1 たっと

準決勝@

メンバー
・散葉
・キャラバン
・田中事件

テーマ:『生命』

投稿期間
2月24日AM9:00〜2月27日AM8:59

判定期間
2月27日AM9:00〜3月1日AM8:59
(ID:JKygCZ)
2 散葉 - Chillha
俺にとって公園は生命が鮮明に見える憩いの地。

木々のざわめき,鳥のさえずり,愛する人の微笑み…

それらは身近にあるのに尊く感じ、
本当に手が届くのかなって思う。

そんな錯覚に誤魔化されぬように触れるが、
五感から脳に実体は伝わる。


"生命"と"命"は
同じ意味合いだろうけど、どうも違うと思うんだ。

"理由"という名の正解を求め、
近づこうとするが何も見つからなかった。

だが、一つだけ分かった。
「正解なんてどこにもない」と

だから自分にとっての正解を見つけることにしたんだ。


"自分の生命"は自分にとって価値がないかもしれない。

だが、世の中には生きたくても生きれない人もいる。

そう考えると、
["自分"の価値は他者によって定められるのか]と

捉えることも出来るが、
そもそも生命に価値はつけるもんじゃないさ。


生命にはいつしか終わりがくる、破壊と再生のように。

「若いのに、なんで…」
「どうして、あの人が…」とよく耳にする。

神様は美しい花を摘む、
鼻をつまむような人間は置き去りに…

罪なき人を殺し、
逃げているような奴が幸せを掴んでいるのに。


"生命"を語るのに"死"は
必要不可欠と知って詩を書いてる今、

それに「しょーもない」って
言われても俺は俺を表すのさ。

歌詞に生命を吹き込んだ時から風向きは変わった。

その時に、一度嫌いだった自分をまた好きになれた。


"いつ死ぬか分からない"
だが、ずっとビクビクしていられない。

後悔したくないなら「真っ当に生きる。」と言いきれ。

[当たり前,当然]が出来ることは素晴らしいことさ。

他者から得るのはヒントだけにしろよ。
自分の素が"らしい"ってもんだからな。
(ID:WW6SN0)
3 キャラバン
ある晴れた日、郊外の街に襷を掛けた男の声が響き渡る

「田中一郎、田中一郎をよろしくお願いします。
 この町の、いや国民皆様の明日を背負います。
 私、皆様の為に命を賭ける覚悟でおります。」


イノ・・チヲ・・・カケ・・・ルカ


その瞬間、町の雑踏、風の音、観衆達のエール
全てが静寂に変わり男の頭上に暗雲立ち込める

全ての人間が動かない。田中一郎というこの男以外は
呆然とする男を起こすかのように漆黒の空が轟きだした

現れたのは黒山羊。いや、悪魔だ。それも絵に描いたような
答えは直ぐに理解する事になる。その推測が正解かどうか


『お察しの通り私は悪魔だ。人間が言うところの地獄から来た。
 お前は先ほど、命を賭けると言ったな?二言はないな?』

「ヒ、ヒィッ!ごめんなさい!選挙に当選したくて嘘つきました!!」

『撤回は許されない。なんせ政治家にとって嘘は不祥事だしな。
 変更するなら代わりに同価値の物を賭けろ。等価交換だ』  
 

(それで命が助かると言うなら・・!だが命と同価値ってどんな物なんだ・・?
 普通なら家族か?だが私は未婚だ。彼女はおろか友人すら皆無。
 寂しい訳ではない。そもそも仕事に出馬に忙しく馬鹿と戯れる為の休日はない)

『心の中ですら見栄を張る哀れな男よ。お前にとっては難しい交渉だろう。
 だが私とて暇ではない。あと5秒待とう』

『5・・・4・・・・』

(くそっ!やはり金か!!やむを得ん!命を金で買おう!)

「分かった・・。全財産の銀行預金3000万。これを代わりに賭けてやろう」

『ほう・・つまりお前の価値は3000万。およそランボルギーニ1台分か』

(この私が・・車程度・・?数十年の努力がそれで満ち足りるのか?)

