╋ 蒼過ぎる水溜り ╋

過去ログ223 2004/12/11 18:43

名:水無月朱音
ネジ巻きの兵隊
伸びきっちゃって動けない
僕はネジ巻きの兵隊
伝えたいことが話せない
僕はネジ巻きの兵隊

いつの間にか何かの為に生きていたけど
目標見失った
巻いてくれ巻いてくれ
自分の意志が見つからない
僕はネジ巻きの兵隊

いつの間にか止まっちゃった 生きていたいけど
目標見失った
巻かなくちゃ巻かなくちゃ

動けないのはネジのせい
僕はネジ巻きの兵隊
12/11 18:43

名:ナカムラ
視界の限界に空を映して
燃える山々の尾根が
箱庭の如く僕を囲み
道端に植えられた椿が
枯れた景色に色を添えた
セピアの木々から覗く参道
腰の折れた老女が不自由そうな足を引き摺って歩く
何を祈りに行くのか
一段、また一段、長い階段を山門へと上って行く
辛そうに、けれど真摯に
僕は堪らず駆け寄った
手を−−手を貸しましょうか
老女は皺くちゃの顔をにっこりと歪ませた
ありがとうねえ
けど俺ぁこれから神さんにお願いしぃに行くの
俺ぁのお願いだからねえ
てめえの足さんで踏張って歩かなぁねえ
ありがとうねえ
そうしてまた一段、上った
小さい背中が少しずつ遠ざかってやがて山門に消えた


俺ぁのお願いだからねえ
てめえの足さんで踏張って歩かなぁねえ−−−


僕はちゃんと歩けているのだろうか
踏張って前を向いて
生きているのだろうか


空を仰いだ
くすんだ空が視界に広がる
答なんて何処にも無いのだろう
この視界の限界に空を映しても


青が広がるだけのように
12/11 11:47

名:キーつつき
男性
忍ぶ
おどけて見せる寂しさよ
覗いて見ては成りません
詮索しては成りません
一人涙流せば甘きもの
12/11 9:39
HP

名:キーつつき
男性
磨き
我が感受性
病で磨いた感受性
痛みで磨いた感受性
詩作のスランプ無くなった
信仰のスランプ無くなった
12/11 9:17
HP

名:キーつつき
男性
自己満足
読みての感情掻き立てて
眠れる詩心掻き起こし
一言なりと連鎖を生めば
我が満足の極地也
12/11 9:06
HP

名:ソラカガミウミ
女性
春樹は夏美に恋をした
春樹は夏美に恋をした
文を書く為に言葉を探している最中

夏美は孝秋に一目惚れ
夏美は声をかけられずすれ違って去ってゆく
孝秋は高値の華の冬香を追いかけていたのだがとうとう嫌われたとさ

冬香は幼い頃の初恋相手が忘れられない
彼の名は 春樹といったか

うまくいかないものだな

君を追いかけてぐるぐるぐるぐる
懲りずに 春樹はまた恋をする
12/11 3:32

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