Z-Z BOARD ISA句会
過去ログ1
2025/6/2 21:56
▼41819第45回ISA句会 兼題
6月の兼題をお知らせいたします
●籐椅子
●豌豆(絹さや)
●当期雑詠
締切りは6月15日といたします。
梅雨の頃となり、気温の変化に体調を崩されませんように、お気をつけてお過ごしください
幹事 妙
▼41819第44回ISA句会 表彰式
名乗りが揃いましたので、表彰式に移ります
【個人の部】
首座 従心 7点
次席 妙 5点
三席 ひすけ 2点
三席 石人 2点
【俳句の部】
一席 従心 竹落葉過ぎゆく刻(とき)を見る如く ◎ひすけ ◎石人 〇妙
二席 妙 うすうすと藁の匂ふや初鰹 ◎従心 〇石人 〇ひすけ
三席 従心 葉桜や列車待つ駅無人駅 ◎妙
三席 石人 菖蒲湯や尚武と説かれ鉢巻きす 〇妙 〇ひすけ
四席 ひすけ 子供の日おませ仕草にはらはらと ○従心
四席 ひすけ 菖蒲湯につかりて遠き日々忍ぶ ○従心
四席 妙 番台の小さきテレビや菖蒲の湯 〇石人
従心 生徒らは揃いの服や菖蒲園
ひすけ 葉桜のあの日再び還らむや
妙 花は葉にむかうに見えて富士の山
石人 葉桜の姫や枝垂るる高楽寺
石人 苞なれど花と覚へし花水木
従心さん、7点獲得おめでとうございます。
次回の幹事は妙さんとなります。よろしくお願いいたします。
幹事 石人
Up 5/22 17:29
▼41819第44回ISA句会 名乗り
《従心句》7点
生徒らは揃いの服や菖蒲園
葉桜や列車待つ駅無人駅 ◎妙
竹落葉過ぎゆく刻(とき)を見る如く ◎ひ ◎石 〇妙
7点いただきました。今回は全員の皆様から特選をいただき有難うございます。
まず、菖蒲園の句ですが千葉市の公園が車で15分くらいのところにあり最近かなりの改造をしてそれほど大きくはありませんが菖蒲園も出来ました。たまたまそこに出かけたときに制服の生徒たちか数人遊びに来ていましたのでちょっと句にしてみました。つぎの無人駅の句はJR五井駅からスタートする小湊鉄道というローカル線がありまして、養老渓谷という観光地につながっているのですが、この沿線に月崎という無人駅があります。この駅からは最近有名になった地磁気逆転地層(国天然記念物チバニアン)がすぐ近くにあるのですが、この駅から約3キロにわたって素晴らしいハイキングコースがありここを一人でゆっくり歩いた時の句でした。妙さんのご指摘ありがとうございます。まさにご指摘通りで私もこの句は三段切れになっているなと思っていましたがそのまま投句しました。竹落葉の句は千葉にある竹林を散歩していたときにふと思いついた句でした。たくさん得点をいただいたのでつい調子にのって長くなってしまいました。すみません。
▼無名さん第44回ISA句会 名乗り
【ひすけ句】
・葉桜のあの日再び還らむや
満開の咲きっぷりが忘れられません
・子供の日おませ仕草にはらはらと○従
子供なのに喋りだけ妙に大人っぽい
様子に驚きと心配の両方を詠みまし
た。
・菖蒲湯につかりて遠き日々忍ぶ ○従
懐かしい思い出です。
以上2点頂きました。選句と句評をありがとうございました。上野での再会を楽しみにしています。 ひすけ拝
▼41819第44回ISA句会 名乗り
【石人句】
選句と句評有難うございました。今回は2点いただきました。
>菖蒲湯や尚武と説かれ鉢巻きす 〇妙 〇ひ
子供の頃、菖蒲湯に入った時、祖父から「菖蒲は尚武に通じ、強い男子になるため」と説かれ、しぶしぶ菖蒲の鉢巻きをしたことを思い出しました。
>葉桜の姫や枝垂るる高楽寺
高尾の高楽寺には、「桜姫」と呼ばれる枝垂れ桜があります。葉桜となった状態でも立派な枝垂れ桜の枝ぶりを詠みました。
>苞なれど花と覚へし花水木
ずっと花だと思っていた花水木の「花」が実は「苞」だと知って驚きました。
Up 5/21 21:25
▼41819第44回ISA句会 名乗り
【妙句】
●うすうすと藁の匂ふや初鰹 ◎従心 〇石人 〇ひすけ
倉敷に住んでいるときは、今頃高知へ鰹を食べに行っていました。懐かしい 高知まで車で2時間弱で美味しい鰹が食べれました
●番台の小さきテレビや菖蒲の湯 〇石人