『3・・・2・・・・』

(くそっ。金じゃない・・!ではなんだ?私にとって私の命と同価値って・・
 ・・ない!私に代わるものなんてない!この質問がどうかしてる!
 ・・いや待てよ。ある・・一つだけ。思いついてしまった。幸か不幸か・・
 これは紛れもない、賭けるべき命との等価交換)

『1・・・』

「待て・・!賭けるものは、私の魂・・つまり私自身だ!
 この高いプライド、虚栄心、強欲。全てを動かす硬い意志だ
 魂は金にも、車にも他人の代わりにも成れぬ
 私は私の命の代わりに私の魂を賭ける!」


気が付くと悪魔はおらず周囲は何事もなかったかのように時を取り戻していた
観衆の耳に彼の誓いは入らなかったようだが不思議と皆を虜としていた
いや、彼の目付きが変わった事は見ている人々も知っていた

1年後、彼は国民の為に命を賭していた
(ID:gKDrQA)
4 田中事件
驚くべき事に原初の一人から私一人まで、私一人から遠くの彼方に居りませるあなた一人までも、繋がっているのです。初めて声をあげた喜びの日からその声を失う悲しみの日まで、驟雨のような、はたまた遠目には無限のあみだくじのような壮大な樹形図で繋がっているのです。

願わくばその心の深淵より発せらるる浅き匂いだけをまとい、戸惑い歩みし轍に問いかけ、靴など持たずに裸足に居りませ。泡沫のとわに酔う無様なその在りようを糞馬鹿の世迷言の如く叫びたまえよ。

厨二気味だった私のファーストが発売される3週間前にあの父は何故か急に死にました。
あの画家も何故か不意に死にましたので通夜には私服で伺い御親族の感情を踏み躙りました。
私が愛したあのシンガーは何故か流行り病に罹ると死んだので私はそれを歌にしました。
私達のあのMy Generationは本当にかけがえなく、しかし何故か死にました。なれはてたる私はその残骸をまた歌にしました。

これらは数限り無く繰り返された物語です。

替わり無きあなたの生命が終わるあと、あなたを宿し生きるまた別の生命らも在るだろうと私は思う。

「そんなことばっかりだし、それが美しいと思っているんだけど」

そう言ってあなたは慈しむように、こんこんとただ寝ている赤子を眺めている。

小さきひとよ。あはれ君よ。人並みなる喜怒哀楽をその体いっぱいに抱え生きよ。ああ歴史よ。数えきれぬ私たちが生まれ死ぬ事に詰まらぬ意味や汚れた手管などを求めさせるな。誰もが渡り来たりし大差なき大河なり。

其処に在るだけの命だ。
(ID:EDG9SC)
5 しゃん
キャラバンさんに一票でお願いします。

好みも大きいのだろうなと思いつつ、韻とストーリーそれぞれの完成度で一段ずつ上に見えます。
脚韻を追うだけでストーリーがある程度分かります。洗練されてないと、そうならないと思いました。
テーマアプローチの優劣は付けづらかったです。そもそもテーマが非常に難しい。主張的なところで言えば散葉さんの言われるように「命」とはなんか違いますね。「生命」は「命」より原初的なものなんだろうなぁ、と考えさせられました。その意味では田中さんが取られた巨視的な視点に納得がいきます。
そんな、生命という大層な言葉を使うのはスポーツ選手か政治家ぐらいではないでしょうか。前者と後者ではだいぶ意味合いが違うようにも思いますが。

(くそっ。金じゃない・・!ではなんだ?私にとって私の命と同価値って・・
 ・・ない!私に代わるものなんてない!この質問がどうかしてる!

このライン良かったです。

散葉さんは

神様は美しい花を摘む、
鼻をつまむような人間は置き去りに…

これが好きです。

田中さんは

誰もが渡り来たりし大差なき大河なり。

これアツいです。


お三方、お疲れさまでした!!
(ID:a5Ecmh)
6 DDBS
>準決勝@


キャラバンさんに一票


黒山羊が出た時点で、何か元ネタがあるのかと邪推しましたが、あったらあったでそれを踏みながら構築していくのって技術のいることだと思います。(特に会話形式を踏みながら成立させるのって難しい…)
重くなりがちなテーマを、"ランボルギーニ"辺りのユーモアも交えながら描き切ったアプローチも投票する理由として充分でした。簡素ですが以上です。


