╋ 蒼過ぎる水溜り ╋

過去ログ113 2004/10/26 12:42

名:ナカムラ
凍える指に救済を
たすけて、と
呟く声が零れた
誰か、どうか
震える嗚咽が雑音に溶けた

居場所さえ不確かで
涙さえ見えずに
独り
凍えています

たすけて、と
心が叫んで泣いています

誰かこの腕を捕まえて
闇に溺れる私の感情を
どうか照らして

苦しいよ
たすけて
抱き締めて
誰かどうか


独りで立てるほど
私は強くない
強く、ないの


かじかむ指が今


救済を求めています
10/26 12:42

名:春海 樹一
女性
窓から見える空
今日の空は
いつもの空じゃない

曇ってて 黒くて どんよりしてる

そんな空は嫌いだ

青い空と太陽が好きだ
でも

本当は嫌いじゃない

冬の使者を雨が運んで
冷たい空気があたりを浄化する

だから本当は好きだ
10/26 9:24

名:琉星
願い。
君を 好きになっても
良ぃですか?

ただ想ってるだけ
それだけでも良ぃから

君を 好きになっても
良ぃですか?

君の事を 僕は何も
知らないけれど

話した事も
ないけれど

君を 好きになっても
良ぃですか?

もしも何かを
望んで良ぃなら

君に 愛されたい

君の瞳で
僕を見てほしい

君を 好きになっても
良ぃですか?

神様 僕は
幸せになりたい
10/26 3:00

名:かずま
男性

「いらっしゃいませ」
店員の声でコンビニのレジの前で僕は顔をあげた。

君がいた。

初めて逢ったのに遠い遠い昔から、僕が君に恋する事が当たり前のように時が流れていたのか。

君の笑顔、君の声、全てが運命なのか。

運命という流れが真実ならば、僕はそのドアを開けよう。

この確信とも言える君への想いを。

君の待つそのドアを。
10/26 2:41
HP

名:涙歌
女性
『雪』
雪に埋もれた二人
真っ白に染まる二人
赤い頬、撫でる君
二人で作った雪だるま
あの時の光景
今でもはっきり甦る
シンシンと降り注ぐ
雪の中
このまま雪に埋もれて
逝ってしまいたいと
何度二人で
呟き合ったのだろう
真っ白い雪を
アタシ達の赤色に
染めていつも傷口
重ね合わせては
声にならない想い
伝え合ってた
あの頃の光景を
星になった今でも
君は覚えてる?
今は一人この雪の中
から君を眺める事しか
できないアタシ
あの時は強い風が吹いても寒ささえ感じなかったのに
今はとても寒くてこのまま眠ってしまいそう
雪に埋もれて
君の場所に逝きたい
いつもそう願ってしまうわ…
10/26 0:50
HP

名:ひより
その日はとても (真実と戯れ)
その日はとても寒い
樹の陰のベンチはとても冷たい
腰を下ろして見上げても月は見えない
ハロウィンである事実はわたしを揺るがさない
血の少なくなった腕
曇った夜空を掻き分けようとのばしても
ちいさな子がだっこを求めるみたいで情けなかった。
甘くて美味しいものがほしいのならば
この使い物にならない両腕をあげよう
冷たくて、
きっと氷砂糖みたいな味がするよ
いつまでも夜空にのばし続けるから
早くもぎ取って食べてしまって下さい。
この腕が夜空に届く夢なんか見てしまう前に。
10/26 0:34

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