ガンジーの会よりお知らせ

過去ログ8 2024/9/29 11:36

▼「ガンジーの会」代表:末延
第225回「9の日・9条・ハンスト・イン」実施のお知らせと参加要請文(1)
(承前)

10.だがしかし、「歴史の意志」が、スムーズに実現されてきたわけではなく、これまでにも安倍元首相をリーダーに、自民党内外及び一般市民やネット内の右翼の手によって、様々な妨害に直面させられ、ある時には「もうだめだ!」、「九条は廃棄されてしまう!」と思わされた危機的状況もありました。しかし、それらのいづれの困難をも乗り越えて、「九条」を守ろうという私たちの祈念と決意は、私たち市民の共同願望として貫かれ、今日に至っているわけです。

11.そうした視点に立って、今回の自民党の総裁選出選挙が遺したものとして、見えてくるのは、今、そしてこれから先も、安部政治を蘇らせることは絶対に不可能だということです。つまり、今回の総裁選挙で、ウルトラ右翼で、安倍首相の亡霊に取りつかれた高市氏が敗れたという事実が突き付けた教訓は、安部政治をもう一度蘇らせようという妄想は、時代錯誤でリ、国民の支持を得ることは絶対にできないということです。

12.安倍元首相の怨霊に取りつかれた高市氏と高市氏に一票を投じた自民党の議員や党員の方々は、今こそ、安倍的なものは終わってしまったという、事実を受け入れ、ポスト安倍時代に遭って、政治家として何を為すべきかをじっくりと考え直すべきではないでしょうか。

13.最後にもう一言。今回の自民党の総裁選で、第一回目の投票では石破氏に27票の差をつけて、高市氏が一位に選ばれ、テレビやインターネットの99%が、石破氏の敗北を確信する中、二回目の最終投票では、ぎりぎりのところで自民党議員の意識の中で、民主的選挙を通して選ばれた代議員としての良心が奇跡的に蘇り、石破氏が逆転勝利して新総理に選ばれました。私たちは、この逆転勝利こそ、「九条を守り通せ!」という、「歴史の意志」の発現に他ならならず、高市氏はこの「歴史の意志」に逆らったがゆえに、再び自民党の総裁、ということは日本の総理大臣に選ばれることはないと、言っていいでしょう。

以上を踏まえて、私たちは、来る19月9日正午から、225 回目のハンストインに参加する所存です。

9月29日
「ガンジーの会」代表: 末延芳晴


▼「ガンジーの会」代表:末延芳晴
第224回「9の日・9条・ハンスト・イン」実施のお知らせと参加要請文(1)
日本と世界の未来のために九条を護りその基本精神を
世界に向けて実現していくべきだと考えるすべてのみなさまへ

日本の緯度が赤道直下に移動したのかと疑われるほど、7月の末からほぼ一か月間、 殆ど雨が降らず、連日40度近い灼熱の太陽光が肌を突き刺すように照り付ける猛暑に、皆さまさぞや辟易し、夜も眠れぬ日々をお過ごしのことと思います。

しかしそれでも昨日は、お昼過ぎから台風10号の影響で、私の住む京都では、まさに中国語で「傾盆大雨」という土砂降りの豪雨が降り、熱く焼けた地熱を一気にさましてくれたせいで、翌日はようやく秋が一歩近づいて来てくれた感じで、ヤレヤレと一息入り得ておりますが、皆さまお住いの地域ではいかがでしょうか。

さて、毎月恒例の「9の日・9条・ハンスト・イン」が近づいて参りました。224回目に当たる今回の「ハンスト・イン」は、9月9日(月)の正午からスタートします。戦後79年の長きにわたって、私たち日本人の生きる根拠であり、心の拠り所として護られ続けてきた、憲法第九条に象徴される完全「平和主義」を、日本のレガシーとして、未来永劫に亙って守り抜き、子々孫々に伝えて行く一方、戦争のない世界を一日でも早く実現していく ために、世界各国に伝え、広げて行かなければならないと思われる皆様方の参加をお待ちしております。

ところで、7月の東京都知事選挙の馬鹿騒ぎが、小池百合子知事の再選という、およそ馬鹿げたというか、二番煎じの茶番劇で終ったのもつかの間、今度は自民党の総裁選びの茶番劇が、新聞やテレビ、インターネット・メディアの間で演じられ、心ある市民は、さぞやいい加減にしてくれという思いに駆られていることと思います。

