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第34回ISA句会 表彰式

皆様の名乗りも終わり表彰式に移らせて頂きます。

首座 石人  6点
次席 ひすけ 5点
菊座 妙   3点
   従心  3点
   徳児  3点

俳句の部
一席  春耕の屈めし背なや逞しげ   <ひすけ>
        ◎石 ◎従 〇妙
二席  鶯や聲を辿れば白き富士    <石人 >
        ◎ひ ◎徳
三席  切花に白根生えけり春の水   <徳児>
        ◎妙
    シェア畑共に耕す笑顔かな   <石人>
        〇従 〇徳
    神の田を耕しており烏帽子付け <従心>
        〇ひ 〇徳
    三つ葉芹大きく結びてんぷらに <妙>
        〇石 〇ひ
石人様が首座となられました。おめでとうございます。
次回の幹事の方に引継ぎをさせて頂きます。
宜しくお願い致します。          幹事    徳児

*******************************

        <<退会届>>
大変にお世話になりましたが、今回を持ちまして徳児はISA句会を退会
させて頂きます。 
家内が1月に倒れ入院し、退院は致しましたが週に3,4回の病院通いと
なり、持病の自律神経失調症も悪化して独自で歩くことも難しく、近所
以外は小生が付き添います。また3か月ほど前から、小生自信も右半身が
痺れてきておりまして、脳・頸部のMRI検査や内視鏡検査(胃と大腸)を
連続して受けておりますが、体調が思わしくありません。
ゆとりがなく、また集中力や堪え性が全くなくなりこのまま続けることが
出来なくなりました。老化現象では片づけられぬ状況に追い込まれており、
誠に勝手ながら退会をご了承頂きたくお願い致します。

皆様の益々の御発展とご健康を祈念致します。

また、このメールで、不遜ではありますが掲示板を削除させて頂きますので
今後のご連絡やご返事などはどうぞご放念頂きたくお願い致します。
今までのご厚情を感謝いたします。          徳児拝


  
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第34回 ISA句会 名乗り
《従心句》
神の田を耕してをり烏帽子付け     〇ひ 〇徳
路地裏に芽吹く銀座の柳かな
大仏の眼差し優し風光る        〇妙

3点いただきました。皆様ありがとうございました。
今回の句のなかで、神の田の句は若いころ勤務地が大阪で一時期、毎週金曜日の夜に大阪から明日香村にゆき飛鳥坐神社で民宿をさせて頂いていました。飛鳥寺のすぐ近くにあります。この神社にお世話になっているときにたまたま神社の畑での行事に遭遇したことを想い出しての句でした。また大仏の句は結構、奈良訪問の機会が多かったためこのような句が多くなってしまいます。銀座の句は妙さんご指摘の通りでした。 Up 4/23 20:33
無名さん
第34回 ISA 名乗り
【妙】
万歩計万歩にならず柳絮とぶ   〇石人
三葉芹大きく結びてんぷらに   〇石人 〇ひすけ
春耕や土くろぐろとひろごれる

以上3点いただきました  有難うございます       妙
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第34回 ISA 名乗り
【ひすけ句】
・春耕の屈めし背なや逞しげ 
  ◎従 ◎石 ○妙
  老いてもなお耕す人々の生き様を詠み
  ました。
・桜咲くやうやくの笑み婆と爺 
  孫娘が沢山の大学を受けて、最後に準
  本命の所に合格してくれてほっとした
  様を詠みました。
・柳の下腑に落ちぬぞと眉ひそめ
  二度目のトップを狙いある程度の確信
  があったのにダメだった悔しさを詠み
  ました。
以上5点頂きました。選句と何時もながらの句評を有難うございます。 ひすけ拝 Up 4/22 13:02
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第34回 ISA句会 名乗り
【石人句】
選句および句評ありがとうございました。今回は5点いただきました。
1)鶯や聲を辿れば白き富士 ◎徳 ◎ひ
  国立駅からテニスコートに向かう途中の小高い丘で
  きれいな鶯の声を聴くことが出来ます。鶯がどこで
  鳴いているのかなと辺りを見渡すと、木々の間から
  まだ雪多き富士山の姿が見えました。
2)シェア畑共に耕す笑顔かな 〇従
  よく散歩に行く公園の脇にシェア畑があり、隣同士の
  区画を耕す人達が一休みしながら笑顔で会話を交わす
  風景を詠みました。
3)銀座ゆく客の寄り添ふ柳かな
  家の近くで柳の木をみることがないので、作句のために
  わざわざ銀座まで出かけました。銀座柳通を端から端
  まで歩き、旅行客が柳に寄り添う風景を詠みました。
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第34回ISA句会 名乗り
【徳児句】
 切花に白根生えけり春の水  ◎妙
 耕せば畦の小草のさ揺ぎけり 〇従
 風のまま照りて陰りし大柳
 3点頂きました。 選句と評を頂きました方々有難うございます。
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皆様