昭和の風呂屋ぽいですね。今の我が家の近くには、まだお風呂屋さんがあります。先日出掛けた大須にも「仁王門湯」とありました。ちょっと覗いてみましたら、今日は菖蒲湯と。俳人としては嬉しかったです。
●花は葉にむかうに見えて富士の山
新幹線からの景でした
以上5点いただきました。有難うございます
30日東京でお会いできるのを楽しみにしております。俳句のお話ができましたら嬉しいですね。よろしくお願いいたします。
妙
▼41819第44回ISA句会 名乗り
選句が終わりましたので名乗りに移ります。
締め切りは5月23日(金)とします。
幹事役 石人
▼41819第44回ISA句会 【妙選】
◎葉桜や列車待つ駅無人駅
乗り降りの少ない駅にも桜の満開の頃には、桜を見に来る人で賑わう景が浮かんできた。
葉桜と無人駅がツキスギのようにも思えるが、葉桜の新緑の美しさも格別
待つ駅無人駅としないで、中七を「列車待ちたる無人駅」としたい
〇菖蒲湯や尚武と説かれ鉢巻きす
我が家では子供にも孫にも賢い子になるように菖蒲で鉢巻をしたものだ、子供の頃に親がしてく れたように そんな懐かしさを感じた 「説かれ」が気になる
〇竹落葉過ぎゆく刻(とき)を見る如く
ひらひらと舞う竹の葉に過ぎゆく刻を感じる作者の感傷的な気持ちに、日々の忙しい生活の中の
出来事に何かあったのかと・・・客観写生を目指している者には難しい
●葉桜のあの日再び還らむや
あの日とは?花の咲いていた時のこと?何か思い出のある日?
●葉桜の姫や枝垂るる高楽寺
説明
●菖蒲湯につかりて遠き日々忍ぶ
「菖蒲湯に」とあるので、「つかりて」は言わずに
▼41819第44回ISA句会 選句
《従心選》
◎ うすうすと藁の匂ふや初鰹
藁で炙ったかつおのたたきは本当に良い香りがして大好きです。
〇 子供の日おませ仕草にはらはらと
まだまだ幼児だと思っていた子がいつのまにかすっかり大人びたことを 言うようになって驚かされます。
〇 菖蒲湯につかりて遠き日々忍ぶ
なかなか自宅のお風呂ではこのような感情がわいてきません。きっとどこかの温泉にゆったりと浸かってのことだったのでしょう。
Up 5/16 16:55
▼無名さん第44回ISA句会 選句
【ひすけ選】
◎竹落葉過ぎゆく刻(とき)を見る如く
あっと言う間に過ぎ行く時の流れに
人生の哀愁が良く感じられる。
○うすうすと藁の匂ふや初鰹
初鰹の旨味がうんと出ている。
○菖蒲湯や尚武と説かれ鉢巻きす
鉢巻きして菖蒲湯につかる様が微笑
ましい。
▼41819第44回ISA句会 選句
【石人選】
◎竹落葉過ぎゆく刻(とき)を見る如く
竹落葉がはらはら落ちるさまによって「過ぎゆく刻」を表現した句と解釈しました。「時」を使わないで「刻」としたことで、川の流れとは異なり、目の前で起きている短い変化を表現したいという詠み手の意図を感じました。
〇番台の小さきテレビや菖蒲の湯
銭湯で端午の節句に菖蒲湯のサービスがあったのでしょうか。「番台の小さきテレビ」が銭湯の古さを感じさせます。
〇うすうすと藁の匂ふや初鰹
初鰹のタタキを焼くのを近くで見ている風景でしょうか。藁の焼ける匂いから初鰹の美味しそうな雰囲気が漂ってきます。
▼41819第44回ISA句会 選句
投句が揃いましたので、一日早いですが選句に入ります。特選◎一句、並選〇二句の選句選評よろしくお願い致します。締め切りは5月19日(月)と致します。
幹事役:石人
▼41819第44回ISA句会 投句
苞なれど花と覚へし花水木
▼無名さん第44回ISA句会 投句
葉桜のあの日再び還らむや
▼41819第44回ISA句会 投句
うすうすと藁の匂ふや初鰹
▼41819第44回ISA句会 投句
花は葉にむかうに見えて富士の山
▼41819第44回ISA句会 投句
番台の小さきテレビや菖蒲の湯
▼無名さん第44回ISA句会 投句
子供の日おませ仕草にはらはらと
▼41819第44回ISA句会 投句
菖蒲湯や尚武と説かれ鉢巻きす
▼41819 第44回ISA句会 投句
竹落葉過ぎゆく刻(とき)を見る如く
▼41819 第44回ISA句会 投句
葉桜や列車待つ駅無人駅
▼41819 第44回ISA句会 投句
