です。
クロエ、ラスティカ、ムル、シャイロックと、西には「ものづくり」に対してこだわりのある魔法使いが揃っています。どんなに愛情をかけて手がけたものであっても受け取る側の使いようによっては取り返しのつかない事態を招くこともあります。無責任に世に放り出すわけにはいかないという彼らの任務に対する姿勢が感じ取れるお話です。
42 削除済
41 魔法使いの約束の軌跡3
季節イベつづき
七夕 2020「星降る空のメモワール」
2021「零れた夢のステラ―ト」(ファウスト)
2022「星満ちる海に願いをわたして」
ハロウィン 2020「黒猫と魔法使いのワルツ」
2021「新月の下でとびきりの悪戯を」
2022「闇夜に灯る絆のルミエール」
クリスマス 2020「雪降る街のプレゼント」
2021「輝く空のベールノエル」
2022「白雪の終着に愛を響かせ」
バレンタイン 2020「月夜の城のショコラトリー」
2021「ショコラと魔法の青い鳥」(クロエ)
2022「ショコラの女王は誰の手に」
2023「痺れる愛をドルチェに託して」
ホワイトデー 2020「夢幻の城のコンフィズリー」
2021「再会と軌跡のバンケット」(レノックス)
2022「硝子の城と祝福のレガーロ」
2023「青薔薇彩るオスピタリタ」
その他
2020「サマーバカンスの贈り物」「思い出香るティーパーティ」
2021「眠れぬ夜のカンペッジオ」(ネロ&ブラッドリー)
「彷徨う夜に導きをかざして」(リケ)
2022「白亜の城に伝説の目覚めを」(オズ)
イースター→「泣き虫うさぎと帽子のフロル」
「熱砂のオアシスに勇者の歌を」(カイン)
「揺蕩う夢と未来のラーゴ」(双子)ラーゴ=湖
「白樹のもとで優しく嘘を」(リケ)
「未完のワインに思いを馳せて」(シャイロック)
「巨匠に贈る希望のルネサンス」(ラスティカ)
2023「惑う心と誠のグロッタ」(ヒース)グロッタ=洞窟
「輝く剣に太陽の夢を」(カイン)etc.
以上のイベントの一部は既に詳細を賢者の書にて掲載しています。
以後のイベント名、およびストーリーは随時追加していく予定です。
七夕 2020「星降る空のメモワール」
2021「零れた夢のステラ―ト」(ファウスト)
2022「星満ちる海に願いをわたして」
ハロウィン 2020「黒猫と魔法使いのワルツ」
2021「新月の下でとびきりの悪戯を」
2022「闇夜に灯る絆のルミエール」
クリスマス 2020「雪降る街のプレゼント」
2021「輝く空のベールノエル」
2022「白雪の終着に愛を響かせ」
バレンタイン 2020「月夜の城のショコラトリー」
2021「ショコラと魔法の青い鳥」(クロエ)
2022「ショコラの女王は誰の手に」
2023「痺れる愛をドルチェに託して」
ホワイトデー 2020「夢幻の城のコンフィズリー」
2021「再会と軌跡のバンケット」(レノックス)
2022「硝子の城と祝福のレガーロ」
2023「青薔薇彩るオスピタリタ」
その他
2020「サマーバカンスの贈り物」「思い出香るティーパーティ」
2021「眠れぬ夜のカンペッジオ」(ネロ&ブラッドリー)
「彷徨う夜に導きをかざして」(リケ)
2022「白亜の城に伝説の目覚めを」(オズ)
イースター→「泣き虫うさぎと帽子のフロル」
「熱砂のオアシスに勇者の歌を」(カイン)
「揺蕩う夢と未来のラーゴ」(双子)ラーゴ=湖
「白樹のもとで優しく嘘を」(リケ)
「未完のワインに思いを馳せて」(シャイロック)
「巨匠に贈る希望のルネサンス」(ラスティカ)
2023「惑う心と誠のグロッタ」(ヒース)グロッタ=洞窟
「輝く剣に太陽の夢を」(カイン)etc.
以上のイベントの一部は既に詳細を賢者の書にて掲載しています。
以後のイベント名、およびストーリーは随時追加していく予定です。
40 魔法使いの約束の軌跡2
D職業シリーズ
西&北「音楽家と狂騒のコンチェルト」(ラスティカ)
南&中央「生徒と別れのコンチェルト」(ルチルとミチル)
東&西「呪い屋と孤月のコンチェルト」(ファウスト)
北&南「占い師と雪解のコンチェルト」(双子)
中央&東「騎士と信義のコンチェルト」(カイン)
E専門店シリーズ
東&北「銀宿る卵屋のファンタジア」
北&南「妄念眠る宿屋のファンタジア」
西&中央「夢守る曲技団のファンタジア」
中央&西「軌跡記す本屋のファンタジア」(アーサー)
南&東「昔日届く工匠のファンタジア」(レノックス)
F季節イベ
エイプリルフール
2020「青春と花嵐のノスタルジー」
2021「パラドックスロイド」
2022「月花妖異譚」
2023「シーローバースクアーマ」
ワルプルギス 2020「泡沫の夜の魔法にかけられて」
(フィガロ他)
2021「天空の宴に春を招いて」
2022「硝煙に捧ぐ宴のテソーロ」
ジューンブライド 2020「花咲く森に真実の愛を」
2021「ローレライの涙は湖に溶けて」
2022「花雨をシェリーと見上げて」
西&北「音楽家と狂騒のコンチェルト」(ラスティカ)
南&中央「生徒と別れのコンチェルト」(ルチルとミチル)
東&西「呪い屋と孤月のコンチェルト」(ファウスト)
北&南「占い師と雪解のコンチェルト」(双子)
中央&東「騎士と信義のコンチェルト」(カイン)
E専門店シリーズ
東&北「銀宿る卵屋のファンタジア」
北&南「妄念眠る宿屋のファンタジア」
西&中央「夢守る曲技団のファンタジア」
中央&西「軌跡記す本屋のファンタジア」(アーサー)
南&東「昔日届く工匠のファンタジア」(レノックス)
F季節イベ
エイプリルフール
2020「青春と花嵐のノスタルジー」
2021「パラドックスロイド」
2022「月花妖異譚」
2023「シーローバースクアーマ」
ワルプルギス 2020「泡沫の夜の魔法にかけられて」
(フィガロ他)
2021「天空の宴に春を招いて」
2022「硝煙に捧ぐ宴のテソーロ」
ジューンブライド 2020「花咲く森に真実の愛を」
2021「ローレライの涙は湖に溶けて」
2022「花雨をシェリーと見上げて」
39 魔法使いの約束の軌跡1
これまで見てきたように、魔法使いの約束にもメインのストーリーとメインを深掘りするイベントストーリーがあります。さらにイベントストーリーにはシリーズ化されているものと通常の季節イベントがあります。なかでも外せないのがこの4つのシリーズです。
@はじめての訓練シリーズ
西「悪戯好きの仮面のエチュード」
北「孤高な盗賊のエチュード」
中央「神聖なる宝剣のエチュード」
南「雨宿りのカエルのエチュード」
東「哀愁の向日葵のエチュード」
A祝祭シリーズ(リリースはエチュードより先)
西 「欲望と祝祭のプレリュード」
中央 「正義と祝祭のプレリュード」
東 「奇跡と祝祭のプレリュード」
南 「親愛と祝祭のプレリュード」
北 「矜持と祝祭のプレリュード」
B依頼人シリーズ
北&東「純真な機織りのバラッド」
西&中央「夢抱く飛空士のバラッド」
中央&西「極光祈る犬使いのバラッド」
南&北「勇敢な開拓者のバラッド」
東&南「誇り高き狩人のバラッド」
C場所シリーズ
「慕情燃える海街のラプソディ」
「流星かける橋のラプソディ」
「祈り咲く雪街のラプソディ」
「花根付く診療所のラプソディ」
「夕陽笑む温室のラプソディ」
@はじめての訓練シリーズ
西「悪戯好きの仮面のエチュード」
北「孤高な盗賊のエチュード」
中央「神聖なる宝剣のエチュード」
南「雨宿りのカエルのエチュード」
東「哀愁の向日葵のエチュード」
A祝祭シリーズ(リリースはエチュードより先)
西 「欲望と祝祭のプレリュード」
中央 「正義と祝祭のプレリュード」
東 「奇跡と祝祭のプレリュード」
南 「親愛と祝祭のプレリュード」
北 「矜持と祝祭のプレリュード」
B依頼人シリーズ
北&東「純真な機織りのバラッド」
西&中央「夢抱く飛空士のバラッド」
中央&西「極光祈る犬使いのバラッド」
南&北「勇敢な開拓者のバラッド」
東&南「誇り高き狩人のバラッド」
C場所シリーズ
「慕情燃える海街のラプソディ」
「流星かける橋のラプソディ」
「祈り咲く雪街のラプソディ」
「花根付く診療所のラプソディ」
「夕陽笑む温室のラプソディ」
38 こぼれ話 古代生物
1.5部(1stアニバーサリー)には、鍵となる魔獣と宝剣が登場します。簡単に元になった伝説上の生き物の容姿と宝剣についてご紹介。
海の魔獣、リヴァイアサンの出典は旧約聖書から。鋼のような鱗に覆われ鼻からは煙を口からは炎を出す巨大で獰猛な獣。かつてはクジラや魚、ワニの姿で描かれていましたが海蛇や竜の姿で描かれるのをよく見ます。
空の魔獣、バジリスク。元々は鶏冠をもつ蛇のような容姿をしていて、匂いだけでもヘビを殺し、馬上の者が体を突けば、その毒は槍を伝わり突いた者を馬もろとも殺せるほどでした。また姿を見ただけでも死をもたらす力があるとされました。
中世になり、文豪チョーサーがバシリコックと称してからはコカトリスとして伝えられるようになり、その容姿も「首から上と下肢は雄鶏、胴と翼はドラゴン、尾は蛇」といった複数の動物の特徴をもつものとして描かれるようになりました。
地の魔獣ミノタウロス。ギリシア神話に登場する牛頭人身の怪物です。かのヘラクレスにも捕獲するよう試練が与えられています。シノのエピソードは、ミノタウロスが迷宮に閉じ込められ、9年ごとに贄として7人の少年、7人の少女を与えられていたところ、自ら贄に志願したテーセウスに倒されるところから来ていると思われます。
カレトヴルッフは、ウェールズ語のアーサー(アルスル)が所持していた宝剣なのでつまりはエクスカリバーです。
