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1 無名さん

高校時代の同級生からの電話

この話は2017年9月の時に私が実際に体験した話なのですが、当時私は毎日仕事で忙しくしていたのですが、ある日仕事が終わり自宅で晩酌をしながらテレビを観て過ごしていました。

すると突然テレビの映像にノイズが走り音声も途切れたりし出しました。私はあれ?なんだ?という感じでテレビ裏の配線を確認しました。しかし配線類には異常は無くおかしいな‥という感じで一度座り晩酌を再開しながらテレビの様子を見ていました。するとテレビの調子は自然と元に戻り私は何だったのだろう?と思いながらもとりあえず良かったと思いながら晩酌をしまたテレビをそのまま観て過ごしていました。すると私の携帯電話が鳴りました。番号を確認すると見知らぬ番号からで私は誰だろう?と思いながら電話に出ました。すると電話相手は高校時代の同級生でさほど仲良しではない人だったのですが、私は彼の事を覚えていましたし当時学校で会話をした事もあった為私は久しぶりだね!と挨拶をしました、すると彼もそうだね‥久しぶりだね‥元気だった?と挨拶してきました。

しかし私はこの時に変な違和感を覚えました。彼の声が暗いというか覇気がない感じだったからです、私は彼にどうしたの?何か用?と訪ねると彼は久しぶりに会いたいなと思って〇〇君(私の名前)の実家に電話して携帯番号を教えてもらったんだ‥、良ければこれから少し会えないかな‥?と言ってきました。私はこれから!?って今仕事から帰宅して家でもう晩酌始めちゃってるし明日も仕事だから出れないよと伝えました。すると彼はもう〇〇君(私の名前)の家の近くにいるから少しダメかな‥?久しぶりだしさ‥と言ってきました。私はさほど高校時代の時に仲良くもなかったですし翌日も朝から仕事だったので彼には悪いと思いながらもゴメンね!明日も朝早いからさ!また今度にしよう!とキッパリと断りました。

すると彼はそっか‥残念だ‥と言ってプチッと電話を切りました。私は何なんだ‥突然電話を一方的に切りやがって‥と思いながらもまたテレビを観ながら晩酌を再開しました。するとテレビの調子がまた悪くなりました‥何なんだよ!と思いながらもまた自然に直るだろうと思いそのまま晩酌をしていました。しかしです‥私は突然全身に鳥肌が立ち始め何やら玄関の方に気配を感じました。

私は恐る恐る玄関の方を見てみるとナンと!そこには先ほど電話をしていた高校時代の同級生が立っていました‥私は思わずウワァー!!と叫んでしまい彼にどうやって家の中に入ったんだよ!?と聞きました、すると彼はうつむきながら突然薄ら笑いをして私の方へと近づいて来ました、私はこの時不思議な事に全身が固まってるかのような感覚になり、身体が全く動かなくなっていました‥。

すると彼は私の目の前までやって来て私の耳元に顔を寄せて一言こう言ってきました、死ね‥と。

その瞬間私は記憶が無くなり気がつくと病院のベッドに横になっていました。私の周囲には両親がいて、私がなぜ病院にいるんだ?と聞くと両親はあなた部屋で倒れていて翌日になっても会社に出勤して来ないから会社から電話があって心配してあなたの自宅に行ったら意識がなかったから救急車を呼んだのよ!と言ってきました‥。私は同級生の事を両親に話をしたのですが両親は彼から電話も来てないし私の電話番号も教えていないという事でした。それどころか彼は後に知ったのですが2012年5月にうつ病が原因で自ら自宅で首を吊り亡くなっていたそうです。

彼がなぜ私の前に現れ私に死ね‥と言ってきたのか今でも分かりませんが、私の首元には入院時クッキリと彼の手あとが残っていました。彼は私の事を恨んでいたのか分かりませんが、間違いなく彼に対し酷い事は一切していないので本当に不思議でなりませんでした。現在は幸い私の身に何も不幸な事は起こっておらず元気に暮らしていますが、正直この体験をした時は本当に恐ろしかったです‥。以上が私が実際に体験した奇怪な出来事です。