生徒らは揃いの服や菖蒲園
▼41819第44回ISA句会 投句
葉桜の姫や枝垂るる高楽寺
▼無名さん第44回ISA句会 投句
菖蒲湯につかりて遠き日々忍ぶ
▼41819第44回ISA句会 兼題
連衆殿
いよいよ新緑が目に染みる季節となってきました。
今回は以下の兼題としました。
兼題1.「菖蒲」が入る夏の季語
兼題2.葉桜
兼題 3.当季雑詠
投句締め切りは5月15日(木)とします。
宜しくお願い致します。
幹事:石人
▼41819 第43回ISA句会 表彰式
名乗りが終了しましたので、表彰式に移らせて頂きます。
(個人の部)
首座 石人 9点
次席 妙 5点
三席 ひすけ 2点
菊座 従心 0点
(俳句の部)
一席 石人 春雷の過ぎて鳴る鐘寂として ◎妙 ◎ひ ◎従
二席 妙 月おぼろ舟から天守見上げたる 〇ひ ◎石
三席 石人 儚きや乱世を映すおぼろ月 〇ひ 〇妙
四席 妙 春風や美濃に尾張に川分かれ 〇石
妙 茶室へとなだらかな坂濃山吹 〇石
石人 我が影のヤマブキにあり風優し 〇妙
ひすけ 朧月乱るる心見へ隠れ 〇従
ひすけ 山吹の負けじと映ゆる葉が緑 〇従
今回は石人さんの「春雷」の句が一人勝ちでした。おめでとうございます。
アメリカの大統領一人に世界中が振り回されている今日この頃ですが、
俳句の世界だけはゆったりと穏やかな気持ちで楽しみたいものです。
さて、次回の幹事の順番は首座の石人さんとなりますが、よろしくお願いいたします。
幹事 従心
Up 4/22 11:48
▼41819第43回ISA句会 名乗り
【妙】
●茶室へとなだらかな坂濃山吹 〇石人
名古屋に移ってから、月に一度興正寺でのお茶会に出掛けています。今日は御衣黄桜が咲いていました。
●月おぼろ船から天守見上げたる ◎石人 〇ひすけ
犬山に出掛けました。今はライン下りはしていませんが、その舟を使って鵜飼の始まる6月まで花見の舟となります。
●春風や美濃に尾張に川分かれ 〇石人
船頭の説明を聞いて句にしました。季語に悩みましたが、澄んだ水には春風が良いのではと。
以上5点いただきました。有難うございます
妙
▼無名さん第43回ISA句会 名乗り
【ひすけ句】
・山吹の負けじと映ゆる葉が緑 ○従
従心さまの言われる通り葉の緑の
鮮やかさにも感動しました。
・朧月乱るる心見へ隠れ ○従
色々と迷う心をおぼろ月に隠して
欲しいなとの思いで詠みました。
・桜満ちゆさゆさつつく小鳥かな
小鳥が満開の桜の葉や枝に乗っかり
揺られながらも甘味を堪能する様を
詠みました。
以上2点頂きました。選句と句評に深謝
申し上げます。 ひすけ拝
▼41819第43回ISA句会 名乗り
【石人句】
選句と句評有難うございました。今回は9点もいただき、大変光栄に思います。特に、妙さんには3句とも選んでいただき感謝しております。
>春雷の過ぎて鳴る鐘寂として ◎妙 ◎ひ ◎従
一か月ほど前にお寺で葬儀があり、雷鳴が轟いた後の静けさの中でお寺の鐘が鳴りました。普段は大きな鐘の音が静かに聴こえました。下五はいろいろ悩みましたが、静けさの表現として、亡くなった人への思いも込めて「寂として」を使ってみました。
>儚きや乱世を映すおぼろ月 〇妙 〇ひ
戦争や地球環境変化などによる乱世の行く末がぼんやりしている様を「おぼろ月」に例えました。妙さんが指摘されたように、美しさの表現としての「おぼろ月」を乱世にからめて使うのは合わないかもしれません。
>我が影の山吹にあり風やさし 〇妙
公園を散歩中に山吹を見つけた時に自分の影が写っていました。風が優しく吹いていたので、影が揺らぐこともありませんでした。
▼41819第42回ISA句会 名乗り
《従心句》
山吹や午後の日射しの照り返し
時代劇観て帰る夜の朧月
蒲公英や彩色されし道祖神
以上の三句でした。今回は残念な結果でした。
▼41819第42回ISA句会 名乗り
皆様の選句が終わりましたので名乗りに移らせていただきます。
締め切りは4月23日(水)とします。
幹事役 従心
▼無名さん第43回ISA句会 選句
【ひすけ選】
◎春雷の過ぎて鳴る鐘寂として
激しい雷音と美しい鐘の音との対比