※まほやく流 世界名作○場では、魔法使いの約束の元になっている原典のあらすじを紹介しています。
海の魔獣、リヴァイアサンの出典は旧約聖書から。鋼のような鱗に覆われ鼻からは煙を口からは炎を出す巨大で獰猛な獣。かつてはクジラや魚、ワニの姿で描かれていましたが海蛇や竜の姿で描かれるのをよく見ます。
空の魔獣、バジリスク。元々は鶏冠をもつ蛇のような容姿をしていて、匂いだけでもヘビを殺し、馬上の者が体を突けば、その毒は槍を伝わり突いた者を馬もろとも殺せるほどでした。また姿を見ただけでも死をもたらす力があるとされました。
中世になり、文豪チョーサーがバシリコックと称してからはコカトリスとして伝えられるようになり、その容姿も「首から上と下肢は雄鶏、胴と翼はドラゴン、尾は蛇」といった複数の動物の特徴をもつものとして描かれるようになりました。
地の魔獣ミノタウロス。ギリシア神話に登場する牛頭人身の怪物です。かのヘラクレスにも捕獲するよう試練が与えられています。シノのエピソードは、ミノタウロスが迷宮に閉じ込められ、9年ごとに贄として7人の少年、7人の少女を与えられていたところ、自ら贄に志願したテーセウスに倒されるところから来ていると思われます。
カレトヴルッフは、ウェールズ語のアーサー(アルスル)が所持していた宝剣なのでつまりはエクスカリバーです。
※まほやく流 世界名作○場では、魔法使いの約束の元になっている原典のあらすじを紹介しています。
37 メインストーリー1.5部見所
ネロとブラッドリーに限らずメインストーリー1.5部では、これまでに紹介してきたキャラクターの関係性がさらに深まるシーンが盛りこまれています。オズがはじめてアーサーに自分の魔力を委ねて労う言葉をかけ、これまで自分にはもう返せるものがないからと突き放していたレノックスにファウストは背中を預け、フィガロは弟子としてファウストの腕を信頼していることを示し、ミスラは強引に守ることではなく人に託すことを学び、ヒース
はシノに絶対にミノタウロスを仕留めて自分のもとに帰ってこいと主人としての威厳を見せ、リケとミチルは共同で試練を乗り越えます。
はシノに絶対にミノタウロスを仕留めて自分のもとに帰ってこいと主人としての威厳を見せ、リケとミチルは共同で試練を乗り越えます。
36 メインストーリー1.5部詳細
ファウストはオヴィシウスの場所をつきとめ、(夜は魔法を使えない)オズが物理攻撃で仕留めます。グランヴェル城のいばらの蔓も取り除かれました。ところが、カナリアを含め、目覚めた城の者は事件のことを覚えておらず、四カ国の使者も到着が遅れていました。そこでアーサーは事件のことを公にはしませんでした。
ネロは市場で買うのを迷っていた「幸運の指輪」がブラッドリーのもとに渡っているのを知りました。
ヒースによれば、幸運の指輪は黒い宝石は別名「影を歩く者たちの幸運の石」と呼ばれ、くすんでいる方が価値があるそうです。ブラッドリー曰く「日陰者の太陽」。持ち主が死なないように守ってくれるとされ、かつてブラッドリーは死にたくなければお前がその指輪を持っていて、俺のもとにもってこいとネロを鼓舞したことがありました。
ネロは市場で買うのを迷っていた「幸運の指輪」がブラッドリーのもとに渡っているのを知りました。
ヒースによれば、幸運の指輪は黒い宝石は別名「影を歩く者たちの幸運の石」と呼ばれ、くすんでいる方が価値があるそうです。ブラッドリー曰く「日陰者の太陽」。持ち主が死なないように守ってくれるとされ、かつてブラッドリーは死にたくなければお前がその指輪を持っていて、俺のもとにもってこいとネロを鼓舞したことがありました。
35 メインストーリー1.5部詳細
フィガロは魔獣との対決に備えて必要な物を既に揃えていましたが、足りないものもありました。そこで弟子だったファウストに荷物をあらためさせます。レノックスに護衛されたファウストが賢者の居場所をつきとめる間にアーサーとオズが媒介になるカレトヴルッフを取りに行くことになりました。オズは自らの血でアーサーの手に魔方陣を描きます。するとカレトヴルッフがその手におさまり、アーサーは怪我人を治療しなければならないフィガロにかわってリヴァイアサンの封印に向かいました。
ネロはバジリスクにとどめを刺し、ブラッドリーをシノたちの援軍に向かわせます。厄災の傷でブラッドリーは飛ばされてしまいますが、あわやというところで間に合い、ミノタウロスを仕留める花をシノに譲りました。
ネロはバジリスクにとどめを刺し、ブラッドリーをシノたちの援軍に向かわせます。厄災の傷でブラッドリーは飛ばされてしまいますが、あわやというところで間に合い、ミノタウロスを仕留める花をシノに譲りました。
34 メインストーリー1.5部詳細
城に残った魔法使いたちは、リヴァイアサンに立ち向かう組(ミスラ、フィガロ、ルチル、双子)と賢者を探す組(オズ、アーサー、ファウスト、レノックス)に分かれます。
フィガロはリヴァイアサンが水辺を自由に移動することを利用して、ミスラに空間の扉を開けさせます。リヴァイアサンを引き付ける役目はルチルが担いました。リヴァイアサンを海に連れて行くことに成功し、フィガロの竜巻とミスラの髑髏が作り出す氷の柱で挟み撃ちを試みますが海獣を仕留めることはできませんでした。ルチルに北の強い魔法使いであったことを言えないフィガロのためにスノウは咄嗟に茶番を演じます。
空中ではムルがバジリスクの酸の雨がいばらを溶かすことを突き止めました。中庭ではシノが一人でミノタウロスに立ち向かっていました。ミチル
からそのことを聞かされたヒースクリフは激怒し、リケとミチルと共にシノの元へ向かいます。立っているのもやっとの状態で、シノはたとえ自分が倒れて約束が守られなくてもヒースは普通の人間になれると告げます。それはヒースには到底受け入れがたいことでした。
その頃、城の前のいばらをどかそうとカインと奮闘していたオーエンはスカーレットの攻撃を受けて幼児化していました。戦闘中のカインは構うことができず、傷オーエンにケルベロスを差し向けられてお腹を噛まれ重傷を負ってしまいます。治せるのはフィガロだけです。クロエとオーエンが祈りながら助けを待つ間にラスティカは一人、スカーレットと闘います。
フィガロはリヴァイアサンが水辺を自由に移動することを利用して、ミスラに空間の扉を開けさせます。リヴァイアサンを引き付ける役目はルチルが担いました。リヴァイアサンを海に連れて行くことに成功し、フィガロの竜巻とミスラの髑髏が作り出す氷の柱で挟み撃ちを試みますが海獣を仕留めることはできませんでした。ルチルに北の強い魔法使いであったことを言えないフィガロのためにスノウは咄嗟に茶番を演じます。
空中ではムルがバジリスクの酸の雨がいばらを溶かすことを突き止めました。中庭ではシノが一人でミノタウロスに立ち向かっていました。ミチル
からそのことを聞かされたヒースクリフは激怒し、リケとミチルと共にシノの元へ向かいます。立っているのもやっとの状態で、シノはたとえ自分が倒れて約束が守られなくてもヒースは普通の人間になれると告げます。それはヒースには到底受け入れがたいことでした。
その頃、城の前のいばらをどかそうとカインと奮闘していたオーエンはスカーレットの攻撃を受けて幼児化していました。戦闘中のカインは構うことができず、傷オーエンにケルベロスを差し向けられてお腹を噛まれ重傷を負ってしまいます。治せるのはフィガロだけです。クロエとオーエンが祈りながら助けを待つ間にラスティカは一人、スカーレットと闘います。
33 メインストーリー1.5部詳細
オヴィシウスの狙いは、恋人のように慕っていた女性、ターリアを蘇らせることでした。スノウとホワイトの予言を信じたオヴィシウスは、333年の時を経てオズの気配を宿した強力な媒介を手に入れ、木の枝を5人の娘の姿に変えて地(ミノタウロス)、空(バジリスク)、海(リヴァイアサン)それぞれの魔獣の餌として与えました。一連の儀式により過去と次元がつながったことで、グランヴェル城は薔薇の蔓(と化したターリア)に覆われたのです。
魔法使いたちは協力して魔獣退治と賢者の奪還に臨みます。その過程を通してこれまで書いてきた絆がより深くなっていきます。
魔法使いたちは協力して魔獣退治と賢者の奪還に臨みます。その過程を通してこれまで書いてきた絆がより深くなっていきます。
32 メインストーリー1.5部詳細
アーサーはバルコニーでオーレオリンと同じ金髪の魔女に会います。娘は魔獣の供物にされた妹の復讐をするように頼んで息絶えました。同じ頃、
他の年少の魔法使い4人(ミチル、リケ、シノ、ヒース)は中庭の散歩に出ていました。
娘(魔女)たちは捕らわれていたオーレオリンの奪取に成功しました。
魔法が使えないオズに代わりカイン、アーサーが果敢に応戦します。そこにミスラも合流しました。
オーレオリンを追っていたカインが庭先に出るとオーエンに遭遇しました。ミスラは夢の森で出会った魔女バイオレットに隙をつかれてバルコニーに叩き落とされました。そこにはルチルとカナリアがいました。間一髪
のところでフィガロが駆け付けますが、バイオレットはリヴァイアサンを呼び込みます。
戦闘の気配は広間にいたレノックスやファウストにも伝わっていました。ファウストは中庭にいる生徒たちのことが気がかりでした。その4人のもとにはビリジアンがミノタウロスを放ちます。
空の上ではムルとシャイロックがシアンにバジリスクをけしかけられていました。シアンを説得しようとするネロをブラッドリーが援護します。
