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Gメン白バイと種車

先日、「Gメンビルのラウンジ」(https://8016.teacup.com/k68e73b74g75/bbs)で、私が白バイに関する書き込みをしたところ、そちらの管理人様から有難く返信を頂いたので、図に乗ってこの掲示板を作ってみたわけですが…とりあえず、Gメンで白バイとして多用されていた主な車種について取り上げたいと思います。

・CB750
正式名「ホンダ・ドリームCB750FOUR」。
1969年発売。
750tという排気量、量産車では世界初の最高速度200km/hを超える性能など、当時としては非常に画期的なオートバイとして登場した。
日本における「ナナハン」ブームの火付け役となり、日本国内のみならず輸出先でも高評価を得たホンダの名車である。
4気筒エンジンに4本出しマフラー(例外有)を持つ「CB FOUR」シリーズの元祖であり、後に廉価版のCB550や500、350や400、他にも様々な後継車種を生み出すことになる。

CBシリーズは型式名の後にモデルイヤーごとでK+数字の通称が付きます。

CB750K0:1969年モデル
CB750K1:1970年モデル
CB750K2:1971年モデル
CB750K3:1972年モデル 海外向け仕様のみ
CB750K4:1973年モデル
CB750K5:1974年モデル 海外向け仕様のみ
CB750K6:1975年モデル
CB750K7(FOUR-K):1976年モデル
CB750K8(FOUR-K):1977年モデル 海外向け仕様のみ

この他、4本出しではなく一本まとめの集合マフラーを装備したCB750FOUR-II(CB750F)というモデルも存在しています。
(PC ID:C3uh7a)
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・ホンダCB350?
Gメンに登場するCB FOUR白バイは殆どがCB500 or 550かCB750なのだが、一時期CB350 FOUR?らしき個体が登場した事もある。
ドリームCB350 FOURはCB750FOUR・CB500FOURに続く直列4気筒シリーズ第3弾として1972年6月1日発売。
ドリームCB750FOUR・ドリームCB500FOURでは当時の日本人の体格には大きすぎるという声から開発されたが、当時の350ccクラスは、4ストローク・2ストローク問わず直列2気筒エンジンが主力だったことやまた重厚なスタイルとは裏腹なマイルドなエンジン特性から販売台数は少なく、わずか2年後の1974年に後継でカフェレーサースタイルを採用したドリームCB400FOURへモデルチェンジされ生産中止となった。
このため上述2車とは低いシート高・コンパクトなエンジン幅・タンク形状に相違点がある。しかし4本出しマフラー・前輪ディスクブレーキ・パッシングスイッチなど装備部品は上級車と同等である。

画像は「香港カラテ対Gメン」から。なぜCB350と考えたかというと、
・転倒して逆さま状態になることから、重いCB750の可能性は低い
・マフラー形状がCB500(および550初期型)、CB750と異なる。CB550の後期型にも似ているが、550後期型は1977年登場で当時はまだ新型なため、スタントに用いるとは考えづらい。
・CB350は先述した通り不人気車のため、中古価格も安く手に入りやすかったはず
ということで、CB350ではないかと思う。




(PC ID:v8FHTf)
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・ホンダドリームCB450?
「白バイに乗った暗殺者」でCB750やGTからすり替わるスタント車輛
二気筒なことやサイドカバーのエンブレム形状、マフラー形状などから、ドリームCB450K2〜3、またはCB450エクスポートと思われる。
CB450は1965年4月に発売された空冷4ストローク2バルブDOHC2気筒エンジンを搭載するモデル。CB750が登場するまでホンダのオートバイ勢のフラッグシップ的存在だった。
K2型は1969年に登場したマイナーチェンジモデルで、ボディカラーがそれまでのシルバーから、CB750等と同様のキャンディーカラーに変更されている。1970年には安全装備を強化したK3へマイナーチェンジを実施している 。
エクスポートは1968年11月1日に発表・発売されたバリエーションモデルで、燃料タンク容量を12.5→13.5Lにアップさせている。
1969年と1970年に上述したK2〜3と同様のマイナーチェンジを実施しているが、いずれも1972年に製造終了となった。



