1 戸丸大地(上毛かるたスポット)

土合駅 (清水トンネル)


日本一のモグラ駅といわれる土合駅。
下りホームは地下を通る新清水トンネル内にあり、駅舎まで標高差約70m、なんと462段もの階段を下らないと駅のホームにたどり着きません。

ループで名高い清水トンネルは、新潟方面へ向けて走る湯檜曽駅→土合駅区間のことを言います。
豚のしっぽのようにループしています。


なぜ清水トンネルはループしているの?
県境を越える清水トンネル(約9.7km)を掘削する際、
トンネルの長さをできるだけ短くするために
標高の高いところにトンネルを掘ることにしました。
そのトンネルに線路をつなぐために、普通にまっすぐ線路を敷いたのでは
勾配(坂)が急になりすぎて、列車が登れません。
そこで線路をぐるりと回る形にして勾配をゆるくしているのです。

入り口のにある日本一のモグラ駅の看板は伊達ではありません!

ちなみに三角形の入り口の屋根部分は谷川岳をイメージしているそうです。

土合駅は無人駅なので、電車に乗る際は切符発券機で切符を受け取り、電車の中で清算します。

ド永駅のホームを目指してひたすら階段を下ります。
この長い階段は新潟方面行のみです。

駅のホームについたときは達成感があります!
ちなみに電車は1日に5本程度しか来ないので、注意が必要です。

階段の上り下りがNGという方は、この駅で降りてしまうと待ち時間がすごく長くなってしまうので注意が必要です。
エレベーターなどの設備は無く、階段のみとなっています。
2 戸丸大地(上毛かるたスポット)

清水トンネルのループを体験するには、土合駅よりも前の駅から電車に乗る必要があります。
今回は、湯檜曽駅から電車に乗りました。

こちらも特徴的な形をしている駅舎が魅力的な無人駅です。
(入り口が階段となっています)
長いスロープを抜けて、新潟方面行きのホームにたどり着けいました。

こちらも、1日に5本程度しか電車が来ない無人駅なので、待ち時間はすごく退屈です。
ここから土合駅に向けてループとなっているトンネルと線路が続きます。

およそ5分間の電車の旅の中で、カーブに差し掛かった時、G(重力)を感じることができました。

一番のおすすめは、一番前の車両です。
ここからループする線路を少しだけ見ることができます。
鉄道ファンの方がカメラを向けていました。

再び土合駅へ戻ってきました。

もう一度あの長く続く階段をのぼり、改札口を抜けて外へ出ると…

そこは雪国でした

川端康成の小説「雪国」冒頭のこの文章(トンネルを抜けるとそこは雪国だった)は余りにも有名ですが、「国境の長いトンネル」とは、JR上越線清水トンネルのことを指します。