リヴァイアサン、バジリスク、ミノタウロスが揃ったことで、次元の扉が開き、グランヴェル城にいばらの蔓がとり巻いているところへクロエとラスティカが戻ってきました。城の外でも中でも賢者の魔法使い以外の人間たちは皆、眠りについてしまいました。この蔓によって賢者と魔法使いたちは城の中と外で分断され、さらに賢者がオヴィシウスに捕らわれてしまいます。
他の年少の魔法使い4人(ミチル、リケ、シノ、ヒース)は中庭の散歩に出ていました。
娘(魔女)たちは捕らわれていたオーレオリンの奪取に成功しました。
魔法が使えないオズに代わりカイン、アーサーが果敢に応戦します。そこにミスラも合流しました。
オーレオリンを追っていたカインが庭先に出るとオーエンに遭遇しました。ミスラは夢の森で出会った魔女バイオレットに隙をつかれてバルコニーに叩き落とされました。そこにはルチルとカナリアがいました。間一髪
のところでフィガロが駆け付けますが、バイオレットはリヴァイアサンを呼び込みます。
戦闘の気配は広間にいたレノックスやファウストにも伝わっていました。ファウストは中庭にいる生徒たちのことが気がかりでした。その4人のもとにはビリジアンがミノタウロスを放ちます。
空の上ではムルとシャイロックがシアンにバジリスクをけしかけられていました。シアンを説得しようとするネロをブラッドリーが援護します。
リヴァイアサン、バジリスク、ミノタウロスが揃ったことで、次元の扉が開き、グランヴェル城にいばらの蔓がとり巻いているところへクロエとラスティカが戻ってきました。城の外でも中でも賢者の魔法使い以外の人間たちは皆、眠りについてしまいました。この蔓によって賢者と魔法使いたちは城の中と外で分断され、さらに賢者がオヴィシウスに捕らわれてしまいます。
31 削除済
30 メインストーリー1.5部
五か国にはそれぞれテーマカラーがあるようで、中央は黄色、西は赤、北は紫、東は青、南は緑となっています。それぞれの国に、年齢と背丈の異なるオーレオリン、スカーレット、バイオレット、シアン、ビリジアンという名の娘が、名前のカラーリングに合わせた特徴的なアクセサリー等(オーレオリンはピアス、スカーレットはカクテルハット、バイオレットはチョーカー、シアンは手袋、ビリジアンはブローチ)をつけてあらわれました。ネロは、雨に濡れていたシアンに「幸運の指輪」にあやかって自分の水色の傘を渡します。
29 エチュードシリーズとはB
「宝剣のエチュード」
革命軍時代のアレクとファウストに憧れるリケの初任務。中央の国と東の国の魔法使いたちは、初代国王アレクがかつて革命時代に手にしていた宝剣、カレトヴルッフを魔術の媒介に使われないように聖堂から城の保管庫へ移すことに。宝剣の権威にしがみつき、魔法使いへの不信が根強い司祭の説得にアーサーは苦戦。ネロが提案した強硬手段とは?
魔法使いの約束リリース一周年を記念して作られた物語では、中央の国で、五か国和平会議が開かれることになりました。賢者の魔法使いも前日の晩餐会と式典に出ることになっていました。ところが、オヴィシウスという人形遣いがバジリスク、リヴァイアサン、ミノタウロスという魔獣を放って邪魔をします。宝剣カレトヴルッフはこのうちリヴァイアサンを封じるために使われることになります。
革命軍時代のアレクとファウストに憧れるリケの初任務。中央の国と東の国の魔法使いたちは、初代国王アレクがかつて革命時代に手にしていた宝剣、カレトヴルッフを魔術の媒介に使われないように聖堂から城の保管庫へ移すことに。宝剣の権威にしがみつき、魔法使いへの不信が根強い司祭の説得にアーサーは苦戦。ネロが提案した強硬手段とは?
魔法使いの約束リリース一周年を記念して作られた物語では、中央の国で、五か国和平会議が開かれることになりました。賢者の魔法使いも前日の晩餐会と式典に出ることになっていました。ところが、オヴィシウスという人形遣いがバジリスク、リヴァイアサン、ミノタウロスという魔獣を放って邪魔をします。宝剣カレトヴルッフはこのうちリヴァイアサンを封じるために使われることになります。
28 エチュードシリーズとはA
「カエルのエチュード」
南の兄弟を危険にさらすのを恐れる過保護なミスラら北の魔法使いを伴い、雨の止まない無人の村に向かう南の魔法使いたち。その正体はレノックスが放浪中に出会ったという魔法使いがとある「友人」のために作った動く庭。主のいない庭でブラッドリーが選んだ粋な弔いの方法とは?
※オーエンは帯同せず。
「向日葵のエチュード」
トビカゲリの事件後、ヒースクリフの実家から依頼され、東の国と南の国の魔法使いたちは向日葵畑が美しい村に向かうことに。怪異のために向日葵畑を焼こうとする村人に待ったをかける魔法つかいたち。怪異を起こしているのはファウストとレノックスの知り合いのようでー
南の兄弟を危険にさらすのを恐れる過保護なミスラら北の魔法使いを伴い、雨の止まない無人の村に向かう南の魔法使いたち。その正体はレノックスが放浪中に出会ったという魔法使いがとある「友人」のために作った動く庭。主のいない庭でブラッドリーが選んだ粋な弔いの方法とは?
※オーエンは帯同せず。
「向日葵のエチュード」
トビカゲリの事件後、ヒースクリフの実家から依頼され、東の国と南の国の魔法使いたちは向日葵畑が美しい村に向かうことに。怪異のために向日葵畑を焼こうとする村人に待ったをかける魔法つかいたち。怪異を起こしているのはファウストとレノックスの知り合いのようでー
27 エチュードシリーズとは
新しい魔法使いがそろい、トビカゲリが実体を持ち死者があばれる事態を収拾するまでは時間差があり、この間もまた事態の収拾後も、魔法使いたちは共同生活をしながらチームを組んで異変を解決する任務にでます。
今回は魔法舎の体制がととのう前からの初任務が書かれるエチュードの詳細をご紹介。
「仮面のエチュード」
魔法舎に来て間もない頃、西の国クロエの初任務を南の国の面々がサポート。国境の城に収蔵されていたはずの仮面が身近な人物に成りすまして動き回る怪異が発生。中央の国と西の国の外交処理に駆り出されてフィガロの交渉術とシャイロックの美意識が対立します。
「盗賊のエチュード」
任務の前、ブラッドリーは、五か国のなかで最もまとまりに欠ける北の国の教育役を押し付けられてしまいます。結局、刑期の短縮と盗賊団にいた元仲間(すなわちネロ)が見つかっても不問に付すことを条件に承諾しました。魔法舎のシャイロックのバーで説得を試みていると西の魔法使いたちが合流。その際、ブラッドリーはラスティカからカフスボタンをくすね
るのですが、「(欲しいのなら)喜んであげるよ」というような言葉をかけられ、矜持を奪われた形となって興をそがれて返してしまいます。
その後改めて協力を申し出るブラッドリーに賢者が与えたのは、中央と北の国境を往来する商人を襲う盗賊団のアジトを突き止め捕まえる任務でした。(※北の場合「任務」という言い方をすると面倒くさがるので、賢者はゲーム方式の訓練という体裁をとります)
無事盗賊のアジトを突き止めて、ラスティカは同一の品をブラッドリーに贈ります。ブラッドリーもラスティカの厚意を汲んで受け取りますが、贈られたり譲られたりすることよりも奪う(欲しいものは)自分で取りに行くことに重きを置いているので、カフスボタンは賢者に託されます。
今回は魔法舎の体制がととのう前からの初任務が書かれるエチュードの詳細をご紹介。
「仮面のエチュード」
魔法舎に来て間もない頃、西の国クロエの初任務を南の国の面々がサポート。国境の城に収蔵されていたはずの仮面が身近な人物に成りすまして動き回る怪異が発生。中央の国と西の国の外交処理に駆り出されてフィガロの交渉術とシャイロックの美意識が対立します。
「盗賊のエチュード」
任務の前、ブラッドリーは、五か国のなかで最もまとまりに欠ける北の国の教育役を押し付けられてしまいます。結局、刑期の短縮と盗賊団にいた元仲間(すなわちネロ)が見つかっても不問に付すことを条件に承諾しました。魔法舎のシャイロックのバーで説得を試みていると西の魔法使いたちが合流。その際、ブラッドリーはラスティカからカフスボタンをくすね
るのですが、「(欲しいのなら)喜んであげるよ」というような言葉をかけられ、矜持を奪われた形となって興をそがれて返してしまいます。
その後改めて協力を申し出るブラッドリーに賢者が与えたのは、中央と北の国境を往来する商人を襲う盗賊団のアジトを突き止め捕まえる任務でした。(※北の場合「任務」という言い方をすると面倒くさがるので、賢者はゲーム方式の訓練という体裁をとります)
無事盗賊のアジトを突き止めて、ラスティカは同一の品をブラッドリーに贈ります。ブラッドリーもラスティカの厚意を汲んで受け取りますが、贈られたり譲られたりすることよりも奪う(欲しいものは)自分で取りに行くことに重きを置いているので、カフスボタンは賢者に託されます。
26 北の祝祭
祝祭の最後を飾るのは北の国。双子にサポートを依頼されたオズは自分が魔法を使える時間を見積もって早朝に出発をするという条件をつけます。それは同時に「夜になればオズは魔法は使えない」という弱点の裏返しでもあります。オズに従わされることが気にくわない北の魔法使いたちは東の祝祭と打って変わって珍しく時間を守ります。
オズが天候が回復させる前に、賢者はミスラに連れられて空間の扉から北の国へ来てしまいます。極寒の北の大地は人間の賢者に容赦なく牙をむきます。朦朧とする意識の中、賢者はブラッドリーとミスラの会話を聞いてしまいます。夜まで祝祭を引き延ばし、オズを封印することが双子をのぞく北の魔法使いの狙いでした。オズが魔力を回復しないよう、ミスラは早めに賢者を引き離しておきたかったのです。