それにしても、報道メディアは、裏金問題に象徴される自民党の腐敗を追求することを、手のひらを返すようにしてやめ、連日自民党の総裁選出選挙に関する報道に熱中するのか。その一番大きな理由は、小泉純一郎元首相の次男で、政界サラブレットの純血種と言われながら、「決断が出来ない」と言われ、民報テレビ局の美人アナウンサーと次々と浮名を流すなどなど、軽佻浮薄を絵に描いたように無責任な二世政治家として悪評高い、現在43歳の小泉進次郎・元環境大臣が、初の総裁選に出馬することが確実視されているからにほかなりません。

ですが、現在繰り広げられている、メディアの上でのバカ騒ぎを見ていて思うのは、小泉氏に、日を追って国力が衰退していると言われている日本の国政を委ねて、本当に大丈夫かということです。一人の政治家が一国の総理大臣になるには、それ相応の人格と知性と感性と使命感、そして何よりも、長い政治的試練に耐え、乗り越えてきたことで培われるはずの経験値と決断力と胆力、そして国内外からの信頼と広い人脈が必要とされるはずです。ですが、小泉進次郎氏には、そうした総理大臣に求められる能力が備わっているとは到底思えません。つまり、小泉進次郎というさいころを何回振っても、「不可能」とか「無能」、「軽佻浮薄」といったネガティブな目しか出てこない。

それにもかかわらず、なぜ小泉氏は総裁候補に選ばれ、党大会では総理大臣に選ばれてしまうのか。一番大きな理由は、裏金問題で国民からの信認を大きく裏切ってしまい、今、存亡の危機に立たされている自民党にとって、党勢の挽回が望めるのは、小泉氏のような若くて、ナイス・ルッキングで、どこか愛嬌があり、国民的支持(特に若い女性層)の高い政治家に頼って、現在、結党以来最大と言っていい窮地に陥っている自民党を立ち直らせ、党勢回復を期待するしかないから。

(続く)


▼「ガンジーの会」代表:末延芳晴
第224回「9の日・9条・ハンスト・イン」実施のお知らせと参加要請文(3)
(承前)

二番目に考えられる理由は、今、インターネットの言論空間で、私が一番信頼できると思っている「一月万冊」のレギュラー・コメンテーターで元朝日新聞経済部記者の佐藤章氏が指摘するように、小泉氏のように無能で、軽佻浮薄な若手政治家が内閣総理大臣に選ばれても、自民党が政権与党である限り、日本は大過なくやっていけるという合意が、自民党の首脳部と財務省を中核とする官僚組織の中枢部との間でできているから……。つまり、日本の政治は、明治維新以来一貫して、予算決定権を牛耳るエリート官僚層(その多くは、東京大学法学部をトップの成績で卒業して財務省に入省し、予算の編成権を握る超エリート官僚層)の手に握られ、日本の財政、経済、外交政策の全ては、彼らの手によって決められているからだということなのです。

佐藤氏は、朝日新聞がまだ日本の新聞メディアの中核というか、トップ・レベルに位置し、世論の形成に大きな影響力を及ぼしていた頃、早稲田大学の政治経済学部を卒業し、朝日新聞の経済部に入社。以来ほぼ一貫して財務省や通産省の取材に当たって来た敏腕記者で、取材を通して知り合い、交流を深めた大物政治家や財務省や通産官僚の幹部クラスとの間に分厚いネットワークを持っており、朝日新聞退社後は、そのネットワークを生かして集めた、日本の政界・経済界のホット、あるいはシークレット・ニュースをベースに、「一月万冊」で、毎週3回〜4回、政治・経済問題について、シャープで深く、且つユーモアのセンスに溢れた解説を行っておられます。権力におもねらず、批判すべきところは鋭く批判するという意味で、私が、今一番信頼を置くジャーナリストです。

私は、朝日新聞や京都新聞など日刊新聞の購読を5年ほど前に辞めて以来、もっぱらインターネット・メディアに掲載されるニュース報道や解説に目を通することで、ニュースをキャッチしてきましたが、3年ほど前から、清水有高氏の主催する「一月万冊」のニュース解説を見て/聞くことを通して、ニュースを正確にキャッチすることにしています。以下に、佐藤章氏の解説する映像のタイトルを記しておきますので、googleで検索して、一度見てみてください。