選句が出そろいましたので、名乗りに移らせて頂きます。
期限4月24日(水曜日)で宜しくお願い致します。
                           徳児
無名さん
皆様
22日出句と勘違いしておりました。遅くなり申し訳ございません。今までお待ちくださいました徳児さま有難うございます。
最近は名古屋へ行ったり来たりの日々で忙しく動いています。

先日は私の句集をお読みいただきまして感謝の気持ちでいっぱいでございます。有難うございます。
石人さまのお尋ねですが、350句は5000句ほどの中から好きな句を選びました。            妙
無名さん
【妙選】
◎切花に白根生えけり春の水
日常の生活の中に、ふと気にかかったことを見逃さず句にされた所が良い。上下入れ替えても良いように思いました。「春の水切花に根の出てきたる」とすっきりとしたい
〇大仏の眼差し優し風光る
春の日差しの中大仏の眼差しに風が光るように感じた作者のさりげない気持ちが伝わる
〇春耕の屈めし背なや逞しげ
どんな人が耕しているのだろうかと想像できて面白い  ただ春耕と屈めし背との取り合わせはよくあるので残念

●桜咲くやうやくの笑み婆と爺
「やうやく」は桜に?笑みに?どちらにかかるのでしょうか?
●柳の下腑に落ちぬぞと眉ひそめ
何が腑に落ちないのか
●銀座ゆく客の寄り添ふ柳かな
●路地裏に芽吹く銀座の柳かな
二句とも銀座に柳はツキスギだろう  夏井いつき先生曰く「凡」か
●シェア畑共に耕す笑顔かな
シェア畑とは共に耕すことではないか (説明) 「かな」止めの場合は上五は切らないで字余りでも「シェア畑を」としたい
●耕せば畦の小草のさ揺ぎけり
「耕せば」はもし耕したなら  と読めるので「耕しや」として「耕しや畦の小草の揺らぎをり」としたいが
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皆様

選句期限を4月19日(金曜日)に変更させて頂きましたが、妙様からは
現在まで選句を頂いておりませんので、当初の選句期限の22日までの間
お待ちいたしたいと存じます。ご了承をお願い致します。
選句を頂いた時点で、早速名乗りに入らせて頂きたく存じます。

                            幹事 徳児
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第34回ISA 選句
【ひすけ選】
◎鶯や聲を辿れば白き富士
  美しい光景・愛らしい鳴き声そしてス   
  ケール感が素晴らしい。
○神の田を耕してをり烏帽子付け
  何とも可笑しさが溢れている。
○三葉芹大きく結びてんぷらに
  実に美味しそうで、サクサク・フーフ
  ーと聞こえてくる。
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第34回 ISA俳句  選句
《従心選》
◎ 春耕の屈めし背なや逞しげ        
 毎年の厳しい農作業によって鍛えられた身体にはなんともいえない
 威厳が漂っているように思われます。

〇 シェア畑共に耕す笑顔かな        
 朝早くから畑の手入れをされている姿を拝見しますが、
 私にはとても真似ができません。

〇 耕せば畦の小草のさ揺ぎけり       
 この季節になるとあっというまに雑草(それぞれに名前があるので
 しょうが)が生えてくるので農耕の合間の草取りは大変でしょうね。
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第34回 ISA俳句  選句
【徳児選】
 ◎ 鶯や聲を辿れば白き富士
     鳴き声がどこから来るのかと木々を見上げれば、白い富士山が見えた。
     自然的な句だと思いました。
 〇 シエア畑共に耕す笑顔かな
     借りている畑に休日の昼に出かけた。そこに近所の人々がすでに耕しており
     笑顔で挨拶を交わす。平和な風景。
 〇 神の田を耕してをり烏帽子付け
     神事なのでしょうか、春の初めに行われる行事の景が見えます。
     下五でリズムが変わり説明的な感を受け、普選として頂きました。
 △ 春耕や土くろぐろとひろごれる
     景がハッキリしていますが、ひろごれる、の下五の動詞の使い方が良くわからず、
     作者にお教えいただければ有難いと思います。
     受動態、已然形、ひろご・るのあとの助詞が勉強不足で分かりませんでした。 Up 4/15 21:51
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第34回 ISA 選句
【石人選】
◎春耕の屈めし背なや逞しげ
ミレーやゴッホが描いた農夫の絵を想像させる句です。
筋肉隆々の腕や足でなく作業衣に隠れた背にすることで、
かえって「逞しさ」を強く感じました。