双子がかけつけ、先に来ていたオズをはじめ中央の面々に合流。吹雪もやみ晴れ間が見えてきました。計画を賢者が伝えようとすると、双子を除く北の魔法使いに阻まれます。
祝祭の場所に着くと、オーエンの体調が悪くなり、魔法使いたちは回復を待つことにします。オズがいくら魔力が強くてもここは北の国。一見愚かな行為のようでいてもその矜持は挫くことはできないとオズはホワイトに釘をさされます。呪鳥を食べた影響で血の気が失せていくのをオーエンは必死にこらえて時間稼ぎをします。ところが夕方になったところでミスラが我慢できなくなり、オズにも計画を知られてしまいました。
案の定、争いがはじまり、夜になると今度は三人(ブラッドリー、ミスラ、オーエン)が仲間割れを起こし、オーエンのケルベロスとミスラの髑髏の
ぶつかり合いが北の精霊たちを刺激してしまいます。
魔法使いが精霊を召還するのではなく、逆に精霊に呼ばれてしまい、賢者と北の魔法使いたちは古代の神殿に取り込まれてしまいました。そこで、ミスラが扉で空間をつなげることにします。あわやと思われたところでオズが出迎え脱出に成功すると夜が明けていました。
何とか北の祝祭が始まります。
オズが天候が回復させる前に、賢者はミスラに連れられて空間の扉から北の国へ来てしまいます。極寒の北の大地は人間の賢者に容赦なく牙をむきます。朦朧とする意識の中、賢者はブラッドリーとミスラの会話を聞いてしまいます。夜まで祝祭を引き延ばし、オズを封印することが双子をのぞく北の魔法使いの狙いでした。オズが魔力を回復しないよう、ミスラは早めに賢者を引き離しておきたかったのです。
双子がかけつけ、先に来ていたオズをはじめ中央の面々に合流。吹雪もやみ晴れ間が見えてきました。計画を賢者が伝えようとすると、双子を除く北の魔法使いに阻まれます。
祝祭の場所に着くと、オーエンの体調が悪くなり、魔法使いたちは回復を待つことにします。オズがいくら魔力が強くてもここは北の国。一見愚かな行為のようでいてもその矜持は挫くことはできないとオズはホワイトに釘をさされます。呪鳥を食べた影響で血の気が失せていくのをオーエンは必死にこらえて時間稼ぎをします。ところが夕方になったところでミスラが我慢できなくなり、オズにも計画を知られてしまいました。
案の定、争いがはじまり、夜になると今度は三人(ブラッドリー、ミスラ、オーエン)が仲間割れを起こし、オーエンのケルベロスとミスラの髑髏の
ぶつかり合いが北の精霊たちを刺激してしまいます。
魔法使いが精霊を召還するのではなく、逆に精霊に呼ばれてしまい、賢者と北の魔法使いたちは古代の神殿に取り込まれてしまいました。そこで、ミスラが扉で空間をつなげることにします。あわやと思われたところでオズが出迎え脱出に成功すると夜が明けていました。
何とか北の祝祭が始まります。
25 南の祝祭
祝祭は若い魔法使いたちにとって成長の機会でもあります。
かけがえのないものを探す旅にミチルは心を躍らせます。
フローレス兄弟を気遣って魔法使いたちはそれぞれに旅のともになるような物を貸し出します。ミスラはルチルにお守りとして鳥の死骸で作られた笛を与えました。賢者もレノックスの箒にまたがって南の太古の神殿がある場所までの旅に同行します。祝祭のサポートにあたるのは西の魔法使いたち。
途中、村の住人たちに地上から助けを求められます。狼のような獣に家畜を食べられる被害にあっているというのです。村には西の魔法使いたちがとどまることになり、南の魔法使いたちは先に太古の神殿に向かうことに。
夜、野営をしているとレノックスの羊が夜盗に狙われます。さらに夜盗が持っていた袋から見たことのない白い生き物が出てきました。弱っていたところをミチルは介抱し、ムウムウと名付けて太古の神殿近くの住まいまで連れていくことにします。目的地付近でムウムウが穴に落ちてしまいますが、ルチルの魔法で後を追い、ムウムウの家族に会うことができました。ミチルはムウムウを家族のもとに残し、無事に祝祭を行います。リケへのお土産にムウムウの家のそばになっていた甘酸っぱい木の実をガラス瓶に入れていざ魔法舎へ。賢者は旅の思い出に双子にもらったステンドグラスの栞に星空を映します。
かけがえのないものを探す旅にミチルは心を躍らせます。
フローレス兄弟を気遣って魔法使いたちはそれぞれに旅のともになるような物を貸し出します。ミスラはルチルにお守りとして鳥の死骸で作られた笛を与えました。賢者もレノックスの箒にまたがって南の太古の神殿がある場所までの旅に同行します。祝祭のサポートにあたるのは西の魔法使いたち。
途中、村の住人たちに地上から助けを求められます。狼のような獣に家畜を食べられる被害にあっているというのです。村には西の魔法使いたちがとどまることになり、南の魔法使いたちは先に太古の神殿に向かうことに。
夜、野営をしているとレノックスの羊が夜盗に狙われます。さらに夜盗が持っていた袋から見たことのない白い生き物が出てきました。弱っていたところをミチルは介抱し、ムウムウと名付けて太古の神殿近くの住まいまで連れていくことにします。目的地付近でムウムウが穴に落ちてしまいますが、ルチルの魔法で後を追い、ムウムウの家族に会うことができました。ミチルはムウムウを家族のもとに残し、無事に祝祭を行います。リケへのお土産にムウムウの家のそばになっていた甘酸っぱい木の実をガラス瓶に入れていざ魔法舎へ。賢者は旅の思い出に双子にもらったステンドグラスの栞に星空を映します。
24 東の祝祭
東の古代の神殿がある場所は、魔法使いが行ったきり戻ってこないという曰くつきの村です。向かうのは孤独を好む東の国と、強さが全ての北の国の魔法使いたち。先に東の国の面々が調査に入ると、村には異臭や音で魔法使いを惑わせる異様な気配が。ファウストはこの村で魔法使い狩りが行われていることを感じ取ります。ネロは箒の残骸を見つけました。危険を感じた年長組はシノ、ヒース、賢者を待機させてさらに調査を進めます。
一方、シノたちはケガをした少年、ザシャを追って教会へ。教会には村民が崇める青年像がありました。ザシャはヒースの顔立ちが像と似ていることに驚いていました。
魔法使いに対する偏見も色濃い東の国の偏狭の村。都市部から離れた世情にうとい環境で、石化した魔法使いの青年、近づき過ぎた月がもたらす災禍、池に棲む魚が結びついて、青年像がもたらす厄災を避けるために、池に棲む魚に魔法使いを放って(村人の頭の中では青年像=魚=大いなる厄災に)その石を捧げるというおぞましい事態になっていたのです。
村人たちは賢者の魔法使いの存在を知らず、自分たちが世界を守っていると頑なに信じていました。歪な奇跡の役回りから村人たちを解放して祝祭を行うためには、池に潜んでいる巨大化した魚を退治しなければなりません。
教会では、シノたちがザシャの説得を試みますが、ザシャは聞く耳を持たないどころか襲いかかり、攻撃を受けたヒースに厄災の傷があらわれます。
ようやく北の魔法使いたちが合流したものの、池の怪魚(レモラ)は多頭化して水源を移動する厄介な生態をもっていました。教会にも魔の手は容赦なく忍び寄りますが、ファウストたちが助けにかけつけます。
一方、シノたちはケガをした少年、ザシャを追って教会へ。教会には村民が崇める青年像がありました。ザシャはヒースの顔立ちが像と似ていることに驚いていました。
魔法使いに対する偏見も色濃い東の国の偏狭の村。都市部から離れた世情にうとい環境で、石化した魔法使いの青年、近づき過ぎた月がもたらす災禍、池に棲む魚が結びついて、青年像がもたらす厄災を避けるために、池に棲む魚に魔法使いを放って(村人の頭の中では青年像=魚=大いなる厄災に)その石を捧げるというおぞましい事態になっていたのです。
村人たちは賢者の魔法使いの存在を知らず、自分たちが世界を守っていると頑なに信じていました。歪な奇跡の役回りから村人たちを解放して祝祭を行うためには、池に潜んでいる巨大化した魚を退治しなければなりません。
教会では、シノたちがザシャの説得を試みますが、ザシャは聞く耳を持たないどころか襲いかかり、攻撃を受けたヒースに厄災の傷があらわれます。
ようやく北の魔法使いたちが合流したものの、池の怪魚(レモラ)は多頭化して水源を移動する厄介な生態をもっていました。教会にも魔の手は容赦なく忍び寄りますが、ファウストたちが助けにかけつけます。
23 中央の祝祭
中央の祝祭時、サポートに入ったのはフィガロ率いる南の魔法使いでした。冒険を好む中央の魔法使いたちをルチルやミチルは心配します。一行はオズの魔法で、旅人が行方不明になっているという噂があるメサの都に飛びました。どこからか板琴の音色が聞こえます。オズは魔法で砂漠に埋まっていた遺跡を掘り起こしました。都が滅んだ理由が天災だと思っているアーサーに自分の過去の過ちを告げられないオズ。精霊を蘇らせるのと同時に、メサの人々の霊を鎮めることが今回の祝祭の目的です。
南の魔法使いを残して中央組を遺跡に送り出したフィガロは、後を追う賢者に「他の人のいない場で事情を話せ」というオズへの伝言を託します。オズの周りをメサの人々の怨念(亡霊)がとり巻きはじめました。先を行くアーサーやカインの前にはかつての賑やかな街の風景とそこに生きる人々の姿が現れました。幻影のなかには板琴を弾く吟遊詩人の姿もありました。詩人は精霊の王(オズ)の怒りに触れてメサの街が滅ぼされることを警告。しかし人々は取り合おうとしません。そればかりか都に住む魔法使いたちを虐げていました。古代都市の繁栄の源もマナ石にあったのです。そして一年の猶予期間が終わりメサの都は滅ぼされてしまいました。