が素晴らしく、心が癒される。
○儚きや乱世を移すおぼろ月
現在のトランプ言動の世界に及ぼす
大混乱・大迷惑が詠われている様で
とても切実感が有る。
○月おぼろ舟から天守見上げたる
ゆったりとした静寂感がとても良い
。
▼41819第43回ISA句会 【妙選】
◎春雷の過ぎて鳴る鐘寂として
激しい音のあとの静けさの中の鐘の音、動と静との対比が上手い
しいて言えば、下五「寂として」の作者の主観的な言葉は避けたい。読み手が静けさとか、寂としてを感じるように作れば、一段と上の俳句を目指せるのではないでしょうか?俳句は簡潔に、淡々と作るように私は心がけています。作者の思いは句の中に忍ばせて作りたい
〇我が影の山吹にあり風やさし
山吹に移る影を詠んだのだろう 優しい句
私なら「風やさし山吹に我が影ゆれて」とか
〇儚きや乱世を映すおぼろ月
地震、大雨、戦争嫌なことの起こる今おぼろ月の季語は合わないのでは
●蒲公英や彩色されし道祖神
鮮やかな道祖神なのだろうか いたずらに色を塗られた?実際に見た人はわかるが、見ていない人には伝わりにくい
●時代劇観て帰る夜の朧月
夜はいらない
●朧月乱るる心見へ隠れ
誰の心なのか 曖昧
●山吹の負けじと映ゆる葉が緑
何かと競っている?山吹がどのようなのかを言いたい。擬人法は難しい
▼41819第43回ISA句会 選句
【石人選】
◎月おぼろ舟から天守見上げたる
おぼろ月の下のライトアップされた天守閣を想像しました。
舟からは、ひょっとして夜桜も見えているのかもしれません。
ハイライトされた月と天守のコントラストが素晴らしい。
〇茶室へとなだらかな坂濃山吹
茶室へと向かう道の描写ではありますが、導入に濃山吹を設定した茶室の庭はどんな庭なんだろうと想像させます。
〇春風や美濃に尾張に川分かれ
スケールの大きな句。現代では、ドローンから見た風景でも俳句になるのかもしれないと思いました。
▼41819第43回ISA句会 選句
《従心選》
◎春雷の過ぎて鳴る鐘寂として
すさまじい雷鳴のあと、静かな鐘の音が染み渡ります。
〇朧月乱るる心見へ隠れ
朧月に思いを投影しているのでしょうか。
〇山吹の負けじと映ゆる葉が緑
山吹の黄色の花よりも緑の葉に注意を向けたところが良かったです。
Up 4/16 18:15
▼41819第43回ISA句会 選句
皆様の投句が終わりました。特選◎一句、並選〇二句の選句選評をよろしくお願い致します。締め切りは4月20日と致します。
従心 拝
▼41819第43回ISA句会 投句
月おぼろ舟から天守見上げたる
▼41819第43回ISA句会 投句
春風や美濃に尾張に川分かれ
▼41819第43回ISA句会 投句
蒲公英や彩色されし道祖神
▼41819第43回ISA句会 投句
桜満ちゆさゆさつつく小鳥かな
▼41819第43回ISA句会 投句
春雷の過ぎて鳴る鐘寂として
▼41819第43回ISA句会 投句
茶室へとなだらかな坂濃山吹
▼41819第43回ISA句会 投句
儚きや乱世を映すおぼろ月
Up 4/13 21:00
▼41819第43回ISA句会 投句
時代劇観て帰る夜の朧月
▼41819第43回ISA句会 投句
山吹や午後の日射しの照り返し
▼41819第43回ISA句会 投句
朧月乱るる心見へ隠れ
▼41819第43回ISA句会 投句
我が影の山吹にあり風やさし
Up 4/15 9:23
▼41819第43回ISA句会 投句
山吹の負けじと映ゆる葉が緑
▼41819第43回ISA句会 兼題
連衆殿
いよいよ春本番を迎えるころとなりました。さて今回は以下の兼題にて春の気分を満喫いたしましょう。
兼題1.山吹
兼題2.朧月
兼題3.当季雑詠
投句締め切りは4月15日(火)とさせていただきます。
宜しくお願い致します。
従心 拝
▼41819第43回ISA句会
ひすけさま 幹事役ご苦労様でした。
第43回の幹事役 了解いたしました。
兼題提出までしばらくお待ちください。
従心 拝
▼41819第42回ISA句会 表彰式
皆様、名乗りが出揃いましたので表彰式に
移らせて頂きます。妙さま 従心さま首座
ご獲得誠におめでとうございます。