 「一月万冊 佐藤章 小泉進次郎首相を実現させるための自民党
 マル秘作戦」

佐藤章氏は、小泉次郎が日本国の総理大臣になってしまうことに、「これでいいのか?」と疑問を呈しながら、それでも今の自民党とメディアの報道ぶりを見ていると、小泉進次郎氏が総理大臣になることは、ほぼ間違いないだろうと予測した上で、就任当初は、「ご祝儀相場」で、支持率は上がり、秋の衆院選挙でもそのおかげである程度の勝利を収めるかもしれない。しかし時間の経過とともに、馬脚を現し、来年の7月までに行われる参院選では大敗北を喫することは間違いない。そうした意味で、今回、小泉政権が実現しても、それは一時しのぎに過ぎず、自民党の衰滅の運命は変わらないと予測しています。

(続く)


▼「ガンジーの会」代表:末延芳晴
第224回「9の日・9条・ハンスト・イン」実施のお知らせと参加要請文(3)



▼「ガンジーの会」代表:末延芳晴
第224回「9の日・9条・ハンスト・イン」実施のお知らせと参加要請文(3)
(承前)

以上、見てきたように、私たちは、もうしばらくの間、小泉進次郎氏の内閣総理大臣就任という茶番劇に付き合わされることになるわけですが、もう一方の主役である立憲民主党の代表選挙の方は、どう進んでいるのでしょうか?

これも、佐藤章氏が独自のネットワークを通して掴んだ最新情報として、立民党の重鎮小沢一郎氏と元総理大臣の野田佳彦氏が、小泉進次郎氏の自民党総裁選挙出馬の方が、新聞やテレビ・メディアを通して、大々的に報じられる中、極秘に会談し、自民党が小泉氏や小林憲之氏など、40歳代の若手候補を打ち出してきたことに対抗し、立民党も40歳代若手議員を代表候補に出さなければ、自民党に対抗できないとして、秘密裏に話をつめた結果、今時点では名前は明らかにできないが、きわめて有力な候補が見つかり、その人の同意も取り付けているとのこと。

私としては、この候補者が誰なのか分からないものの、早く名前を明らかにしてほしいと大いに期待していたのですが、枝野幸夫氏が先を越して立候補の意思を明らかにしてしまったため、小沢・野田会談で決まった40歳代の謎の立候補者の線は、なくなったとのこと。そのため、野田佳彦氏が立候補する意思を明らかにした結果、いまのところ、枝野幸夫氏と野田佳彦氏、それに現代表の泉健太氏の3人が、代表の座を争うことになりそうです。

なんとも代わり映えしないというか、枝野氏は前代表の時に消費減税は行なわないと言明し、野田氏もまた「安易な消費減税はしない」と発言しており、さらにまた泉健太氏はいかにも軽量で、政権交代などとても期待できない感じなので、なんとも盛り上がらない展開になりそうです。唯一つだけ、可能性として期待したいのは、いかにも重量級という感じで、押出の効く野田氏(最近ますます貫禄が出て来た)が、消費税廃止政策をはっきりと言明することで国民の支持を回復させることで、いかにも軽量級の小泉氏を圧倒し、国民の多くが、国政を委ねるには、小泉氏は軽すぎるとして、野田氏支持に回ってくれるかもしれないということです。

ただ、ここでポイントとなるのは、野田佳彦氏が、低迷する日本経済に活気をもたらすためにも、野田氏が、意味のある消費税減税に手を付けると、はっきり国民に約束することです。そうすることで、野田氏は、自民党と立憲民主党の全ての立候補者のなかで、
ただ一人、消費税の減税を政策として掲げる立候補者となり、他候補との差別をはかることが容易になり、結果、幅広い国民の支持を取り付けることが可能となるのではないでしょうか。

私たちは、前回、及び前々回の「ハンスト・イン」の参加呼掛け文の中で、私たちの20年に及ぶ、「ハンスト」行為を「歴史」に対する「証言」行為に他ならないと位置づけ、「歴史」は、こうした私たちの「証言」行為に対して、安倍元首相をリーダーとする自民党内の改憲勢力を挫き叩くことで、私たちに恩返しをしてくれたという風に書きました。

