1 木暮奈央(簡易電動車椅子)

富岡製糸場とその周辺

車で富岡製糸場の門の前まで行き、警備員さんに身体障害者用駐車場を教えていただきました。しかし、富岡製糸場の敷地内にあるわけではなく、徒歩1〜2分の街中の駐車場でした。

車椅子マークのコーンが置いてありましたが広さは普通の駐車場と変わらないようでした。私の車には、車椅子を運転席側から屋根の上にほぼ自動で収納する装置(オートボックス)が付いているので、車の乗り降りの際に運転席側にスペースが必要です。なので私は、車椅子マークのコーンが置いてある枠ではなく、運転席側にスペースがある枠を選んで駐車し、車から降りました。

街中の駐車場なので、駐車料金を払う機械のところにバーがあり、駐車場から車椅子で出る時にそのバーを避けながら出ていく感じでした。

 駐車場の反対側には、去年富岡に来た時にはなかった新しい建物があり、スロープが掛けられていて車椅子も入ることのできる休憩所のようになっていました。日々、街が進化しているんだなと思いました。

 富岡製糸場へ到着すると、スタッフの方から「200円で解説のガイドを付けられますし、ゆっくり周れますよ!」と言われたので、ガイドを頼むことにしました。ガイド申し込みの場所に行くと、小さいラジオのような機械とイヤホンを受け取りました。ガイドのスタッフさんのマイクと機械が繋がっていて、多少離れてもガイドの音声がイヤホンから聞くことができました。
 ガイドを申し込んだ20名くらいの人が集まり、時間になったのでみんなで移動し始めました。途中、砂利道や建物に入るときの坂道(急なスロープ)がありましたが、ガイドのスタッフさんが声をかけてくれました。敷地内は砂利道が多いですが私の簡易電動車椅子だとそこまで引っかかったりすることなく進むことができました。屋内外に急なスロープや細かな段差がありました。しかし、見学のメインである工場内もスロープが掛けられているので車椅子で十分みることができました。

 富岡製糸場を出た通りには、お土産屋さんや飲食店が並んでいて、去年来た時よりも入口が車椅子で入れるお店が多くなったという印象を受けました。歩道は狭いので車に注意しながら3分くらい進んだところのお店で、富岡名物「ほるもん揚げ」群馬名物「焼きまんじゅう」を食べました。天気も良く、人も多すぎず、おいしいものまで食べて、とても満喫することができました。車で通っていると、富岡製糸場や富岡駅の周辺はお店が多く、スロープのあるお店も見かけたので、また訪れたいと思います。








2 戸丸大地

上信電鉄の上州富岡駅が最寄り駅になります。
3 高橋俊一郎(手動車椅子)
富岡製糸場のホームページです。
http://www.tomioka-silk.jp/tomioka-silk-mill/