〇三葉芹大きく結びてんぷらに
三葉を大きく結ぶことにより、てんぷらの衣をつけやすくしたのでしょう。
そんなさりげない料理風景に爽やかさを感じます。

〇万歩計万歩にならず柳絮とぶ
「柳絮とぶ」と「万歩計」との関係が不明ですが、散歩の途中で
なかなか万歩に達しない状況において、飛んでいる柳絮をみることで
その不満が吹き飛んでしまった風景と解釈しました。
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皆様

全15句が投句されましたので、少し早いのですが、早速選句に移らせて頂きたく存じます。
選句期限 4月19日(金曜日)で宜しくお願い致します。

                           幹事  徳児
無名さん
第34回ISA投句
三葉芹大きく結びてんぷらに
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第34回 ISA 投句
桜咲くやうやくの笑み婆と爺
無名さん
第34回ISA投句
万歩計万歩にならず柳絮とぶ
無名さん
第34回ISA投句
春耕や土くろぐろとひろごれる
41819
第34回 ISA 投句
柳の下腑に落ちぬぞと眉ひそめ
41819
第34回ISA 投句
春耕の屈めし背なや逞しげ
41819
第34回 ISA 投句

銀座ゆく客の寄り添ふ柳かな
41819
第34回 ISA 投句

大仏の眼差し優し風光る
41819
第34回 ISA 投句

路地裏に芽吹く銀座の柳かな
41819
第34回 ISA 投句

神の田を耕してをり烏帽子付け
41819
妙さん

本日、句集「吉備の野」をいただきました。有難うございます。
大切にして、俳句の勉強に使わせていただきます。
ちなみに、350句は何句からの選句でしょうか?最低でも10倍はあるのでしょうね?

石人
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石川妙さま、
本日句集を頂きました、有難うございます。句集の発刊誠におめでとうございます、正に偉業ですね。
此れからもめげずに頑張りますのでご指導のほど宜しくお願いします。ひすけ拝
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第34回 ISA 投句

鶯や聲を辿れば白き富士
41819
第34回 ISA 投句

シェア畑共に耕す笑顔かな
41819
第34回 ISA投句

風のまま照りて陰りし大柳 Up 4/10 21:55
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第34回 ISA 投句

耕せば畦の小草のさ揺ぎけり
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第34回 ISA 投句

切花に白根生えけり春の水 Up 4/6 21:38
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石川妙様

本日、ハッピーサプライズ 【石川妙句集 吉備の野】 を頂きました。
句集の発刊、おめでとうございます。
上品で落ち着きのある装丁で、早速読ませて頂きました。
素人の小生が鑑賞文を差し上げるのも如何なものか、とは思いましたが
全ての句が生を写し、一読して景がハッキリとわかり、主題の情景や心情が鮮やかに
浮かびあがりました。
   牛冷やす牛の目線は沖に向き
     農耕を終えたのか、熱く汚れた体を水に浸けた牛がホッとして
     遠くを見やるその目線の柔らかさと安らぎが心に響きます。
   トンネルを抜けて越後や青田波
     真っ暗なトンネルを出た途端に青く広がる空と薄緑に波打つ田、
     大胆な自然の描写で、新鮮な空気と新しい希望が湧いてくる感じでした。
   石置けば流れ変わるや泉殿
     寝殿造りの館の傍には小川が造られて居るが、岩で流れを少し変えてみようか、
     どう変わるのだろうかと夢が膨らむ作者。
南瓜のでかさにびっくりしたり、どぶろくの宿の亭主が山伏だったり、焼き芋に
火傷したり、犬をほめたらお返しに夫を誉められたなど、ほっこりしたりニヤッとする
諧謔さも覚えて大変に楽しい思いをさせて頂きました。
誠に有難うございました。

今後、続編も発刊されることと存じます。どうぞお元気で益々ご活躍されます様
祈念致します。

まずは御礼まで、
                            佐藤徳児 Up 4/11 16:45
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妙様 幹事のお役目ご苦労様でした。
第34回ISA句会の幹事を徳児がさせていただきます。よろしくお願いいたします。
兼題を下記と致しました。
1.耕す (耕人、耕運機など)
2.柳 (春の季題であれば、柳の糸、柳の芽、柳の花、柳の絮 など)