しかし、「歴史」が私たちの努力を認め、自民党の改憲勢力の野心を挫こうとすればするほど、それに反発して、何が何でも「憲法第九条」の廃棄を求める声が、自民党の中から大きく出てくることも事実です。そうした「歴史」に対する抵抗勢力として、戦後の自民党史において、最も強力な改憲勢力として存在し、平和憲法から「第九条」の足かせを外し、日本をしていつ、どこででも、必要な時に軍隊を派遣して戦争に参加できるようにしようと、死力を傾けたのが安倍政権でした。

しかし、その安倍政権ですら、「9条」の鉄壁を打ち砕くことは出来なかったのです。今回、自民党の総裁選挙に名乗りを上げている小林鷹之氏も小泉進次郎氏も、憲法改正と「9条」廃棄を政策の柱に掲げていることで、故安倍首相の怨霊に操られて出て来た、「歴史」の意志に逆らおうとする「反動勢力」といっていいでしょう。私たちはそのことをしっかり胸に叩きこんで、224回目の「ハンスト・イン」に参加するつもりです。

2,024年8月31日
「ガンジーの会」代表:末延芳晴


▼「ガンジーの会」代表:末延芳晴
第223回「9の日・9条・ハンストイン」実施のご案内 【1】
日本と世界の未来のために九条を護りその基本精神を
世界に向けて実現していくべきだと考えるすべてのみなさまへ !

  新聞紙面やテレビ、インターネット・メディアを通しての報道を通して、私たちは、今、この人にこそ新しい東京都知事の重責を担ってもらい、日本の政治に真の意味での平和主義と民主主義を回復させる闘いの最前線に立って欲しいと思い、期待していた蓮舫氏が、然る7月7日に投開票された東京都都知事選挙で思わぬ敗北を喫してしまいました。そして、その結果、あろうことか、学歴詐称、公職選挙法違反、数々の公約の不履行、そして陰で自民党と結託して、私的利益追求のための都政をなりふり構わず進めてきた小池都政が、もうあと4年も続くということになってしまい、皆様、さぞやうざりした気持ちで、日々を憂鬱な思いでお過ごしのことと、お察し申し上げます。

  ただそれでも時計の針は進み続け、毎月恒例の憲法九条を守るための「9の日・9条・ハンスト・イン」が近づいて参りました。223回目に当たる今回の「ハンスト・イン」は、8月9日(金)の正午からスタートします。

第二次世界大戦終結してから80年近く経とうとする今もなお、憲法第9条を中核とする平和憲法を守り通し、一度も直接的には武力による海外の戦争に参加することがないまま、私たち日本人が、平和国家としてのスタンスを守り通して来たことを誇りに思い、未来永劫にわたって憲法第9条を守り通すことを国家理念と使命の中核に据え、地球共同体の平和的安定と共存、さらには繁栄のために尽くしていくべきだと考える皆様の参加を、心よりお待ちいたしております 

  さてそれにしても、今回の都知事選の結果は、戦後80年間、民主主義国家として成長・発展にしてきたと思われてきた日本の実態が、いかに前民主主義的であったか、さらにまたその構成員たる都民、ひいては日本人の意識が、いかに未熟で、浅薄、かつ非民主的であるかを「歴史」に対して証明するという、皮肉な結果になってしまいました。

  私たちは、前回、222回目の「ハンスト・イン」に参加するに当たって、私たちが20年間もの長期間に亙って、200回を優に超える「ハンスト・イン」という抗議行動によって、「憲法第九条」に象徴される絶対平和主義こそが、私たち日本人、そして世界人類の平和的共存を実現するために、守り通さねければならない鉄則であると信じ、「ハンスト・イン」という抗議行為を続けてきたことは、「歴史」に対する証言行為に他ならないと訴えました。

  そんな中、自民党は、長い独裁政権の下、特に二次にわたる安倍政権下において、飽くことなく政治の私物化と右傾化を押し進め、執拗に憲法第九条の廃棄を狙いとする自民党の改憲案の是非を巡って、一日も早く国民投票にかけるべく、あの手この手をこらし、マスメディアを総動員して国民の意識を洗脳しようとしてきました。

(【2】に続く


▼「ガンジーの会」代表:末延芳晴
第223回「9の日・9条・ハンストイン」実施のご案内 【2】
(承前)

しかし、国民の意志や希望や決意の反映としての「歴史」は、憲法「第九条」を廃棄し、日本をいつ、どこでも必要であれば自衛隊を出動させ、戦争のできる国にすることを主目的とする、自民党の憲法改正案を国民投票にかけることすらを許してきませんでした。そうなのです、日本の平和主義と民主主義の危機に対して、「歴史」はこれ以上、自民党政治による政治の私物化と平和憲法の骨抜き作戦が進むと、日本の平和主義と民主主義そのものが危うくなるという危機感に基づき、自民党に対して厳しい「お仕置き=鉄槌」を下してくれてきたのです。