(PC ID:v8FHTf)
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・スズキGS550
1976年から80年代?まで製造されていたスズキのオートバイ。
同じスズキのGS750の廉価版として登場し、当初は輸出のみだったが、77年から国内販売も開始された。
空冷4スト4気筒エンジンを搭載。車重はGS750より27kgほど軽く、高い運動性能を誇っていた。

(登場)
「新Gメン対偽白バイ警官」に2台登場。
単なる劇用白バイにしては作りが非常に精巧であり、本物の白バイ仕様GS550Pではないかと思われる。
また、この550P?は「大都会PART3」や「西部警察」、その他映画など「Gメン」とは関係のない作品にもたびたび登場しているため、GT550P?同様東映の所有物ではないと考えられる。




↓は「西部警察」「新人ジョーの夜明け」から。


↓GS550Pのカタログ写真。ただし、他機種と比べると採用した都道府県警は限られていると思われる


この他に、「82」の「白バイVSカーアクション殺人事件」ではCB750の身代わりスタント車として市販車からの改造車輛が使われている。



(一瞬なので分かりづらいが、タンクの形状、4気筒エンジンという事でかろうじてGS550だと分かる)
(PC ID:v8FHTf)
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・カワサキ400RS?
「新Gメン対偽白バイ軍団」に登場する3台のうち、2台はCB750なのだが、残る1台だけが違う車種。
2気筒エンジン車でマフラー2本出しであることや、タンクやサイドカバーの形状などから、カワサキ400RSではないかと思われる。
1974年登場の400RSは振動低減のためのバランサーを内蔵した空冷4ストローク並列2気筒SOHC2バルブのエンジンを搭載するバイクとして登場。
元々は国内を意識したモデルではなく、北米市場への輸出をメインにしていており(輸出名は“Z400”)、北米ではオイルショックの影響もあって、手軽に乗れるオートバイとして大成功を収めた。
1976年にZシリーズを構築するために車名のみZ400に、1977年にはエンジンが改良され36psに、1978年にはモデルチェンジし、ブラック塗装のエンジン、テールカウルの装着、新デザインのシート等が採用された。
1979年にはアメリカンブームに伴い大型のプルバックハンドル、段付きシート、ショートマフラー、極太リアタイヤを装着したZ400LTDが追加され国内で大ヒットモデルとなった。

「偽白バイ軍団」に登場したものは、白バイ仕様にもかかわらずプルバックハンドルを装備しているなど、元のオーナーがカスタムして乗っていたことが伺える。


(PC ID:v8FHTf)
15 掲示板主
・CB650?
「唇を奪われた女刑事」にて、神奈川県警の白バイとして登場。
タンクやリアテールの形状などからCB650と思われる。

CB650は1979年1月にドリームCB550FOUR-Kがフルモデルチェンジする際に排気量拡大を同時に行い車名を変更したモデル。車名からはドリームならびにFOURのペットネームは消滅したが、引き続きダブルクレードルフレームに空冷4ストローク2バルブSOHC4気筒エンジンを搭載する。
派生車種も含め日本国内のみならず欧州・北米にも輸出されたが1985年までに生産終了している。

劇中に登場した車輛は、市販車のシート後部を除去して小箱を載せ、左右にはサイドボックスを装備している。
また、赤色灯の位置のためか、ウィンカーの位置が通常より上気味になっている。
東映所有なのか、「太陽戦隊サンバルカン THE MOVIE」にも登場している。



↓「サンバルカン」劇場版から

(PC ID:v8FHTf)
16 無名さん
久々に更新
・GT750

スズキが1971年から販売していたナナハン車で、CB750FOURのライバル車種。通称は「ジーナナ」。
70年代当時、小型モデルが多かったスズキが作った初のナナハン級大型車で、200kg超の大柄の車格を持ち、水冷738ccの2ストローク並列3気筒エンジンを搭載していたため北米では「ウォーターバッファロー」(水牛)のニックネームで呼ばれた。