皆さんお疲れ様でした!
(ID:IM8gXQ)
7 たっと
田中事件さんに一票です。

テーマが難しいな…と自分で決めたのを置いといて悩みました。
生命≠命という散葉さんのアプローチ、すごく分かる。リアリティの無い物語にリアリティを落とし込み深く考えさせられるキャラバンさんのアプローチ、リアリティにリアリティを重ねてキレイに纏めた田中事件さんのアプローチ。韻の上手さはキャラバンさんだったのですが、田中事件さんのすぐそこにあるストーリー性に感銘を受けました。

各ライマー好きライン
散葉さん
『歌詞に生命を吹き込んだ時から風向きは変わった。

その時に、一度嫌いだった自分をまた好きになれた。』

キャラバンさん
『くそっ。金じゃない・・!ではなんだ?私にとって私の命と同価値って・・
 ・・ない!私に代わるものなんてない!この質問がどうかしてる!』

田中事件さん
『小さきひとよ。あはれ君よ。人並みなる喜怒哀楽をその体いっぱいに抱え生きよ。ああ歴史よ。数えきれぬ私たちが生まれ死ぬ事に詰まらぬ意味や汚れた手管などを求めさせるな。誰もが渡り来たりし大差なき大河なり。』

お疲れさまでした!
(ID:JKygCZ)
8 寒ブリ野球伝
田中事件さんに一票

詩集に載ってても全く違和感ないですね
自分には逆立ちしても書けません
散葉さん、キャラバンさんの作品も特徴があって素敵ではありましたが
読んでて一番心を動かされた田中さんでお願いします
(ID:KfSm3B)
9 B-1秘書
キャラバンさんに1票
「生命」という重いテーマに対して敢えて突き放したような視点があって風刺的なのが好みでした。また韻を踏んでる箇所も分かりやすく、かといって違和感もなく、という感じで凄く良かったです。
簡素棚上げ失礼します!
(ID:KZ6WlW)
10 金魚くん!
田中事件さんに一票でお願いします∈( ‘Θ’ )∋プクプク

小さきひとよ。あはれ君よ。人並みなる喜怒哀楽をその体いっぱいに抱え生きよ。ああ歴史よ。数えきれぬ私たちが生まれ死ぬ事に詰まらぬ意味や汚れた手管などを求めさせるな。誰もが渡り来たりし大差なき大河なり。

この辺りのラインに特に考えさせられるものがあり響きました。
キャラバンさんの政治家と悪魔のアプローチ、散葉さんの音楽を取り込んだ自らの考え方のアプローチもかなり響きましたが上記を理由に投票させていただきます。
お疲れ様でした。
(ID:yST27m)
11 ヤジュセン
田中先輩に一票で。

散葉さんの自身に問いかけ問題提議しながらも自分なりの核心に近付いていくバース、
キャラさんのSFチックな悪魔とのやり取り、
それぞれ非常によく、特にキャラさんと田中さんで迷いました。
キャラさんってバトルとテーマで韻のクオリティが落ちないんですよね。特に今回は難しい筈の口語でのライミングもかなり丁寧で質が高かったように思います。
ただ田中さんのバース、なんていうか志人感があり、音楽に込められた生命のメッセージは受け継がれていく、という壮大なアンセムが流れるようなワードと韻で巧みに表現されているようでめちゃくちゃよかったです。
最後はリリックとしての完成度で決めました。

棚上げすみません。お疲れさまでした!
胸にかけて胸に!ファッ!?
(ID:XhID83)
12 水野 蓉子
田中さんに一票

前向きに実直に生命に対して表現してる印象でした

アプローチがヤバい!

どこがって言うより、全体的にテーマに沿ってリリックを書いてる感が凄く良かったです

お疲れ様でした
(ID:123uEY)
13 wky
準決勝@

・韻
韻と言うより、印象に残ったパンチラインを挙げますね。

散葉さん
[当たり前,当然]が出来ることは素晴らしいことさ。
自分の素が"らしい"ってもんだからな。

キャラバンさん
普通なら家族か?だが私は未婚だ。彼女はおろか友人すら皆無。
寂しい訳ではない。そもそも仕事に出馬に忙しく馬鹿と戯れる為の休日はない

田中事件さん
其処に在るだけの命だ。

・テーマへのアプローチ
散葉さん、一般論に傾きつつも、『生命とはなにか理解するプロセス』を一貫していらした部分は素晴らしいと思います。
散葉さんの脳内での思考の逡巡を目の当たりにできたような楽しさがありました。