すなわち、自民党議員による目に余る政治資金の私物化やマス・メディアを巻き込んでの「忖度政治」や二世政治家の蔓延がもたらした民主政治の劣化、検察官の人事に介入することによる司法の私物化、さらにはパーティ券売り上げ収益の私物化と政治資金規制法案の目に余る違反などなど、自民党政権下において、目に余る政治の私物化と右傾化が形で進み、多くの国民から顰蹙を買って来ました。

そうしたなかで、これ以上政治の劣化が進めば、日本の平和主義と民主主義そのものの存続があやぶまれるという危機感を募らせた結果、「歴史」は自民党政治の腐敗がもたらした危機的状況を次々と暴露し、国民の自民党に対する支持率を大幅に下落させ、幾度もの国政選挙や、都府県知事や市町村などの地方自治体議員の選挙において、自民党候補者を落選させ、私たちに「日本の民主主義はまだ死んではいない」と、励ましてくれたのです。

そしてその結果、自民党に代わるオルタナティヴな政権政党として、立憲民主党を中核とする革新野党の議員を、次々と当選させるなどして、「歴史」は近い将来、政権交代が実現することが夢でないところまで、自民党を追い詰め、結果、日本の政治を「平和主義」と「非戦主義」、そして「民主主義」という本来の道に立ち返らせようという、意志と決意を私たちの前に示してくれたわけです。

  であればこそ、私たちは、東京都知事選挙を迎えるに当たって、蓮舫氏が立憲民主党参議院議員のポストを投げうって、東京都知事選挙に立候補を表明してくれたことを大歓迎し、積極的に支援することを心に誓ったのでした。そして、東京都内の各地で行われた立ち合い演説会で、蓮舫氏は、都政の非自民化をはっきりと宣言した上で、現在及び将来の生活に希望を持てない若者や学生、非正規労働者、女性労働者などの社会的弱者に対する積極的支援、小池知事が大手不動産会社や㏚企業(電通)と結託して、明治神宮外苑の樹木伐採や築地魚市場跡地の高層ビル建設計画、都庁ビルを使って行った荒唐無稽、かつ噴飯物のマッピング・プロジェクトを、都民から集めた税金の無駄使いと、批判するなど、幾項目もの都政革新プロジェクトを掲げて、全身全霊を込めて都政を刷新する決意を都民に訴えてくれたのでした。 

  そして、それを受けて、演説会で蓮舫氏のアッピールを直接聴くために集まった多くの東京都民は、蓮舫氏の演説に鋭く反応し、最後は地響きのような大声援の中で、演説を終了させていくシーンを何度もYoutubeの動画で見て、私たちは、間違いなく蓮舫氏によって都政改革の斧が振るわれるものと信じて、7月7日の投開票日を迎えたわけです。

  ところが、現実は私たちにとって冷酷・無残なもので、選挙戦を通してほとんどまともに都民と向かい合おうとせず、姑息に逃げ回っていた小池氏が、獲得票数こそ、前回よりは大幅に減らしたものの、蓮舫氏に向かうはずの無党派層の票が、前安芸高田市長の石丸氏が職を途中で投げ出して、都政改革に向けた具体的方策を持ち合わせないまま、都知事選に急遽参戦。その結果、ネット・メディアを通して多くの不特定多数の都民が、雪崩を打って石丸支持に傾き、結果、新顔の石丸氏に無党派層の票を大幅に奪い取られた結果、あろうことか蓮舫氏は三位に沈み、厚顔無恥の小池氏がトップで当選してしまったのです。

(【3】に続く)


▼「ガンジーの会」代表:末延芳晴
第223回「9の日・9条・ハンストイン」実施のご案内 【3】
(承前)

この結果を知って、私は大いに驚き、落胆しました。そして私の頭の中にすぐに浮かんできたのは、もし石丸氏が参戦していなければ、蓮舫氏は間違いなく、かなりの大差をつけて、小池氏に勝利したはずだということ。そしてもう一つ、石丸氏の急遽参戦は、無党波層の票が蓮舫氏に流れるのを阻止し、「歴史」の意志にストップをかけるために、小池氏と結託して自民党と電通、そして小池支持の新聞やテレビ・メディアが中心となって知恵を出し合い、極秘裏に作り出した起死回生の悪魔の秘策ではなかったのかということでした。