日程も併せてご連絡いたします。
(日程は従来通り、投句・選句などが早く終了しましたら繰り上げを想定します。)
投句締め切り  4月17日(水曜日)
選句  ”    4月22日(月曜日)
名乗り     4月24日 (水曜日)
表彰式     4月26日 (金曜日)
なお、上記は原案ですので、皆様のご都合が合わなければ変更いたします。
ご連絡をお願いいたします。
                                徳児 Up 3/22 23:47
41819
第33回ISA 表彰式
皆様の名乗りが終わりましたので、表彰式に移らせていただきます
首座  石人 7点
次席  徳児 5点
菊座  妙  4点

●鼻声も艶めかしきや春の風邪(石人)   ◎従心  ◎妙 〇徳児
●黒髪を上げし二の腕草萌ゆる(徳児)   ◎石人  〇ひすけ
●啓蟄の古墳にほふや扉錆び(妙)     ◎ひすけ 〇石人
●諍ふも見つけたりしは辛夷かな(ひすけ) ◎徳児
●下萌や鹿寝そべりて草を食む(従心)   ○妙   ○ひすけ
●靴紐を締める足下草萌ゆる(石人)    〇徳児  〇妙
●青々と障子の影や春の風邪(徳児)    〇石人
●吹き乱だる風の花粉や鳥の黙(徳児)   〇従心
●八畳に寝てたいくつや春の風邪(妙)  〇従心

第33回の句会を終わります。石人様首座おめでとうございます
次回の幹事は徳児様とお伺いしてますので、よろしくお願いいたします。

                   妙
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第33回ISA 名乗り
【石人句】
選句と句評ありがとうございました。今回は合計7点いただきました。
>鼻声も艶めかしきや春の風邪 ◎従 ◎妙 〇徳
「鼻声も」の「も」は、鼻声も時に艶めかしい声に聞こえていいねという単純な理由からです。
>靴紐を締める足下草萌ゆる 〇徳 〇妙
確かに「足下」は蛇足でした。
>雪原に残る大の字別れ雪
美ヶ原高原にスノーシュートレッキングに行った時、新雪が積もりました。観光客が雪原に倒れて大の字を書いていたのを見て、ああこれが今年最後の雪だと感じた句です。 Up 3/21 22:34
41819
第33回ISA 名乗り 
●八畳に寝てたいくつや春の風邪(妙)   〇従心
 従心様の選評そのままです
●草萌やパン屑に鳩わつと来て(妙)
●啓蟄の古墳にほふや扉錆び (妙)    ◎ひすけ 〇石人

以上4点頂きました。有難うございます
41819
第33回ISA 名乗り
【徳児句】
黒髪を上げし二の腕草萌ゆる  ◎石 〇ひ
青々と障子の影や春の風邪   〇石
吹き乱だる風の花粉や鳥の黙  〇従
句評を頂きまして有難うございます。
色々な切り口からのコメントは、その様に鑑賞して頂いたのかのか、とか
事実と実写の描写の重要性など等とても勉強になります。
感謝いたします。
5点頂きました。                     徳児拝
41819
第33回ISA句会 名乗り
(従心句)
春の風邪珈琲店でうたたねを
下萌えや鹿寝そべりて草を食む         〇妙  〇ひ
歓声のあちこち聞こゆ梅見かな

2点いただきました。妙さん、ひすけさん ありがとうございました。
下萌えの句は妙さんのおっしゃるように鹿に煎餅を食べさせてもよかったですね。ある日の奈良公園の景色でした。 Up 3/21 17:18
41819
第33回ISA 名乗り
【ひすけ句】
・諍ふも見つけたりしは辛夷かな ◎徳
  言い争いをしましたが、何かの拍子に
  誤解が溶けて友情が復活した様を詠ん
  だ積りです。とりわけ徳児様にはお悩
  ませをしてしまい恐縮です。
・春風邪かグスグスグスと薬漬け
  花粉症に悩む様を詠みました。
・はいはい(這い這い)のしたり顔せし草萌   
 ゆる
  やっと這い這いが出来た赤子の顔が得
  意げに見えました。
以上2点頂きました。選句と句評に深謝します。           ひすけ拝
41819
第33回ISA 
皆様の選句が終わりましたので、名乗りといたします。
締切り 22日と致しますのでよろしくお願いいたします。

                妙
41819
【妙選】
◎鼻声も艶めかしきや春の風邪
鼻声の妻でしょうか いつもと違う色っぽさを感じたのだろう  「鼻声の」では?又は「鼻声の艶めかしきも」か
〇下萌えや鹿寝そべりて草を食む
景は見えてくる 下萌は芽があちこちに出はじめ春が来た感じ。鹿が食べるほどではないと思うが。下五を煎餅食ふとしたら面白い 「下萌や」
〇靴紐を締める足下草萌ゆる
足下は蛇足だろう。「草萌や靴紐ぎゆつと締めなほし」とか

