╋ 蒼過ぎる水溜り ╋
過去ログ137
2004/11/4 5:11
名:daiふつうだから「普通」だから
人は人を傷つける
「普通」だから
なんとも思わない
いつから
「普通」は壊れてしまったの
いつから
心が汚れてしまったの
誰も知らない間に
価値観が壊れてく
少しずつ
少しずつ
壊れてく
人を傷つけて
痛みを感じなくなるぐらいなら
僕は普通じゃなくていい
何も考えずに
人を傷つけるぐらいなら
僕は普通じゃなくていいんだ
11/4 5:11
名:ちぃ女性
逃げてく羨んでも
手に入らぬ
関係が
街中に
あると言うのに
私には
縁の無い物だと
貴方が
言うのは止めて
そうやって逃げるのやめて
問い質す内容は
余りに下らないと
お思いでしょうが
だからって
忘れた振りをして
はぐらかすのは止めて
そうやって逃げるの止めて
いつしか
核心を
避けるような
会話
消えかけの蝋燭の
炎みたいな関係ね
貴方は気付かない振り
そうやって逃げるの止めて
時間ばかりが
やけに早く
素通りしてくの
中身が伴わないまま
成熟した年月を
共に過ごす
貴方は逃げ切れるかしら?
11/4 4:06
名:赤と紅雨上がり薄くタナビク秋の雲
空が段々低くなってくる
隙間から光の筋
天の御柱
神の使いの天使が降りてくる
よく目を懲らして足跡探す
雨上がり
後ろに薄く僕の足跡
雨上がり
見上げてチッチャな天使の足跡
朝日が創る僕の影
雨上がり
光の足跡
11/4 2:23
名:琉星月に願を...月よ
どうか
私の願を
叶えてください
一生
一度の
本気の
願い
どうか
叶えてください
私に
あの人を
ください
どうか…
11/4 2:15
名:なな女性
朝露風に揺れるレースの影が
窓辺に陽炎を紡いだら
深緑の匂いが霧に溶けて
汚れた現世が堕ちていく
うとましい太陽に月は逃げ隠れ
星たちもまた
月を追いかけていった
11/4 0:09
名:赤と紅駅前広場にて新聞をメクル指先の黒墨をよもや多数決の結果だとは思わない
無自覚に生きる私は
息をしていることさえ忘れる時がある
商店街に置いてある募金箱に
チャリン
ストリートミュージシャンのギターケースにチャリン
ささやかな自分の祈りに
チャリン
積み重なる金属音
思いは量ではかられ
正違で判断される
割り切れぬ私の何かは
やっと言葉でバランスを保つ
尊いのは自分だけなのだと気付いたとき
他の人は…と周りを見回す無軌道に動き回る物体
その物体が、自分と同じ人であると思える瞬間がくるのはいつのことか…
体と心の両方で…
11/3 23:13