過去ログ27 2024/9/12 20:15

仙コリ
Re:とある疑問
ナロ2051様

 47年3月改正における20系客車の運用の変更についての質問ですが、確かにおっしゃる通り
当時の20系寝台特急の基本的な編成は15両なので、単純計算で30両の不足が出そうですが、
当時の状況を調べてみますと、

1、急行格上げにより20系寝台特急となった「出雲」の編成は15両ではなく12両であった
ので、ここで6両分の余裕が生まれました。

2,47年3月改正前の21レ・22レ「あかつき1・2号」の受け持ちは基本編成(鹿児島編成)は
向日町、付属編成(長崎編成)は品川であり、付属編成が「はやぶさ」と共通運用でしたが、
47年3月改正後は21レ・22レ「あかつき1・3号」の基本編成の受け持ちも品川に変更となり、
編成全体が「はやぶさ」と共通運用となりました。
この変更により、「はやぶさ」の基本編成がひとつの運用で8両編成が3編成必要であったのが
鹿児島側の間合い運用で21レ・22レ「あかつき1・3号」の基本編成の運用を賄うことにより、
改正前の「はやぶさ」運用で3編成、「あかつき」運用で2編成の計5編成が必要であった
ところを、4編成で賄えるようになったため、ここで8両の余裕が生まれました。

3,上記の余裕分により、47年3月改正において、品川配置の20系予備車が9両少なくなって
おります。(ちなみに向日町の予備車両数は変更なし。)

1〜3によって、合計23両分が捻出されており、残りの7両分は全国的な配置数量の見直し
によって捻出された模様です。


ナロ2051
とある疑問
 47年3月改正で14系寝台車94両
3往復分(6編成)が新製投入されました。この改正で出雲、瀬戸が格上げにより寝台特急の仲間入り、また
あかつき、彗星各1往復計4往復分
(8編成)が格上げ、増発されました。格上げ、増発が3往復なら納得?するのですが、当時予備車も
少なく運用されていた20系、1往復
分最低でも30両どの様にして捻出
(或いは運用の見直し)したのでしょうか。


仙コリ
Re:初めて投稿します
事業用客車好き人様

事業用客車に詳しいわけでもないですし、すでに知っておられる情報で
あるとは思うのですが、白帯貨車と連結されていた救援客車・配給客車
の写真が掲載された書籍を紹介させていただきます。

鉄道ピクトリアル 2012年9月号 No.866 特集 事業用車両
救援客車
P35 スエ30 29
P35 オエ36 3
P36 オエ70 33

RM LIBRARY 228 国鉄救援車図鑑(上)
救援客車
P10 スエ30 48
P17 スエ30 49
P19 スエ30 21
P21 スエ30 17
P23 スエ31 12
P27 スエ31 77
P29 スエ31 5
P36 オエ36 2
P37 スエ38 1

RM LIBRARY 229 国鉄救援車図鑑(下)
救援客車
表紙 スエ71 96
P05 オエ61 317
P06 オエ61 601
P11 オエ70 47
P15 オエ70 39
P20 スエ71 26
P24 スエ71  1
P25 スエ71 45
P29 スエ71 92
P31 スエ78  2
P42 オエ70 34

RM LIBRARY 260 国鉄の配給客車
配給客車
P02 オル31
P10 オル30 104
P37 オル31 22
P42 オル31 203
P42 オル30 104
P48 オル31 20

白帯貨車はちょっとだけ写り込んでいる写真がほとんどですが、参考に
なりましたら幸いです。


事業用客車好き人
初めて投稿します
初めて投稿します、私は客車の中で事業用客車が好きです。

ただ客車と違う貨車の方が詳しい私にとっては事業用客車の研究率は少ないですが、今後も宜しくお願い致します。

私はかつて白帯貨車と連結されていた救援客車、配給客車について特に興味がありますが、なかなか写真を探そうとしても白帯貨車と連結された方についてはネットや書籍でも少ないです。

もし皆様が救援客車、配給客車についてご存知でしたら話題に挙げて欲しいですが…

あ、ちなみに私はまだ事業用の客車の写真はまだ撮影していないです、他の客車については、手元にはSL山口号の客車しかありませんね…


みんかな
下関所属 24系25型の黒ゴム化の時期
初めてのコメントで稚拙でしたら申し訳ありません。
この度、あさかぜ2/3号の編成を模型で組む際に、黒ゴムを混ぜるべきなのか否かについて疑問を抱いた次第です。
編成時期は平成6年〜平成11年です。
宮原所属の車両は平成7年頃には黒ゴム化が始まっているとのことでしたので、混合すべきなのでしょうか。
ただ、見栄えのため編成のHゴムは統一したいと考えているため、全車が黒ゴム、もしくは灰ゴムの時期について御教授いただければ幸いです。
また、T社によってあさかぜ2/3号は販売されているものの、オハネフ25−300については、前面のみ黒ゴムであり、側面は灰ゴムであることから、この件に関しても御教授いただけますでしょうか。


