╋ 蒼過ぎる水溜り ╋

過去ログ169 2004/11/16 17:56

名:ケイ
女性
敷かれたレール
レールの上を
ただひたすら進む

決められたレール
こんなトコで
つまづいてたんじゃ
もう前には行けない

分かってるけど

だけど
だから

進むコトが出来ない
11/16 17:56

名:クルミンシタ
男性
Usutino snap
Usutino snapは
いつも 人の字で

足跡は
汗をぬぐった
砂の色

筆跡は
風がさわった
頬の色

今日もまた
砂漠の道路を
かけぬける

たずねれば
顔も見せずに
わき腹で

息を弾ませ
2度叱る

青い風
吹きっさらしの
海の風
 
11/16 17:45
HP

名:依華 籠。
女性
「謄本」
否応無く
嘘を与えられた
其れを餌に
育った僕の鍵

足を地に植え
手は錠を鳴らす

精一杯の救済は
感情に惑わぬ
事実だけの証明
11/16 17:02

名:涙歌
女性
『消去』
雨上がりの空に

僕の心を見せてみて

その時、雨が
降り注ぐなら
僕の心は洗われる

今の僕の心は
少し濁っている様で
嫉妬と憎しみ
日々独占する

嫉妬と憎しみを抱える僕の心はいつも
重たくて足を引きずりながらしか歩けやしない

もうこれ以上苦しみたくはない
君という存在を
どうか空よ…
僕の記憶から消し去ってはくれないか…?
こんなにも君を愛してし止まないのなら
いっそ…この腕を切り落とそうか?
僕の存在は君の記憶の中からは完全に消え去ったのだから…
11/16 14:26
HP

名:ナカムラ
包帯
巻いときゃ安心なら、
そうしとけ。
巻かなきゃ不安なら、
そうすりゃ良いさ。
自分を傷つけて安心なら、
幾らでも。

ただ、覚えとけ。

君の白い包帯は、
僕を不安にさせるんだ。
君の塞がらない傷は、
僕を不安にさせるんだ。

人は孤独じゃないから、
そうして僕は君を思ったり
君を愛していたりする。

それでも不安なら、
どうぞお好きに。

君の心に巻き付いた、
白い包帯を、

必死に解こうとした、
愚かな男を、

僕を。


覚えていてくれなんて、
もう言わないから。


どうぞ君の世界で幸せに。


僕は、無力だ。
11/16 12:34

名:依華 籠。
女性
「格言」
柚子に登り
濡れてしまえば
世渡りを許し
理屈に散る雪

嗤い蔑んでも
所詮露は厭えず
11/16 11:23

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