  それは、選挙が終了して3週間経った今も、敗北宣言をした蓮舫氏に対して、テレビやインターネット・メデァイ、一部の右系の新聞や週刊誌メディアが執拗に、蓮舫氏に対していわれのない誹謗・中傷をまき散らし、この機会を逃がすなとばかりに、東京都民の心から蓮舫氏の存在を完全に抹殺してしまおうと躍起になっている事実からも明らかなことです。そうなのです、今、ネットやテレビ、活字メディアで演じられているのは、敗者蓮舫氏に対する公開死刑執行に等しい、正に「歴史」に唾する野蛮・卑劣な蛮行と言っていいでしょう。

  私は、もし蓮舫氏が当選し、東京都知事に就任していれば、それは日本の政治に、今、失われようとしている平和主義と民主主義を回復させるという意味で、正に歴史的、かつ革命的な快挙だと思っていました。なぜなら、蓮舫都知事が出現したことで、立憲民主党を中核とする革新野党勢力に対する国民の支持は、更に一層大きく広がり、今年秋の衆議院総選挙においても、過半数以上の議席を獲得し、政権交代の可能性が、いよいよ現実味を帯びてくるはずだと思っていたからです。

  ところが、私と心ある都民や国民の期待は完全に裏切られ、蓮舫氏にはいまだにいわれのない誹謗中傷の矢が浴びせかけられ、火あぶりに等しい公開処刑がメディアの上で繰り広げられているのです。それにしても、なんと野蛮なことが、21世紀の現代の今、日本で起こっているのでしょう! 私は、このおよそ非人間的な惨劇を見ていて、蓮舫氏は15世紀のフランスにあって、イギリス軍の制圧下にあったフランス解放のために立ち上がり、19歳の若さで公開焚刑に処せられたジャンヌ・ダルクに他ならないと思わざるを得ません。

  そうなのです、蓮舫氏は、日本の歴史おいて初めて登場してきた悲劇の革命の戦士ジャンヌ・ダルクなのではないか……。それにもかかわらず、東京都民は、無責任に、ほとんど地方行政府での行政経験を積まないまま、突然、東京都知事選挙に躍り出てきた石丸氏に振り回され、蓮舫氏を三位に蹴落としてしまった。そして、あろうことか都選挙終了後も、蓮舫氏についてあることないことをあげつらい、蓮舫氏を公開焚刑に処し、惨殺することによって、立憲民主党の党勢をそぎ、自民党の延命を図ろうとしているようにしか見えません。

  加えて、事態を一層悲惨、かつ悪魔的にしているのは、こうした蓮舫叩きで燃え上がる、テレビやインターネット・メディアでの、「蓮舫叩き」の現実を、新聞やテレビ・メディア、さらにはインターネット・メディアにおける言論空間が、ほとんど見て見ぬ振りを通すことで、「蓮舫叩き」や「蓮舫焚刑」の惨劇を、水に落ちて溺れ死にそうになっている犬を面白がって見ている…あるいはあざ笑い、棒で突いて溺死させようとしているようにしか見えないことです。

  それにしても、どうすれば私たちは、今回の壊滅的打撃を受けて、到底立ち上がれそうもない立憲民主党を中心とする野党連合勢力をもう一度立ち直らせ、自民党にとって代わり得るオルタナティヴな野党勢力として再生させ、来るべき衆議院総選挙で勝利させることが出来るのでしょうか? 私は、小池三選が決まって以降、新しい野党連合再建のための具体的方策として、具体的に何が可能かについて、考えに考え抜いてきました。そして得た結論は以下の通りです。

(【4】に続く)


▼「ガンジーの会」代表:末延芳晴
第223回「9の日・9条・ハンストイン」実施のご案内 (4)
(承前)

この結果を知って、私は大いに驚き、落胆しました。そして私の頭の中にすぐに浮かんできたのは、もし石丸氏が参戦していなければ、蓮舫氏は間違いなく、かなりの大差をつけて、小池氏に勝利したはずだということ。そしてもう一つ、石丸氏の急遽参戦は、無党波層の票が蓮舫氏に流れるのを阻止し、「歴史」の意志にストップをかけるために、小池氏と結託して自民党と電通、そして小池支持の新聞やテレビ・メディアが中心となって知恵を出し合い、極秘裏に作り出した起死回生の悪魔の秘策ではなかったのかということでした。

