1 木暮奈央(電動車椅子)

わたらせ渓谷鉄道

群馬県と栃木県を通る「わたらせ渓谷鉄道」のイルミネーションのイベントに行って来ました。
わたらせ渓谷鉄道のすべての駅にイルミネーションが施されていて、それを電車の中から見たり、降りて見たりできるイベントです。
2月28日が最終日ということだったので、最終日に行って来ました。

高崎駅からJR両毛線に乗り、桐生駅で降りました。
桐生駅で電車を降りると、反対側のホームがわたらせ渓谷鉄道のホームになっているため、
エレベーターや階段を使わずに、乗り換えることができました。
(ちなみに、桐生駅にはエレベーターがあり、ホームからエレベーターを使って改札階に行くと多機能トイレがあります。)

ホームには、JRの出場の機械があるので、そこでJR乗車分を清算しました(Suica可)。






わたらせ渓谷鉄道(以下、わ鉄と呼びます)には前日に電話で、車椅子で乗ることを連絡しておきました。
電話で、車椅子で乗れる車両の時刻を教えていただいていたので、その時間に合わせていきました。
わ鉄の車両には、車椅子で乗れるものと難しいものがあるようです。
心配な場合は、事前に電話で問い合わせることをお勧めします。

お待ちかねの電車には、車椅子マークがありました。
車椅子マークのドアが開くと、段差がありました。






駅員さんが、スロープを持って来てくれたのですが、段差分の高さがあるためスロープの角度が急すぎて
一度断念しました。すると、先ほどよりも長いスロープを持って来てくださり、
無事に乗ることができました。停車時間も数分あったため、焦ることなく載せていただきました。
長いスロープも一緒に乗車し、旅を共にしました。




電車の中には、車椅子用スペースがあり、景色を楽しめる位置にあります。
私が乗った時は車内がすいていたので、車椅子用スペースにいなくても邪魔にならない状況だったので、
一緒に行ったお父さんの座席のそばにいました。

出発すると、乗務員の方が切符を売りに席まで来てくれます。障害者割引もあります。

全ての駅にイルミネーションが施されているため、駅に着くたびに外を眺めました。
途中の駅には温泉が併設されている駅もあります。
車窓からの景色は、最初は住宅街で、終点の間藤駅に向かうにつれて山や川が多く見えるようになっていきます。
行きの電車は夕方だったのですが、乗っているうちにどんどん暗くなり
間藤駅に着いた頃にはかなり暗くなっていました。





終点の間藤駅では、10分ほど停車したので、スロープを渡していただき電車から降りてイルミネーションを見ました。
カモシカが見れる駅と言われているらしく、建物にカモシカの絵がありました。

折り返し運転なので乗ってきた電車がそのまま帰りの電車になります。
帰りもスロープで乗せていただきました。
完全に暗くなったということで、帰りの道のりでは各駅が近くなると電車内が消灯され、
より綺麗に駅のイルミネーションを見れるような演出がありました。
電車内が消灯されるたびにお客さんから歓声が上がりました。

帰りの電車内では乗務員の方がわ鉄のグッズを売っていて、私はわっしーくんのぬいぐるみを買いました。
桐生駅まで戻ってくると、またスロープで下ろしていただきました。
高崎まで帰る電車は反対側のホームなので、エレベーターで一度改札まで行き
駅員さんに伝えて、無事に帰ることができました。

わ鉄の線路沿いはとても自然豊かで、春は桜、秋は紅葉も楽しめます。
各季節ごとに乗ってみたくなりました!