遺跡は再び砂に戻ります。亡霊の怨念が砂塵嵐を引き起こしました。アーサーを巻き込み、さらにカインを巻き込もうとしたところで南の兄弟が助けにきます。砂は蛇のような竜のような怪物の形をとって無数に襲ってきました。そこにオズがリケを伴って現れました。
砂嵐の中からオズはカインとアーサーを救い出します。怒りに震えるオズをアーサーが言醒めて祝祭を執り行うことにします。
南の魔法使いを残して中央組を遺跡に送り出したフィガロは、後を追う賢者に「他の人のいない場で事情を話せ」というオズへの伝言を託します。オズの周りをメサの人々の怨念(亡霊)がとり巻きはじめました。先を行くアーサーやカインの前にはかつての賑やかな街の風景とそこに生きる人々の姿が現れました。幻影のなかには板琴を弾く吟遊詩人の姿もありました。詩人は精霊の王(オズ)の怒りに触れてメサの街が滅ぼされることを警告。しかし人々は取り合おうとしません。そればかりか都に住む魔法使いたちを虐げていました。古代都市の繁栄の源もマナ石にあったのです。そして一年の猶予期間が終わりメサの都は滅ぼされてしまいました。
遺跡は再び砂に戻ります。亡霊の怨念が砂塵嵐を引き起こしました。アーサーを巻き込み、さらにカインを巻き込もうとしたところで南の兄弟が助けにきます。砂は蛇のような竜のような怪物の形をとって無数に襲ってきました。そこにオズがリケを伴って現れました。
砂嵐の中からオズはカインとアーサーを救い出します。怒りに震えるオズをアーサーが言醒めて祝祭を執り行うことにします。
22 賢者の書(1st)より 西の祝祭
太古の神殿を蘇らせるべく、賢者たちがまず向かったのは西の国の豊かの街でした。精霊の気質に合わせるために、祝祭は神殿のある国の魔法使いたちが主体になって執り行うことに。
神殿があった場所は、天空離宮と呼ばれる建物が立ち、西の国の王家の親戚筋にあたるアントニオ伯爵が所有していました。ラスティカはかつてアントニオに会ったことがありましたが、当のアントニオは歳を重ねてすっかりそのことを忘れていました。(400年以上生きるラスティカと人間の私たちとでは時間の感覚にそれだけの開きがあるのです)さらに賢者まで侮辱されたことで、サポートに来ていた東の魔法使いたちを怒らせることになり、計画は暗礁に乗り上げるかに見えましたが、大いなる厄災の影響で実体化し、天空離宮のカジノを研究対象にしていた欠片のムルが窮地を救うことにー実は天空離宮には大いなる厄災の影響で不完全ながらも蘇ったファゴルタという妖精が取りついており、豊かな者と貧しい者との間で幸運の均衡がおかしくなっていたのです。アントニオたちが賭け事に溺れ冷淡なふるまいをするようになったのもそれで説明がつきます。一方、西の国の最年少の魔法使いであるクロエは天空離宮で見かけた「家なし魔女」と呼ばれる少女のことが気がかりでした。かつては泡の街の路上で暮らしていた彼女はわずかな魔力で指に炎をともすことを見世物にしていました。西の国ではそれが魔法使いとして正直に生きていく方法だったのです。
太古の神殿を蘇らせて祝祭を行うためにも、まずはファゴルタの気配を消すことにした西の魔法使いは二手に分かれ、ムルがアントニオとギャンブルをし、クロエとラスティカは家なし魔女のもとに向かいます。手ごわいアントニオについにはシャイロックの酒場まで賭けの対象にされてしまいます。そこで形成逆転の一手としてムルは欠片を飲み込みます。
神殿があった場所は、天空離宮と呼ばれる建物が立ち、西の国の王家の親戚筋にあたるアントニオ伯爵が所有していました。ラスティカはかつてアントニオに会ったことがありましたが、当のアントニオは歳を重ねてすっかりそのことを忘れていました。(400年以上生きるラスティカと人間の私たちとでは時間の感覚にそれだけの開きがあるのです)さらに賢者まで侮辱されたことで、サポートに来ていた東の魔法使いたちを怒らせることになり、計画は暗礁に乗り上げるかに見えましたが、大いなる厄災の影響で実体化し、天空離宮のカジノを研究対象にしていた欠片のムルが窮地を救うことにー実は天空離宮には大いなる厄災の影響で不完全ながらも蘇ったファゴルタという妖精が取りついており、豊かな者と貧しい者との間で幸運の均衡がおかしくなっていたのです。アントニオたちが賭け事に溺れ冷淡なふるまいをするようになったのもそれで説明がつきます。一方、西の国の最年少の魔法使いであるクロエは天空離宮で見かけた「家なし魔女」と呼ばれる少女のことが気がかりでした。かつては泡の街の路上で暮らしていた彼女はわずかな魔力で指に炎をともすことを見世物にしていました。西の国ではそれが魔法使いとして正直に生きていく方法だったのです。
太古の神殿を蘇らせて祝祭を行うためにも、まずはファゴルタの気配を消すことにした西の魔法使いは二手に分かれ、ムルがアントニオとギャンブルをし、クロエとラスティカは家なし魔女のもとに向かいます。手ごわいアントニオについにはシャイロックの酒場まで賭けの対象にされてしまいます。そこで形成逆転の一手としてムルは欠片を飲み込みます。
21 イベントストーリー 祝祭
賢者のもとには、今回の大いなる厄災の影響で大陸各地で起きている怪異
を解決してほしいという依頼が正式に舞い込むようになっていました。
かといって依頼のひとつひとつに応えていてはとてもさばききれません。
そこで、西の国、中央の国、東の国、南の国、北の国と順にそれぞれの太古
の神殿を蘇らせる儀式を行い、元々その土地に根付いていた精霊を眠りから起こして従わせ厄災の影響を弱めることにします。
を解決してほしいという依頼が正式に舞い込むようになっていました。
かといって依頼のひとつひとつに応えていてはとてもさばききれません。
そこで、西の国、中央の国、東の国、南の国、北の国と順にそれぞれの太古
の神殿を蘇らせる儀式を行い、元々その土地に根付いていた精霊を眠りから起こして従わせ厄災の影響を弱めることにします。
20 メインストーリー一部
ニコラスは命こそ助かりましたが、当人は鳥のような姿に変わってしまいます。月を近づけるには生きた人間が犠牲になる必要がありました。ところが心あるニコラスにはそれが出来ず、死体を贄としたためにトビカゲリという鳥が実体化し、死者が中央の国の街を跋扈しはじめます。
ネロを伴って自分が奪った宝を取り返そうと月蝕の館を訪れていたブラッドリーはトビカゲリと対峙します。二人はトビカゲリを街の方へ追い出しました。カイン、シノ、ヒースが死者をくいとめる間にアーサーはトビカゲリを陽動し、西の魔法使いも加勢します。(以下ノーヴァについて含むので、物語を一部はしょります)21人の魔法使いたちの力を結集させて事件は収拾しました。ニコラスも東の国から戻ったファウストの手で灰にされました。
黒幕と思われるノーヴァもミスラによりマグマ溜まりに消えました。戦いの最中、恐怖を感じると黒豹になるというヒースの厄災の傷が明らかになりますが、シノはその場にいたカインと獣の心が理解できるオーエンを除いてそのことを話しませんでした。
ネロを伴って自分が奪った宝を取り返そうと月蝕の館を訪れていたブラッドリーはトビカゲリと対峙します。二人はトビカゲリを街の方へ追い出しました。カイン、シノ、ヒースが死者をくいとめる間にアーサーはトビカゲリを陽動し、西の魔法使いも加勢します。(以下ノーヴァについて含むので、物語を一部はしょります)21人の魔法使いたちの力を結集させて事件は収拾しました。ニコラスも東の国から戻ったファウストの手で灰にされました。
黒幕と思われるノーヴァもミスラによりマグマ溜まりに消えました。戦いの最中、恐怖を感じると黒豹になるというヒースの厄災の傷が明らかになりますが、シノはその場にいたカインと獣の心が理解できるオーエンを除いてそのことを話しませんでした。
19 これまでの物語
リケは終末教団の司祭(との約束)の影響で自らを「神の使徒」と呼び、(選ばれた者のみに備わる)魔法の力は人々のために使うべきと考えています。教団での暮らしは客観的に見ると決して恵まれたものとはいえません。食べられる物も限られており、ネロに出会うまでリケは温かい食事に触れたことがありませんでした。また普段も檻のような小部屋(いわば大きな鳥かご)で衆人環視のもとで暮らしていました。おまけに司祭は魔法使いを惑わせる「崩壊石」でリケの力を引き出し、魔法使いが心で魔法を使うことをいいように利用しているようにも思われます。
18 メインストーリー一部
そんな時、ニコラスがバルコニーから飛び下り事件が起きます。実は、ニコラスこそが月(大いなる厄災)を召喚した人物でした。ニコラスはカインに負けた後で西の国で魔法科学を修めて帰国し、魔法科学兵団団長になりました。魔法使いを嫌悪するような発言の裏では魔法使いへの憧れており、月蝕の館で召喚の儀式に手を染めました。この世界では人間として生まれた者が魔法使いになることはありません。そのニコラスの入り組んだ感情を利用したのがノーヴァという人物です。カインと東の若い魔法使いはカインに左目を返そうとしたオーエンを治療中、そのことを聞かされます。オーエンは大いなる厄災と戦った影響で時折幼児のように振る舞います。幼児化した間のことを当人は覚えていない様子。そのためにニコラスの側にいたオーエンに責任がなすりつけられて魔法使いと人間の心は再び離れようとしていました。教団に戻ろうとするリケをネロは引き留めます。一方ファウストは夢が外に漏れ出すという厄災の傷を賢者から聞き、東の国に媒介を取りに行こうとします。その際、かつて師であったフィガロから彼の寿命が尽きようとしているという衝撃の事実を聞かされます。