【個人の部】
首座 妙 5点
従心 5点
次席 石人 4点
菊座 ひすけ 2点
妙さま 従心さま おめでとうございます
【俳句の部】
一席 くぢら島おむすび島や雁帰る
妙句 3点
一席 朝焼けの光を纏ふ氷柱かな
石人句 3点
一席 入相の聞こへる空や雁帰る
従心句 3点
四席 柳絮とぶ李朝民画を蔵二階
妙句 2点
四席 水取や散華の火の粉身に受けり
従心句 2点
六席 紅させば物言いたげな陶の雛
石人句 1点
六席 帰る雁高き山々一っ飛び
ひすけ句 1点
六席 草餅のつぶいやこしと困らせり
ひすけ句 1点
次回の幹事役は従心さまにて宜しいでしょうか。 /ひすけ拝
▼41819第42回ISA句会 名乗り
【ひすけ句】
・帰る雁高き山々一っ飛び ○石
長時間休まずに高い山々を一目散に
帰ろうとする雁たちに敬服です。
・草餅のつぶいやこしと困らせり ○従
私はつぶあん党です。お土産をどちら
にするか迷います。
・お内裏の皆に護られ穏やかに
以上二点頂きました。選句、句評有難うご
ざいました。 ひすけ拝
▼41819第42回ISA句会 名乗り
●柳絮とぶ李朝民画を蔵二階 ◎石人
倉敷民芸館では数年に一度李朝民画を展示します。とても貴重なもので、民芸館二階での展示を楽しみにしていました。
●くぢら島おむすび島や雁帰る ◎従心 〇ひすけ
瀬戸内海の島です
●雛めぐる絞り暖簾を通し土間
以上5点いただきました 有難うございます
▼41819 第42回ISA句会 名乗り
《従心句》
階段を埋め尽くしてる雛かな
入相の聞へる空や雁帰る 〇妙 ◎ひ
水取や散華の火の粉身に受けり 〇石 〇妙
5点いただきました。皆さまありがとうございます。
妙さんにご指摘いただいた、「階段」はおっしゃる通り石段とすべきでした。勝浦の遠見岬神社の石段全面に飾られるお雛さまを句にしたものでした。階段ではわかりませんでした。
入相の鐘は昔奈良の古道をハイキングしていた時に、どこかのお寺からの鐘が聞こえた時の思い出でした。
お水取りの句は妙さんのおっしゃる通りでした。何となく「受けり」としてしまいましたが、これは「受けて」とするべきでした。東大寺二月堂のお水取りは高い回廊の上から落ちてくる大きな松明の火の粉を、仏を供養するために散布される華(花)と見立てて句にしました。
Up 3/20 21:22
▼41819第42回ISA句会 名乗り
【石人句】
選句、句評有難うございました。今回は合計4点いただきました。
*朝焼けの光を纏ふ氷柱かな(3点) ◎妙 〇従
2月末に恒例の美ヶ原高原でのスノーシュートレッキングに行きました。宿泊していた宿の窓から日の出を見ていたときに、朝焼けの光が氷柱に纏わりつくように氷柱を輝かせている光景を目にしました。その感動を句にしました。
*紅させば物言ひたげな陶の雛(1点) 〇ひ
我が家の雛人形一対の白色の陶器の雛で、表情がないので、家内が紅をさしたところ、なにかもの言いたげな表情に見えた時の句です。
「紅させば」の上五は、「紅をさしたところ」という意味での「原因と結果をつなぐ」用法としましたが、妙さんご指摘のように、「仮定」の意味に読めてしまうリスクがありました。
*人が逝く思ひ出残し雁帰る
この句の「人」は特定の人ではなく、広い範囲の人を意味しています。
最近、著名人や仕事上の大先輩、直近では義理の弟が次々と亡くなり、
帰る雁がこれらの人々の魂を運んでいくのではという気持ちになりました。
背景説明がないと理解しにくい句になってしまいました。
▼41819第42回ISA句会 名乗り
皆様、予定より早く選句がなされましたので、名乗りに移らせて頂きます。〆切は3月23日にてお願いします。 ひすけ拝
▼41819第42回ISA句会 選句
【石人選】
◎柳絮とぶ李朝民画を蔵二階
意味は不明ですが、なにか品格のある句に感じたので選びました。
春になったので、柳絮が飛んでいる李朝民画を蔵の2階から出してきて飾る風景かもしれないと解釈しました。
〇帰る雁高き山々一つ飛び
地上から見れば、雁が高い山々を一っ飛びしているように見えた風景と解釈しました。「一つ飛び」は「一っ飛び」ではないでしょうか?