●青々と障子の影や春の風邪
障子の影はどこに映っているのだろう?畳ですか?障子に庭の木々が映っているのですか?ならば「障子に影」ではないか  わが家のリビングは障子だが、青々とは映らない。黒い影なのだが
●雪原に残る大の字別れ雪
自分が大の字に寝ころんだ跡でしょうか? 情景が見えてこない
●諍ふも見つけたりしは辛夷かな
どういうことなのでしょう 諍うとはなにを?
●春風邪かグスグスグスと薬漬け
春風邪の説明か
●春の風邪珈琲店でうたたねを
ますます風邪がひどくなりそう
●吹き乱る風の花粉や鳥の黙
下五は蛇足だろう 吹き乱る風に花粉の舞つてをり   くらいでは?
●黒髪を上げし二の腕草萌ゆる
季語が合わないので再考したい。恋人がそっと黒髪を撫で上げたかのようでその二の腕とも読める 季語を再考したら面白い句になりそう
41819
第33回ISA俳句 選句
【徳児選】
◎ 諍ふも見つけたりしは辛夷かな
   @ 新たな俳句の様式と思いますし、不思議な印象を受けました。
   (今、桜は咲いていない)という相手の主張を否定してみたものの、
    少し不安になり野山に探しに出かけたが、辛夷が咲いているのを
    見つけただけだったと鑑賞しました。
    中七で”は”という二者選択で強調、下五で”かな”という詠嘆を
    表しているのは、焦点が多様化していると感じ難解でありました。
   A 作者は言い合いをして気持ちが落ち込み、自分を何かで慰め
     たく外に出かけたが、見つけたものは華やかな桜ではなく、
     凛と咲く辛夷であった、と鑑賞。
     このAの鑑賞で特選として頂きました。
〇 鼻声も艶めかしきや春の風邪
     上五の”も”にわずかながら作意を感じてしまいました。
〇 靴紐を締める足下草萌ゆる
     季語と情景の説明とが付きすぎているのかなーと思い、また
     中七の切れにより一気に詠み下せない感じを受けました。
失礼な句評の数々をお詫びしますが、このような鑑賞が的外れている
などのご指摘を頂ければ勉強になると思い、敢えて認めましたこと
ご了承お願いいたします。
    

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第33回ISA 選句
《従心選》
〇 八畳に寝てたいくつや春の風邪         
  大した風邪でもないのになかなか治らない。熱もたいしたことないしね。

◎ 鼻声も艶めかしきや春の風邪          
  鼻声はどこか色っぽいですね。

〇 吹き乱る風の花粉や鳥の黙           
  昨日は大変な強風でした。たしかに鳥の声はまったくしませんでした。 Up 3/19 21:25
41819
第33回ISA 選句
【ひすけ選】
◎啓蟄の古墳にほふや扉錆び
  冬眠から覚めた生き物達か、古墳か、
  それとも古い扉何れの匂いだろうか?
○黒髪を上げし二の腕草萌ゆる
  何となく嬉しい姿。
○下萌えや鹿寝そべりて草を食む
  寝そべって草を食べれるのか分からな
  いが、のどかな光景が浮かぶ。
41819
第33回ISA 選句
【石人選】
◎黒髪を上げし二の腕草萌ゆる
「二の腕」が、暖かくなってきた気候を表すのに効果的に使われています。
半袖姿の若い女性が長い黒髪を上げながら、摘み草をしている情景が
生き生きとして伝わってきます。

〇啓蟄の古墳にほふや扉錆び
季語の「啓蟄」が「古墳」の土を連想させます。
「古墳にほふ」が古墳そのもの土の匂いを意味しているような句ですが、
作者の意図は錆びた古い扉の錆びの匂いも含めているようにも感じます。
長い年月を経ている古墳と、毎年のように新しい虫の生命が誕生
する事実の対比が面白いです。

〇青々と障子の影や春の風邪
風邪をひいて障子のある和室で寝ている風景を想像させます。
庭の「青々」が障子に影として映っている様子を見ながら、
早く風邪を治したい作者の気持ちが伝わってきます。
41819
第33回ISA 選句
皆様の投句が揃いましたので選句選評に移らせていただきます。
申し訳ございませんが、締切りを22日(金曜日)とさせていただきます。
よろしくお願いいたします