17 メインストーリー一部
中央の国の王子アーサーは、大いなる厄災の影響を受けて意気消沈する国民の士気を高めるべく、パレードを行うことにします。クロエが用意した衣装の効果もあってパレードは盛況のうちに幕を閉じ、お城では晩餐会が開かれました。魔法科学兵団団長のニコラスは、厄災がもたらした甚大な被害は賢者の魔法使いが役目を果たさなかったからではないかという疑問を呈します。そこにオズが北の魔法使い(オーエン、ブラッドリー、ミスラ)を伴って現れたことで場の緊張はピークに達しました。ヴィンセントはオズに中央の塔の修復を依頼します。ところが大いなる厄災の影響を受けているオズは眠ってしまい、一人では修復することができません。
一方、東の国の魔法使いたちは、墓地からあらわれた巨大な鳥により塔が崩れたというシノが聞いた話をもとに墓地へ行きます。墓地は掘り返された跡がありましたが高価な埋葬品が奪われた様子はありませんでした。ここからファウストは厄災の力を借りて何らかの儀式が行われたのではないかと推測します。その答えは、珍しい魔法道具や学術的価値の高い資料(遺跡、遺品、美術品)などを保管した月蝕の館にありました。
一方、東の国の魔法使いたちは、墓地からあらわれた巨大な鳥により塔が崩れたというシノが聞いた話をもとに墓地へ行きます。墓地は掘り返された跡がありましたが高価な埋葬品が奪われた様子はありませんでした。ここからファウストは厄災の力を借りて何らかの儀式が行われたのではないかと推測します。その答えは、珍しい魔法道具や学術的価値の高い資料(遺跡、遺品、美術品)などを保管した月蝕の館にありました。
16 これまでの物語
クロエ.コリンズは西の国の泡の街という貧民街で育ちました。家業は仕立て屋です。魔法使いである彼は親からも姉からも忌み嫌われ、小部屋に隠されるようにして育ちました。そこに助けに現れたのがラスティカ.フェルチです。
ラスティカの弟子となったクロエですが、師匠には、出会った人を片っ端からいなくなった花嫁と思い込んで鳥かごに入れるという困った癖に加えて、金銭感覚にうとく、すぐ口車に乗ってお金や高価なものを差し出してしまうところがあります。年長組ほどではないにしろ長寿の魔法使いともなると時間の感覚にもうとくなる様子。一方で敵に一人で立ち向かうほどの魔力をもち、人や物の真価を見抜く頼もしさもラスティカにはあります。(祝祭や二部で詳細を取り上げる予定)貴族の出らしく、芸術にも造詣が深く鍵盤類をはじめ楽器の演奏を得意としています。
これまで魔法の面倒はラスティカが生活の面倒はクロエが見る形で二人で旅をしてきました。
賢者の魔法使いに選ばれてからは、正装をはじめクロエの作る服がストーリーを彩ってくれます。いつもさり気なく同行者に心を配ってくれるのがクロエの魅力です。
ラスティカの弟子となったクロエですが、師匠には、出会った人を片っ端からいなくなった花嫁と思い込んで鳥かごに入れるという困った癖に加えて、金銭感覚にうとく、すぐ口車に乗ってお金や高価なものを差し出してしまうところがあります。年長組ほどではないにしろ長寿の魔法使いともなると時間の感覚にもうとくなる様子。一方で敵に一人で立ち向かうほどの魔力をもち、人や物の真価を見抜く頼もしさもラスティカにはあります。(祝祭や二部で詳細を取り上げる予定)貴族の出らしく、芸術にも造詣が深く鍵盤類をはじめ楽器の演奏を得意としています。
これまで魔法の面倒はラスティカが生活の面倒はクロエが見る形で二人で旅をしてきました。
賢者の魔法使いに選ばれてからは、正装をはじめクロエの作る服がストーリーを彩ってくれます。いつもさり気なく同行者に心を配ってくれるのがクロエの魅力です。
15 これまでの物語
西の国の魔法使いの特長は、愛と刺激と芸術を好むことです。
ムル.ハートは優秀な学者でした。優秀であるが故に彼が研究対象としたものこそ月(大いなる厄災)でした。その代償として一度彼の魂は砕け散ってしまいます。今のムルは欠片をシャイロックがつなぎとめたものです。
欠片とはいえ、賢者が一番最初に会う魔法使いこそムルなのです。好奇心の塊であるところは今も変わりませんが、不用意な言動が目立ちシャイロックをやきもきさせます。
シャイロック.ベネットは西の国で魔法使い専門の酒場(ベネットの酒場)を開いています。元は貴族の出で王室にワインを献上していた頃もありました。大いなる厄災の影響で不定期に心臓が燃えます。意外と負けず嫌いでマイペースなところがあります。地元を愛する一方で魔法科学の影響で日々景観が変わっていくことを憂いています。彼がキセルをくゆらせ始めたら彼の美意識に反する行いをしていないか顧みる必要がありそうです。
ムル.ハートは優秀な学者でした。優秀であるが故に彼が研究対象としたものこそ月(大いなる厄災)でした。その代償として一度彼の魂は砕け散ってしまいます。今のムルは欠片をシャイロックがつなぎとめたものです。
欠片とはいえ、賢者が一番最初に会う魔法使いこそムルなのです。好奇心の塊であるところは今も変わりませんが、不用意な言動が目立ちシャイロックをやきもきさせます。
シャイロック.ベネットは西の国で魔法使い専門の酒場(ベネットの酒場)を開いています。元は貴族の出で王室にワインを献上していた頃もありました。大いなる厄災の影響で不定期に心臓が燃えます。意外と負けず嫌いでマイペースなところがあります。地元を愛する一方で魔法科学の影響で日々景観が変わっていくことを憂いています。彼がキセルをくゆらせ始めたら彼の美意識に反する行いをしていないか顧みる必要がありそうです。
14 これまでの物語
北の国の双子、スノウとホワイトはどの魔法使いよりも長く生き、オズとフィガロには師匠筋にあたります。
ホワイトはスノウが魂をつなぎとめているにすぎない幽霊です。双子はいつも一緒にいました。ところがムルの一言によってスノウは孤独を知りたくなり旅に出ることを望みました。ホワイトはそれを拒否。殺し合いともいえる喧嘩の果てにホワイトはスノウの返り討ちに遭ってしまうのです。何かと賢者や若い魔法使いを慰めてくれる双子ですが物語が進むにつれてホワイトの苦悩が濃くなります。
ホワイトはスノウが魂をつなぎとめているにすぎない幽霊です。双子はいつも一緒にいました。ところがムルの一言によってスノウは孤独を知りたくなり旅に出ることを望みました。ホワイトはそれを拒否。殺し合いともいえる喧嘩の果てにホワイトはスノウの返り討ちに遭ってしまうのです。何かと賢者や若い魔法使いを慰めてくれる双子ですが物語が進むにつれてホワイトの苦悩が濃くなります。
13 メインストーリー 一部
人間の中には魔法使いに友好的な者もいれば、その力を恐れる者もいます。
召還された賢者は、人間たちに誘拐されそうになったところをカインとヒースクリフに救われました。
厄災との戦いは初陣だったヒースクリフを気にかけて大怪我を負ったファウストを助けたいというヒースクリフの願いに応じる賢者を待っていたのは、この世界で最強の魔法使いオズでした。賢者に手を差し出すオズ。
(賢者には不思議な力があり、魔法使いを信じてその手を握ると、魔力が回復することがあります)
ファウストは助かりましたがその顔は晴れませんでした。一方、カインはオズに賢者の魔法使いを束ねるように頼みますが相手にされません。
夜。元の世界(東京)に戻ることを望む賢者を双子の魔法使いスノウとホワイトは図書室に連れ出します。
図書室には歴代の賢者が残した「賢者の書」が収められていました。その中で日本語で書かれた本を手に取ると、先代の賢者は中央の国の王子アーサーと仲が良く、彼が賢者が元の世界に戻る方法を探しているという記述に一縷の希望を見出します。
召還された賢者は、人間たちに誘拐されそうになったところをカインとヒースクリフに救われました。
厄災との戦いは初陣だったヒースクリフを気にかけて大怪我を負ったファウストを助けたいというヒースクリフの願いに応じる賢者を待っていたのは、この世界で最強の魔法使いオズでした。賢者に手を差し出すオズ。
(賢者には不思議な力があり、魔法使いを信じてその手を握ると、魔力が回復することがあります)
ファウストは助かりましたがその顔は晴れませんでした。一方、カインはオズに賢者の魔法使いを束ねるように頼みますが相手にされません。
夜。元の世界(東京)に戻ることを望む賢者を双子の魔法使いスノウとホワイトは図書室に連れ出します。
図書室には歴代の賢者が残した「賢者の書」が収められていました。その中で日本語で書かれた本を手に取ると、先代の賢者は中央の国の王子アーサーと仲が良く、彼が賢者が元の世界に戻る方法を探しているという記述に一縷の希望を見出します。
12 これまでの物語
魔法使いは心で魔法を使いますが、北の魔法使い、オーエンだけは人の悪意や孤独、嘘(人に隠している本音や秘密)などを源にします。
中央の国の魔法使い、カインは母親から魔法使いであることを隠すように言われて育ちました。騎士団長のニコラスに憧れて剣の腕を磨き、御前試合に勝利して遂に騎士団長の職を得ますが、そこにオーエンが現れました。仲間を守るためにカインは魔法を使い、職を解かれてしまいます。まるで置き土産のようにオーエンは自分の左目とカインの左目を交換して去ります。その後、カインは賢者の魔法使いとしてヒースやファウストと共に闘い、触れないと相手に見えないという傷を負います。
