╋ 蒼過ぎる水溜り ╋

過去ログ164 2004/11/15 2:10

名:ペイン
嘆きの朝
嘆きの朝
迎えた成れば
叫びたもう

はかなくも
欲する夢も
ただ虚しく

愛しき人よ

傷に酔い痴れるな

愛しき人よ

夢醒めし朝は
暖かな日差しに
包まれているだろう

そお
嘆きの朝は

来るも去るも

愛しき人よ

貴方次第
11/15 2:10

名:MasTer
ベッド
家の重いドアをこじ開け硬い靴を脱ぎ捨て「会社」という看板を背負っている背広を放り投げ俺はベッドに飛び込んだ。

このベッドは確かキミと隣街のデパートまで行き1時間も迷って買った2人にとっての宝物だ。

そういえばこんなことがあったなぁ
あの日キミは何故かそわそわして落ち着かない様子で家を出ていった。
いつもなら「行って来ます」と風船がはじけたような声がするのに…。

俺は夜になっても帰らないキミを心配して色々な所を探したよ
キミの会社、あの公園の思い出のベンチにも隣街のデパートにも。けどキミは何処にもいなかった。

探し疲れて帰って来た俺は何気なく玄関の細い四角いテーブルの上を見た。「母の具合が悪いのでしばらく実家に帰ります。 エリ」

細く今にも飛んでいってしまいそうな字で確かにそう書いてあった。

そういえばそんなこと言ってたっけ俺は1人薄暗いベッドの上で笑った。
11/15 1:32

名:MIN
ラストメッセージ
孤独を盾に
荒れる君をみて

伝えたいメッセージ
詩に託すよ

君を捨てないで

君自身を
もっと大事にして

愛する人が
壊れてゆく瞬間を

僕はみたくない

辛さに染まらないで

もう少しだけ
前をみつめて

何もしなくたって
明日は来るから

君が拒絶したいなら
それでも構わない

淋しさに泣かないで

僕はいつでも
そばに居るから

君が僕を
求めなくても

離れるつもりは
ないから

無理強いはしない
全ては君次第

ただ少しだけ

少しだけ考えて
君自身の事を
11/15 1:24
HP

名:ちぃ
スロー
こんな夜を
何度過ごしたかな
数え切れないや
数えたくもない


君が僕の横
手を延ばせば触れられる距離で
ニヤけながら寝てる
週末の幸せ


いつから味わってないかな


何もかも3倍速で
過ぎていく日常
そして君と居る時間だけが
スローモーションになれば
良いのにな


そして君との時間
全てをメモリーして
消えない様に
いつでも鮮やかに思い出せるように


なのに君に会えない
こんな夜ばかりが
スローモーションで過ぎる


何でだよ。
11/15 1:23

名:If
ハートのジッャク
人の繋がり
カードで言うと
ワンペア

スタートしたら
止まらない

後は賭けるだけ

まずは手堅く
スリーカード

勝も負けるも
まだユトリ

ハードに攻めて
フルハウス

決めたぜ

たまには気分を変えて
ストレート

ココ一番
覚悟を決めろ
総てを告げて
狙うはハートのロイスト

テン・クィーン・キング・エース

俺の手札は
スペードのエース

何故だ


ユーのカードは
ジッャクのフォーカード


ハートのジッャクよ
何故だ


所詮…そんなもんか…
11/14 23:52

名:Lyrica
女性
Ocean
世界の終わりを
描いた映画の
ラストシーンのように

たちこめた灰の雲
遠く波に溶けた水平線
耳のそば冷たく淀む風

裸足に夏の残骸を
踏み躙る不快は
繋いだ指の確かさに
かき消されていく

誰もイナイ浜辺

波の唸りと
風の騒めきに
紛れてしまう前に
肩を包んだ腕

煽られる髪も囁きも
すべて閉じ込める

荒んだあの世界にも
温もりはいつだって
希望をもたらした

不安に襲われる
独りの夜

後退していく時間は
孤独を際立たせるケド

胸に響く囁き
肩に残る重み

今も余韻は優しく

あの日の
潮が引いた
海を思えば×××
11/14 23:36
HP

165163

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