  それは、選挙が終了して3週間経った今も、敗北宣言をした蓮舫氏に対して、テレビやインターネット・メデァイ、一部の右系の新聞や週刊誌メディアが執拗に、蓮舫氏に対していわれのない誹謗・中傷をまき散らし、この機会を逃がすなとばかりに、東京都民の心から蓮舫氏の存在を完全に抹殺してしまおうと躍起になっている事実からも明らかなことです。そうなのです、今、ネットやテレビ、活字メディアで演じられているのは、敗者蓮舫氏に対する公開死刑執行に等しい、正に「歴史」に唾する野蛮・卑劣な蛮行と言っていいでしょう。

  私は、もし蓮舫氏が当選し、東京都知事に就任していれば、それは日本の政治に、今、失われようとしている平和主義と民主主義を回復させるという意味で、正に歴史的、かつ革命的な快挙だと思っていました。なぜなら、蓮舫都知事が出現したことで、立憲民主党を中核とする革新野党勢力に対する国民の支持は、更に一層大きく広がり、今年秋の衆議院総選挙においても、過半数以上の議席を獲得し、政権交代の可能性が、いよいよ現実味を帯びてくるはずだと思っていたからです。

  ところが、私と心ある都民や国民の期待は完全に裏切られ、蓮舫氏にはいまだにいわれのない誹謗中傷の矢が浴びせかけられ、火あぶりに等しい公開処刑がメディアの上で繰り広げられているのです。それにしても、なんと野蛮なことが、21世紀の現代の今、日本で起こっているのでしょう! 私は、このおよそ非人間的な惨劇を見ていて、蓮舫氏は15世紀のフランスにあって、イギリス軍の制圧下にあったフランス解放のために立ち上がり、19歳の若さで公開焚刑に処せられたジャンヌ・ダルクに他ならないと思わざるを得ません。

  そうなのです、蓮舫氏は、日本の歴史おいて初めて登場してきた悲劇の革命の戦士ジャンヌ・ダルクなのではないか……。それにもかかわらず、東京都民は、無責任に、ほとんど地方行政府での行政経験を積まないまま、突然、東京都知事選挙に躍り出てきた石丸氏に振り回され、蓮舫氏を三位に蹴落としてしまった。そして、あろうことか都選挙終了後も、蓮舫氏についてあることないことをあげつらい、蓮舫氏を公開焚刑に処し、惨殺することによって、立憲民主党の党勢をそぎ、自民党の延命を図ろうとしているようにしか見えません。

  加えて、事態を一層悲惨、かつ悪魔的にしているのは、こうした蓮舫叩きで燃え上がる、テレビやインターネット・メディアでの、「蓮舫叩き」の現実を、新聞やテレビ・メディア、さらにはインターネット・メディアにおける言論空間が、ほとんど見て見ぬ振りを通すことで、「蓮舫叩き」や「蓮舫焚刑」の惨劇を、水に落ちて溺れ死にそうになっている犬を面白がって見ている…あるいはあざ笑い、棒で突いて溺死させようとしているようにしか見えないことです。

  それにしても、どうすれば私たちは、今回の壊滅的打撃を受けて、到底立ち上がれそうもない立憲民主党を中心とする野党連合勢力をもう一度立ち直らせ、自民党にとって代わり得るオルタナティヴな野党勢力として再生させ、来るべき衆議院総選挙で勝利させることが出来るのでしょうか? 私は、小池三選が決まって以降、新しい野党連合再建のための具体的方策として、具体的に何が可能かについて、考えに考え抜いてきました。そして得た結論は以下の通りです。

(【5】に続く)


▼「ガンジーの会」代表:末延芳晴
第223回「9の日・9条・ハンストイン」実施のご案内 (5)
(5)からの続き

1.立憲民主党は、都知事選敗北のダメージから一日も早く立ち上がり、秋の衆院選において、過半数以上の議席を獲得し、政権交代を実現させるための盤石の態勢を構築するために、立憲民主党その物を解党させることをも辞さない覚悟で、一から出直しをし、維新の会のような自民党の補完野党勢力は除外する形で、「平和憲法護持」、「政治資金規正法案の徹底的見直し」、「消費税の廃止」、「少子化問題解決のための有識者会議」の設定、「二世議員規制法案制定のための有識者会議」の設置、「憲法第九条」を「日本及び世界に向けた平和宣言」として、改めで世界に向けてアッピールするなどの「日本再建綱領」を作成し、国民に提示する。

