Ψ 言霊の宿木 Ψ

過去ログ1744 2007/3/21 13:15

灯詩K
《祝春の詩》
花、芽吹き 果実、薫らせ
神聖の想い、画き遺す

幾千の思想、未来(あす)
夢心地‥翼に托し

分子の劍、双子の瞳光(まなざし)
我を掬わん、我を誘わん

いざ詞(ことば)すら昇華させたなら、漲らんや、潤んや!!
この正義(こころ)、この生命(たましい)、祝う福音の声弾(おとだま)よ…。。。


3/21 13:15

塔[ン
リアリティ.
           
ある雨上がりの町
教会を訪ねた
告解室はトイレの広さ
磨き込まれた深い木目

小さな窓が開き
穏やかな声が言った
“話してごらんなさい”
大人しいサラリーマンのような声

"何故あなた達は
ただ祈る事ができないのですか
何故お題目や
偶像が必要なのですか"

気配の微笑
仕様の無い人だねと
真綿の優しさで
その声は答えた

“私達はただ信じ
 愛するだけです”

真綿で首を絞められた後
華やかな祭壇の
ディスプレイを眺めた
それが何から作られたのかは
思わない方がいい

三月真昼リアリティ
これ以上のデータは不要
全てはFREE WILL
これ以上はもういらない


空が晴れていなければ

意識を捨てていた。
           
3/21 4:08

当ウ銘
FULL VOLUME!!!!!
とりあえず

力いっぱい生きてみろ

絶望や死を考えるのは

その後で十分だ
3/21 3:38

当ウ銘
S.L.E.F
詠う 詠う
枯れた大地に
遍く降り注ぐ
雨粒の様に

詠う 詠う
鉛色の岩盤を
静かに穿つ
樹の根の様に

詠う 詠う
その身も魂も
刹那に灰塵と化す
火焔の様に

詠う 詠う
優しく頬を撫で
空から暗雲を剥がす
一迅の風の様に

そうして綴られた
言霊の鎖を
纏っては引き摺りながら
詩人達は今日も詠う

過ぎ去った思い出を
未だ見ぬ未来を
3/21 3:21

当ウ銘
RUNNER
俺達は走る
端から行き着く先が
行き止まりだと知っていても
たとえその行為に
意味なんて無いとしても

俺達は走る
日が昇り闇に沈むその瞬間まで
前だけを睨み付けて
ただ走る
精一杯走る

俺達は走る

俺達は走る
3/21 3:02

塔Rマ
シガーベイビィ
酷く煙草の似合う女だった。

曇り空を窓越しに睨みつけては
しゃがれた細い声で
非現実ばかりを口ずさんだ。
痩せた乱れ髪をかきあげる度に
窓に映る黒目がちな瞳は
懐かない仔猫のそれと同じく
何かに飢えているように見えた。

灰色の追憶を身に纏って
僕の日常を奪い去って逝った彼女は
酷く煙草の似合う女だった。

*****

White reply
http://x.z-z.jp/?blumenerde

*****
3/21 0:42
HP

17451743

掲示板に戻る