エンジンに関しては、4ストローク6気筒に匹敵するバランスと謳われていた。最高出力は67馬力と、現在のナナハン級バイクと遜色のない出力を誇り、220km/hまで刻まれたメーターに恥じぬ加速と最高速度(180km/h程度)を見せた。
こうした特性をかわれ、白バイ仕様のGT750Pも多数生産され、各都道府県警に配備されていた。
マフラーは中央のシリンダーから2本出しとなっているため、後方から見ると4気筒に見える構造になっていて、また、カプラーチューブ3本もエキゾーストが連結している。当時のカタログでは、これによって30%低回転域のトルクが向上したとなっているが、ただ単純にライバルであるCB750FOURを意識したものであるという見方も多い。
初期型は、ホイールの左右側にブレーキシューを配置したダブルツーリーディングという凝ったシステムを導入しているが、後のモデルチェンジにより、ダブルディスクブレーキに変更となる。

その後は、オイルショックやアメリカの環境対応化などの影響からモデルチェンジされず、1977年ごろに製造中止。4ストロークモデルのGS750へとバトンタッチされていった。

スズキは1970年代から、多数の特撮ヒーロー番組に車両提供を行っており、GT750も『仮面ライダーV3』(主人公・風見志郎の愛車)、『ワイルド7』(ドラマ版の使用車両)、『秘密戦隊ゴレンジャー』(アカレンジャーのレッドマシーン → レッドスター)、『鉄人タイガーセブン』などに登場している。
(板主が見たことあるのは実写版「ワイルド7」ぐらいだが。)
(PC ID:QjjNc4)
17 無名さん
「Gメン〜」での活躍


Gメンで白バイが初登場となる「警察の中のギャング」で、盗まれる白バイの一台としてGT750が登場する。
ただ単に劇用に製作されたものかと思いきや、フロントウィンカー、リアウィンカーの形状などが本物のGT750Pそっくりである。
サイドボックスも、一時期本物の白バイで流行った流線形のもので、シート、シート後ろの小箱なども本物そっくりである。
ただし、赤灯が点滅せず、また、ガードバー周辺にサイレン/スピーカーの類が取り付けられていない点が本物と異なる。
単なる劇用車なのか、それとも本物の白バイ仕様を調達したのか、謎の多い一台である。



(PC ID:QjjNc4)
18 掲示板主
(GT750に関する追記)
「〜ギャング」に登場したGT750は、マフラーの先端形状からすると後期型の模様
(PC ID:QjjNc4)
19 掲示板主
・メグロ1Kスタミナ


「警察の中のギャング」にはもう一台、白バイが登場するのだが、これの車種が最初分からなかった。
分かっていたのは、フロントフェンダーの形状、タンクが銀タンクなことから、1970年代より前のバイクらしいということ。
最初は、ホンダのドリームシリーズかと思ったが、微妙に違う。

一瞬、タンクのマークがほんのわずかに映るのだが、それを見る限り…このマークはメグロではないだろうか?
と思って検索をかけたら、あっさり正体が判明した。
メグロの1Kスタミナというモデルであった。

メグロこと目黒製作所は、1925年に設立された鈴木鉄工所を前身とし、1960年代にカワサキに吸収されるまで存在した、日本でも名門のオートバイメーカーである。
メグロKスタミナは1960〜65年まで製造された、500cc並列2気筒エンジン搭載車で、白バイとしても多数が採用されていた。ホンダ車が主流になる以前、白バイと言えばメグロというくらい、警察御用達の車種であった。

そして劇中に登場するものだが、これも実は本物の白バイ仕様1KPではないか?という疑いが濃い。
一人乗りのシングルシート、その後ろには小箱スペース、更にはリア右側取り付けられたサイレンらしきもの…


↑実際に使用されていた1KPスタミナ(https://mc-web.jp/archive/32652/から引用)
サイレンの場所が劇中の車両と同じなのが分かるだろうか?

実際、退役した白バイ車両が民間人の手に渡る例は珍しくないので、個人所有の車両が登場したのだろうか。
(PC ID:QjjNc4)