踏まない人用

やたらに韻とか踏んでどうすんの？な表現に重きをおきたい人用のスレ。

『フリースタイル/生きる世界を間違えた』

やりたくないことにはグズるさ
子どものようにわがまま繰り返せるズルさ
抱えた障害という名の切り札
惜しみなく切る俺の周りの顔はヒリつくさ

俺はいつまで俺だったんだろう
今じゃ愛想笑いで笑えないことも
笑えるようになった代わりに
何を笑っていけないか分からなくなった

結果笑わない方が無難
怒りも内に溜め、出さない方が無難
不満は溜まるが意見の衝突で
諸事情生むより避ける人生、コリジョンルール

1月から現場に戻る
そう言い出したのは他ならぬ自分
俺のやりたい気持ちだけ突っ走っている感
が、焦らせる

なにせ現場の誰一人からも
『帰って来て』とは言われてない
請われて帰れるならばそこは居場所だ
壊れた俺にはそう信じられない

何を根拠に、何を本当に
何が妥当か、何が妥協か
合理的配慮、そう見えぬ態度
支援者がいても棄権したこともあった

生殺し、なら『要らない』と
知らない世界に出されたいくらいだ
解雇のない世界での安定は
永久の足かせの完成だ

発症から三、四年経って
上手くなったのは鬱丸出しポエムのみ
すごく要らんよ、この世には
まさに不幸苦労自慢と、そもそも俺

結局コレも誰かから
大丈夫じゃね？って言ってもらうための構ってアピール
無気力、ストレスまみれ、人のアラ探し
これがずっと続くなら俺の人生は本当にバカらしい

全部めんどくせぇ。
生きるのも、死のうとするのも。

其々各々が主観織り交ぜ登場人物演じてる 中流の窓開けたら社交辞令と推敲用の広辞苑 しょっちゅう枯渇しがちな承認欲求のバケツに水が僅かに入るだけで上機嫌
想像力での昇華を亡くす娯楽と虹の様に脆い橋が架かり実際には点と点でしかないアブストラクト 思考の濁流のダムを10分間で決壊させる物書きに明日は無く昨日も無い 崖を目指した時だけやけに風を切るオートバイ
大衆に向けた正しさは眉唾の蜜と唾 それらしい大義を掲げるだけのHIPHOPERに連日嘔吐中 床にドス黒いヘドロ 誰よりも黒くて黄色い猿に追悼の意 冷笑を浮かべ見守る 月のように
答えを内に秘めながら暗中模索 寸劇によく似た三文芝居 アァモウオシマイ エンドロールはアインシュタイン語録 安い皮肉 暗い 深い 底をさらっても塵や芥 ナンノセイカモエラレマセンデシタ…

時が解決するのは本当に老化だけだろうか 真夜中の砂漠より冷めた今日は 期を待つ身を粉々にし 風がそれを吹き消した。

○○○した。

『追いかける鬼の男』

青森県の彼の気持ちが少し分かる
用賀駅を降りて、込み入った路地へ入る
ライフを削ってライブアート
最後からの始まりなのかも、と淡く気づくのはだいぶあと

正直、命の削り方を知らない
“相手あっての人生”を真っ向から否定したい
人とつながることに飽きて疲れ傷つき
身ぐるみ剥がされた離脱した社会にまた戻る、それ自体過呼吸起こるほどキツい

一体俺はどこの社会に属しているんだ？
なぜ人とつながることに臆しているんだ？
無理に関わり、でも関わり方を忘れていて
勝手に私から別れる、その一人相撲を今も他人に見せつけている

私には戻りたい場所がある
待っていれば戻る日が来るが、早く戻りたくて焦り、もがく
それまで何か気を逸らすために打ち込みたいが
じっとしていたいのと"wanna be aggressive"の間で、私は振り子みたい

喜怒哀楽の間の感情を言葉にした三年半
感情持つこと自体が馬鹿なんじゃないかと思った三年半
今さら単一の感情の粋なんて素直に持てない
100%感情爆発する場？後の人生には来ないだろうな

治らない精神疾患、発症しちまった後の人生で、
希望は追えないだろう、重たいカルマも背負えないだろう
その“100%の何か”に意味を見いだせるまで
私は自尊心もなく、寝ては、起き続けるのだろうか

嫌だ、絶対に。絶対に嫌だ。俺は生きる。
誰かが言うだろう、“休み過ぎのクセに生意気”
分かっちゃいるけれど抑えきれないんだ
何かがしたくて仕方ない程荒くなる俺の鼻息