〇水取や散華の火の粉身に受けり
火の粉を被る程近くで見たお水取りの様子がよく分かります。
寺院の法要で行われる「散華」が句の中でどのような意味を持つのか不明です。
▼41819第42回ISA句会 選句
第47回ISA句会 【妙選】
◎朝焼けの光を纏ふ氷柱かな
美しい色に輝いている氷柱が見えてくる
〇水取や散華の火の粉身に受けり
この句も「や」「けり」を承知で使っているのだろうか 俳句をする者には、やはり「や」「けり」はさけたい
上五を「お水取り」とするかまたは下五を「受けて」としたら良いのではないか
〇入相の聞へる空や雁帰る
「の」としたところに作者の思いが窺える
●紅させば物言ひたげな陶の雛
「紅させば」は、もし紅をさしたならばと読めるので「紅さすや」とすれば紅をさしたら物言いたげと続くのではないか
●階段を埋め尽くしてる雛かな
テレビなどで見る景だろうか 階段だと家の階段と思う。ここは石段または宮の磴では?
▼41819第42回ISA句会 選句
【ひすけ選】
◎入相の聞こへる空や雁帰る
夕暮れ時の鐘の音が「お帰り」と雁を
労う様が美しい。
○くぢら島おむすび島や雁帰る
雁たちが色んな所から(へ?)帰る様が
可愛らしい。
○紅させば物言ひたげな陶の雛
真紅な口びるが何を言いたいのだろう
か?
▼41819 第42回ISA句会 選句
《従心選》
◎くぢら島おむすび島や雁帰る
ユーモラスで楽しい一句
〇 草餅のつぶいやこしと困らせり
つぶ餡かこし餡かはつねに意見が分かれます。
〇 朝焼けの光を纏ふ氷柱かな
朝焼けに輝くつららは美しいですね
従心です。今回はお気に入りの句が他にもあって、本当に選句に迷いました。また、浅学の為、「柳絮とぶ李朝民画を蔵二階」の句が不明。教えてください。調べました。柳宗義と日本民芸館とのかかわり。季語・柳絮とよく響きあいます。
Up 3/16 17:23
▼41819第42回ISA句会 選句
皆様、投句が出揃いましたので選句に移らせて頂きます。〆切は3月20日にて宜しくお願い申し上げます。 ひすけ拝
▼41819第42回ISA句会 投句
柳絮とぶ李朝民画を蔵二階
▼41819第42回ISA句会 投句
雛めぐる絞り暖簾を通し土間
▼41819第42回ISA句会 投句
くぢら島おむすび島や雁帰る
▼41819第42回ISA句会 投句
草餅のつぶいやこしと困らせり
▼41819第42回ISA句会 投句
朝焼けの光を纏ふ氷柱かな
▼41819第42回ISA句会 投句
水取や散華の火の粉身に受けり
▼41819第42回ISA句会 投句
入相の聞へる空や雁帰る
▼41819第42回ISA句会 投句
人が逝く思ひ出残し雁帰る
▼41819第42回ISA句会 投句
紅させば物言ひたげな陶の雛
▼41819第42回ISA句会 投句
帰る雁高き山々一つ飛び
▼41819 第42回ISA句会 投句
階段を埋め尽くしてる雛かな
▼41819第42回ISA句会 投句
お内裏の皆に護られ穏やかに
▼41819第42回ISA句会 兼題
皆さま、
今回の兼題は以下とさせて頂きます。
1)雛祭(関連何でも可)
2)雁帰る
3)当季雑詠(仲春)
投句〆切は3月15日とさせて頂きますので宜しくお願いします。 ひすけ拝
▼41819第41回ISA句会 表彰式
名乗りが揃いましたので、表彰式に移ります
【個人の部】
首座 ひすけ 5点
次席 従心 4点
菊座 妙 3点
【俳句の部】
1席 従心 大津絵の鬼をめがけて追儺豆
2席 ひすけ 庭先の猫をよいしよと襟に巻き
2席 妙 春節や蒸籠の湯気の吹きだしぬ
3席 石人 風冴ゆる振袖なびく門出かな
3席 ひすけ 香ぐはしき豆撒あとのお座敷や
ひすけ様おめでとうございます。