キャラバンさんのストーリーテリングのチカラは強かったです。言うなればドラマティスト、とも言うべきでしょうか。このタイプのテーマにこの手法を用いたのも自信があってのことでしょう。

田中事件さんは、ポエティックな言い回しを使うことはあるものの、朴訥な語りもあり、
バリエーションに富んでいたので飽きませんでした。

・ストーリー性
散葉さんは全体的に、『生命』を優しく大切に扱っていらっしゃる印象でした。
私の思うところは、
『歌詞に生命を吹き込んだ時から風向きは変わった。
その時に、一度嫌いだった自分をまた好きになれた。』
このラインが指すのがご自身のどの作品(バトル)で、
自分の嫌いな何を捉え直すことができたのか、
そのエピソードをお話していただきたかったです。
田中事件さんがエピソードを落とし込み、キャラバンが寓話に振り切った中で、
元々茫漠な『生命』というテーマを茫漠なまま描き終えてしまったのは、
大変厳しい言葉を使うことをご容赦願いたいのですが、
私には『中途半端な作品』に写りました。

キャラバンさんは、生命は魂とのみ等価であると看破されましたね。
素朴な疑問ですが、言質取りに来ただけで、命を取りに来たとも国民の命を脅かすとも言っていない悪魔に、
田中一郎は何を怯えているんだろうとは思いました。
なんかこう、田中一郎自身は命ではなく魂を賭けると宣言して、
結果一年後に命=魂を賭している状態になったなら、
その賭けに彼は勝ち、魂も失わずに済んだのではないかと思うのです。
であるなら、結局この人はもとの人間に戻ってしまい、
『国民のために命を賭している』とまた言い始めたのではないか、と、
最後の一行に深く考え込んでしまいました。
よく編まれた物語だけに、読み解くことは難しかったです。

田中事件さんは、第九の歌詞を思わせる切り出しとまとめ方でしたね。美しい言葉遣いの中に強いメッセージを込めて、その逆へ進もうとする者には厳しい言葉を手向ける、と言った第一印象でした。
真ん中に唐突に無骨なリアルストーリーが混じっているのがなかなか趣深いです。そして、個人的な話ですが、私はここを読みたかったんですよね。
他の誰でもない『その人がその人のエピソードから学んだこと』をライムすることにこそ、
言霊は宿ると思います。
綴られた中でも、そのエピソードがどうっていう話でもなく、
そういう不思議なエピソードがあったと淡々と語っていらっしゃるところに、
『生命』は一筋縄では書ききれない複雑なロジックや、スピリチュアルな要素で構成されることを感じました。
また、最後の一文にダメ押しを喰らいました。

票は田中事件さんです。
お疲れさまでした。
(ID:hiyhrd)
14 土筆
田中事件さんに1票でお願いします。

韻はキャラバンさんに軍配かと思いました。悪魔と田中一郎氏の間で組み交わされる韻がとても面白かった。これも韻のおかげか2人のマイクセッションめいた感じで会話の描写がすごく浮かび上がりました。効果的な韻の活用だったと思います。
テーマアプローチは散葉さんが好きでした。生命と命の相違性すごくわかります。それに神様は花を摘むという表現、27クラブや佳人薄命の解釈としたら最高に素敵なアプローチだと思い唸りました。推敲や構成がすごく繊細で素敵です。
ただ比べるわけじゃないんですがアプローチとストーリーの質という点では田中事件さんが良すぎました。自身の身の内に近い所、ノンフィクションと創文交わる血が通った文章特有の力強さに鬼気迫るもの、信念というか覇気めいた物を喰らわされた気がします。

三名ともお疲れ様でした!
(ID:iAhwXa)
15 おのさとし
田中事件さんに一票

散葉さん
書き出し〜中盤〜オチまでの繋がりが弱くて、
実際そうでないかもしれませんが なんとなく「思った事をその勢いで書いてる」感があって個人的にはそこがマイナスポイントでした。内容的に冒頭の言葉が要所に響くような構成をとって欲しかったです。

キャラバンさん
創作として良く出来ていて、面白かったです。
風刺的というか、裏にあるメッセージ性みたいなのも感じとれて好きでした。生命という重くなりそうなテーマに対してコミカルなテイストで仕上げたのも良かったです。