                      幹事妙
41819
第33回ISA 投句
啓蟄の古墳にほふや扉錆び
41819
第33回ISA 投句
八畳に寝てたいくつや春の風邪
41819
第33回ISA 投句
雪原に残る大の字別れ雪 Up 3/15 16:04
41819
第33回ISA 投句
諍ふも見つけたりしは辛夷かな Up 3/14 19:44
41819
第33回ISA 投句
草萌やパン屑に鳩わつと来て
41819
第33回ISA 投句
はいはい(這い這い)のしたり顔せし草萌ゆる Up 3/14 19:08
41819
第33回ISA句会 投句
鼻声も艶めかしきや春の風邪
41819
第33回ISA 投句
靴紐を締める足下草萌ゆる
41819
第33回ISA 投句
春風邪かグスグスグスと薬漬け
41819
第33回ISA句会 投句

歓声のあちこち聞こゆ梅見かな
41819
第33回ISA句会 投句

下萌えや鹿寝そべりて草を食む
41819
第33回ISA 投句

春の風邪珈琲店でうたたねを Up 3/11 21:16
41819
第33回ISA 投稿

青々と障子の影や春の風邪
41819
第33回 ISA 投句

吹き乱る風の花粉や鳥の黙 Up 3/10 17:33
41819
第33回ISA 投句

黒髪を上げし二の腕草萌ゆる Up 3/9 23:23
41819
第33回ISA句会 
今回の兼題をお知らせいたします
1)春の風邪
2)下萌(草萌、草青む等)
3)当季雑詠
締切り  3月17日(日曜日)
よろしくお願いいたします。
            幹事 妙
41819
石人さま
次回の幹事お引き受けいたします。
これから兼題を考えますので、しばらくお時間をいただきます。
よろしくお願いいたします。
               妙
41819
次回幹事について:
今回の幹事は本来は妙さんでしたが、妙さんの事情でひすけさんに交代しましたので、次回幹事を妙さんに、次々回の幹事を徳児さんにお願いすることになると思います。もし妙さんのご都合が悪い場合は、徳児さんに次回幹事をお願いして、その次の幹事が妙さんということになります。
よろしくお願いいたします。
石人
41819
ひすけ様 幹事お役目有難うございました。
次回の幹事ですが、順番からいたしますと徳児様かと思いますが・・・
徳児さまのご都合が悪いようでしたら、妙がお引き受けいたします。
徳児様いかがでしょうか?

                         妙
41819
第32回ISA 表彰式
皆様の名乗りが終わりましたので、表彰式に移らせて頂きます。結果は以下の通りです。
〔個人の部〕
  首座  妙   9点
  次席  従心  6点
  菊座  石人  2点
  菊座  徳児  2点

〔俳句の部〕
一席 潮たるる籠一杯の和布かな(妙)
     ◎従 ◎石 ◎徳
二席 鷺一羽すつくと立ちて春浅し(従)
     ◎妙 ◎ひ ○徳
三席 畦焼く火思ふほどには走らざる(妙)
     ○従 ○徳
三席 頂きへ野焼き追ひしや子等の声(徳)
     ○妙 ○石
五席 梅白し備への飯を祠まで(妙)
     ○石
五席 野焼きする人の叫びのあちこちに   
                 (従)
     ○ひ
五席 晴天に白き息吐く野焼きかな(石)
     ○従
五席 手を見れば皺の多さよ春愁う(石)
     ○ひ
以上ですが、妙さんお見事でした。尚、
次回幹事は妙さんで宜しいでしょうか?
               ひすけ拝 Up 2/24 10:01
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第32回ISA 名乗り
潮たるる籠一杯の和布かな   ◎石人 ◎従心 ◎徳児
畦焼く火思ふほどには走らざる 〇従心 〇徳児
梅白し供への飯を祠まで    〇石人
 季語がツキスギですね。再考いたします。
有難うございました     妙