中央の国の魔法使い、カインは母親から魔法使いであることを隠すように言われて育ちました。騎士団長のニコラスに憧れて剣の腕を磨き、御前試合に勝利して遂に騎士団長の職を得ますが、そこにオーエンが現れました。仲間を守るためにカインは魔法を使い、職を解かれてしまいます。まるで置き土産のようにオーエンは自分の左目とカインの左目を交換して去ります。その後、カインは賢者の魔法使いとしてヒースやファウストと共に闘い、触れないと相手に見えないという傷を負います。
11 これまでの物語
ミスラは北の国の死の湖で、船で死体を運搬する仕事をしていました。
ミスラの魔法の師匠が南の兄弟の母親であるチレッタでした。魔道具の髑髏も元々はチレッタの物です。丁寧な物腰と獣性の両面をもち、扉を開けて空間と空間をつなげる魔法は魔法使いたちから重宝されますが、普段は何を考えているのかつかめません。
ミスラの魔法の師匠が南の兄弟の母親であるチレッタでした。魔道具の髑髏も元々はチレッタの物です。丁寧な物腰と獣性の両面をもち、扉を開けて空間と空間をつなげる魔法は魔法使いたちから重宝されますが、普段は何を考えているのかつかめません。
10 これまでの物語
フィガロは元はオズより長く生きている北の国の魔法使い(雪崩に襲われた故郷でひとり生き延び、双子に見つけられました)で、アーサーのこともよく知っていました。本来の彼は交渉力に長け、目的のために妨げとなる者は容赦なく切り捨てる冷酷さも持ち合わせていますが、南の兄弟(ルチルとミチル)と行動を共にするときは「魔力は弱いが優しい南の国の青年医師」の振りをしています。
ルチルとミチルは元は北の大魔女だったチレッタの息子です。実はフィガロは双子(スノウとホワイト)からチレッタが次に産む子が南の魔法使いを全滅させると告げられていましたが、ミチルにはそのことを伝えず、故に強い魔法を教えることを避けていました。
ルチルはミチルが生まれたとき、自分の魔力を半分渡しました。既に父親を亡くし、さらに母親まで亡くしたことで心細くしていたところに支えとしていた魔法使いがいました。それが北の国でオズに次ぐ魔力をもつミスラです。
ルチルとミチルは元は北の大魔女だったチレッタの息子です。実はフィガロは双子(スノウとホワイト)からチレッタが次に産む子が南の魔法使いを全滅させると告げられていましたが、ミチルにはそのことを伝えず、故に強い魔法を教えることを避けていました。
ルチルはミチルが生まれたとき、自分の魔力を半分渡しました。既に父親を亡くし、さらに母親まで亡くしたことで心細くしていたところに支えとしていた魔法使いがいました。それが北の国でオズに次ぐ魔力をもつミスラです。
9 これまでの物語
ネロは東の国で料理屋をしていたところを召喚されました。かつては北の魔法使い、ブラッドリーの盗賊団で「血の料理人」とあだ名されていました。オズが世界支配をやめた後、それに継ぐ存在として名をはせていたのが「死の盗賊団」の首領、ブラッドリーでした。
ある日、北の王家に貢物をする中央の商団を狙って彼はネロを待っていました。ところが約束の時間になってもネロは現れず、代わりにやって来た双子と中央の国と距離を取っているはずのフィガロによって収監されてしまいます。今から150年ほど前、東の国の雨の街では罪のない市民が六人の魔法使いによって惨殺されるというおぞましい事件が起きていました。魔法使いに対する人間の怒りを鎮めて良好な関係を築くためにブラッドリーは都合がよかったのです。魔法使いが約束を破ると魔力を失うことを利用して、彼は「逃げない」ことを誓わされ、賢者の魔法使いに選ばれた現在は双子の監視のもとで奉仕活動に従事しています。
ある日、北の王家に貢物をする中央の商団を狙って彼はネロを待っていました。ところが約束の時間になってもネロは現れず、代わりにやって来た双子と中央の国と距離を取っているはずのフィガロによって収監されてしまいます。今から150年ほど前、東の国の雨の街では罪のない市民が六人の魔法使いによって惨殺されるというおぞましい事件が起きていました。魔法使いに対する人間の怒りを鎮めて良好な関係を築くためにブラッドリーは都合がよかったのです。魔法使いが約束を破ると魔力を失うことを利用して、彼は「逃げない」ことを誓わされ、賢者の魔法使いに選ばれた現在は双子の監視のもとで奉仕活動に従事しています。
8 これまでの物語
シノは元々孤児でしたがブランシェット家に庭番として雇われ、今は東の国のシャーウッドの森の管理も任されています。ブランシェット家はシノにとって居場所と役割、魔法使いとしての誇りや意義を与えてくれた大事な存在でした。容姿も頭も良いヒースクリフはシノの自慢の存在でしたが、当人は自分に自信が持てず、シノをやきもきさせていました。ヒースの態度はひいては同じ魔法使いであるシノのことも否定しているようにシノは感じていました。魔力が強いこともあり、手柄を求めて勝ち急ぐシノの行動の裏にはヒースクリフへの熱い思いがあるのです。
7 これまでの物語
アレクが人間を、ファウストが魔法使いたちをそれぞれまとめて作戦は上手く進行しているかに見えました。ところが勝利を目前に突然フィガロが戦線を離脱してしまい、風向きが変わります。
突如アレクは心変わりをし、魔法使いたちを処刑してしまいます。レノッ
クスはファウストを火炙りから救おうとしました。レノックスの魔道具はファウストが閉じ込められていた檻の鍵だったのです。しかし火あぶりの直前までファウストは親友であるアレクを信じ続けました。ファウストは仲間を守れなかった責任を感じてレノックスのもとを去り、以後レノックスは南の国に落ち着くまで各地を放浪していたのでした。その後、アレクは自らの名を冠したグランヴェル朝の初代国王になります。その裏で多くの魔法使いが処刑されたことは公にはされませんでした。そればかりでなく、ファウストはアレクと共に建国に尽力した英雄として祭り上げられてしまったのです。
ファウストは東の国に引きこもり、呪い屋を始めました。やがて賢者の魔法使いとして召喚され、ヒースクリフと師匠であるジャックという名の魔法使いに出会います。厄災戦でジャックは命を落としました。
魔法使いは約束を破るとその魔力を失います。魔力の弱いジャックは何も
知らない弟子に「互いを守る」と約束させていました。ヒースクリフと新しく召喚された東の魔法使い、シノも例外ではありません。
突如アレクは心変わりをし、魔法使いたちを処刑してしまいます。レノッ
クスはファウストを火炙りから救おうとしました。レノックスの魔道具はファウストが閉じ込められていた檻の鍵だったのです。しかし火あぶりの直前までファウストは親友であるアレクを信じ続けました。ファウストは仲間を守れなかった責任を感じてレノックスのもとを去り、以後レノックスは南の国に落ち着くまで各地を放浪していたのでした。その後、アレクは自らの名を冠したグランヴェル朝の初代国王になります。その裏で多くの魔法使いが処刑されたことは公にはされませんでした。そればかりでなく、ファウストはアレクと共に建国に尽力した英雄として祭り上げられてしまったのです。
ファウストは東の国に引きこもり、呪い屋を始めました。やがて賢者の魔法使いとして召喚され、ヒースクリフと師匠であるジャックという名の魔法使いに出会います。厄災戦でジャックは命を落としました。
魔法使いは約束を破るとその魔力を失います。魔力の弱いジャックは何も
知らない弟子に「互いを守る」と約束させていました。ヒースクリフと新しく召喚された東の魔法使い、シノも例外ではありません。
6 これまでの物語
魔法使いの中でも最強と恐れられているオズ。かつては兄弟子のフィガロとともに世界の半分を手中に収めたと言われています。
北の国の城でひっそりと暮らしていたオズはある日、一人の少年を拾います。それが中央の国の王子、アーサーでした。魔法使いとして生まれた故にあろうことか、偏見を受けることを恐れた実の母親である王妃によって4歳にして捨てられてしまったのです。
魔法使いは、石になってしまった他の魔法使いを食べることによってその魔力を手に入れることができます。当初はオズもアーサーを石にするつもりでしたが、アーサーにとってオズは父親でもあり魔法の師匠でもありました。アーサーに魔道具の本を与えたのもオズでした。オズもアーサーの腕白さや
好奇心に戸惑いながらまんざらでもない様子。
時が流れアーサーも13歳になっていました。ついに王室から迎えが来ます。オズは自らの気分で天候さえも操ることができます。アーサーが帰ってしまってからというもの、ただでさえ厳しい北の国の天候は荒れに荒れ、冬の最中にいるようになってしまいました。それ以後二人が顔を合わせることはありませんでしたが、恐ろしい宿命がアーサーを待っていました。オズが北の国出身者にも関わらず中央の魔法使いとして召喚されたのはその宿命を逃れたかったからなのです。しかし無情にもアーサーは召喚されてしまったのでした。
時は遡ること約400年前、オズが支配をやめてしまった世界はすっかり荒れていました。レノックスは父親と共に炭鉱で働いていましたが、暴動が起き父親を亡くしてしまいました。そんなときファウストの噂を聞きつけ合流します。
ファウストはもともとは中央の国の出身者でした。彼は人間の幼馴染アレクと共に人間と魔法使いが手を取り合う理想の世界を築くために立ち上がりました。そしてアレクの思いに応えるためにファウストはフィガロに弟子入りを志願します。
北の国の城でひっそりと暮らしていたオズはある日、一人の少年を拾います。それが中央の国の王子、アーサーでした。魔法使いとして生まれた故にあろうことか、偏見を受けることを恐れた実の母親である王妃によって4歳にして捨てられてしまったのです。