2.そのための具体的方策として、現在、小沢一郎氏と野田佳彦元総理大臣が、立憲民主党の新しい代表の選出に向けて、水面下で話し合いを進め、すでに新党首の候補もほぼ決まっているとのこと。私たちとしては、この動きき大いに賛同し、支援したく思います。

3.ちなみに、私個人の希望を言えば、立憲民主党はいったん解散し、例えば「オリーブの会」と名称を変え、令和新選組の現代表である山本太郎氏を新代表に選定し、共産党や国民民主党、社民党などもそれぞれ一旦党を解散し、「オリーブの会」に合流し、そこに革新野党各党が結集することで、国会内に自由民主党と「オリーブの会」による、常に政権交代が可能な保守:革新の二大政党体制を構築すべきである。

4.なお、「オリーブの会」の新代表として、もう一つ考えられるのは、正に驚天動地の案ではあるが、蓮舫氏を、「現代のジャンヌ・ダルク」として蘇らせ、新党の代表の座に据えることです。
蓮舫氏は、今、尾羽打ち枯らした悲劇の女判官(源義経のこと)として、飽くことなく批判・中傷、罵詈雑言の言葉が投げつけられています。ですが、日本人の心情の奥深い所には、悲劇の武将、すなわち源九郎判官に対する同情心が流れているはずで、死んだはずの蓮舫氏が、不死鳥の如く蘇り、新野党連合の党首に就き、日本の宰相として蘇るというストーリーは、日本の国民の心を動かし、その結果、多くの票が、自民党から新野党連合に雪崩を打って靡き、蓮舫氏は、日本で最初の女性国家元首として、奇跡の復活を遂げることが可能ではないか。

5今回の都知事選挙戦において、一つ無視できないのは、「連合」の会長の芳野友子氏が、「共産党と共闘する立憲民主党とは手を組めない」として、小池氏支援に回ったこと。そして選挙戦の最中も、選挙戦が終わってからも、共産党批判の言辞をまき散らし、それが少なからぬ選挙民をして野党連合を忌避し、石丸支持に傾かせてしまったことです。このように、芳野氏の共産党と共産党と組んで野党連合を組もうとする立憲民主批判が続く限り、革新野党連合は、衆参両院の選挙において、勝つことは半永久的にできないでしょう。

6立憲民主党と共産党の首脳部は、この現実をしっかりと踏まえ、東京都民、ひいては日本国民の、共産党に対する嫌悪と忌避感を解消させるために、具体的には以下の方策を講じるべきである。

@立憲民主党と共産党は、連合会長の芳野友子氏に対して、「なぜ日本共産党は暴力革命を辞さない危険な政党と考えるのか?」という内容の公開書簡を送り、芳野氏出席のもと、立憲民主党と共産党党首、そして芳野友子氏による、公開討論会を、でき得れば外国人記者クラブのような場所を借り、テレビとインターネット・メディアによる同時中継のもとで開く。
Aその際に、芳野氏と統一教会の関係について、詳しく問いただす。そのうえで、深い関係性が認められれば、労働組合の代表が、憲法第九条廃棄を求めるような、非合法的な結社と、関係を有してきたことの是非を、芳野氏に問いただす。
Bあわせて、日本共産党は、同党は「暴力による日本の革命」は、絶対にしないことを、日本国民の前に改めて明言し、誓約する。
D数字日本共産党は、「なぜ、警視庁は日本共産党が、暴力革命をも辞さない危険な政党」であると見なし、監視を怠らないで来たのか、その説明を警視庁の長官、あるいは公安部長に求める。
Cさらにそのうえで、納得のいく理由が得られなかった場合は、日本共産党は、警視庁、または警視庁公安部を名誉棄損」の容疑で、検察庁に告訴する。

以上を踏まえて、私たちは、山本太郎氏、または蓮舫氏が、新たに創建される野党連合の代表に選ばれることを、強く、強く願って、来る8月9日正午から、223回目の「9の日9条・ハンスト・イン」に参加する所存です。

一人でも多くの皆さまが参加して下さることを期待しております。

2024年7月28日      
「ガンジーの会」代表:末延芳晴


7

掲示板に戻る