Ψ 言霊の宿木 Ψ

過去ログ3568 2011/1/2 17:53

涛~樹
男性 21歳
無題
浸ったり
弱音を吐いたり
押し付けたりするのは
弱い人間のすることなんだろう


そうしなければ
自分が立っている気がしなくて
不安になるんだろう


強い人ならきっと
誰に見られなくても
満足出来るのだろう


強く強く在ろう
賢く在ろうと
見栄を張ってきたけれど


必ず弱ってしまうんだ


そういう時は

強い人に助けてもらっていいかもしれない


その人が弱った時
助けてあげられるのなら
1/2 17:53

涛~樹
男性 21歳
無題
辛くなった時には

溜まり場や
行きつけの店
笑う教室や
夕焼けの道

逃げる場所は沢山あるけれど
真っ先に家に帰るよ


擦りきれた時には
あなたのご飯が食べたい

行き詰まった時には
甘えだと分かっていても
励まして欲しい


もう行かなきゃいけないけれど
終わったら少しだけ
長い休みを貰って

真っ先に帰るよ
1/2 17:41

踏*・ゆめ・*・
女性 17歳
──赤──
赤い、部屋に
赤い、モノと
赤い、肉片を持った
赤い、人がいて

赤い香りを纏った人が
私に刃を向けると
パリと、私が割れた

その人が刃で指す先を、振り返る

そこには
赤い、自分の部屋に
赤い、刃と
赤い、彼を持った
赤い、私がいて…

前を向くと
鏡の中の割れた私は
笑っていた…
1/2 17:10

東飼L
君僕
君が僕の心を掴んだから
僕は君の側に行ったの

僕は君の心に触れたから
君と僕は結ばれたの

君が僕の手を握ったから
僕は君の手を離さないの

僕が君を包み込むから
君は僕の中で眠るの

僕が君を外に連れ出すから
君は僕と街を歩くの

君が僕を見つめるから
僕は君とキスを交わすの

僕は君が好きだから
君は僕に微笑むの

君は僕を好きだから
僕は君を強く抱き締めるの

僕と君は繋がってるから
君と僕は誓いをたてるの

君と僕がすれ違うから
僕と君は喧嘩をするの

僕が君の心を壊したから
君は僕から離れていくの

君は僕から
去っていくから
見えなくなるから

僕は君より
素晴らしい人を見つけなくちゃいけないの

そんな人
いないのに
いるわけないのに

いらないのに......


君と僕と
僕と君
1/2 12:31

唐ノゃむこ
一年のはじまりから
 
街から あるいは 家から
流れ出た
時間を続けるための
またずれの海遊魚たち
朝焼けも届かない売り場の床を
幽霊や 透過や 人々のように
歩いている
 
朝、道路を ゆっくりとゆくたび
魚の目玉は2つもの
朝の天球儀をこさえているというのに
 
空が延々と広がり
魚は幾つも角を曲がり
真っ直ぐな道を
何事か
呟いて 呟いていく
 
空が延々と広がり
平らかに満ち渡りたいのに
魚たちは生きて、呟やいている
流産の命のように
流れでたまま
朝焼けの道は
 
1/1 22:20

搭木
「新年」
過ぎ去った年に

別れ告げながら

新しく来る年を

迎え受け入れて

謹賀めでたく祝う
1/1 21:56
HP

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