24 性別の女じゃない
自分の女を実感するのは性行為の後ですね。
私の中で果てられ種付けされたことを噛みしめながらまだ固さを失わないものがあってその短い時間に女を確信します。
女になってしまうと精液と体液に濡れて萎えかけたものが愛おしく思えます。
そんな時の口づけとか愛撫、乳首を舌先で転がすように咥えられると全身が性感帯のようになってしまいます。
情を重ねる度に女になって、情を重ねる毎に女が深くなって女の気持ちが続くようになります。
それでいいのじゃないでしょうか。
女は女でも性別の女ではありませんもの。
男を慕い男に尽くせる男になれるだけです。
25 よし
だったらそれで良いですよね。ここで女とか男とか言ってるからややこしくなるだけですよね。
まあ、ザックリ男の私が男の貴方を好きで体の関係もあり、自分としては尽くしたい気持ちがあるので、身の回りの事も含めて私がいますよ。
それで良いですよね。
26 鈍い男
身の回りに無頓着な人なので放っておけず通いの頻度が減らせません。
してあげれば当然のように洗濯物を山積みにしてるし片づけて磨いておいたキッチンは綺麗なまま、かわりにコンビニ弁当の殻がビールの空き缶が山積み。
その頃は親しい仲良しだけの関係でしたがある日手を握られて引き寄せられて・・・、そんな予感がしてたから受けてあげてその晩男と女になりました。
以来完全にもたれかかられて女房扱い、無頓着で気の利かない人ですが無類のお人好しで甘ったれ、叱ると落ち込んでるしこちらの気を引こうとスケベを丸出しにしてきます。
女になった身体、懸命に喜ばせようと汗をかいているのにほだされて受け入れてしまう。
持ち物も立派、外見もそこそこ、なんにもしない出来ない人だけど性欲だけはなんとなんと、ご機嫌取りかと思ったら本気で催していますからこちらも本気になってしまう。
そんなこんなで3年、居続けになって1年経たずに同居同棲。
私は男が好きな男ですから自分も男のままでいました。
でも相手がねぇ、完全に女房扱いの女房期待。
女装はしていませんでしたが気持ちは女になりました。
そうなったらもやもや、下着が変わって薄化粧し始めて、それに気づかないからエスカレートさせてどうだの誇示。
女になりたいのかととぼけた問いかけをされてしまいました。