今読みたい本100選
Ψ 言霊の宿木 Ψ

過去ログ1045 2006/1/7 16:35

投義
男性 29歳 東京

暇さえあれば点ける莨

耐え難い頭痛にみまわれながら

揉み消してはまた燈す

まるで麻薬のように欲する
[これからの予定]
どーでもいい
1/7 16:35

搭木
「託器」
抱いた此の刃を
何処へ向けよう

切っ先は鋭くて
判ずる心は愚鈍

何を選ぼうとも
後悔するばかり

如何して自分に
強過ぎる凶器を

彼は託したのか
今でも分からず

涙も枯れ果てて
彷徨い歩くのは

哀しみに満ちた場所
1/7 16:18
HP

悼タ代
〇●●
 ブラウンの大きな瞳は
    わたしを
吸い込むかのように見る

   少し癖のある
  やわらかな髪は
 木漏れ日に揺れる天使

  あなたが微笑えば

 わたしの世界に無限の     花が咲く
[これからの予定]
洗顔
1/7 14:43

唐驍ノゅ
新潟
『双魚宮』〜雪割草を刈りなさい〜
『双魚宮』〜雪割草を刈りなさい〜
(一)
雪割草を刈りなさい
砥石を削る包丁に黒ずんだ手で白い素肌を撫でると赤みを帯びる不純物で綺麗
とがらせたなら爪であてがうとひっかかる夜遅くの息つぎにピスケスはうなずき魅惑を耳元で言葉にし可能性を告げ過去を振り返り残る鉄分で新しいものを得た
ウロボロスは成長がおいつかないでしょう?
あたしを活き造るなら刃はほころび壊れていくそれはどんなに完璧でも下降は自然の摂理でありあなたは破滅に向かい双魚宮で現実は眠れぬ夜を心配はしなくていいと優しい
(あぁなんてことだ…カテゴリーキラー)
過去は一度無くしてしまえ包丁片手に自分に向かうなら日常的だろ
だが
1番大切ではかなくしろい雪割草を刈り込むならそれこそ悲しい事と知ってほしい
鏡面仕上げに移り住むあたしとピスケスその刃先のむこう
雪割草という生活に白く次々に思いの切れ端の紙魚はこちらを凝視中にあたしの一瞬醒めた心と残寒にぺろりと舐めつけてあなたは夢ごとめくるから指紋に渦巻くコードナンバーがプレイメイト半透膜で意識を双方向から垂らし
シナップスと呼ばれ
彼女とは
浸透か侵食なのか
モザイクレスの双眼は
裸体の彼女を見つけだし
逝く先のシリウスとなる
妻にだけは言えぬ現実
彼女との生き方
快楽リアリスティック
繰り返すままで
Natural
(果て)
Play
(紙魚は見ている)
with
(現実)
oneSelf
(海)

(二)
言葉とした海鳴りに立つウロボロス
林檎をかじる脳裏に冷たさを温めた朝焼け
かがやきはまぶたごしにでも優しく海鳴りはもういいだろとくりかえす
返す言葉に遊ぼうと冷たく荒い風と走り
砂よ飛び舞えとさらさらと飛末に手をふり
冷たい林檎の種を
流し込む海にもういきなさいとしゃがみ込むと涙
あたしに伝えてるのね
海鳴りを精神音とした朝
背にはきららの塩水とさよならして
朝焼けの終わりに過去は届かぬように昇る
波打ち際から無言で消えていった赤

(三)
海鳴りが聞こえる
あたしを呼んでは繰り返し続けている
ほら届くかい?
淡い光の中茜色の海の夕暮れが訪れ
彼女の写真や手紙は今も窓際の水槽に心を受け入れたいのでしょう
ありがとうの別れもあると夕暮れの海を背に涙
手紙には
あかいあかい
あなたの痕と言葉書き
これが生きてる証拠なの
あたしはぽたりの中心で掬うようにあなたの心を受け止めていただろ。
それは
ゆらりゆらり涙するほど波紋を描き沈みたがってた彼女
いっそこの茜色の海に沈めてあげたい
息の出来ない世界へ
あなたのその軽いウエーブがかった髪は絡み合い
血液に似た塩分濃度へ引きずり込む時でさえ
彼女は優しい眼でサヨナラを受け入れるから抱きしめてしまう。
あたしは!!
夕日と茜色の海に息をとめてやりたいが涙は海に戻すように
海そのものが彼女であるように
海鳴りはその言葉を飲み込んだのち
『388859』
その最後の手紙が今は水槽に移り住む月明かりを待っているんだ。
こつり…こつりと
窓際でそう窓際で
水槽を割ろうとしているその空にシリウスが見えている

(四)
暗がりの一際明るい
眩しさに眼がくらむ
明るい暗闇
ピスケスよ帰す事はできないまぶたをとじる事ができぬかわりに心を閉じた。
そろそろ刈るよ
創作の中
キラリ、シリウス
ピスケス、包丁
想像の中
雪割草
その飛沫。
[これからの予定]
雪おろしと掃除と夕飯
1/7 13:46
HP

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