次回の幹事はひすけ様でしょうか?よろしくお願いいたします。
▼41819間違えました
●春節や蒸籠の湯気の吹きだしぬ ◎石人 〇ひすけ
でした。失礼いたしました
妙
▼41819第41回ISA句会 名乗り
【妙】
●動く蟹の大看板や一の午 ◎石人 〇ひすけ
上五を蟹動くとします
●食ひつくす七十八の鬼の豆
●春節や蒸籠の湯気の吹きだしぬ
切字が二つ「や」「ぬ」がありました。気を付けないと
以上3点いただきました。
妙
▼41819第41回ISA句会 名乗り
【石人句】
選句、句評有難うございました。今回は3点頂きました。
*風冴ゆる振袖なびく門出かな ひ 従
今年の成人式の日は冷たい風が吹き、会場の外で式を待っている多くの新成人の振袖が風になびく風景を見ました。冷たい風での門出の中に、明るい未来を感じさせる句にしたいと思いました。
*春暁や光芒空を満たしけり 従
日の出直後の「天使のはしご」は上空から地上に向けて光芒が見られますが、日の出直前には逆に地上から上空に向けて光芒が走ります。赤い光芒が広い空を満たしている荘厳な風景を詠みました。
最初は上五を「春暁の」としましたが、散文ぽくなってしまりがない感じでしたので、切れ字の重複にご批判が出ることを覚悟の上で「春暁や」としました。
*豆まきや歳を嘆きて豆食らふ
豆まき後、落ちた豆を拾い集め、「歳の数だけ食べる」のが名古屋の実家の風習でした。若い時はこの豆の数が少なく、何も考えず食べていました。高齢になるにつけ、多くの豆を撒く必要があり、沢山の豆を拾って食べるのが苦痛になり、しばらく前から豆まきをやめてしまいました。
この風習が常識でなければ、この句は失敗作です。
▼41819第41回ISA句会 名乗り
【ひすけ句】
・庭先の猫をよいしょと襟に巻き ◎従
○石
子供の頃の思い出です。寒い日だ
ったので温かかったです。
・香ぐはしき豆撒き後のお座敷や ◎妙
確かにひっくり返した方が良いです
ね。
・春近しさあ追ひ込みぞ我が孫よ
就職戦線真っ盛りで孫に発破をかけ
ました。
以上5点頂きました。選句と貴重な句評を
有難うございます。
私のブリッジ仲間が何人も家の中で転んで
骨折しています。明日は我が身と戒めて家の中で慎重に歩いています。 ひすけ拝
▼41819 第47回ISA句会 名乗り
(従心句)
大津絵の鬼をめがけて追儺豆 〇妙 ◎ひ 〇石
かなたには紅き富士山春淡し
三姉妹いまは盛りや迎春花
4点いただきました。皆様ありがとうございます。
わが家の和室に大津絵を六枚ほど一つの額に収めて飾ってあります。たまたまその中心に鬼がいましたので、今回の兼題である「豆撒」にふとこの大津絵のことが思い出されてこんな句になりました。三姉妹の句と富士山の句については妙さんのご指摘が勉強になりました。ご指摘ごもっともでした。ありがとうございます。
ところでお風呂でころばれたとか。大したことにならずに本当に良かったですね。転倒による骨折が私たちの年齢になると一番怖いです。
▼41819第47回ISA句会 名乗り
選句が揃いましたので名乗りに移りたいとい思います
締切りを23日といたします よろしくお願いいたします。
幹事 妙
▼41819 第41回ISA句会 選句
《従心選》
◎庭先の猫をよいしょと襟に巻き
養老孟司さんの愛猫「まる」を想い出しました。暖かそうですが、
かなり重そうです。
〇風冴ゆる振袖なびく門出かな
成人式は20歳を祝う自治体が多いようですね。
〇春暁や光芒空を満たしけり
夜明けの神々しいひと時が見事に切り取られています。
Up 2/20 22:52
▼41819第47回ISA句会 【妙選】
◎香しき豆撒き後のお座敷や
お座敷が香しいのだから、お座敷を強調したい。普通に「お座敷や豆撒きあとの香しき」ではいけないのだろうか
