1 たかお

2011夏

21期たかおです。今年度もDを務めさせて頂きました。
今年の夏はというと、ジョージさんからお話があったように台風の当たり年でした。初日から禁止が続き、条件の判断基準が特に難しく感じる夏でした。海の状況、お客さんを楽しませたい気持ちと安全を提供したい気持ちが揺れ動く中。柔軟な対応が求められる夏でした。間違いなく海の状況は危険な日が多かったものの、思い返せば危なっかしい事柄などはなく、これは自分たちがライフセーバーとしての力が発揮できた結果なのか。または、ただ単に自然やお客さんに恵まれた結果なのか。答えが導き出せないものでも、変わらずに自分たちのやり続ける事、それが「Do More」なのだと思います。
飯岡海水浴場が開設しない事により和田浦に来た飯岡メンバー。彼らの存在がとても良い影響をもたらしてくれました。和田浦の海を知っている人間でさえ対応が難しい場面を、迅速に対応する姿はまさに浜の名前を乗り越えてライフセーバーとしての力を見せてもらいました。
今年は学生たちとは様々な話をしました。私はかれこれ今の4年生が入れ替わりの代であり、先輩方でしか私の学生時代を知りません。しかし、この状況は自分が四年生の時であるジョージさんの立場と同様です。私たちにして頂いたことを後輩に伝える気持ちで臨んだ夏となりました。
受け継いでいくものとは、伝統や規則、岩の名前だけではないのか。それを形に現したかった夏です。
怒られ続ける一年生、進化を問われる2年生、上級生としての責任を持つ3年生、後輩をまとめることに苦労した4年生。学生たちのそれぞれの学年での課題は尽きないでしょう。尽きなくてもかまいません。尽きたらそこで成長と発展は止まってしまいます。
「いい夏だったか?」と質問されて「いい夏でした!」と答えられる人間の方が少ないと思います。いい夏だったかどうかは過ぎてから気が付くものです。

残りの大会も頑張りましょう。
Do More!