Unknown
僕を振り回す小さくて愛らしい笑顔
春は何もかも素直になるほど心地よくて
桜色の夢を見ると禁じられた恋も芽吹いてしまう
君は大人になれない僕を包むように背伸びして
ありのままを受け入れてくれる
このままずっと深い眠りにつくように
優しいまなざしを感じていたい
Unknown
庭の猛獣か、あれは本能を象徴してる。
ヒトは知識や情報に囚われすぎると返って判断が出来なくなる時があるだろう。
そこから解放してくれるのが彼女だよ。
ほら、もう獲物を狙ってる…こうなったら手がつけられない。
ことを終えるまで離してくれないから困ったものだ。
Unknown
さやか「あんまり怖いこと言わないで」
僕「いい人にはなれないよ」
さやか「この桜を見て思い出すの」
僕「心の隙間は君じゃないと埋められない」
さやか「もしも、あなたが悪魔だとしたら私は生贄?」
僕「怖いこと言わないでくれ」
さやか「いい人じゃいられないの」
Unknown
僕は、いつまで夢を見ているのか
きっと、この桜の花びらのように優しい君のせいだ
そこに存在するだけで、まるで時が止まるみたいに頭が真っ白になる
春の陽気は僕の恋を弄ぶばかりに香り立つ
舞い散ったひとひらが君の頬を撫でることすら
嫉妬させるほどに焦がれている
Unknown
終わらないエイプリルフールなんだ
すべては寂しさから生まれた噓さ
だって窮屈な世界のほうが二人だけの秘密を作りやすいから
君は、まだ僕を信じているのか離れようとしない
望んでいたことだけど、さすがに罪深いと思い始めてる
桜が散る頃には話そうか
もう遅いかな
Unknown
あの庭、常識人からしたら花を穢してるように見えてるんじゃない?
"変なこと吹き込みやがって"とか思われてそう
まあネットでもテレビでも情報から離れたら何も起きてないのよ
君がこういう場所に来るのは、それを感じられるから?
やっぱり気まぐれだね
薄情者の猫さん
Unknown
未来の世界はこっち
もはやVRゴーグルは体の一部
あなたは現実を認識する必要はありません
そう、バーチャルがあなたのリアルであり日常
今までもそうだったでしょ?
スクリーンを眺めていたように
これからは何も持たず幸せな生活を
You'll own nothing and be happy.
Unknown
桜はすぐに散ってしまうけど言葉というのは残り続ける。
言った人が亡くなっても、それを聞いた人が誰かに伝えるの。
そう、人間は疾うの昔に永遠を手に入れていた。
この木の年輪にも色んな記憶が眠ってるのかな。
自然という言葉を忘れた時が私たちの終わりなのかもね。
Unknown
花粉症を改善する方法が"治るまで小麦を一切摂らない"だとしたら、それは食べられないね
なんでも免疫細胞は腸に沢山いて、そこに小麦のグルテンというタンパク質が悪さをするんだとか
症状が重い君なら効果が分かり易いのかなと
そんなにクレープがほしいのかって?
うん
Unknown
あのとき"人類はまだ月にすら行ったことがない"と言ったら
君は"夢がない"って信じてなかったけど
二人の間に流れる時間にとっては、どうでもよかった
不完全な、この世界の片隅にある安らぎの中で
優しい光に照らされた君の笑顔を見ていられる
ほかに、なにもいらないさ