田中事件さん
リアルを出してくる点が魅力的でした。構成力も高くて見惚れましたね。メッセージ性というか、主張が分厚く、テーマの重さに対して決して圧で押されない重さで言葉にしていたのも良かったです。3人の中で一番、生命生命してたと思います。

簡素棚上げ乱文御容赦!
お疲れ様でした!
(ID:hTMI5z)
16 えみぞ
判定します。

散葉氏
テーマが『生命』だからこその死との対比、自身の葛藤やそれをリリックを書くことへ繋げる落とし込みなど、3人の中で最もテーマに素直に対面していた印象です。
大会であること、またその大会の準決勝であることを踏まえると、対戦相手の二人のクセが強めなのは知っていたと思うので、そうなるとど正面では少し不利かと。
惜しいと思ってしまいました。


キャラバン氏
テーマからみんな少し暗めな雰囲気や固い内容にしがちなところ、なんともまあおもしろい内容に度肝抜かれました。
デスノートみたいなやり取りにどう落ちるのかわくわくしながら読みました。
仕事柄政治家と絡むことが多い故蛇足な話ですが、わたしの知っている政治家たちがもしこのような状態に陥ったとしても、心を読まれているとわかっていても、もう少し饒舌で滑稽に、悪魔を翻弄しようとしたのではないかと想像してしまいます。
なのでキャラバン氏は心がキレイなのだなぁとオチを見ても思いました。
いろいろ想像したり、蛇足を楽しんでとても惹き込まれたリリックでした。


タナセン
うーん。玉ねぎのリリック書いてた人と同じ人なのでしょうか。とても高尚な言葉たちと世界観、どこか卓越した神の目線的なリリックに驚きました。
しかしながら申し訳ないけれどわたし的になんだかとても宗教臭く感じてしまいます。。。
別にそれがダメなわけでは全然ないですが、わたしはちょっとニガテな感じです。
父上の件を知っていただけにとても敏感なテーマであっただろうし、それをまた言葉にすることはとても難しいことでもあるし、でもしいて言うならそこを心のままに書きなぐってもよかったのではないかと、それがタナセンらしさが出たのではないかと勘ぐってしまいました。
ごめんなさい。
でもあえて、こう書くのが田中事件なんだろうね。
うん。そう落とし込みました。


票はキャラバン氏に入れます。

おつかれさまでした!
(ID:AZEM1h)
17 黒猫
どの作品も読み応えありました
散葉さん
葉脈が透けて見えるような生命を感じました

キャラバンさん

物語として引き込まれる面白さと韻がお見事でした

田中事件さん

なんかズルいくらい素敵な文章を書く方ですね

票は田中事件さんに

こういう試合見れるとネットライムやってて良かったなと思います

皆さんお疲れ様でした!
(ID:HEey5C)
18 パック
田中事件さんに一票です。

韻 韻自体の巧妙さはキャラバンさんが一歩リードかと思いました。気持ちよさの面では田中事件さんも良かったです。

テーマアプローチ
これは三者とも好きでした。キャラバンさんが少しテーマへの近さとしては距離をおいたかと思いますが、面白いアプローチだったと思います。

ストーリー性
散葉さんの「一瞬立ち止まって考えて結論づく」ようなもの、一つのストーリーだな、と。なんか大きくは変わらないが何かを考えたあとって少し違う景色が見えるような、そんなものを感じました。
キャラバンさん
ちょっと風刺のような、面白かったです。会話によって重厚感もあり、読み応えありました。


田中事件さん
終盤に差し掛かって個人的には一番好きでした。逆ブロックが『死』なのを利用してか、一度『死』のような流れから本題に行くところで抑揚というか加速感がついた印象。


ここから悩んだのですが、個人的には、重厚感もあり、惹かれた田中事件さんの内容に一歩リードされたな、と思い、票は田中事件さんです。

このブロックも皆さん、綺麗でレベルの高い試合だったと思います。お疲れさまです。
(ID:2Rh9IC)
19 ゾンビ鷲
田中事件さんに1票です。

死生観というか生命賛歌的な、テーマに対してすごくどストレートな言葉だったと思います。それ自体と文体もいいのですが、普遍的な内容に対して中段の自分の話がうまく効いていて読み応えが良かったです。

