† 詩の湖 †
過去ログ12
2003/10/15 16:26
(・w・)ノ<瑞樹そら無題もしものハナシ
君がぼくを
許してくれるなら
ぼくは君を
一生 許さない
あれ程
ひどい目に遭わせた
ぼくを愛してくれる君を
ぼくは愛さない
誰より君を愛しているから
ぼくに罰をください
何もかも
愛してしまわないで
10/15 16:26
HP
(・w・)ノ<心女性
切望 ぼくは 願う…
ぼくは 望む…
きみを 望み
そして‥
きみの 幸福を願う
ぼくはしてあげれる事も与えられるものも
共に過ごす
時間さえないけれど
きみがきみだから
望まれたいと 思った
そんなきみだから
愛しいと 思った
だから…
利用したっていい
気紛れだっていい
きみがぼくを
見てくれるなら
ぼくを必要と
してくれるなら
ぼくはぼくである
価値を知る事が
やっと…
出来るんだから。
10/13 21:02
HP
(・w・)ノ<沙門内 相真夜中、水面に月の衣を
映す湖のように心は安寧
であった
星がひょうと流れる事に
も触れず
野生の者が暗い川縁に口
づけているのも知らず
古い書物の一行のように
して安寧であった
そうして僕はようやく不
可視の精霊と爛熟した魔
性の繋がった唾液の中心
から原始の言語(ルーン
)を取り出して
完璧な世界(パーフェク
ト・ワールド)に自らの
骨の先端で造られた筆を
ゆっくりと沈める
すると静寂の両極が慌た
だしく乱れ月の衣を粉々
に砕き散り、一隻の小舟
が人ならざる人を連れや
って来る頃
宇宙が“さびしい”と
僕は筆と紙を放り出して
全精神の集中された呼吸
で追い駆けた
野生の者が身を竦め、一
つの大きな翼が飛び出す
感覚したのはわずかにそ
れだけで全てはまだ神聖
なる未知の母胎の中にあ
り
夜明け
倒木の枝でズボンを裂き
息をはずませた僕が“さ
びしい”と告げるまでは
10/12 14:41