Ψ 言霊の宿木 Ψ

過去ログ3611 2011/4/26 1:04

搭木 綿雪
女性
流れ星ヘリコプター
流れ星ヘリコプター。


きらきら星が光る中、

星に見えるヘリコプターがきらきら飛んでた。


(ついでに、ほんとのお星さまもとんでった。)
4/26 1:04
HP

悼 紫乃

ド派手な色が
絡まり合う路地裏
転げ回る屍体達
中×人みたいな名前の貴方
いつも其所から私を見ているの?
[今日の空模様は?]
やっとハレバレ〜
4/25 15:58

唐ワ
3歳
自殺他生
俺の頭をぶち抜けば赤、黄、青に染まった形達が飛び散るだろう

Colorfulな屍

色とりどりの死体

色と死

黒い丸

宇宙の色と形

宇宙は俺だ
4/25 14:23

痘H幻 暮芭
馬車の中で



「私たちはどこに行くのかしら?」

押し潰されそうな馬車の中、誰かが言った。

「行き先が分からないなら馬車には乗らないだろう?」

人の多さで蒸れてきた馬車の中、誰かが答えた。

「行き先が無くても馬車には乗れるわ」

混雑した馬車の中、誰かが言った。

「行き先が無ければ途中で止まるさ」

雑踏した馬車の中、誰かが答えた。

「目的地があるから私たちは進むのさ」
「いいえ、目的地が無いから私たちは進めるのよ」
「目的地が無ければ進む意味が無いじゃないか?」
「ならば目的地に着いたら進めなくなってしまうのじゃない?」
「目的地に着けばそこがまた始まりになるのさ」
「それは目的地に着くという事では無いじゃない」

元々ごみごみとした馬車の中は、更にごった返し、更に蒸し暑くなる。

「私たちは何処に着いたのかしら?」

誰かが言った。

「終点ですよ」



[今日の空模様は?]
土砂降り後曇り
4/25 11:58

搭木
「置捨」
応えてあげて下さい
必要とされている人

其は私ではないから
行ってあげて下さい

寂しくなどないから
枯れ慣れてしまった

貴方は気付かない侭
誰も理解されない侭

必要と寂しがる声に
向かうべきでしょう

置いていって下さい
捨てていって下さい

何も言葉は要らないから
4/24 21:16
HP

痘H幻 暮芭
草原の大地



青い草原はどこまでも続く。
蒼い空はどこまでも広い。
天と地を分けるように稜線が引かれている。
時折風が、草の葉を揺らしながら吹き抜ける。

何もない。何もない。茫漠の世界。

適応するものは何だろう?
順応するものは何だろう?

何もない。何もない。広漠の世界。

創作するものは誰だろう?
創始するものは誰だろう?

開闢されてはいるけれど
創世はされていない。
何もかもが無いけれど
何もかもが有る世界。

あてもなく とめどなく
繰り返す自然の摂理。

何もなくても世界は回る。
何があっても日月は昇る。

「無いから創るのか。有るから創るのか。」

呟きは冷たい風に吹かれ、去ってゆく。

赤い大地はどこまでも続く。
灰の空はどこまでも広い。
天と地を繋ぐように、稜線が引かれている。
時折風が、砂の粒を飛ばしながら吹き付ける。

「有るから壊すのか。無いから壊すのか。」

呟きは熱い陽に焼かれ、去ってゆく。

一陣の風が、誰も居ない世界を吹き飛ばした。


[今日の空模様は?]
雲行きの怪しい晴れ
4/24 8:22

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