魔法使いは、石になってしまった他の魔法使いを食べることによってその魔力を手に入れることができます。当初はオズもアーサーを石にするつもりでしたが、アーサーにとってオズは父親でもあり魔法の師匠でもありました。アーサーに魔道具の本を与えたのもオズでした。オズもアーサーの腕白さや
好奇心に戸惑いながらまんざらでもない様子。
時が流れアーサーも13歳になっていました。ついに王室から迎えが来ます。オズは自らの気分で天候さえも操ることができます。アーサーが帰ってしまってからというもの、ただでさえ厳しい北の国の天候は荒れに荒れ、冬の最中にいるようになってしまいました。それ以後二人が顔を合わせることはありませんでしたが、恐ろしい宿命がアーサーを待っていました。オズが北の国出身者にも関わらず中央の魔法使いとして召喚されたのはその宿命を逃れたかったからなのです。しかし無情にもアーサーは召喚されてしまったのでした。
時は遡ること約400年前、オズが支配をやめてしまった世界はすっかり荒れていました。レノックスは父親と共に炭鉱で働いていましたが、暴動が起き父親を亡くしてしまいました。そんなときファウストの噂を聞きつけ合流します。
ファウストはもともとは中央の国の出身者でした。彼は人間の幼馴染アレクと共に人間と魔法使いが手を取り合う理想の世界を築くために立ち上がりました。そしてアレクの思いに応えるためにファウストはフィガロに弟子入りを志願します。
5 賢者の書2よりC
ストーリーに関わる人間関係のまとめ
強い絆 オズとアーサー
縁ある二人 ミスラとルチル
因縁 オーエンとカイン
元相棒 ブラッドリーとネロ
年長者 フィガロと双子
元主従 ファウストとレノックス
幼馴染 ヒースクリフとシノ
愛憎 シャイロックとムル
師弟 ラスティカとクロエ
仲良し リケとミチル
強い絆 オズとアーサー
縁ある二人 ミスラとルチル
因縁 オーエンとカイン
元相棒 ブラッドリーとネロ
年長者 フィガロと双子
元主従 ファウストとレノックス
幼馴染 ヒースクリフとシノ
愛憎 シャイロックとムル
師弟 ラスティカとクロエ
仲良し リケとミチル
4 賢者の書2よりB
魔法使いは心で魔法を使います。魔法使いが使う呪文はそれぞれ違い、好きな言葉を唱え続けていると魔力が宿るそうです。
北の国
スノウ&ホワイト 「ノスコムニア」 人形
ミスラ 「アルシム」 水晶の髑髏/チレッタのおさがり
オーエン 「クーレ.メミニ」 トランク(ケルベロスを飼う)
「クアーレ.モリト」
ブラッドリー 「アドノポテンスム」銃
東の国
ファウスト 「サティルクナートムルクリード」鏡
ネロ 「アドノディスオムニス」 カトラリー
ヒースクリフ 「レプセヴァイヴルプスノス」 時計
シノ 「マッツァースディーパス」 大鎌
中央の国
オズ 「ヴォクスノク」 杖
アーサー 「パルノクタンニクスジオ」 本/オズから
カイン 「グラディアスプロセーラ」 剣
リケ 「サンレティアエディフ」 ランタン
南の国
フィガロ 「ポッシデオ」 オーブ
ルチル 「オルトニク.セトマオージェ」 羽ペン
ミチル 「オルトニク.セアルシスピルチェ」薬瓶
レノ 「フォーセタオ.メユーヴァ」 鍵
西の国
シャイロック 「インヴィーベル」 キセル
ムル 「エアニュー.ランブル」 指輪
ラスティカ 「アモレスト.ヴィエッセ」 鳥かご
クロエ 「スイスピシーボ.ヴォイティンゴーク」裁縫箱
魔法使いにできないこと
1死者を生き返らせる
2時間を巻き戻す
3無から有を生み出す
北の国
スノウ&ホワイト 「ノスコムニア」 人形
ミスラ 「アルシム」 水晶の髑髏/チレッタのおさがり
オーエン 「クーレ.メミニ」 トランク(ケルベロスを飼う)
「クアーレ.モリト」
ブラッドリー 「アドノポテンスム」銃
東の国
ファウスト 「サティルクナートムルクリード」鏡
ネロ 「アドノディスオムニス」 カトラリー
ヒースクリフ 「レプセヴァイヴルプスノス」 時計
シノ 「マッツァースディーパス」 大鎌
中央の国
オズ 「ヴォクスノク」 杖
アーサー 「パルノクタンニクスジオ」 本/オズから
カイン 「グラディアスプロセーラ」 剣
リケ 「サンレティアエディフ」 ランタン
南の国
フィガロ 「ポッシデオ」 オーブ
ルチル 「オルトニク.セトマオージェ」 羽ペン
ミチル 「オルトニク.セアルシスピルチェ」薬瓶
レノ 「フォーセタオ.メユーヴァ」 鍵
西の国
シャイロック 「インヴィーベル」 キセル
ムル 「エアニュー.ランブル」 指輪
ラスティカ 「アモレスト.ヴィエッセ」 鳥かご
クロエ 「スイスピシーボ.ヴォイティンゴーク」裁縫箱
魔法使いにできないこと
1死者を生き返らせる
2時間を巻き戻す
3無から有を生み出す
3 賢者の書2よりA
大いなる厄災の戦い中に仮にも魔法使いが石になってしまうと、その分を新たに賢者が召還することになります。今回の厄災は強大なため半分が入れ替えになりました。そして元からいた魔法使いたちはそれぞれに傷を負ってしまいました。
北の国 傷のある者 全員
スノウ&ホワイト(夜は絵に閉じ込められる)
ミスラ(不眠症)オーエン(性格が幼児化、間の記憶がない)
ブラッドリー(くしゃみをすると空間移動してしまう)
南の国 傷のない者 全員
中央の国 傷のある者 オズ(夜は眠ってしまい魔法が使えない)
カイン(触れないと相手が見えない)
傷のない者 アーサー、リケ
東の国 傷のある者 ファウスト(夢が外に漏れる)
ヒース(恐怖を感じると黒豹になる)
傷のない者 ネロ、シノ
西の国 傷のある者 シャイロック(不定期に胸が燃える)
ムル(魂が実体化する)
傷のない者 ラスティカ、クロエ
北の国 傷のある者 全員
スノウ&ホワイト(夜は絵に閉じ込められる)
ミスラ(不眠症)オーエン(性格が幼児化、間の記憶がない)
ブラッドリー(くしゃみをすると空間移動してしまう)
南の国 傷のない者 全員
中央の国 傷のある者 オズ(夜は眠ってしまい魔法が使えない)
カイン(触れないと相手が見えない)
傷のない者 アーサー、リケ
東の国 傷のある者 ファウスト(夢が外に漏れる)
ヒース(恐怖を感じると黒豹になる)
傷のない者 ネロ、シノ
西の国 傷のある者 シャイロック(不定期に胸が燃える)
ムル(魂が実体化する)
傷のない者 ラスティカ、クロエ
2 賢者の書2より@
魔法使いの約束概要
人と魔法使いが共存する世界。
この世界では昼でも月が浮かび「大いなる厄災」と呼ばれ、忌避される。
年に一度、異世界から来た賢者に召還された魔法使いが月を追い返す戦いを続けている。
そんな中、歴戦の魔法使いたちが苦戦を強いられるほどの厄災が襲来。
魔法使いの半分を失い前任者も行方不明の中、プレーヤーが召還される。
プレーヤーが「召喚の儀」行うと、東西南北と中央の五つの国に住む選ばれた魔法使いの体にクロユリの紋章が浮かび中央の国に召喚される。
五つの国それぞれに特色があり、出身は別の国であってもその国に長く住むと魔法使いたちはそれぞれその国に合った性格になります。
北の国 人が住むには厳しい環境。凶暴で非協力的な魔法使い多し。
魔法使い/スノウ、ホワイト、ミスラ、オーエン、
ブラッドリー(ブラッド)
東の国 保守的で魔法使いにも懐疑的。人間関係を守るため法典が多い。
魔法使いの性格は陰気で人嫌い。根は真面目
魔法使い/ファウスト、ネロ、ヒースクリフ(ヒース)、シノ
中央の国 魔法管理省と魔法舎(賢者の魔法使いの共同生活の場)
がある。
リーダータイプの魔法使いが育ちやすい。
魔法使い/オズ、アーサー、カイン、リケ
南の国 高原や山、湖に囲まれた開拓途中の国。
人と魔法使いが手を取り合って暮らす。
力は弱いが温厚な魔法使いが住む。
魔法使い/フィガロ、ルチル、ミチル、レノックス
西の国 魔法科学が発展した国。街並みがよく変わる。
貧富の差が激しい。快楽的で刺激を好む。
魔法使いたちもお祭り気質で気分屋(マイペース)。
魔法使い/シャイロック(シャイ)、ムル、ラスティカ、クロエ
人と魔法使いが共存する世界。
この世界では昼でも月が浮かび「大いなる厄災」と呼ばれ、忌避される。
年に一度、異世界から来た賢者に召還された魔法使いが月を追い返す戦いを続けている。
そんな中、歴戦の魔法使いたちが苦戦を強いられるほどの厄災が襲来。
魔法使いの半分を失い前任者も行方不明の中、プレーヤーが召還される。
プレーヤーが「召喚の儀」行うと、東西南北と中央の五つの国に住む選ばれた魔法使いの体にクロユリの紋章が浮かび中央の国に召喚される。
五つの国それぞれに特色があり、出身は別の国であってもその国に長く住むと魔法使いたちはそれぞれその国に合った性格になります。
北の国 人が住むには厳しい環境。凶暴で非協力的な魔法使い多し。
魔法使い/スノウ、ホワイト、ミスラ、オーエン、
ブラッドリー(ブラッド)
東の国 保守的で魔法使いにも懐疑的。人間関係を守るため法典が多い。
魔法使いの性格は陰気で人嫌い。根は真面目
魔法使い/ファウスト、ネロ、ヒースクリフ(ヒース)、シノ
中央の国 魔法管理省と魔法舎(賢者の魔法使いの共同生活の場)
がある。
リーダータイプの魔法使いが育ちやすい。
魔法使い/オズ、アーサー、カイン、リケ
南の国 高原や山、湖に囲まれた開拓途中の国。
人と魔法使いが手を取り合って暮らす。
力は弱いが温厚な魔法使いが住む。
魔法使い/フィガロ、ルチル、ミチル、レノックス
西の国 魔法科学が発展した国。街並みがよく変わる。
貧富の差が激しい。快楽的で刺激を好む。
魔法使いたちもお祭り気質で気分屋(マイペース)。
魔法使い/シャイロック(シャイ)、ムル、ラスティカ、クロエ