従心さま
従心さまの句を「野を焼くや人のどよめきあちこちに」と書きましたが、どよめくのは人ですから人はいりませんね。失礼いたしました。「どよめきおきる」でしょうか
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第32回 ISA 名乗り
【ひすけ句】
・梅が香やさあやつとぞと弾む吾
  待ちわびた春がやってくる気持ちを詠
  みました。
・山焼きの生命再び大和路や
  若草山の野焼きにより再び草木の芽が
  ふいてくる喜びを詠みました。
・針供養縫い初めせしは童子かな
  初めて縫物をして指が赤く腫れたのを
  針供養時に懐かしく思い出しました。
いつも句評を有難うございました。
              ひすけ拝
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第32回ISA句会 名乗り
【徳児句】
  頂へ野焼き追いしや子等の声 〇妙 〇石
      添削して頂いた、頂へ野火追う子等の声響く、の流れるリズムが素晴らしく
      日本語の良さを改めて感じました。有難うございました。
  春雪の青くなりけり細小水
  白梅の浸せし水や花器の艶
2点頂きました。有難うございました。
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第32回ISA 名乗り
【石人句】
選句、句評有難うございました。今回は2点をいただきました。
手をみれば皺の多さよ春愁う 〇ひ
ひすけさんの句評どおり、最近手を見るとつくづく皺の多さに思いを寄せることがあります。じっと手を見ている自分の姿を詠み込みたかったので、あえて「手をみれば」を入れましたが、妙さんのご指摘どおり、やはり冗長感はぬぐえないですね。
青天に白き息吐く野焼きかな 〇従
最近は野焼きの風景を見ることもないので、「野焼き」の兼題は難しかったです。うんと昔に見た風景を思い出して、野焼きの煙が晴天に白い息を吐いているように見える風景を詠みました。しいて擬人法を使いました。
梅が香の漂ふ庭の茶飲みかな
京王線沿線の百草園で梅を見ながらお茶を飲んだ風景です。極めて月並みな句だと反省しています。
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第32回 ISA句会 名乗り

《従心句》
あちら向きこちら向きにも梅咲けり
野焼きする人の叫びのあちこちに     〇ひ
鷺一羽すっくと立ちて春浅し       ◎ひ  〇徳  ◎妙

6点いただきました。皆様ありがとうございます。
鷺の句は京都・東寺の南大門まえの水路で見かけた鷺がまさにこのような堂々とした姿であったことを想い出した句でした。野焼きの句は妙さんのご指摘が大変勉強になりました。梅の句は我が家の窓から見た景色でした。
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第32回ISA 名乗り
皆様の選句が終わりましたので名乗りに移ります。2月23日締切としますので宜しくお願いします。  幹事役 ひすけ
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第32回ISA 選句
【石人選】
◎潮たるる籠一杯の和布かな
まだ寒い海から刈ってきたばかりの籠一杯の和布から、潮が滴る様子をよく表現した句です。
〇梅白し供への飯を祠まで
飯を祠に供えにいく信心深い人でしょうか。あたりを見れば白い梅が咲き始めた祠の静けさと梅の爽やかさが伝わります。
〇頂へ野焼き追ひしや子等の声
大声で騒ぎながら、山の頂上に向かって野焼きを追いかける子供たちの活発な様子がよく分かります。
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第32回ISA 選句
【ひすけ選】
◎鷺一羽すつくと立ちて春浅し
  鷺の春待ち遠しい思いが良く表れてい
  る。
○野焼きする人の叫びのあちこちに
  野焼きのリスク管理をしっかりとする
  大人達が良く詠まれている。
○手を見れば皺の多さよ春愁う
  ある日突然気が付き悲しくなる様が良
  く詠まれている。
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第32回ISA 選句
【徳児選】
◎ 潮たるる籠一杯の和布かな
   海水に光る採りたての真っ黒な和布、竹籠のしなる重さ、収穫の喜びが溢れている。
   漁民を観察した作者の一日の重みを感じます。
〇 鷺一羽すっくと立ちて春あさし
   春まだ浅き冷たい水に映る鷺。中七の説明を感じ普選とし頂きました。
〇 畦焼く火思うほどには走らざる
   現象を詠んだ句として鑑賞いたしました。
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第32回ISA選句
【妙選】
◎鷺一羽すっくと立ちて春浅し
鷺も春を待っていたかのよう  景が見えるようだ  「すつくと」に
〇頂へ野焼き追ひしや子等の声
頂へ野火追ふ子等の声ひびく  としてはどうだろう


●手をみれば皺の多さよ春愁う
既にみているのだから「みれば」はいらない 手の皺の多さで良いと思う
●山焼きの生命再び大和路や
どういう事だろう  三段切れになる 「山焼き」「生命再び」「大和路」と
●梅が香の漂ふ庭の茶飲みかな
梅が香なので、すでに匂っている。  「漂ふ」はいらない
●青天に白き息吐く野焼きかな
「かな」止めなので息吐くは野焼きとなるが、どういうことなのだろう 煙ならば煙としないとわからない
●針供養縫ひ初めせしは童子かな
縫初めは新年の季語
●野焼きする人の叫びのあちこちに
野焼する人の叫び?(危ないぞと言っているのか))見ている人の叫び?曖昧ではないか
見ている人ならば、「野を焼くや人のどよめきあちこちに」 とわかりやすくしたい
●梅が香やさあやつとぞと弾む吾
中七下五はどういうことなのだろう
●白梅の浸せし水や花器の艶
浸した水をいいたいのか、花器の艶をいいたいのか
花器に入れてあるのならば浸せし水はいらないのではないか  「白梅を活けし花瓶の艶やかな」くらいでよいように思う
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第32回ISA 選句
《従心選》
〇 青天に白き息吐く野焼きかな       
  白き息がいいですね。寒さの中の野焼きの風景が見えてきます。