今の場所でインスピレーションを得てやる
寝て待つ果報から、不可能を可能へ
立ち上がり、今度は未来を生産する
差し当たり、書き、語り、過去を清算しに行く

『瞬』

シリーズ化した俺による『俺』の韻詩
それは俺が分離させた俺の因子
俺は自分の遺伝子が嫌いだから
ライムした言葉に本性を隠したい

『人間は聖人君子じゃねぇ、なれもしねぇ』
だからってなろうとする努力を蔑むな
今は的外れでもいい
“持つ/持たざる者”の自覚が芽吹き根付くことを恐れるな

“公明正大”は当然超ツラい
その存在で居続けることを俺は選んだ
自分で選んだ道を、認められ
こっち来ていいよと、選ばれて今がある

膨大な時間をかけて一瞬を生きる
一瞬を重ねて膨大な時間を生きる
相容れないかもしれないが
愛していきたい大切な違いさ

ため息みたいな足跡 降り出した街角 ビニールの奥に見出した明日を どうしてうまく歩めないのか 尋ねた人は一人も居なかったのか
僅かだった自我も大体死んだ 惰性で繰り返すあいまいみーまいん 手のひらを太陽に透かしてみても ささくれた皮膚が映るだけ
指の谷間にまばゆい光 アカルイミライ あのクラゲの群れに飛び込んで死にたい エンドロールは記憶にない ただ眠るのがひどく嫌になっただけ
くだらない雑誌のホロスコープ 無視してマントルで登るゴール 頂上で歌うのは誰かへの歌ではなく自分自身の為だけの歌
眠れないあなたにも届くといい 街中が灯りを落とす時 どこかで誰かが押したリロード 他人の手に預けた理想郷

「焦り」

乾季の夜更け、虫の声
万事快調とも言えるちょうどよい気候で
やや冷えた空気が部屋を循環し
肌を乾かし、去年折った足首を痛ませる

休みからいつの間にか一年経つ
一人暮らしでもなくなり、髪も下ろし
まるっきり人生設計を練り直し切ったがなお
あともう二ヶ月休むことが決まっている

働きたい、いや働きかけたい
世間へと、知り合いを仲間へと
人とつながっているようでつながっていないし
もう、繋がりを増やそうとすることも面倒な内心

「今日は誰が俺に反応してくれるだろう？」
前向きに構えられる日の食事はうまい
話しかけることさえままならない日は
食事したかどうかもろくに覚えちゃいない

たぶん、まだ戻る場所があるからコレで済んでる
淀んでいる今だけど未来は澄んでる
けれどもし、戻った場所が自分の居場所じゃなかったら…
背筋の寒気は夜の冷気だと思いたい

「ここにもない、ここにもない」
求めすぎて満足できないのは自分勝手だから
あるものに感謝して生きていきたい
月に向かって一息吐いた溜め息、片道切符

●
私から彼女の近況を質問することはあっても
彼女から私の近況を質問されたことはありません
それでも私は彼女を
好きだと思い続けてもいいのでしょうか
○

いくつになっても変わりゃしねーな
時間の経過と自分の好きなもの
ただ一方に増える情報量
あれもしたいこれもしたい夢
何かにつけては理由をつけては
好き勝手やってりゃ馬鹿みてる今日
自由を求めてルールに縛られ
足を引く乞食に悩まされる今日
ただ一方に衰えるもの
いくつになってから変わっていくような
いったい誰が満足できるか
普通じゃこの足が凍結しそうだ
流れ解散でグダるような流行
なんだかんだノリではじめた理由も
ソリが合わなけりゃやめたなんて言うの
迷ってちゃ追い越されできない躊躇

タクトの示す先は 行止まり 越えられない壁が佇む事を額面通り認められない
産まれながらにして 1 AND ONLY なのに秒刻みで歯車 淡々と行使
生きてる事の対価としての隷属か 太陽よりも冷酷な時間だけが齎す御決まりの閉塞感
良手繰り返してもいつの日かガメオベラ 教会の鐘の音が速める心拍数 皆すぐ生きたいと願うインパルスすら失くす
絶望を知り絶望を叫ぶのは先見の明でなく 拭いきれないカルマ即ち前世の所為とする責任転嫁屋と破滅預言者 栄光よりも先にいつも懐に忍ばせるのは保険さ
泣いても笑っても人の一生は片道切符しか握れないハイリスクローリターンのサイケデリックトリップ 一生不安定 安心ができたらきっとよく眠れるだろうな

蒔いた種はアイコニック 罵詈雑言も光と水

狭義的に推し量る懐疑主義者に同情すら、するよ

冥府に入り過ぎた片足 頻繁に瞬き
フリップボードに NO FUTURE

の割にはウロチョロしてるが、どうするんだ

『Shining Wizard』

毎日、対照的
昨日の元気良さが今日の元凶さ
調子こいて自分自身を
超しごいた昨日の自分をいま戒めたい

忌々しいと思うのは
他人の他人による他人への非礼だけでいいよ
自分で自分を
めんどくさいやつだなぁなんて評しないで

やる気に消費期限の表示なんてないぜ
やりたいことができない反動で
やりたくないことさっさと終わらす
方法も俺らは身につけたろ？

そいつはまごうことなき魔法とも言える
誰かはオトナの作法とも言う
ならあまり愚痴など申すまい
前向きな魔法使いさ、俺達は

※
Shining Wizard
輝きながら時代を輝かす寵児
Shining Wizard
なんとかなると、なんとかしてきたご本人
Shining Wizard
決して譲れないぜこの矜持
Shining Wizard
俺が土台になる、さぁ駆け上がれ Boys!