1 敏夫(61)

同音異義語

先日、天気のいい日に久し振りに絵でも描きたいなと思い、近くの公園に行ってスケッチブックを広げ、新緑の木々たちを描いていた。
すると散歩中の親父さんが、「シャセイ(写生)ですかー?」と声を掛けてきた。頭に”射精”の文字が浮かんだ私は、「いえいえいえ。」と否定したが直ぐに気が付き、
「あ、はい、シャセイです。」 親父「シャセイはいいですよねー。」 私「そうですねー、解放感がありますし、中には筆がたつ人もいるようですしね。」 親父「シャセイは筆が立たないと始まりませんよねー。」
私「お宅もシャセイされるのですか?」 親父「はい、しますよ。週に1回くらいはね。じゃあ、頑張ってください。」と言って、散歩に戻っていった。
何かスッキリしないまま親父さんの背中を見送ったのですが、皆さんも同音異義語で勘違いみたいなことをされたことはないですか?
2 いくお
お互いに途中から「射精」を意識しつつ、表向きは最後まで「写生」の話題で通している。お二人とも機転の利く素晴らしい方々ですね。読んでいて微笑ましい感じがします。
このようにエロい同音異義語は他に思い付きません。
どなたかの投稿に期待します。
3 日曜画家
思わず苦笑しました。
日曜画家の公園出張、覗き込んできたのが小柄白髪の幾分華奢体型の上品な初老男、会話があって隣でスケッチを始めて描いていたのが私の横顔。
仕上げたいけどもう晩くなってしまって、でご自宅にお誘い、もう絵に描いたような進展。
食事までご馳走になって暫しモデルを続けてお酒も出てきて・・・、続きをお約束して帰宅。
二作目にヌードを所望されてこちらも意を察しているから
バサッと全裸を披露、一瞬息を飲まれて固まっているから肩を引き寄せました。
それが5年前、コロナ騒ぎの直前。
裸にしたら思った通り少年のように綺麗な身体、骨が細いから壊れそうで白い肌に血管が浮き出るよう、興奮してしまいました。
眉間に皺を刻み必死に耐えている様子に逸り立って細い身体を裏返して激しくグラインド、仕上げは端正な顔を見ながらたっぷり出させてもらいました。
写生がきっかけで射精、絵に描いたようなお話です。
あれから5年、私も60オヤジ、彼は古希間近。
いつの間にかスカートを履かれてしまいましたね。
4 敏夫
コメント、ありがとうございます。シャセイという言葉は、発展性がありますね^^
私、もう一個、同音意義語ではないのですが紛らわしいのがありまして・・・
腰が痛くて整形外科に行った時なのですが、腰のレントゲンも撮られて、いろいろ診てくれてはいたのですが、50代くらいの部長先生が、「あー、腰痛の原因はですねー、"仙髄"が圧迫されているからですねー。」と言って、レントゲン写真を指差していろいろと説明してくれていたんです。仙髄って腰骨の中にもあるようで、
「この”仙髄”がですね、こうなって圧迫されているでしょ、でね、”仙髄”ってね、、、、」っと何度も連呼される”仙髄(せんずい)”が”せんずり”に聞こえてしょうがないんです。何度も言われるので、はあ、はい、と説明を聞いてはいるのですが、頭の中はせんずりで一杯。この先生、大丈夫かなと思いつつ、説明が終わって、「ということなので、あまり腰に負担を掛けない方がいいですね。」って言われて、はい、と答えましたが、説明の内容は一切頭に入っておらず、”せんずり”がグルグルしてました。私って、変態ですかね??
5 いくお
確かに、仙髄(せんずい)と何度も言われれば、センズリを思い浮かべますよね。敏夫さんは還暦のようですが結構頻繁にセンズリしているのですか?この医者も説明しながら暗にセンズリを意識していたかも知れません。センズリの「リ」は発音する時「R」(アール)をはっきり言わなければ、「イ」と聞こえます。50代の医者ですから、もしかしたら敏夫さんのダンディな魅力に惹かれて態と何度も言っていたのではないですか?誘いにのってくださるかも…。
6 日曜画家
同音異義語も面白いけれど発音で微妙な意味合いも面白いですね。
地方独特の言い方もあるでしょうし呼び方も変わるのでしょうね、興味が湧きました。
男世界には隠れた言い回しや隠語もあるのでしょうね。
是非教えて頂きたいものです、クスッと笑えてしまったり
成程と感心したりしてみたいです。
私たちは絵が好き同士できっかけが写生でしたから逆にスケッチしに行こうかとか言いますが写生とは言わなくなりましたね、即座に射精を連想してしまいますから。
7 蛇性の淫 タチ爺
公園のトイレにスケッチブックを片手に入りましょう。
興味がある人なら写生ですか?
はい!恥ずかしながら射精しにきましたと答えましょう。
もどかしくも、その場の空気感と訊ねた相手がタイプならヌードクロッキーを描き後に互いに射精をすれば一挙両得です。
8 いくお
貴方は上田秋成『雨月物語』の「蛇性の淫」をご存知とは教養のある方ですね。感心いたします。
知性と教養があり、「しゃせい」に濁音を付けて「じゃせい」とする、そんな言葉遊びができると楽しいですね。新たな発見です。