クモイ103
Re: AREBブレーキ20系とP型
ナロ2051様

意外な盲点で、私もこれまで全然気にしたことがありませんでした。
ピクの特集号などでもそこまでの説明はなかなかありませんね。
知り合いの研究者に相談したところ、「車輌工学」1968年9月号P.19〜21に掲載された「20系固定編成用特急客車」(景山允男・国鉄車両設計事務所)に、下記の記述があることが分かりました。

************
 MRP引通しの設けていない機関車又は客車と連結される場合は,その部分のMRPアングルコックを〆切り,従来どおりの使用方法とすればよい。20系客車相互間はMRPをつないだままとしてよい。
 なおMRPを使用しない区間(例えば門司〜下関,米原〜田村など)から使用する区間に移り,機関車を付替えたときにはBPおよびMRPの貫通試験が必要となるが,MRPの貫通確認は最後部緩急車又は電源車のMRP圧力計の上昇を目視することによる。これの自動化についても目下検討が進められている。
************

そもそも国鉄式のやり方の一般論として、AREBブレーキのような特殊なシステムを組み込んだ車両が一部発生する場合、それに対応していない車両とも連結してそのシステムを使用せず運転することも考慮されたはず、と私も想像していましたが、やはりその通りでした。
昭和30年代に始まった一般形客車の電気暖房も、碓氷峠のEF63による押し上げに対応した台枠強化も、そしてこのAREBブレーキも、そうした基本的な思想に則って実用化されたと考えることができそうです。


ナロ2051
AREBブレーキ20系とP型
 表題の件、43年10月改正以後20系客車の牽引機は原則P型限定になりました。ELは疑問点は無いのですが、DLは最高速度95キロのDD51
DD54の2型式のみP型改造されました。
 例外で大分以南のDF50(最高速度
75キロ)米原田村間のDD50DE10
特例?で陸羽東線う回時のC58が
有ります。
 C58は例外としてもP型以外でも
牽引可能の場合、最高速度、走行距離などの線引き?は有るのでしょうか。
 ご存知の方ご教示下さい。


仙コリ(管理人)
Re:客車の所属表記の関係
宮田豊秋様

ご指摘ありがとうございます。

>高崎鉄道管理局の所で高崎客車区が抜けています。

との事ですが、「高崎鉄道管理局の所で」というので思いあたるのは、
当サイトの3号車「客車資料館」の「客車所属標記について」の中の
「客車配置区名および所属標記(昭和40年頃)」なのですが、
この一覧表においては「高崎鉄道管理局」の2行目に高崎(高タカ)
は表記しております。

ここ以外に、「高崎鉄道管理局」の表記をした部分が思い出せないの
ですが、私が忘れているだけだと思いますので、どの部分の表記であるか
ご教示頂ければ幸いです。

今後ともよろしくお願いいたします。 Up 6/12 19:22


宮田豊秋
客車の所属表記の関係
高崎鉄道管理局の所で 高崎客車区が抜けています。 高タカ です。


仙コリ(管理人)
Re:テールランプのリングについて
ナロ2051様

テールランプのリング(尾灯円板)のご質問について、私自身には回答できるほどの
知識は無いのですが、過去にこの客車倶楽部で何度か話題になったことがあり、
その際の書き込みから引用させていただくと、

・使用された期間について

 ・スハネ30生様 2013年 4月11日(木)21時52分3秒の書き込みから引用

  ・新製時(昭和26年)から妻板にテールライトが設けられたオハフ60・61、
   スハフ42が最初
  ・その後、戦前型でも改造に拠り車掌室のある客車すべての形式に設置
  ・円板が使用されなくなったのは昭和40年

 ・クモイ103様 2013年12月 1日(日)14時29分7秒の書き込みから引用

  ・「1965(昭和40)年7月15日」、運転取扱基準規程が施行されて円板が廃止された
   (鉄道ピクトリアル2014年1月号「【特集】客車の時代」からの引用)

・電車、気動車特急にてリングが使用されていない件

 ・スハネ30生様 2013年 4月11日(木)21時52分3秒の書き込みから引用

  ・当時この円板が設置されていた車両は、貨車の車掌車(ワフ等の合造車を含む)、
   車掌室のある客車(郵便荷物車を含む)および気動車(特急用キハ81・82を除く)
   ディーゼル機関車のすべてです。
   蒸気機関車と電気機関車では一部の形式に設置されていました。
   設置の目的としては列車の進行方向の視認性を高めるためと思われます
   (単線区間において効果があったようです・・・
   当時から複線化された区間を主に走行していた電車には設置義務なし)

この一連の話題については「倶楽部メモ(掲示板過去ログ)」の「主な話題」
「客車の編成運用についての話題」にまとめてありますので、ぜひご覧ください。
(過去ログの見方は上部説明書きをご覧ください。)

あかつきのナロネ22に関しては、まったくわかりませんでした。
申し訳ございません。


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