Ψ 言霊の宿木 Ψ
過去ログ3590
2011/2/26 2:10
塔Vェスこ怒ったリスをなだめすかすために
おいかけた春の過去は
我々を待たない
浜辺は孤独を丸め
二人の忘れ物を
砂に埋めたが
まだ小リスは時間をかけて
波は何も流しはしない
2/26 2:10
塔Vェスらせつなさといえば
死への夢想が
たちのぼる
絵を描こう
偽りの
煙突の崩れたる
夕闇の中に
微笑んで
罪を抱えた青春よ
さあ消えなん
燕のように
ここを立ち去れ
2/26 0:25
痘ム檎うさぎのエミリーねえねえ
つまんないからさ
もうそういうのやめようよ
興味がないふりして
他人を悪く言ったり
自分が特別なんだって
まるで風待ちエゴイスト
黒くした髪が痛いって
ずっと泣いてたいんだ
お気に入りのエミリー
うさぎを抱いて
ぴょんぴょん、さよなら
もうやめようよ
2/25 21:31
塔Vェスへ悩ましい
嚠喨とした
イスパニアの
ロマンスが
とろける
まじないを
私の心になげかける
2/25 15:07
嶋齒`一菜モナ光りの音静かに集中して空間の途中にあるその一点を見つめる
辺りのものすべてとその一点がなじむまで見つめる
その一点の内側が見えるようになるまで見つめる
やがて辺りがもやもやとしてくる
さらにその一点の奥を見つめる
砂時計の砂がすべて流れた時
それは始まりの音とともに脈打つ
やがて始まりの音が分裂して四方八方に伝播する
闇と光りが分離した瞬間だ
2/25 8:10
HP
塔Vェス1震えながら狂態を用意する宇宙の金属音を
ぐちゃぐちゃ交差させ
二人のランドセルが
くるまれた残滓としての
壺の破片を破壊する
世界の運動と飲み込まれた名指しのいらただしい不動
ピストルをもて
いつものように
散らされた映像の連動から
画像があっさりと離脱している
さあ
影の孤独を土でくるもう
2/25 5:59