海底路

退室
あ…やば、恥ずかしい(ぼんやりと海中の景色を眺めている内にガラスに額をぶつけ、気を許すあまり眠りかけていた事に気付くと瞼を眠たげに擦りながらトンネルを歩き出口に向かいやがて水族館から出て行くと念の為気配遮断能力を使い暗闇の中に消え店へと帰宅し)

入室
んーっ、仕事抜きなんてひっさしぶり…。(茹だるような暑さを感じる事が無い為まるっきり普段の格好ではあるが、ローブは置いてきており腰には包丁を隠すようにポーチが固定されていて。長らく呪いの品を求め歩き、暫し店を開け各地を放浪していた為仕事をしていない日は久しぶりだと誰も居ない海中トンネルで軽く伸びをし気が抜けた欠伸をひとつ)何も考えずにぼうっとするのもたまには良いかな？

移動退室
(少しずつ暗くなる海底に、彼が進むのを見れば大きく頷き、同じく地上へと戻るべく歩み始めて。地上へと出る頃、この場所は夜闇に包まれるだろうか…。)

【直ぐに参ります〜(>_<)】

移動退室
ん、じゃあ行くか…
(己の悪目立ちに対して納得してなさそうだったがフードを被る理由は理解して貰えたようで、そういう事だと肩を竦めてみせ。質問に対して同意が返ってくれば、ゆっくりとした足取りで海底トンネルを歩いて地上へと向かい)

【了解しました〜。では、先に移動いたします^^】

(己にとっては彼の髪は悪目立ちとは思わないがフードまで被る姿に目を瞬かせ。しかし、その後に納得とでも言うように頷きつつ笑みを浮かべて。)
そうだな、そろそろ上に戻ろう。
(だんだんと薄暗くなる海中。さっきまで美しく光り輝いていたのが嘘のようで、問われれば同意するように頷いて。)

【了解です！では、折角なのでリゾート地らしく海中ホテルにしたいです！】

悪目立ちってのは、俺みたいなのを言うんだよ。
(相手は清潔感があるし悪い意味ではなく、己のように赤髪で悪い印象があるのを悪目立ちするのだと己の髪を摘まみながら告げれば最後にはパーカーのフードを被って、フードのある服を好むのは目立たないよう隠すためだと示してみせ)
…そういう事か…。………暗くなってきたな…そろそろ行くか？
(見られること自体には抵抗はないのかと半ば呆れながらも、今回の経緯が解って納得し。ふと見上げれば光の揺らめきが少なくなり、時刻を何となく推測するとチェックインするべきかと考えて。相手へと視線を向ければ、満喫したなら移動するかと問い掛けて)

【それは良かったです〜。では、お好きな部屋をお選び下さい。そして移動させましょう+】

そうなのか？私は派手で悪目立ちしているのかと…。だから、どうしたらそうならないのかは考えていたのだが…。
(目立つ、という言葉がこの女の中では賛辞に結び付かず、どちらかというと良い印象には思えなかったがために出来るだけ服装なども考えてはいたものの、どうにも改善できず。)
帝都では声をかけられることも、周りから見られることもあるが…それだけだ。だから特に気にはならなかった。しかし今日の視線は、少し、帝都で感じるものとは違う気がして…。
(なぜ、と問われれば今日感じた視線は目線が合わず己の水着にばかり集中していた気がして。故にきちんと理由が知りたくなったがための追求で。)

【わーい！一泊させたいです！！素敵宿泊施設、利用したいなあと思っていたのです+】

………見た目だって、その一部だろ…。
(先日と聞き、己も覚えているのであれから気になっていたのかと。相手の性格であれば、それも仕方ないかと溜め息を吐けば見た目だって人目を引く要因だと指摘し)
…………というか、今まで気にならなかったのか？
(己が相手を知った時から人の目を引いていたので、今更な気がして。どうして今聞いてきたのかと、そちらを見ながら首を傾げ)

【そうでしたか、ならば良いのです^^ここで提案ですが、折角ですからリゾート地で一泊させますか？】

ぅ…そう、だが…。
(兎に角気になると追求したものの、どうしたものかと思っていれば聞こえてきたのは非難の言葉。気になったのだからし仕方ないのだと言いたげにチラと上目使いで見上げ。)
目立つと、先日も言っていた。…見た目の問題なのかと気になっていたのだ。

【私は大丈夫ですよ〜(*^^*)】

(己の言葉は相手に届いたようで、妙に照れ臭いと再び溜め息を吐き。しかし漸く納得はして貰えたようで、もう質問が来なければ目を開けてチラリと相手を見て)
…………追求してきたのはお前の方だからな？
(顔を赤くして恥ずかしそうな様子に、互いに気恥ずかしくなったのは己のせいでは無いと頭を掻いて)


【眠気とか、お時間は大丈夫ですか？】