賑やかに豆を撒いた後の静けさに豆の匂いだけが残っているという情景が浮かんでくる
〇大津絵の鬼をめがけて追儺豆
大津のお寺か神社かの行事だろうか?作者に伺いたい 私は大津絵のはがきを買って持っているが、
豆を撒くほどの大きな絵は自宅ではないだろう
●豆まきや歳を嘆きて豆食らふ
豆撒きで何故歳を嘆かなければいけないのか知りたい。
●庭先の猫をよいしょと襟に巻き
襟に巻きで季語になるだろうか 「襟巻」としないと季語にならないのではないだろうか
●三姉妹いまは盛りや迎春花
上下名詞は避けたい 今盛りが三姉妹なのか、迎春花なのか、どちらにもかかってくる
三姉妹のいまは盛りや迎春花 とかに
厳しくいえば、どのように盛りなのかを言えたら良いと思う。俳句の難しさでしょうか
●かなたには紅き富士山春淡し
季語が動く 季語を再考したいと思う
●風冴ゆる振袖なびく門出かな
何の門出かはっきりいわないとわからない。成人式かもしれないし、卒業かもしれないし。
しいて言えば「門出」は蛇足か 門出と言わずに何の門出かわかるようにしたいですね
門出に風冴える季語は合わないのではないでしょうか
●春暁や光芒空を満たしけり
「や」「けり」は避けたい
●春近しさあ追ひ込みぞ我が孫よ
作者だけの思いの句は読み手にはわかりずらい
▼41819第41回ISA句会 選句
【ひすけ選】
◎大津絵の鬼をめがけて追儺豆
コケティッシュな情景が良く表れて
いる。
○春節や蒸籠の湯気の吹きだしぬ
美味しそうですね、早く食べたい。
○風冴ゆる振り袖なびく門出かな
成人式でしょうか、寒いけど嬉しさと
と程よい緊張感が良く表れている。
▼41819妙さま
転倒事故、大事にならず良かったですね。
お風呂は滑りやすいので、要注意ですね。
温泉の洗い場などは石鹸が流れていたして滑りやすいので、
いつも歩幅を小さくして氷の上を歩くような気持ちでいます。
石人
▼41819第41回ISA句会 選句
【石人選】
◎春節や蒸籠の湯気の吹きだしぬ
通りがかった中華料理店の店先でしょうか、使い古した蒸篭から湯気が噴出している風景を想像しました。春の気配を感じる句です。
〇大津絵の鬼をめがけて追儺豆
絵の中の鬼にめがけて豆を撒くユニークな風景が目に浮かびます。何処かではこういう風習があるのでしょうか。「追儺豆」という言葉は知りませんでした。
〇庭先の猫をよいしょと襟に巻き
猫を襟巻にするユーモラスな風景、さぞ暖かいでしょうね。
Up 2/16 22:22
▼41819第41回ISA句会の投句が揃いましたので選句選評よろしくお願いします
締切りを20日といたします
明日 東京にいき、16日に盛岡(お葬式)に行きます。寒いでしょうね
なのに昨日お風呂ですべって30分くらい動けなく、きっと骨が折れたか皹が言ったかと病院に行き、レントゲンとCTを取りましたが打撲と言われました。骨が丈夫みたいでした。ホッとしています。
皆様も気を付けてお過ごしくださいませ
妙
▼41819第41回ISA句会 投句
動く蟹の大看板や一の午
▼41819第41回ISA句会 投句
食ひつくす七十八の鬼の豆
▼41819第41回ISA句会 投句
春節や蒸籠の湯気の吹きだしぬ
▼41819第41回ISA句会 投句
豆まきや歳を嘆きて豆食らふ
▼41819第41回ISA句会 投句
庭先の猫をよいしょと襟に巻き
▼41819 第41回ISA句会 投句
三姉妹いまは盛りや迎春花
▼41819 第41回ISA句会 投句
かなたには紅き富士山春淡し
▼41819第41回ISA句会 投句
香しき豆撒き後のお座敷や
▼41819第41回ISA句会 投句
風冴ゆる振袖なびく門出かな
▼41819第41回ISA句会 投句
春暁や光芒空を満たしけり