◎ 潮たるる籠一杯の和布かな       
  和布採りはなかなか大変な作業と聞いています。
        
〇 畦焼く火思ふほどには走らざる     
  きれいにすべて焼き切るというのは難しいのでしょうね。
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第32回ISA 選句
五名全員の投句が出揃いましたので選句に
移らせて頂きます。何時も通り、特選1句
並選2句を句評と共にお願いします。〆切は2月20日にてお願いします。
尚、皆様のご協力により投句が前倒しになりました事に厚く御礼申し上げます。
            幹事役ひすけ
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第32回ISA 投句
手をみれば皺の多さよ春愁う
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第32回ISA 投句
山焼きの生命再び大和路や
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第32回ISA 投句
梅が香の漂ふ庭の茶飲みかな Up 2/15 18:46
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第32回ISA 投句
青天に白き息吐く野焼きかな
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第31回ISA 
潮たるる籠一杯の和布かな
41819
第31回ISA 投句
梅白し供への飯を祠まで
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第31回ISA 投句
畦焼く火思ふほどには走らざる
41819
第32回ISA 投句
鷺一羽すっくと立ちて春浅し
41819
第32回ISA 投句
針供養縫ひ初めせしは童子かな Up 2/13 18:40
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第32回ISA 投句
野焼きする人の叫びのあちこちに
41819
第32回ISA 投句
あちら向きこちら向きにも梅咲けり
41819
第32回ISA 投句
梅が香やさあやつとぞと弾む吾 Up 2/13 16:47
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第32回ISA 投句
春雪の青くなりけり細小水
41819
第32回 ISA 投句
頂へ野焼き追ひしや子等の声
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第32回ISA 投句
白梅の浸せし水や花器の艶 Up 2/11 15:29
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第32回ISA句会
連衆殿
今回の兼題は以下とさせて頂きます。
1)梅の花(梅が付いてれば何でも)
2)野焼き
3)当季雑詠(初春)
投句締切は2月17日にてお願いします。
この度は皆様にご心配をおかけし恐縮至極です。ポリープ除去は今回が三回目ですが、何回しても慣れませんね。今回は1センチ弱のを含めて数個だと思います。
             幹事役ひすけ
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ひすけ様
ポリープは
ありませんでしたか?
私は毎回 二つか三つ切除してもらっています。お互いに健康に留意しましょう!
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ひすけ様
無事の生還安堵致しました。
次回の幹事よろしくお願いいたします。有難うございます。
         妙
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ひすけ様
手術が無事終わり良かったですね。
幹事役よろしくお願いいたします。
石人
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妙さま、皆さま
無事に生還して自宅に戻ったところです。
次回32会の幹事はひすけがお引き受けします。但し、兼題などのご連絡は明日にさせて下さい。色々とお騒がせしてすみませんでした。        ひすけ拝
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第31回句会 表彰式
皆様の名乗りが終わりましたので、表彰式に移らせていただきます。
今回の句会は以下のような結果となりました。

《個人の部》
首座 石人   6点
次席 妙    4点  
従心   4点
菊座  ひすけ   2点(△も1点としました)

《俳句の部》
柏手の響く社や月冴ゆる   石人  5点 ◎従 ◎妙 〇ひ
足跡はウサギときつね雪明り 従心   4点 ◎ひ 〇妙 〇石
月冴ゆる高炉の焔真つ赤なる 妙    2点 ◎石
黙然と何を語らむ雪達磨   ひすけ 2点 ○従 △妙
三寒の鍼や四温の灸すゑて  妙   1点 〇石
叡山は雪や祇園は雨となり  妙   1点 〇従
柚子ひとつ棚に残れり春近し 石人  1点 〇ひ

次回幹事は、本来は妙さんですが、都合によりひすけさんにお願いします。
ひすけさんの術後の体調次第では、従心さんにお願いすることになるかも
しれませんが、その時はよろしくお願いいたします。

第31回幹事役 石人 Up 1/24 16:31