散葉 - Chillhaさん
最初の気づきのシーンから、洞察、結論までの流れがあまりスムーズに感じられませんでした。箇条書きのように展開していて、かなりあっさりして見えました。

キャラバンさん
コミカルで読みやすくて良かったのとオーソドックスな脚韻が良かったです。欲を言えば、AのセリフBのセリフで踏む、AA、BBと踏む、と整理されているとなお良かったかなとも思いました。AB、BB、B地の文、みたいになっているところが微妙に気になりました。
(ID:V.Gqrw)
20 妖猫
キャラバンさん

ユーモアを交えつつ韻が綺麗で話としても面白かったです!

差し出す対価の所で、ランボルギーニ1台分か/それで満ち足りるのか?

の葛藤と妙なプライドの高さを表現しながら踏むの凄い上手いなぁっと思いました。

田中事件さん

読めば読む程惹き込まれる世界観でした
後半から特に良くて素敵でした。

『小さきひとよ。あはれ君よ。人並みなる喜怒哀楽をその体いっぱいに抱え生きよ。ああ歴史よ。数えきれぬ私たちが生まれ死ぬ事に詰まらぬ意味や汚れた手管などを求めさせるな。誰もが渡り来たりし大差なき大河なり。

其処に在るだけの命だ。』

ここが凄く好きでした。

散葉さん

テーマへのアプローチは好きでした。
生命と命は何か違うって言うのは共感できました。


キャラバンさんのユーモアを交えたストーリー展開も私的には好きで非常に悩みましたが
読んでいてより惹き込まれたのが田中事件さんでした。

私からは田中事件さんに一票でお願いします。


個性が出た良い試合でした!
(ID:nIxB77)
21 あめのこやね
■散葉氏
"生命"と"命"は
同じ意味合いだろうけど、どうも違うと思うんだ。

から展開される物語がとても素敵でした。
生き様も『生命』ですよね。

他者から得るのはヒントだけにしろよ。
自分の素が"らしい"ってもんだからな。

ホントにその通りだと思います。

■キャラバン氏
後世に名を残す人間は、いつも正しいわけじゃない
という言葉を思い出しました。
鬼才や英雄も人生の嘘と葛藤したんだろうなァと

その瞬間、町の雑踏、風の音、観衆達のエール
全てが静寂に変わり男の頭上に暗雲立ち込める

情景描写から踏み方まで全部好きです。
韻律を生成するためのコンテクストを非常に意識されているように感じました。


■田中事件氏
小さきひとよ。あはれ君よ。人並みなる喜怒哀楽をその体いっぱいに抱え生きよ。ああ歴史よ。数えきれぬ私たちが生まれ死ぬ事に詰まらぬ意味や汚れた手管などを求めさせるな。誰もが渡り来たりし大差なき大河なり。

其処に在るだけの命だ。

とんでもなく格好良くて美しいラインだなァ。
小説の中で現実を突きつけられたような不思議な感覚が残りました。

これは総ての詩歌から読み取れることなのですが、きっと生命と死も陰と陽のように構成されているんでしょうね。
元々、宇宙は混沌としていたのです。
これから生まれてくる子供達の未来も明るいのかもしれません。


判定期間を見間違えておりました...
いや、ホントに申し訳ありません。
(ID:x1G800)
22 たっと
勝者 田中事件さん
(ID:JKygCZ)
23 キャラバン
散葉さん、田中事件さん
ありがとうございました!難しいテーマだっただけにとても勉強になりました。
田中事件さん決勝おめでとうございます!完敗です!
純粋にファンになりましたので決勝にワクワクしてます!
優勝取ってきてください!

判定いただいた方々ありがとうございました!
自分的にユーモアを出した作品はあまり書いたことなかったので判定出るまでドキドキでした!
自分の伝えたかった風刺的部分まで読み取っていただき感謝しかないです!
ありがとうございました!
(ID:gKDrQA)
24 田中事件
散葉さん、キャラバンさんありがとうございました。決勝。。とか、生まれて初めてですね。行ってきます。負けたら玉葱食わされるらしいです。回避したいです。。
(ID:s5POFS)
25 KKK
キャラバンに1票!

ストーリーがしっかりしていて、目を惹きつけられた
(ID:KJHrpn)